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桜問題提起スレッド
禅や精神世界の小話を纏めます。
投稿者:miyazakiさん投稿日時: 2022/05/28(土) 23:57:41

 ちょっと振り返ったらここに投稿させて頂いて10年以上経ってました。

 そこで小話を読み易く少しずつ纏めていこうと思います。


    ある禅師が臨終を迎えようとしていた。他国で修行させていた弟子が最近大悟したとの

知らせがあり禅師はこの弟子を枕元へ呼び寄せた。

禅師「じつはのう、お前に伝えていない禅の奥義がまだもうひとつあってな。それが

これに書いてあるのじゃ」と弟子に封書を手渡した。すると弟子は

「何を馬鹿な、あなたは気でも狂ったのですか?」と一瞥もせずそれをそばにあった

火鉢の中に置いた。メラメラと炎が立ち昇りすぐに灰になった。

それを見た禅師は「でかした」と言うとにっこり笑って息を引き取った。


      
                   ●

  
85 miyazakiさん 2023/03/18(土) 08:47:40
     
               愛国NHK 教養講座

             真理について(国会中継の途中ですが)

 真理が十全な姿で その多層的な意味において語られるときは

 必ず対立し矛盾し合う言明が為されねばならないことになる

 マハヴィーラのサヤタヴァダ論とは 対立する観点のバランスを

 取ろうとする試みに他ならない

 最初の文章でどんな事が言われたにせよ 二番目の文章では その反対の

 言明が為されなければならない こうすることで、そうしなければ

 言い表されないままになってしまうその対極も中に含まれ熟慮されることになる
 
 対極を排除したままで置けば その真理は不完全なままでいなければならない

 ということは明晰で曖昧でなく見える真理は全て、本当は半面の真理ということだ


     つづく



 
86 miyazakiさん 2023/03/18(土) 09:04:31

 矛盾性は 真理に本来内在するものであり それが真理の美であり また

 真理の複雑さでもある だが真理の〈力〉は対極を中に含んでいるそのことの

 中にある

 面白いことに 偽りの物事は対極を包含し得ない

 偽りのものは真理の片一方でしか存在できないが片や真理は その中に

 自身の対極を呑み込んでいる

 偽りがあまり曖昧でないのは その為だ 偽りは明晰なものだ




 
87 miyazakiさん 2023/03/18(土) 19:19:55

     ある禅師 キリストをかたりて

 
  人々は非常時にしか変容しない

  だからキリストは世界は終末を迎えていると言わねばならなかった

  キリストは大衆のために非常時の雰囲気を作り出していたのだ

  彼の言葉を理解したものは変容した しかし大部分の人はそうではなかった

  2000年経ってキリストは間違えたのだろうと思う聖職者もいた

  世界は滅んでいないからだ 

  だがキリストは非常時を唱えなければならなかった

  人々が変容するのは その時だけだと知っていたのだ




  
88 miyazakiさん 2023/03/21(火) 22:51:24
                自由について(預言者より抜粋)


  私は見たことがあります 

  あなたがたが言う自由の前にあなたがたが ひれ伏しているのを

  まるで奴隷がその身を裂かれてもなお 暴君を称えてやまないように

  神殿の森 城塞の陰で 一番自由であるはずの者が その所謂自由を

  軛(くびき)か足枷(あしかせ)のように身に纏っているのを

  
  私の心は痛み 血を流します 

  なぜなら自由になれるのは 自由を求めるその心さえ鎧(よろい)だと感じ

  自由を究極の目標として語るのを止めるときだけ

  本当に自由になれるのは 日々の労苦 夜々の窮乏 悲歌が消えるときでなく

  むしろ生きているあなたがたがをそれらが取り巻いていても

  自由で縛られず またそれらを超えて起っているとき

  自由であろうとして払い落とそうとしているもの

  それはあなた方自身の一片ではありませんか

  
89 miyazakiさん 2023/03/21(火) 23:01:17

 暴君を廃絶したいというなら 先ず見てください

 あなた方の中に据えられてきた暴君の玉座が砕かれたか否かを

 なぜなら如何なる専制君主と言えども 自由な者 誇り高い者たちを

 どのようにして支配できましょうか その専制が彼ら自身の自由に

 その汚辱が彼ら自身の誇りに及んでいないならば


90 miyazakiさん 2023/03/25(土) 18:01:22
  
         ユダヤ神秘主義・ハシディズムより

        本当に生きたければ 死ぬ用意をすることだ


  全ては源泉に帰る 帰らなければならない

  生は源泉の忘却 死はその想起 生は源泉からの離脱 死は源泉への回帰

  死は醜いものではない 死は美しい しかし美しいのは全身全霊で生きた人だけ

  生きることを恐れなかった人 美しく生きた者 よく愛した人 よく踊った人

  よく戦った人 全存在を祝うに至った人だけだ

  生がどんなものであるにせよ 死はそれを曝けだす 死は見事に暴露する

  幸せに生きてきたなら死はそれを露にする

  今だけ 金だけ 自分だけ、とばかりに肉体的な慰めや喜びに生きていれば

  死は当然 非常に不快で嫌なものになる なぜなら肉体から去らねばならないのだから

  

91 miyazakiさん 2023/03/26(日) 01:20:30
           ハシディズムと神道の相似点

 極めて自己中心的な宗教がたくさんある 自分のことだけ考えて

 共同体のことなど少しも考えない どうしたら「私」は解放されるか

 自由になれるか 解脱に達するのか、、こうした宗教は自我を落とそうとするが

 落とそうとするその努力がかえって自我を強めてしまう

 ハシディズムは 自我を落とすなら共同体の中で人々と一緒に生きることが

 最良の方法だと言う 人々と関わり 人々の喜び、悲しみ 人々の生 人々の死と共に

 生きることだと 宗教的には、自我に自由はない 自我からの自由があるだけだと

 ハシディズムは共同の生を方便として用いる

 助け合って種をまく春の祭りがあって 夏 嵐との荒ぶる祭りがあって

 黄金色の豊穣 秋祭り  食べたり飲んだりするような細やかなことを神聖にする

 生のありきたりのものが神聖な恩寵で満たされる




 

 

 

 

 
92 miyazakiさん 2023/03/29(水) 19:19:49

            ある禅師かたりて

               狂信者について

   ○○の神を信じると声高に叫ぶことはできても

   その叫びは何ものも証明しない それが証明するものは

   ただひとつで あなたは神を疑っているということだ

   疑いだけが声を大きくする 自分の中に疑いを持つものしか

   狂信的にはなれない 共産主義もそうで狂信的な共産主義教徒は

   共産主義が正しいと心から信頼できない人だ

   狂信 それは攻撃的にならざるを得ない 他人に何かを証明するためでなく

   自分に対して自分の信仰が本物であると証明するためだ

   本当に宗教を知った人は少しも狂信的ではなくなる

   柔らかく とても敏感で繊細になる 攻撃的でなく慈悲深い人になる

   その上 知ったが故に、他人のことも極めてよくわかるようになる

   正反対の考えを持つ人のことでさえ理解し得る





                      ●






   
   

   
93 miyazakiさん 2023/04/15(土) 23:50:33

              市場(大御宝)

 大地の恵みを交換してこそ あなた方は満たされます

 交換は 愛と優しい正義によらなければ ある者を貪欲に誘い

 ある者を飢えに導くのです

 海と田畑の働き手が市場で 織屋 陶工と出逢うとき神々に祈りなさい

 秤と勘定書を清めてくださるように 値うちに相応しく秤ることができるように

 また歌い手 踊り子 笛吹が来たなら その才能を買いなさい

 彼らも果実と香料の集め人 持って来るものは夢でできていても

 それは魂の衣と糧なのです

 そして市場を去る前に確かめなさい 空(から)の手で帰る者はいないかと

 なぜなら一番小さい者の需要が満たされないうちは

 神々は心静かに風の上で眠れないからです




94 miyazakiさん 2023/04/19(水) 21:14:03
               

                   大御宝と道



 あなたがたのうちの《神なるもの》はあたかも大海のよう

 いつまでも汚れることがありません

 それはまた大気のよう 翼あるものを浮かび上がらせます

 それはまた あたかも太陽のよう

 もぐらの道を知らず 蛇の穴をさがそうともしない

 しかしあなたがたのうちには《神なるもの》だけが住んでいるのではありません

 うちにある多くのものは まだ人間そのもの そしてまた多くのものは

 まだ人間ではなく 輪郭のない小さな生きものとして霧のなかを歩いている

 まどろみながら 目覚めのときを求めて

 あなたがたは皆一緒に まるで行進のように《神なるもの》に向かって

 歩んで行きます

 あなたがたは道です そしてまた道行く者です







 

 
95 miyazakiさん 2023/04/29(土) 20:49:28

 サディズム等の倒錯はどこからやって来るのか?

 おそらくそれらはとてもとても深い(集合無意識)と呼ばれるところからだ

 子宮のなかで人間は何十億年もの生物の過程を約十カ月で通り抜ける

 胎児にはエラがあり我々が魚だった頃の名残であろうと言われている

 我々の普通の意識 合理化したり論理的だったりする意識はとても小さいものだ

 その後ろには フロイトの偉大な発見 無意識のマインドがあり

 それは普通の意識の九倍の大きさで我々の全ての本能を包含している

 身体の機能 うちなるメカニズム 感情やフィーリング ロジックを除いて

 人間の全てがある そしてそこは深い暗闇の次元 さらにその奥には集合無意識がある

 それは過去の全てを包含する かつて我々はサメ 狼

 蛇 一本の樹木だったことがあるのだ

 八千四百万回の生を繰り返すという東洋の考え方は意義深い

 数字は正確ではないかも知れないが あなたが人間になる前に八千四百万回の

 誕生があり その全ての誕生と経験が集合無意識の中にある

 それは殆ど原始からの全歴史になってしまう

 それはユングの功績だ 彼は集合無意識という概念を用い心理学の世界に紹介した

     つづく


 
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97 miyazakiさん 2023/04/30(日) 07:14:20
  

 何百万 何千万という生の集合無意識がある あらゆる種類の経験が蓄積されている


 仏教ではこれをアーラヤ ヴィジュニャーナ(阿頼耶識 あらやしき)と呼ぶ

 それは無限だ

 さてサディズムは一方的に相手に苦痛を与え流血させ快感を得るが

 苛めやSNSで精神的に相手を傷つけ死に至らしめても構わないというのも

 サディズムの発露ではないかと言われている


 例えばサメの狂乱索餌 集団が狂乱状態になりながら獲物を襲うとき

 多量の血が流れ 獲物が騒音をたてている(特に苦悶時)

 サメにとっては飢えからの解放 至福の瞬間であり苦悶や悲鳴はそれを彩るものかも知れない

 この記憶が集合無意識にある そして希に少数の人に浮上してくる 

 通路を持っている人 これは変種の通路だ 指が六本ある人が生まれたりするように

 例外 奇形だ 自分の快楽の為に人を傷つけるのは犯罪 そして治療の必要な犯罪である


98 miyazakiさん 2023/05/02(火) 18:04:04
           ある禅師かたりて  薔薇と蓮華

   対等性は類似性を必要としない 薔薇と蓮は同じように

   太陽の光を浴びる権利を持ち 雨を浴びる権利 風にそよぐ権利を持つ

   だが これらを同じところに植えなければならないというのはおかしい

   男と女は違うからこそ世界は豊かなのだ

   交響曲で ヴァイオリンとオーボエが常に同じ旋律を奏でなければならないとなったら

   音楽は死んでしまうに違いない




    

   
99 miyazakiさん 2023/05/03(水) 21:26:21

                賢明なる大司教

 ある鉱山採掘地域の小さなカソリックの教区に管理視察の目的で大司教が来た

 教会に集まった大勢の人々 そこに一人の思春期の少女がいて

 大司教は彼女に質問した 「結婚とは何かね?」 彼女は答えた

 「それは、そこに入っていく人たちが より明るく良い未来を自らに用意するために

  しばらくの間 耐えることを強いられる とても苦しい状態のことです」

  地域担当牧師は彼女に反論した

  「違う 違う それは煉獄の定義ではないか」

  すると大司教が言った

  「彼女の意見を尊重したまえ それは正しいかも知れないのだぞ

   私やあなたが結婚について何を知っているというのだ」





  

 
100 miyazakiさん 2023/05/03(水) 22:33:39
        ある禅師かたりて・ サディズムについておまけ

         臨済は杏山に言った 「この畜生め!」

   これは非難ではなく事実について言っている

   禅では人間の心は億千万年の動物の遺産でしかなく釈迦・仏陀・禅師・たちは

   そこを超えた




                     ●



  

  
101 miyazakiさん 2023/05/04(木) 21:07:09
            ハキーム・サナイ 宮廷詩人

  人とその合理性は その庭で最近熟した果実にすぎない

  神の本質について語ることは何であれ 

  あなたの深みから外れている

  盲者が自分の母の姿を描写するが如く











102 miyazakiさん 2023/05/04(木) 22:04:32

           埼玉の左官屋の爺さん語りて

 昭和三十年ごろのことさ どういうわけか小学校で苛められてな

 相手は一人なんだが年上で腕力もあって太刀打ちできなくて

 そんで来る日も来る日も苛められて もう辛くて悲しくて子供だったけど

 橋から飛び降りて死ぬことまで考えた

 追い詰められた俺は ある日とても早起きして 母ちゃんに風呂敷を頼んだ

 「ずいぶん今朝は早く学校にいくんだね 風呂敷?」 

 母ちゃんは俺の顔を見て何か悟ったらしく黙って風呂敷を出してくれた

 俺は仇の通学路に先回りして木の上に昇ってヤツが来るのを待った

 そしてヤツがやって来て下を通り抜ける瞬間 大きな石を入れた風呂敷を落とした

 頭すれすれにドスン!と 

 ヤツは無表情に俺を見上げて 俺と目と目があった 何秒間か無言で見つめあった

 それから何事もなかったかのように歩き出して 行ってしまった

 そんでそれを境に ヤツは二度と俺に手を出さなかった

 こんなジジイになっても 俺は卑怯だったのか そうでもないのかはわからねえ

 だが あれしかなかった あれしかなかったと今でも思ってる





 
103 miyazakiさん 2023/05/14(日) 19:16:52
         ある禅師かたりて 二種類の愛

 C・S・ルイスは愛を 必要の愛 贈る愛 この二つに分けた

 アブラハム・マズローも 欠乏の愛 存在の愛 に分けた

 その定義は意義深い 理解されなくてはならない

 

 必要の愛または欠乏の愛は 他人に依存する未熟な愛、と言うかそれは真の愛ではない

 子供は産まれ母親に依存する 母親への愛は欠乏の愛だ 母親なしでは生きられない

 母親を愛するのは母親が命の綱だからであり実際には愛はない

 子供はどんな女性でも愛する それが自分を守ってくれるなら 必要を満たしてくれるなら

 母親は子供が食べる食物のひとつだ 母乳ばかりではない 愛も それもまた必要物だ


さて 多くの人類が一生を通じて幼稚なまま 成長しない 年は取るものの

 マインドの上では成長しない その精神は幼稚で未熟だ 常に愛を必要としていて

 食べ物のように愛を渇望している


              つづく



 

 
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106 miyazakiさん 2023/05/15(月) 20:34:25


 必要とするより 愛し始める瞬間に人は成熟する 溢れだし分かち合う

 その強調するところは完全に異なる 最初その強調はどうやって獲得するかにある

 次にその強調は いかに与えるかにある いかにより良いものを 無条件に

 これがやがて人に訪れる成長、成熟だ 成熟した人だけが与えることができる

 成熟した人だけに 贈る愛 存在の愛がある

 若き特攻兵士の中には 一瞬にして成熟した人がいただろう

 「自分は十分愛された もういい 今から自分が愛する番だ 焼かれる祖国 同胞を前に

  自分はどうなってもいい 命を捨てても愛する番だ」

  

 そのとき愛は依存ではない 相手がいなくても愛に在ることが可能だ

 そのとき愛は関係性ではなく状態だ

 

 深い森のなかで評価する者も無く花が咲くとどうなる?

 薫りを知るものもなく 美しいと評価する者も無く 喜びを分かつ者も無いとしたら

 花は死ぬだろうか? 苦しむだろうか? 狼狽えるだろうか? 自殺するだろうか?

 いいや 花は咲き続ける ただ咲き続ける 何も変わらない 人がいようといまいと

 花は大気にその芳香を放ち続け 神に、全体なるものに その喜びを捧げ続ける

 

 
 
107 miyazakiさん 2023/05/16(火) 20:23:21
 二人の成熟した人間が愛に在るとき 生における偉大な矛盾のひとつが起こる

 最も美しい現象のひとつ

 彼らは共に在り、それでもなお 途方もなくひとりだ 

 彼らは正に共に在るので ほとんどひとつだ しかしそのひとつであることは

 彼らの個性を破壊しない 実のところ それは個性を高める 彼らはより個性的になる

 (これは日本人にとって何かを思い起こさせるだろう)

 自由とともに愛が流れるとき そこには美がある

 依存とともに愛が流れるとき そこには醜さがある

 心に留めておきなさい 自由は愛より価値がある だからこそインドでは

 究極が〈モクシャ)と呼ばれる それは自由を意味する

 もし愛が自由を破壊していれば それに価値はない

 




                     



 
108 miyazakiさん 2023/05/28(日) 01:04:20

               ムハンマドのお話

 ムハンマドが朝の祈りを捧げに 一人の若者と共にモスクへ向かった

 若者は初めてモスクで祈りを捧げるという経験をした

 その帰り道 夏の朝で人々はまだ眠りから覚めていなかった

 彼は言った「ムハンマド 未だに眠っているこの愚かな罪人たちを

 どう思われますか? 今は祈りを捧げる時間だというのに」

 ムハンマドは空に向かってこう言った

 「私は神に謝らなければならない もう一度モスクへ戻るが

 あなたには着いてこないで欲しい 連れてきたのは間違いだった 

 あなたも眠っていたほうがよかった 少なくともこのエゴを持つことはなかっただろう

 今 祈りを一回捧げただけで あなたは聖者になり これらの人々は罪人というになった

 あなたを連れて来てしまったために私自身の祈りは台無しになった

 どうか二度と来ないで欲しい 」

 ムハンマドはモスクに戻り祈った 神の許しを乞うために

 彼は泣いていた 涙が頬をつたっていた





                    ●




 

 
109 miyazakiさん 2023/06/03(土) 00:27:46
             愛国NHK 世界の逸話

               それもお前の力

  幼い子供が庭で遊んでいた 側には父親がいた その子は大きな石を抱えようと

  一生懸命やってみたが石が大きすぎてだめだった 汗だくのまま諦めた

  すると父親は「お前は力を出しきっていないよ」と子供に告げた

  「そんなことないよ ボクは一生懸命やった でも石が大きすぎて

   どうしてもだめなんだ」と子供が反論すると 

 「いいや お前は父さんに助けを求めなかったね 助けを求めることも

 お前の力なんだよ 父さんがここにいるのに助けも助言も求めなかった

 だからお前は自分の力を出しきってはいないんだ」






  

   
110 miyazakiさん 2023/06/03(土) 01:20:22
           ユダヤ神秘主義 ハシディズムより

 理解すべきことは 無上の喜びが舞い降りて来るのを待ち望んではいけないと言うことだ

 そんなことは決して起こらない

 無上の喜びとは あなたの実存に蓄積された小さな喜びに過ぎない

小さな喜びの総和が無上の喜びなのだ

一服のお茶を飲むことを楽しむ 食べ物を食べることを楽しむ

温かな湯に入ることを楽しむ 美しい朝と歩くことを楽しむ

祝福するのに他に何が要る? 夜空いっぱいにきらめく星たち 祈るのに 他に何が要る?

東の方角から昇ってくる太陽、、、 頭(こうべ)を垂れるのに他に何が要る?

無数の棘の間から顔を出し蕾を開かせる薔薇の花

か弱く壊れやすく それでいて風や雨や雷に立ち向かう薔薇の花

その勇気を見るがいい 信頼を理解するのに他に何が要る?

神に至るこうした隙間を見失ったとき 技法が必要になる

瞑想とか座禅とか呼ばれるものもそのひとつだ











  
111 miyazakiさん 2023/06/18(日) 19:58:41
             インドの賢者 キリストを語る

 キリスト教には多くの欠けているものがある キリストが何を修行し

 どのように瞑想したかなどは知られていない

 おそらく彼の言葉を記録した弟子たちは無知だった 十二人の使徒も

 半分が漁師 大工という具合だ 

 さて、丘の上で四十日の沈黙の後 キリストは宗教よりも

 社会的 そして政治的なものに関わるようになった

 これは彼の周りの人々が完全に非哲学的だったからだろう 

 ユダヤ人はとても唯物的だ イエスが生きていた時代から唯物的であったし

 それは今も変わらない 彼らにとって別の世界など無意味だ

 たとえ別の世界の話をしても この世の延長としてのあの世だ

 彼らの思考は私たちとは違っている

 
                   つづく

112 miyazakiさん 2023/06/18(日) 20:09:33

 だから物質的科学に関する限りユダヤ人の貢献は多大なものがある

 偶然ではない 唯物観という点で、全世界を形作った最も責任ある人物は

 ユダヤ人カール・マルクスだ

 マルクス  フロイト  アインシュタイン この三人のユダヤ人は

 20世紀を作り上げた人々だ この三人が全世界を作った!

 なぜそう言えるのか? それはユダヤ的概念に影響を受けなかった人は

  現代の世界には一人もいないからだ



113 miyazakiさん 2023/06/18(日) 20:36:50

 彼らは不思議な民族だ 他の民族とは違う外観をしている

 だから世界中どこへ行っても くつろげなかった くつろげるはずもない

 なぜなら彼らは違う種類の思考形態を持っているからだ

 ユダヤ人を見抜くのは常に困難だ 彼らにはある種の閉鎖性 ある種の自己防御性がある

 自分達の国家を持たない時間が長く続いたため彼らは守りを強める民族になってしまった

 
 ユダヤ人に関して基本的なことは 彼らはまず物質について考えるということだ

 神でさえ この物質的世界の一部であるかのようだ

 だから彼らはキリストを理解できなかった

 例えば 誰かに正当な理由もなく殴られたら 仕返ししろ それも2倍の力で

 とユダヤ人は言う キリストは右を叩かれたら左も差し出しなさいと言う

 これはかなり仏教の態度に近い ユダヤ人にはそんな伝統は無かったし過去との

 繋がりもない ユダヤ人からすればナンセンスだった


 
114 miyazakiさん 2023/06/19(月) 23:10:52


             ある禅師かたりて

 二人の人間が恋に落ちたならば  その愛はすぐさま友情になり始めなければ 

 まもなく別離が現れる 愛から友情が成長すべきであり、さもなくば敵意が育つ

 愛は肥沃だ 美しい花の種を蒔かなければ 雑草が生い茂る

 愛は熱いエネルギーだ だからこそ憎悪は熱い 

 そして愛は憎悪よりも下に落ちることもある 愛から最もかけ離れたもの 無関心だ





 

 

 


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116 miyazakiさん 2023/06/22(木) 22:28:12
            
                  和魂と荒魂

   木陰に座り 目の前に開けた田畑と草原を眺めながら

   平和と静寂を味わうとき、あなたの心に 沈黙のうちに言わせなさい

         「神、理性のうちに休らいたもう」と

   嵐が吹き 烈風が森を揺るがし 雷鳴と稲妻が天空の威厳を告げるとき

   あなたの心に 畏怖のうちに言わせなさい

         「神、情熱のなかに動きたもう」と

   あなたがたが神の息吹きの一息 神の森の一葉であれば あなたがたもまた

   理性のうちに休らい 情熱のなかに動かざるを得ないのです





117 miyazakiさん 2023/06/25(日) 22:55:18

  仏教には 「全ては過程として在る」という言葉がある

 仏教の国 ビルマやタイで聖書を翻訳しようとした宣教師たちは当惑した

 神に相当する言葉が見つからないのだ

 例えば 河を河となっている 男を男となっている と言うのは問題ない

 しかし神の場合は「在る」だ 神に成り行きなどないはずだ

 ところが実際 ビルマ語では言葉は全て動詞だ どの言葉も成ることを表す

 キリスト教徒には神を 成り行き 過程として呼ぶことは非常に難しかった

 神は永遠に変わらない 神には何も起こらない 変わることがない、、、

 これに対して仏教徒は言う 何も起こらなければ神は死んでいると

 生は物事が発生するところだ 生は発生していると



 現世の現実なら「これは椅子だ」と言っていい あまり気を揉む必要はない

 「これは椅子ーしている」  「これは森ーしている」 「これは人間ーしている」

  全てに対してこう言うのは表現上困難を来す しかし究極の真理については

 とても油断なく在るべきだ  少なくともその点に於いては油断してはいけない




                    ●






 

 

 
118 miyazakiさん 2023/07/10(月) 22:39:14
                大御宝と美

  どのように美が見出だせましょう 美、自らが道となってあなたを導かないなら

  また どのように美について語れましょう 美、自らが あなたの言葉を

  織りなしてくれないなら

  
  虐げにあった人 傷ついた人は言う

  「美は暖かく穏やか 自分の誉れをはにかむ若い母親のように 私たちのあいだを歩む」

  情熱家は言う

  「否 美は力あり恐るべきもの 嵐のように足元の大地 頭上の天を揺るがす」

  疲れた人 弱い人は言う

  「美は甘いささやき 私たちの精神のなかで語っている その声は沈黙に応える

   陰の前で不安げに震えるやわらかな光のように」

  しかしまた休息を知らぬ人は言う

  「私は聞いた 美が山々で叫ぶのを それと共に蹄の響き 鳥の羽ばたき

   獅子の咆哮を」

  
119 miyazakiさん 2023/07/10(月) 23:15:14
  夜には 防人たちが言う   「美は曙と共に東から昇る」

  昼には 働く人 旅する人が言う

 「私たちはみた 美が夕暮れの窓々から大地の彼方へ沈んで行くのを」

 冬には 雪に閉ざされた人が言う

 「美は春とともに 丘を跳び跳ねて来る」

 夏の暑さには 収穫する人が言う

 「私たちは見た 美が秋の紅葉と戯れているのを そしてその髪に雪の舞い降りるのを」

 美についてあなたがたは このように語っています しかし実は

 あなたがたが語ったのは美についてではありません ただ満たしきれない需め(もとめ)に

 ついて語っただけ それに美とは需めではなく恍惚

 美は燃える心 魅せられた魂 見たいイメージでも聞きたい歌でもない

 美はむしろ 目を閉じても見えてくるイメージ 耳を塞いでも聞こえてくる歌

 美は生命 被いをとって聖なる素顔を見せた生命

 だが実に、あなたがたは生命 そしてまた生命の被いなのです

 美は永遠 鏡のなかの自分を見つめる永遠 

 だが実に あなたがたは永遠 そしてまたその鏡なのです











 
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121 miyazakiさん 2023/07/20(木) 22:29:12

            ある指導者との別れのとき(預言者より抜粋)

  皆さん 風が私に命じています 今あなた方とお別れすることを

  風ほどには私の心は急いてはいません しかし行かなければなりません

  大地が微睡んでいるあいだにも私たちは旅して行くのです

  私たちは不屈な植物の種 風に乗せられ散らされるのも

  心の成熟と充満があってのこと

  あなたがたの中で私の日々は短く 語った言葉はさらに短い

  しかし私の声があなたがたの耳から遠のき

  私の愛があなたがたの記憶から消えるそのとき 

  私はまたやって来ます そしてさらに豊かな心と さらに精神に従う唇を持って

  私は語りたい 然り 私は潮に乗って戻って来ます

  たとえ死が私を隠し 大いなる沈黙が私を包んでも

  私は再びあなたがたの理解を探し求めます

  
  

122 miyazakiさん 2023/07/24(月) 23:07:46
                大御宝

     ただ肉体のうちにいのちを探し求めるものだけが墓を恐れます

     この地に墓はありません

     この山々と平野は揺りかごと踏み石

     先祖を葬った野を通るとき よく御覧なさい

     あなたがた自身とあなたがたの子供たちが 手を取り合って踊るのが見えます

     まことにあなたがたは しばしば、それと知らずに楽しんでいるのです







123 miyazakiさん 2023/08/12(土) 00:42:06

            ある禅師語りて

     真の沈黙が在るときにはいつでも真理が花開く

     真理とは沈黙が花開くことだ






                     ●







 
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125 miyazakiさん 2023/09/03(日) 00:32:58
          
           ある禅師がびっくりしましたとさ

 ある禅師いわく 昔インドの賢者を訪ねたら彼が弟子に説法してたのだが

 それが 生とは女のようなものだと教えていたのじゃよ

 わしは驚いて その説法を横から聞いたわけなんじゃが それは

 
 自分は女を理解していると思っている男は愚かで知ったかぶりだ

 また女を理解している振りをする男はいかがわしい 偽の師のようだ

 そして女を理解したいという男はもの悲しさを滲ませるだけだ

 いっぽう 理解してると言わない男 理解している振りをしない男

 理解しようとさえしない男は 女を理解しているのだ



                 (´ー`)y-~~



126 miyazakiさん 2023/09/16(土) 23:34:29

            ある禅師語りて  老子の逆説の如し

 大きな寺院へ行けば僧侶たちの寝ながら歩いている様子が見れる

 まるでロボットのように知性のいらない単調な生を造り出すことはできる

 そして知性がいらないと人は鈍くなる 鈍くなると当然 ある種の平穏と沈黙を感じ出す

 だが偽物だ 本当の沈黙は  とても生き生きと脈打っている 活動的で

 エネルギーがある 知的で 覚めていて 情熱がある

 仏陀に近づけば仏陀も静かだがそれは 知性があるから 気づきがあるからだ

 沈黙を強いているからではなく 如何なる意味でもかき乱されるのは無意味だと

 悟ったから 悩んだり緊張したりするのは無意味だと悟ったからだ

 その沈黙は理解に 溢れるほどの理解に基づいている




                   (´ー`)y-~~



 
127 miyazakiさん 2023/09/17(日) 00:10:38

             真剣に道行くものたちへ


 全身全霊を傾けなければ 本物は手には入らない だが覚えておきなさい

 努力すれば本物が手に入ると言っているのではない そこには逆説がある

 あなたは一所懸命 情熱的に 精一杯やらねばならない しかしそれだけでは

 事は起こらない 恩寵によって事は起こる それがハシディズムのメッセージだ

 全身全霊でなければ、一所懸命でなければ起こらないのは確かだ

 事が起こるのは必死に努力したときに限られる だがそれは起きる条件を

 整えるに過ぎないものであって 原因と結果のようなものではない

 なぜか日本の諺に これに近いものがある



                      ●


128 miyazakiさん 2023/09/18(月) 02:31:00
        ある禅師語りて  釈迦はリアリスト

 

      釈迦は弟子たちにこう言ったという

 街の通りで往き来する全ての人々を見るがいい 人々は狡猾で騙すのがうまくなっている

 言葉を鵜呑みにしてはならない 言葉を聞くときは その人の顔、目、しぐさ、

 存在から聞き取りなさい 「愛している」と言う者がいる だが目はその言葉を

 あっさり否定しているかも知れない 誰かが微笑みながら握手を求める しかし

 その目はあなたを蔑んでいるかも知れない

 体の言語 身振りの言語 言語の裏にある言語を聞きなさい その意味を聞き取りなさい

 あなたに近づいてくる人を全て意識の実験材料にする そうすればやがて自分も観察でき

 るようになるだろう 自分に対しても同じことをするのだ

 あなたが誰かに「愛しています」と言うとき 言葉ではなく本当に言っていることを

 聞き取るようにするのだ



                     ●





 
129 miyazakiさん 2023/09/18(月) 11:14:35
                釈迦はリアリスト2

  病で子供を亡くした母親が半狂乱で釈迦の元へやって来た

  亡骸を抱きしめて釈迦の前にひざまづいて子供を生き返らせてくださいと頼んだ

  彼は言った 町中のあらゆる家に行って 一度も死人のでたことのない家を

  探し当てるがいい  もしそれを見つけたら 夕方にあなたの子供を生き返らせて

  あげよう


  こうして母親は あらゆる家を尋ねた 全ての家で誰かが亡くなっていた

  親が 兄弟姉妹が 幼い子供が 死の無い家はなかった

  日が暮れて母親は釈迦のところへ戻ってきた 釈迦は彼女に尋ねた

  どうだった 誰かの死によって苦しまなかった人 家族はあっただろうか?

  彼女は応えた 子供を生き返らせて欲しいと願って戻ってきたのではありません

  私は仏門に入るために戻って来たのです 死は現実です 子供は死にました

  私もいつか逝くでしょう あらゆる人が逝くでしょう 

  生と死 それを超えるものへ私を導いてください


  彼女は変容していた






  
130 miyazakiさん 2023/09/22(金) 00:16:16
              釈迦はリアリスト3

 ひとりの盲人が釈迦の処へやって来た 非常に学識豊かで弁論に長けた人物だった

 釈迦に対してこう弁論を始めた 

 光と言うものが存在すると人々は言いますが 私は光は存在しないと断言しましょう

 光が触れれば または味わったり 臭いが嗅げたり 太鼓のように叩けば音がでたり

 すれば存在を認めましょう 私にはこれら四つの感覚がある 人々の言う五番目の

 感覚 視覚などというのは妄想でしょう 目があると言うことを立証してみてください

 どんな証拠がありましょうか?


 釈迦いわく  私は何も言うつもりはない あなたを医者のもとへ送ろう

 あなたの目は治るかも知れない

 盲人の識者は言い張った 私は議論しに来たのです

 釈迦 これが私の論です さあ医者のもとへ行きなさい




 半年後 彼の目は見えるようになり 戻ってくると釈迦の足元へひれ伏した

 あなたの論が効を奏しました

 釈迦は言った あれは論ではなかった 議論していれば私は負けていた

 論じられるのではなく 体験されることだけがあるからだ



               

 

 

 
131 miyazakiさん 2023/09/24(日) 15:29:58


                 アナム ブラフマー

 ヒンズー教徒は言います アナム ブラフマー  食は神なり と

 それゆえ 深い敬意をもって食べ 食べているときは全てを忘れなさい

 なぜなら それは祈りだから それは存在の祈りなのです

 あなたは神聖なる物を食べ 神聖なる物はあなたに滋養を与えようとしています

 深い感謝と愛をもって受け入れるべき贈り物なのです

 日本では 天照大神がニニギノミコトに稲を手渡されました

 瑞穂の国を豊かに 大御宝を飢えと貧困から守るように









132 miyazakiさん 2023/09/29(金) 22:54:55


         キリスト外伝 キリストが殴り込んだ寺院とは

 キリストが鞭を振り回しユダヤ教の寺院から商人を追い出した話は知られている

 ある映画はキリストが鞭を振って商品の怪しげな壺を割ったり怪しげな健康食品の

 陳列をひっくり返し混乱させるシーンをみせる

 だが本当は この寺院の生業は国内を支配するほどの金融業だという説があった

 原始地下政府である 国中が貧困に喘いでいてもここには膨大な金が自動的に

 流れ込んだ キリストが鞭を持って殴り込んだのはユダヤ金融本店だったと

 そして彼らを怒らせ敵に回した





133 miyazakiさん 2023/10/08(日) 22:15:42
            ある禅師語りて 仏像も神話も

 仏像は釈迦の姿を彫ったものではない 神話も歴史ではない

 それは生まれてくる子孫に向けられたものだ

 世に現れては仏性を探究するであろう人々に関するものだ

 これらの像を観照し これらの像に膝まづき これらの像に瞑想するであろう者たち

 彼らに何が起こるかということがテーマだ

 歴史は表面を考慮し 神話は最奥の核を考慮する

 驚くことにインドは西洋人がインドに来るまで歴史を書き残したことがなかった

 インドは歴史ではなく神話を書いてきた 

 それはいかに物事があるべきかと言う詩 神秘的洞察 究極なるものの洞察だ




                      ●





 
134 miyazakiさん 2023/10/15(日) 19:02:56


                ある禅師語りて

                  猫禅師

  なんと美しく猫は寛ぐことか その美しさは完全に寛いでいて

  なおかつ完全に油断なく醒めていることにある 

  僅かな震動にも猫は目を開き 跳び跳ね 身構える

  それはただの眠りではない 猫の眠りは人間が忘れてしまった何かである

 
  🙀 ちなみに私の師匠猫は近所の黒猫である



                    ●

  

  
135 miyazakiさん 2023/10/18(水) 22:34:54

           黒猫禅師かたりて

         森のなかで醜い鹿に出くわしたことがあるだろうか?

         林のなかで醜い鳥に出会ったことがあるだろうか?

         そんなことは絶対に無い 彼らは美容院にも行かず

         コンサルタントにも相談しない 彼らは単に自分自身を

         受け入れている そしてその受容において彼らは美しい

         まさにその受容において彼らは彼ら自身に

         美の雨を降り注いでいる

         それが人間を惹き付けて止まないのだ



                    
136 miyazakiさん 2023/11/04(土) 00:50:20
                食は神なり (新嘗祭に向けて)

  キリストは去る前にパンをちぎって弟子たちに言いました

  「食べなさい それは私だ 私の肉だ」 そしてワインを注いで言いました

  「飲みなさい これは私の血だ これは私だ」

  このキリストの言葉はとても象徴的です これは隠喩です

  あなたはキリストを少し味わい飲むことができる 私を食べられる

  弟子のひとりひとりが人食いです 私のご馳走にあずかる 私を吸収する

  これこそが食べるという意味なのです

  そして消化し吸収し あなたの血となり骨となり髓となり あなたの意識となる

  



  

  

  

 
137 miyazakiさん 2023/11/26(日) 01:27:31
             ある禅師語りて 釈迦の証人

  真に道を極めた者は 自らの知性ゆえに釈迦・仏陀の証人となる

  そのとき あなたは言う「そうです 釈迦・仏陀は正しい 私の体験が

  それを証明する」 この他に道は無い 

  もし「釈迦は正しいのだから 私も体験しなくてはならない」と言うのは愚かだ

  釈迦が望む正しい者たちというのは「そうだ釈迦は正しい これは私の体験でも

  あるからだ でも釈迦は二の次だ 私の体験が第一であり それこそが根本であり

  私は釈迦・仏陀の証人であって追従者ではない」と言う

  釈迦もこう言うだろう「どうか私の追従者ではなく 私の証人になって欲しい

  自らの体験から私の言ってきたことを立証しなさい それならあなたは私と共に

  いたのだ あなたは私を愛していたのだ」




                      ●





  

  
138 miyazakiさん 2023/12/05(火) 20:39:20
                

                ある禅師語りて
              
                ソロモン王の裁き


 ソロモン王の裁きの庭に一人の赤ん坊をめぐって争う二人の女性がきた

 どちらもその子供の母親である事を主張したが証拠は何も無く判定は困難を極めた

 ソロモンは熟慮した後 こう告げた「その子を半分に切り分けよう それしか

 道はない 私は公明正大でなければならないのだから」

 そして役人に子供を切り分けるように命じた

 一人の女は呆然となって立ち竦んでしまった ところがもう一方の女は怒り狂った

 「偉大な大王よ 何をおっしゃいます 気は確かですか!」

 彼女は激怒した 普通の人間の怒りではなかった 彼女は怒りそのもの

 純粋な炎だった!ソロモン王といえど殺しかねないほどだった そしてこう言った

 「これが判定なら私は訴えを取り下げます 子供はそちらの女のもの 

  私の子供じゃない!」



 


139 miyazakiさん 2023/12/05(火) 21:30:39

 大きな炎から止めどなく涙が流れ始めていた ソロモン王は彼女をじっと見つめて

 「そなたがこの子の母親だ 家に連れて帰るがよい」と告げた



  決して怒ってはならないと教えられたら愛情深い人になれるだろうか?

  いいや それは間違いだ 決して怒らない人は愛することもできない

  それらはひとまとめになっている






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141 miyazakiさん 2024/01/24(水) 21:35:14

            バラモン(ヒンズー)と仏陀

 ヒンズー教徒の宗教は世界で最も物質的な宗教のひとつだ

 全ての祈りと礼拝は天から、または神から より多くの物を求めるためにある

 全ての犠牲 礼拝が欲望指向だ「もっと与えたまえ! より良い収穫を

 より良い雨を もっと大きな収入を 健康を 長寿を もっと与えたまえ!」

 聖典ヴェーダ全体は大規模に書かれた欲望に他ならない そして時には非常に醜い

 所謂賢者たちは「我々の敵に何も与えないでください 私の牛に健康と多くのミルクを

 しかし敵の牛には死を 敵のミルクは消してください」とも祈る

 これが宗教なら物質主義とは何だろう 仏陀がこれらは物質主義者だと言ったとき

 当然ヒンズー教徒は激怒した 彼らは誰に対しても これほど怒ったことは無かった

 そして彼らはインドから仏陀の宗教を根絶しようとして それは成功した

 

142 miyazakiさん 2024/01/29(月) 00:03:51
            ある禅師語りて 1月の満月の夜に


   この私が「死ぬ」と言う場合、真の眼目は「強烈に生きる」ということにある

   本当に言いたいのは心暖かく情熱的に生きなさいという事だ

   生を全うしてもいないのに死ねるはずがない

   完全な生のなかに死はある 私が「死ぬ」と言う場合、生に反する事は一切

   意図されていない

  



                     ●





  
143 miyazakiさん 2024/02/03(土) 23:20:15

               ある禅師語りて

 穏やかな夏の日 浜辺に座り光を浴びながら太陽に溶け込む

 すると突然 自分が太陽エネルギー以外の何ものでもないことがわかる

 太陽と出会い 太陽に溶け 太古の人々は太陽を崇拝するようになった

 太陽は神 月は神 木々を神のように崇拝し山を、川を崇拝した

 これらは非常に意義深い 太古の人々が神と出会ったところはあらゆる場所

 川のほとりに座り せせらぎの音に耳を傾け 流れる川の紋様を見つめて

 彼らが溶けて消えたなら川は神となる 人里離れた高い山の頂に座って

 彼らは溶解しそして消えた その山は彼らの神となった

 
 
                    ●


 最も単純な 最も自然なものを人間の自我は忘れる傾向にある

 自我は常に非凡なものに興味がある ありふれたものに興味はない

 そして神は非常にありふれている 神は非常に単純だ

 自我は単純なものに興味がない 自分の近くにあるものに興味がない

 そして神は非常に近い





 
144 miyazakiさん 2024/02/11(日) 21:58:28
           さてと仏陀が神を否定する

 彼は言う あなたが神を信じるのは そこに神がいるからではない

 その信仰が無ければ自分が無力に感じるからだ 神とは安全の探求、安心の探求

 避難所の探求に他ならない その誘惑はあなたの弱さから来ている  

 人は非常に無力で状況の犠牲者のように感じている 自分がどこから来て

 どこへ行くのかもわからず なぜ ここにいるかもわからない

 もし神がいなかったら普通の人が生きる意味をもつことは非常に難しくなる

 多くの人々が暴れだすだろう 

 神は支持者だ それはあなたを助け 慰め 楽にする



        つづく



 



 
145 miyazakiさん 2024/02/11(日) 22:05:08


  「心配するな 全能の神はなぜ あなたがここにいるのかを御存知だ 彼は創造主

  世界を創造した理由を知っておられる あなたは知らないが神は知っている

  そしてあなたは彼を信頼できる」  それは大きな慰めだ 神についての

  考えそのものがあなたに安心感を与える この宇宙は単なる混沌ではない

  その背後には体系があり その背後に論理がある 無秩序ではない

  非論理的な寄せ集めではない 誰かがそれを統治している 一枚の葉でさえ

  神が動かさずに動くことはない 全ては計画されている 

  あなたは偉大な運命の一部だ おそらくその意味はあなたにはわからないだろうが

  意味はある   何故なら神がそこにいるからである」

  神は途方もない安らぎをもたらす 人は生は偶然ではないと感じ始める

  特定の重要性 意味 運命の底流  神は運命の感覚をもたらす


                  つづく




146 miyazakiさん 2024/02/11(日) 22:36:07
  仏陀は神はいないと言う 仏教は実は通常の意味での宗教ではない

  神の無い宗教 西洋の学者が初めて仏教を知ったときショックを受けた

  宗教が神無しで存在できるとは理解できなかった

  それは非常に無慈悲な宗教だ 仏陀ほど慈悲深い人はいなかったが

  彼の宗教は無慈悲だ 彼の努力全体は全ての支えるものを捨てることだ

  彼の宗教は「信じなさい!」とは言わず「疑いなさい!」と言う

  疑いがまさに方法論になる 核心そのものまで疑い まさに終わりまでに疑い

  まさに最後まで疑う そしてあなたが全てを疑い、疑いによって全てのものを

  捨てた時 (実存、現実)があなたの視野に生じる 

  それはあなたを含め普通の人々が神と呼ぶようなものではない

  全く未知のものが生じる


147 miyazakiさん 2024/02/12(月) 00:26:02
  


  それは衝撃的だ 真実が殺すなら殺されても構わない準備ができている人だけにそれは来る

  

  釈迦も死を覚悟して最後の、座禅の原型を行い 明けの明星を見た



  一休も琵琶湖の畔 入水自殺寸前の座禅 闇夜の烏の声を聞いた



                   ●

 


  


  
148 miyazakiさん 2024/02/12(月) 09:47:57
 そして仏陀は有神論者でもなければ無神論者でもない

 なぜなら 何人かは神はいると信じて 何人かは神はいないと信じているが

 両方とも(信じる者、信者)だと言うからだ 彼の非信仰はとても深いので

 神はいないと言う人も神を信じる人も 彼には受け入れられない

 彼は ただ神はいないと言うだけなら何の違いも無い と言う

 なぜなら 未熟な精神は また別の神を作るからだと

 例えばマルクスは「神はいない」と宣言したが 彼は歴史から神を作った

 以前は神の概念によって行われていた同じ働きが今 歴史によって行われている

 神は決定要因だった あるべきものとあるべきではないものを決めていたのは神だった

 マルクスは神の概念を捨てたが その後歴史が決定要因になった

 そしてマルクスは共産主義はやむを得ない状態だと言う 歴史はそれが来ることを

 決定し 全ては歴史によって決定される 歴史は運命、宿命 今や歴史は神を超えている                                                                                                 
149 miyazakiさん 2024/02/12(月) 10:17:22

 決定するには誰かが必要になる 人は不確実な現実を生きることができない

 混沌として偶発的な ありのままの現実を生きることができない

 人は現実を意味あるものにして関連性があり 連続的なものにして理性が理解できるように

 形作り 原因と結果に分解して分析できる考えを見つけなければ現実を生きることができない

 フロイトは神の概念を捨てたがその後 無意識が神になった

 全ては人間の無意識によって決定される 人間は無意識の手の中では無力になる

 今ではこれが神の新しい名前だ 

150 miyazakiさん 2024/02/18(日) 22:17:05

               今日のジョーク

 二人の枢機卿がマネーロンダリングする札束を隠し持って街を歩いていた

 目的の建物は汚れた通りにあって突然どしゃ降りの雨が降ってきた

 すると足が滑って転んだ拍子に高額紙幣の札束が飛び出し下水口へ落ちた

 彼は「おお! 悪魔よ 魔王よ お助けを!」と叫んだ

 もう一人の枢機卿が驚いて言った「おい! あなたは枢機卿だぞ 何を言ってるんだ?」

 すると彼は「こんな下水の中で 汚れた金のことで神の名を口に出せるか!」と言った



                   ☆

151 miyazakiさん 2024/02/24(土) 11:32:22
                 149から続いて

 さてと神の概念は混沌とした地球に安定をもたらすはずだったが駄目だった

 キリスト教暗黒時代など搾取と弾圧に明け暮れ 薬草で子供の治療をした母親は魔女として

 火炙りになり当時の科学は否定された

 バラモンも凄まじい階級制度のもと、最下層の人間には「苦しめ あと千年くらい 

 そしたら良いとこへ生まれ変われるだろう」という感じだ

 両者ともに物質主義だ 神に現世で利益を願うか 来世 天国での御利益の違いでしかない

 それに比べ日本神話は 争いはあるが搾取も弾圧もほとんど無い

 願事も 自分の希望を神前に表明する程度だ あとは人事尽くして天命を待つ

 そして現在 頂点にあるのは無私の祈り 仏陀に言わせれば 自我の非在 

 心構えなんて言う表面的なものではない 自我の非存在を理解しえたもの

 その祈り 仏教(原始仏教系)と神道は出会っているかも知れない




                    

 

 

 
152 miyazakiさん 2024/02/25(日) 00:45:01
  仏陀は多くの宗教者のところへ行って失望した

  宗教の開花を 宗教が花開いているところを何処にも見れなかった

  禁欲や苦行を行う者に何のために?と問うと

  彼らはこう言った「この世は儚い 富も名声も死によって奪われる この世で

  欲望を追っても愚かだ 私たちはある宝物を探している 私たちが持っていくことが

  でき 決して失われず 盗まれず 政府が課税できない 死でさえ奪えない」と

  
  仏陀は騙されなかった そこに欲望があるのを見てとった 物質主義を見てとった

  彼らの物質主義は偽装している 彼らの物質主義は精神主義の趣がある

  だがそれは欺瞞だ 物質主義よりも物質的だ 世俗より世俗的だ

  仏陀は至福を信じていないわけではない 違う 彼は至福を信じている しかし

  それは信仰ではない  全ての楽園が失われ 全ての欲望が脱落していくとき

  突然 至福に満ちている それはあなたの最も深い本性となる

  その為には何も必要無い 美徳も禁欲も犠牲も必要無い あるのは理解だけで充分だ

  

  

  

  

  

  
153 miyazakiさん 2024/02/25(日) 22:40:18
             

             釈迦が死の床で語ったこと



   死の床についた釈迦の横でアーナンダは泣きながら言った

   「私はどうすればいいのでしょう 貴方は去っていくのに私はまだ光明を得ていない」

    
    釈迦「泣いても始まらないアーナンダ そもそも私はあなたに光明を得させることは

    できないからだ あなただけが、その奇跡をあなた自身に起こすことが可能だ

    あなた自身への光でありなさい 〔アッパ・ディーポ・パヴァ〕

    私たちはみんな自分自身への光になる可能性を持って生まれる
    

    釈迦は人類を最も内側の核に投げ込む   仏陀は内側へ行きなさい と言う

    他に行くべきところなどない あなたは神の社だ 内側へ行きなさい

    内側へ向かえば向かうほど どんな崇拝の対象も無い崇拝の意識が現れるだろう

    誰にも向けられていない祈りが起こる 至福からの 実存からの

    内なる祝福からの純粋な祈りが、、、




                    
                     ●

154 miyazakiさん 2024/03/02(土) 00:25:34

                愛国NHKショート教養講座

  人間とは 堕ちた神であるか または完全に頭のいかれた動物であるかのどちらかだ


   ギルバート・キース・チェスタトン


155 miyazakiさん 2024/03/02(土) 20:56:09
             ある禅師かたりて やはり釈迦はリアリスト

  仏陀は言う 色欲に優るものはない 色欲は最も強力な熱情と言える

  幸運にも私たちは より強力な熱情を持っている

  真理への渇望が熱情よりも弱かったとしたら

  世界で私たちの何人が正義の道を歩むことができるだろう


   仏陀は色欲は生の中で最も強力なものだと言う

  それは人間の全てのエネルギーの貯蔵庫だからだと だが落胆することはない

  仏陀は色欲より高いものがひとつあると言う 真理への渇望だ

  生より高いものがひとつあると言う  真理の探求だ

  人はその為に自分の生を犠牲にできる 自分の熱情を犠牲にできる

  最も高い熱情は真理に対するものだ

  仏陀はそれを真理への熱情と呼ぶ あなたはそれを神への熱情と呼ぶことができる

  それは同じ意味だ



                     ●










  

 
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157 miyazakiさん 2024/03/03(日) 22:56:47
           仏陀 老子のパラドックス

          人が満たされることは欲望の性質ではない

          満ち足りた安らぎは無欲であることでしかやって来ない

          10の次は100 900になれば次は1000

          完了されないのが欲望の性質 不満のままであること

          欲求し続けることが正に欲望の性質だ

          あなたは五千万持っていた そして1億を望みそこへ辿り着く

          すると1億を持ったあなたは2億を望み始める

          比率は同じだ あなたとあなたの目標との距離は同じままだ

          常にコップの水は半分のまま

          欲望を通して充足に至る方法はない

         
          貧しさに苦しんでいる人がいる

          富を持っているにも関わらず

          苦しんでいる人がいる 時がたてば人は消えるからだ

          物はある 財産はある だが主人は見当たらない

          これが生の悪夢だ




          





          
158 miyazakiさん 2024/03/07(木) 21:15:50
              

                老子かたりて

   聖なる人は何もしないが その人を通じて無数のことが起こる

   決して行為者ではないのだが その人を通じて多くのことが起こる

   それを知るものは限られているかもしれない

   かの人は高い山の頂きにいるかもしれない

   都の杜の奥深い社のなかにいるかもしれない

   しかしその実存が世の中の出来事に与える衝撃たるや凄まじいものがある

   あなたはそれを知らずにいるだろうが

   その恩恵を受けてきたかも知れない



                  

   
159 miyazakiさん 2024/03/09(土) 15:38:56
              ある禅師かたりて

             現代の優秀な女性とは



 彼女たちは今日の男より決断力がある 彼女たちの感覚面はまだ活き活きしており

 少し野性的で知力ではなく直感を身につけている

 決断して行動すること 直感的に行動すること 非論理的に行動することに充分な

 能力と勇気をまだ持ち合わせている



                     



                      ●  





160 miyazakiさん 2024/03/10(日) 21:05:21
           ある禅師かたりて 祈りとは


   

   神に祈り その祈りが、 最早祈る者が存在しなくなるほど強烈になれば

   祈る者は祈りに溶ける    

   それこそが空〈くう〉

   祈る者は命を惜しんではいない 死をおそれてもいない



                  ●







161 miyazakiさん 2024/03/12(火) 23:47:36
             神話も仏像も銀閣寺も八紘台も

 三十年前のこと だからもう時効 京都の山奥の禅寺で十日間座った

 朝四時起床 食事は一日二回 正午を過ぎたら湯茶だけ 

 基本的に十日間無言 釈迦の時代からの伝統らしいが ここの庭にいた蛇は人が近寄っても

 平気で昼寝してるので 私はあきれてものが言えなかった 蛇も幸せな顔で眠ることを知った

 さてシャバに出て清水寺や放火される前の寂光院を回って銀閣寺に行った時のこと

 庭に砂でつくられた海を見たとたん体が反応した 初めて瞑想・座禅を触発された

 「なんてことだ こんなものを見せられて座るなというほうが間違ってる」と

 心の中で呟いたあと 国宝 銀閣寺の縁側に上がって足を組んだ

   
       続く

            



 

 


 
162 miyazakiさん 2024/03/13(水) 00:16:00
 私の流派は目を瞑るのだが ここでは目を開けて銀閣寺の砂の海原を眺めた

 暫くすると坊さんが「この糞餓鬼が 国宝に上がるとは」とやってきたが

 近づいた瞬間顔色が変わり そのまま立ち去っていった

 「ほう やはり座禅がわかる坊さんもいるのだな」と少し感心した


  宮崎市の八紘一宇の塔もそうだった 銀閣寺が座禅の道を行くものよ

  ここに座りなさい その為に設計してあるのだからと語りかければ 八紘一宇の塔は

  君が代を知るものよ ここに歌いなさい その為に作られたのだからと語る

             建築は芸術だ! 岡本太郎風



  

 
163 miyazakiさん 2024/03/20(水) 01:08:25

             愛国NHK 教養講座

      チベット仏教 中興の祖アティーシャ

   アティーシャ(982年ー1054年)インド・ベンガル国王の次男として誕生

   少年時代から探求の道に入り仏教の中心地だったマガダ国へ行き密教行者のもとで

   タントラを修め その後ヴィクラマシーラ大寺院の学頭を務める

   1042年 63歳になったアティーシャは彼の名声を聴いた西チベットの

   国王の強い要請により高齢にも関わらずチベットへ渡り 73歳で入滅するまで

   本国へ帰ることなく仏教の布教に努めた

   国王の願いを受けて 大小乗 顕密の全仏教の教えを僅か三枚の紙に

   要約したと評される「菩提道灯論」を著す

   その教えは後のチベット仏教の本流を形成することとなった



               
164 miyazakiさん 2024/03/30(土) 23:51:54
           少しアティーシャの話をしましょう

 西洋では フロイト以前は目覚めている意識だけが意識だと考えられてきた

 東洋においてはそうではない

 フロイト以降は夢見る意識状態は貴重だと承認され続けている

 しかしまだ夢の無い眠りは無視されている 

 東洋ではちがう 東洋では常に目覚めた意識を最も取るに足らないものとしてきた

 夢見る意識をはるかに深いものとして より意義深いものとして認めてきた

 そして眠りの意識状態を 夢見る意識状態よりもさらに深く

 さらにもっと意義深いものとして受け入れてきた 西洋が眠りを最も意義深いものとして

 取りあげるには さらにもう一人のフロイトが必要だ

 しかし東洋はさらにそれ以上のものを知っている 意識の四番目の状態

 そこが要点だ それはトゥリヤ、ただ四番目と呼ばれている 他に名前は無い

 目覚め 夢見 そして眠りの三つ全てが消え去れば 人はただ単に〈証人〉なのだ

 それは目覚めとは呼べない なぜならこの〈証人〉は決して眠らないからだ

 
                     続く
165 miyazakiさん 2024/03/31(日) 00:09:06

    上記から続いて


  それは 夢見 と呼ぶことはできない この証人には決して夢が現れないからだ

  それを 眠り と呼ぶことはできない  この証人は決して眠らないからだ

  それは永遠の覚醒 それがアティーシャのボーディチッタ

  これがキリスト意識 これが釈迦のブッダフッド 光明だ






  
166 miyazakiさん 2024/03/31(日) 22:30:46

    ある禅師かたりて(鬼平風味)

 あのエミネムとか言う白人のラッパー なかなかやるのう

 禅の修行僧に近え雰囲気がありやがる 久しぶりに若えやつに物事を教わったわ

 あいつが言うにはな

 
      金で幸せは買えない 狂った幸せなら買える


      言葉は心をこめて使うべきだ 

      おはようございます

      ありがとうございます

      黙れ クソ親父




    はっはっは




      

      

 

 

 
167 miyazakiさん 2024/04/03(水) 22:24:33
            インドとイスラエルの女性首相

  ゴルダ・メイアがイスラエルの首相だったときにインドの首相である

  インディラ・ガンジーが訪問にきて歓迎を受けた 様々な史跡を廻り

  最後に彼女はシナゴーク ユダヤ教会を訪ねてみたいと言った

  よろしいですよとゴルダ・メイアは彼女をシナゴークへ連れていった

  二週間後 インドに戻ったガンジーは閣僚に尋ねられた

  イスラエルで学んだことは何がありますか?

  彼女は答えて 

  いろいろ学びましたが一番勉強になったのはイスラエルのシナゴークでは

  一般男性が一階のフロアーで 二人の首相(女性)が二階のバルコニーで

  礼拝するということです 首相二人でも一階へは行けない

  首相二人でも伝統を変えるのは難しい





  
168 miyazakiさん 2024/04/04(木) 22:28:54
             ある禅師かたりて  禅の俳句

           春もやや 気色ととのう 月と梅    芭蕉



         とても遠回しに、とても繊細な表現で芭蕉は言う

       月に照らされた梅の木は  急がず  ただ待ち  春は訪れる

       芭蕉が暗喩的な表現で言っているのはあなたに関することだ

       梅の木のことではない

       ただ待つのだ 誰しもその人の春がある

       もしあなたが然るべく待てば 今すぐにでも春は訪れる

       あなたがどれだけ深く待つか

       そこにかかっている



                        ●






       

 
169 miyazakiさん 2024/04/16(火) 23:11:42
    道を行くものたちよ

    真実を通して苦しむことになるだろう その苦しみは必要なものだ

    あなたの実存は熟すだろう 成熟するだろう

    ただただ 事実に直面してのみ 鋭敏さや明晰さに達することができる

    怒っているときには本当に怒りなさい

    そうすれば本当に許せる

    何も与えたくないときには ただこう言いなさい

    「私はこれを上げたくない」

    しかし言い訳を探してはならない 偽りの鎖は落としなさい




                  ●





    
170 miyazakiさん 2024/04/25(木) 23:00:30

              ある禅師 かたりて

       一休は歌う 全ては帝からの預かりものだと

     大海に湧き起こる波が誕生と呼ばれ 深海に帰る波が死と呼ばれる

        あなたは存在の本来の統一性のなかに退く

        あなたの肉体は土のなかへ戻り

        あなたの呼吸は大気のなかへ戻り

        あなたの体温は太陽のもとへに戻り

        あなたの水は大海へ戻り

        あなたの内なる大空は外側の大空と出会う


            これが 死  だ



               ○       ●

171 miyazakiさん 2024/04/25(木) 23:42:22

             ある禅師かたりて

 意識には二つの次元がある ひとつは所有 もうひとつは実存

 だから人間は二種類にしか分けられない

 もっともっと富や名誉や権力を手に入れようと懸命になっている人

 その不毛さを理解し生を実存の方へ振り向けた人 この人は自分を知ろうとする

 あなたは何も持たずこの世界へ生まれた そして手ぶらで帰っていく

 その間に起こることは夢に等しい 所有の世界は夢の世界でしかない

 夢のせいで実存はてつかずのまま

 

                   ●







 
172 miyazakiさん 2024/04/27(土) 09:20:55
    ある禅師かたりて(過去の書き込みですが此方へ移動)

               神話とは


    仏陀が解脱したとき 季節でもないのに花が咲いたと言われている。

  実際には花は咲かなかったのかも知れない。科学的に表明されたものではないかも知れない。

  しかし表明されたものが科学的に真実である必要は無いし歴史的に真実である必要もない。

  真実には様々な水準がある。詩的真実にもある種の質はある。

  表明されたものが歴史的でもなく 科学的でもない真実 それは詩的真実だ。

  そして詩的真実は あらゆる科学的真実に比べ より高い水準にある。なぜなら

  科学的真実が変化し続けるのに対し 詩的真実は永遠に変化しないからだ。

  科学的真実は一般的な事実だ。詩的真実は事実ではないが それには深い重要性があり

  意味があり 神話がある。


                     ●


173 miyazakiさん 2024/04/28(日) 01:13:58

              ソクラテスのお話

        わしは哲学者だからどっちも怖くないのじゃよ

 ソクラテスは死が近づいてきているのに とてもうっとりとしていた

 弟子のクリトンが尋ねた「私たちはあなたが死んでしまうことで悲しみの嵐の中に

 いるのに あなたは何故平気なのですか?」

 ソクラテス「私は生を知った 今度は死を知りたいと思う 大いなる神秘の前に

 胸が踊るのだ 未知なる旅に」

 クリトン「では あなたは死後にも魂は残ると確信しているのですか?」

 ソクラテスは微笑んで「 わからない 」((*´∀`)♪

 クリトン「そんな もし魂が残らなかったらどうするのですか?」


 ソクラテス「確かめたいのさ もし魂が残るなら何も怖れることはない もし

 魂は残らないとしても何を怖れることがある 残らないなら私はいなくなる

 とすれば そこに怖れる者はいないのだから怖れの存在する余地は無い

 だが実際 何が起こるのか正確なことはわからない だからこそ私は

 今 好奇心でいっぱいだ 私は学者だからな」






 

 
174 miyazakiさん 2024/04/28(日) 02:04:12
     ゴールデン・ウィーク特集   これ本当の話ですって

 


 ハーヴェイ・ファイアーストーン    トーマス・エジソン

 ジョーン・バロウズ          ヘンリー・フォード

 この四人が冬の寒さを避けるためフロリダへ一台の車に乗って旅をしていた

 途中 どこか田舎の給油所に立ち寄ったときのこと

 「ヘッドライトの電球を交換してくれ ちなみに後ろに座ってるのが

  トーマス・エジソンだぞ それで私はヘンリー・フォードだ」

  店員はつまらない冗談を言う客だと思ってペッと唾を吐いた

 「そうだファイアーストーンのタイヤがあるならタイヤも交換してくれたまえ

  それで こちらに座ってるのがファイアーストーンその人だ」

  店員はウンザリした顔で何も言わずタイヤの交換を始めようとした その時

  白いあごひげを生やしたジョーン・バロウズが窓を開けて「ハロー」と声をかけた

  すると店員はブチキレて言った「あ? 今度はサンタクロースか? いい加減しろ‼」


  店員はこの四人が本物で一台の車に乗り合せていることが信じられなかった

  実際彼らは友人同士でよく一緒に旅をしていた


               


175 miyazakiさん 2024/05/05(日) 17:03:59
                
                 ある禅師つぶやいて
            

             AI   人工知能そして人工意識

         そういえば1960年代のSF畑の人たちが言ってた

       もし本当に人間と同じ知能や精神を持つコンピューターが現れたら

       そいつは間違いなく自殺するよ  と






   
176 miyazakiさん 2024/05/06(月) 20:59:34
            ある禅師 勝手にかりてきて

   他所からお借りした話なのだが 戦前の陸軍 海軍上層部

   新橋あたりで宴会するわけだが そういう時料亭の仲居さんとかに

   あの○○中佐はどんな男だ?という風に人事の人間が情報を集めてたらしい
  
   目下の者に冷たいとか情がないとか 気配りができるとかできないとか

   女ぐせの悪さが○○党の議員なみだとか  


   そういえば昭和40年代あたりでも新人研修が会社の施設で行われるとき

   箒を持ってる掃除のお爺さんが実は社長の信頼する人物で新人の人間性を

   報告するなんていう伝説があった

  
   で 欧州の諺

   あなたのパートナーのサービス業者に対する態度を見ておきなさい

   それが半年後 パートナーがあなたにとる態度です




177 miyazakiさん 2024/05/14(火) 21:15:01
     文法的には間違ってるがその作品はノーベル賞に選ばれた

 

 ラビンドラナート・タゴールが【ギータンジャリ】を英訳したときのこと

 母国語であるベンガル語は非常に詩的な言語であり そのベンガル語で

 書かれた詩は更に翻訳が難しくなる 彼は心配になり親印で偉大な英国人の

 C・Fアンドリュースに英訳文を見せた アンドリュースは充分に検討した末に

 ただ四つのポイントを指摘した「この四つのポイントだけ変えねばなりません

 文法的に誤っていますから」 タゴールは当然それを書き換えたそして

 その後 ロンドンの詩人たちのグループでこの作品を朗読した

 すると英国の詩人イェーツが立ち上がるとこう言った

 「全て完璧なのですが何故か四つだけの句が何か世俗的で 何かが詩的ではないのです

  詩情は美しく流れています ところが四つのポイントで河の流れが岩に出くわす

  のです」 


                    続く

 
178 miyazakiさん 2024/05/14(火) 21:30:45

 その四つのポイントは正にタゴールが書き換えたポイントだった

 彼は驚きながらもイェーツに言った 「それはC ・Fアンドリュースの指摘で

 書き換えたものなのですよ 彼は私より英語に通じていますので」

 イェーツ「ごもっともです それはより良い英語です しかしより良い詩だという

 わけではありません 文法は正しい しかし詩は文法ではありません

 言葉は正しい しかし詩はただの言葉だけではありません

 詩は、言葉使いや文法の上で舞っているものなのです

 どうか あなたの元の言葉に戻してくだい」



  そしてこの本はノーベル賞を受賞した



179 miyazakiさん 2024/05/19(日) 23:32:19
               ある禅師つぶやいて

          


           あなた自身が神聖なるものと出会うとき

          

          それは単に答えが見つかったのではありません

          

           それは変容です もう以前には戻りません



                      ●



180 miyazakiさん 2024/05/27(月) 23:07:17
            ある禅師かたりて  親ガチャじゃねえよ

 人がこの世に産まれてくるのには何の責任も無いと言う それで運悪く酷いところへ生まれると

 昨今の若者は これを親ガチャと言うらしい 外れクジ 外れ親を引いたと

 あなたが生まれてくることに責任は無い あなたの誕生に関する責任は無い

 しかし死については責任があるはずだ 自殺 あなたは自ら死を選べるからだ

 だがこれは 非論理的だ! もし一方の極が自由ならもう片方の極が自由

 でないはずがない 私が自分の選択によって自らの生を終わらせることができるのなら

 その時 私が覚えている 覚えていないに関わらず 私がこの生の中へ入ってくる

 こともまた私の決断だったはずだ 両方の極は一致しているはずだ

 自分の死について責任があるのなら その時は自分の誕生についてもまた

 責任があるはずだ それが本物の宗教が語ってきたことだ

 生まれること 生きること 死ぬこと それはあなたの選択・責任

 つまり自由だと







                      ●

  

 
181  [Delete]
182 miyazakiさん 2024/06/02(日) 11:00:47

                  神話と日本人

        キリスト教神秘家 テルチュリアンは言った

       「私は神を信じる 神を信じることでのみ成長できるからだ」

      
       テルチュリアンにとって神とは事実か虚構かという問題ではなく

       
       内面的成長に関わる問題なのだ


       
      
183 miyazakiさん 2024/06/09(日) 21:01:43

 男らしさは二つの方向性を持つ 女らしさもそうであるように

 男らしい心は 攻撃的 暴力的 破壊的 になる それは可能性のひとつだ

 男たちはそれをやってきたし そのために人類は大いに苦しんできた

 男たちがこのネガティブな側面を出すと女たちも自然とネガティブな女らしさに

 移っていく そうでないと裂け目が大きくなりすぎて橋渡しができなくなるからだ

 女らしさがネガティブになると 不活発に 無気力に 冷淡になる

 ネガティブな男性はネガティブな女性としか繋がりを持てない

 しかし夜があるのなら昼もある ポジティブな男らしさは物事を主導し

 創造的で冒険心に富んでいる いずれも同じ質でただ異なった地平を動いているに

 すぎない ネガティブな男らしいマインドは破壊的になり ポジティブなそれは

 創造的になる 

                つづく


 
184 miyazakiさん 2024/06/09(日) 21:20:28

 攻撃性が主導の気性になるなら それには独自の美しさがある

 暴力が冒険に 暴力が探究に 新しいもの 未知なるものの探究になるなら

 それは途方もない恩恵をもたらす 女らしさも同じことで無気力さはネガティブだが

 受容性はポジティブだ これらはよく似ていて見分けるには深い洞察力が要る

 受容性はいつでも喜んで迎えようとし 待ち受けていて そこには祈りがある

 受容性は客を待つ主人 受容性は子宮だ






 
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