| 重要なお知らせ |
さて、突然ではございますが、当掲示板は、2016年4月30日をもちましてサービスを終了させていただくこととなりました。
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日本文化チャンネル桜 桜掲示板運営管理室
| 桜問題提起スレッド |
| 今こそ「国体の本義」と「臣民の道」を１ | |
| 投稿者：「日本学会」会長さん | 投稿日時： 2013/04/01(月) 22:56:42 |
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チャンネル桜旧掲示板「地獄の戦場」において「Unknown」という名でささやかな愚考・愚見を綴らせていただいたものです。
この度、新公式掲示板への登録参加に伴い、ＨＮを『「日本学会」会長』と改めまして再びお邪魔させていただきます。 チャンネル桜の皆様、そして「地獄の戦場」時代よりお見知り越しいただきました皆様におかれましては、あらためましてよろしくお願い申し上げます。 平成現代における「右翼・保守」そして「左翼革新」につきましては、別にまた愚考・愚見を述べさせていただきますが、やはり日本現代における「右翼・保守」については次世代への言論文化として整理・整頓しなければならないと思います。 「保ち守る」と書いて「保守」と読みますが、それでは果たして「何」を「保ち守る」のかといえばそれは「国体」以外にありません。つまり保守＝国体護持であるわけです。 「日本現代の保守」の理論的意味付けであったり、普遍的理念は何かという議論において再び注目すべきものが昭和の聖代に文部省より出された「国体の本義」であると考えます。 | |
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| 164 「日本学会」会長さん | 2013/05/26(日) 19:31:27 |
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「時の政権運営とは流行だ。そしてそれは現実を直視するものでなければならない。綺麗事だけでは済まない点がある」とのご見解を承っております。
いわゆる「文明開化」に始まる我が国の近代化政策も同じくそのように申し上げることもできましょう。 不平等条約による半植民地化を前提として明治の御代は始まりました。その「現実を直視」したところに明治新政府は近代化を進めていくわけです。 まさに「綺麗事だけでは済まない点がある」中での苦悩と葛藤とによる欧米列強秩序への参画、すなわち国際社会への参加と歩みを進めていくわけです。 私が三保 平清さんに、文明開化を含めた「明治の選択」に対する史的評価や考察に慎重な姿勢を提案し続けたのは、仰る通り「綺麗事だけでは済まない現実を直視するもの」が「時の政権運営」の宿命でもあるからです。 「面」ではなく「球」で歴史を見つめるというのはこうした基本的な姿勢が欠かせないのではないかと思えてなりません。 | |
| 165 「日本学会」会長さん | 2013/05/26(日) 19:37:10 |
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興味深い武家についてのお話、拝読させていただいております。
三保 平清さんのご専門とお見受けしますお話の内容に、初見なる事柄もあり毎回興味深く、どうぞこれからもよろしくお願い申し上げる次第です。 総じてのお話し合いと別してのお話し合いを、今後ともお付き合いいただければ幸いです。 いつも素敵なお話、ありがとうございます。 | |
| 166 三保 平清さん | 2013/05/27(月) 14:25:11 |
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「日本学会」会長さんへ
明治維新に多くの人材を送ったのは薩長ですが、薩長の人材が維新前と維新後ではがらりと変わっています。前後を通じて飛び抜けた存在だったのは、「西郷隆盛」と「木戸孝允」と「岩倉具視」・・位。後はＢ級と言ったら失礼か・・。薩長は多くの人材を輩出したが、そのＡ級の人材は維新の日の目を見ずに倒れていった。特に長州の「高杉晋作」「久坂玄瑞」「大村益次郎」などが惜しまれる。薩摩の「西郷隆盛」と「大久保利通」が並び称されるが、この両者は同格ではない。「大久保利通」は表だって「西郷隆盛」排斥に動いてはいないが、決して「西郷隆盛」を擁護はしていない。裏で工作しているように見えるが・・。 もし「西郷隆盛」と「久坂玄瑞」「高杉晋作」らがいたら、明治維新もその後の様子は随分違っていただろう・・。彼らは皆武士であり、武士の倫理規範をきっちりと持っていた。徳川幕府においても、「小栗上野介」はそれを持っていた。武家を朝廷に対する変態と切って捨てるのは如何なものでしょうか・・。現代の日本には「国体の本義」も武士道の倫理も、両方が必要と思います。武家の中でも朝廷に対する見方の差異はあるようですが・・。 | |
| 167 三保 平清さん | 2013/05/27(月) 14:40:37 |
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飛び抜けた存在だったのは、「西郷隆盛」と「木戸孝允」と「岩倉具視」・・位。 ↑訂正 「岩倉具視」→「大久保利通」 | |
| 168 三保 平清さん | 2013/05/27(月) 15:11:23 |
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平安時代に「刀伊の入寇」なる事件が起きている。「刀伊」なる 遊牧民が我が国に侵入し、庶民を大勢拉致していくと言う事件が起きた。これに時の摂関政治は何の対応もとらなかった。下賎な 者ども・・捨て置け捨て置け・・が当時の摂関家の藤原氏の対応だった。しかしこれに敢然と立ち上がったのが、同じ藤原氏の中の「藤原�浪函廚世辰拭Ｈ爐篭綵�の武家を統率し、この「刀伊」に立ち向かい、これを追い払った。しかしこの「藤原�浪函廚忙�の摂関政治は何の報償も与えなかった。この時摂関家、朝廷は国家政府としては機能していなかった。いかに古代とは言え、国家政府には責務がある。この時朝廷は既に機能不全に陥っていた。これでは武家政権に政権を奪われてもやむを得ない。
黒い猫でも白い猫でも、ネズミを捕るのが良い猫だ・・とも言うが・・。ネズミを捕らない猫を飼う訳にはいかない。政権運営能力がなければ話しにはならない。古代の朝廷は民を「おほみたから」と言い、君民一体国家を理想とした。この君民一体国家は、「刀伊の入寇」時には崩れ去っていた。「国体の本義」と「臣民の道」は君民一体国家の事を言うのだと思うのですが・・。 | |
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| 170 三保 平清さん | 2013/05/27(月) 21:50:43 |
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「日本学会」会長さんへ
☆・・・織田信長でしょう。・・・・己が天下の支配に異論はなかろうとの考えです。 安土城に皇宮を建立しますが、天守閣本丸が皇宮を見下ろすようになっていたというところから、すでに信長の運命は決していたともいわれています。 ★この「織田信長」の皇室観には私も違和感を覚えます。又同時代の多くの人達もそう思っていたのでしょう。「武田信玄」は比叡山焼き討ちに、「天魔の所行・・」と罵っています。この皇室観についていけなくなった「明智光秀」が、本能寺で遂には謀反を起こした。「安国寺恵瓊」は 「信長之代、五年、三年は持たるべく候。明年辺は公家などに成さるべく候かと見及び申候。左候て後、高ころびに、あおのけに転ばれ候ずると見え申候・・と予言していますし。 私は「織田信長」は戦国時代と言う時代の、時代破壊者として登場したのだと思います。謂わば徹底した汚れ役・・。「織田信長」は戦国時代と言う時代の、地上げ屋であった・・。「織田信長」が時代の地上げをして、更地になった所に「豊臣秀吉」がビルを建てた。そのビルを相続しようとした「豊臣秀頼」に「徳川家康」が、「うっとこの抵当がついとるでぇえ・・」。 | |
| 171 三保 平清さん | 2013/05/28(火) 16:47:35 |
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私は「織田信長」の皇室観には、違和感を覚えるが、「織田信長」は当時の日本にとって、必要な人物であったと思います。日本人は「織田信長」に感謝しなければならない。それは「織田信長」が宗教と政治を切り離してくれたから・・。中世の日本では、宗教と結びついた大きな武力があった。一向宗とか・・。この一向一揆にはあらゆる政治勢力が悩んでいた。日本にもその宗教勢力同士の宗教戦争が存在した。1536年には京都市中が焼けた「天文法華の乱」が起きている。こんな危険な宗教と政治の結びつきを、「織田信長」が粉砕した。中世を代表する宗教権力は下火となり、日本の中世は終息していく。「織田信長」こそ日本の中世を終わらせた人物である。
朝廷公家はこの宗教権力には手も足も出なかった。「織田信長」は敵と見れば、徹底的に相手を叩きつぶしたが、以後日本の宗教勢力は衰えていく。これで日本の政教分離が実現した。「織田信長」と言う、強力な個性の武家の武力があればこそ、それは実現した。矢張り強力な武力を持つ武家は、時代を回していく上で不可欠の存在となっていた。 | |
| 172 「日本学会」会長さん | 2013/05/28(火) 19:33:10 |
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三保 平清さんへのお返事です。
こうした「もしも・・・」というお話は時折拝読させていただいております。 「フィクションの歴史ドラマ」として考えますと、いろいろ想像もふくらんで楽しい内容ではあるのですが、現実的な歴史考証や認識、総括といったステージに直にスライドするとあまりにも抽象的になってしまうのではないかと・・・（「女信長」というテレビドラマもありましたけれど）。 | |
| 173 「日本学会」会長さん | 2013/05/28(火) 19:38:24 |
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少しお話を整理させていただきたいのですが・・・
三保 平清さんは ○「文明開化を始めとした明治新政府の近代化政策は、我が国を誤った道へと歩ませた（大東亜戦争敗戦を含めて）」 ○「小栗上野介の施策が成功していれば、明治維新すら必要ではなかった」 ということを素地としたお話をしてくださったように思えます。それに対して私もお返事を差し上げてまいりました。 一方、三保 平清さんは ○「国体の本義には賛同する」 ○「明治維新は肯定する」 ○「しかし、明治時代以来の歴史は江戸時代を始めとした武家時代を否定したので認めない」 といったお話の後、武家を話題としたお話をしてくださっていらっしゃいます。 私は「国体の本義」の記述や軍人勅諭のお諌めをご紹介させていただきました。 「武家を朝廷に対する変態と切って捨てるのは如何なものか」というご意見には、やはりその「あり方」に問題があったのだろうと察します。 もしそうでなければ、畏くも明治天皇様におかせられましては軍人勅諭にてあのようなお諌めを思し召されるでしょうか？ 私は承詔必謹を申し上げます。 | |
| 174 「日本学会」会長さん | 2013/05/28(火) 19:43:47 |
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「刀伊の入寇」はまさに深刻な外敵侵入事変でした。
侵入した女真族（女真人）らによる猟奇的な大残虐事変が記録に残されています。 三保 平清さんがこの事変を取り上げられたのはとりわけ「朝廷の無策ぶり」や「武士やの偉業」を強調なさりたい思いがおありだからでしょう。 賊を撃退できたのは大宰府権帥の藤原隆家以下の大宰府官人と現地の住民勇士による奮戦健闘の賜物であることは事実です。 | |
| 175 「日本学会」会長さん | 2013/05/28(火) 19:47:18 |
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「戦功抜群の者に褒賞を与える」という指示が出される以前に戦闘が終了していたことから、恩賞を与える律令の根拠がないという意見もあり論功行賞にはあまり積極的でなかったという研究もあります。
律令制下の当時、国家の重要事件に際しては陛下の勅を直接に国司に下す文書（勅命を主として諸国すなわち在外諸司に下す場合に用いられる公文書）がなければ動けないという決まりがありました。 この事変では、これが到着するその前に賊どもを撃退していたため、律令上、恩賞は不可能という判断があったというわけです。 しかし、藤原実資が「恩賞を与えるべき」と強く主張して恩賞が出されたとも、また、藤原道長の口添えによって後に恩賞が出されたともいいます。今で言う「超法規的措置」のようなものです。 | |
| 176 「日本学会」会長さん | 2013/05/28(火) 19:51:04 |
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「当時の摂関家の藤原氏の対応」にはこのような点があることもきちんと見つめるべきです。
「摂関家、朝廷は国家政府としては機能していなかった」のではありません。律令の支配によるいわば「法治主義」であったといえます。この話では藤原行成・藤原公任がいかに四角四面の石頭な官僚的発想をしようとも、一方で藤原実資や藤原道長のような人間もいたという点を見逃せません。 決して「下賎な者ども、捨て置け捨て置け」というようなことではないでしょう。「一面」が全体のストーリーではありません。やはり「球」で歴史と向き合うべきです。 | |
| 177 「日本学会」会長さん | 2013/05/28(火) 19:58:12 |
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『君民一体国家は「刀伊の入寇」時には崩れ去っていた。』という随分と思い切ったお話をなさっておられます。それではなおさら後世に続く「武家支配の世」に何らの正統性も武士道の倫理なども全くないではないですか。
神武天皇の肇国により我が国は歩みを進めてまいりました。そして綏靖天皇へと御代は移り、爾来、綏靖天皇より第３代安寧天皇へ、安寧天皇より第４代懿徳天皇へと一器の水を一器に瀉ぐがごとく万世一系、皇統連綿として御代は第１２５代今上天皇陛下に及んでいます。 この間「民を大御宝（おほみたから）と思し召され、臣下万民を赤子として我が子のようにお慈しみくださる大御心を伏して仰ぎ奉る君臣親子・君民一体国家の理想」は肇国有史以来一度として崩れることなく断絶していません。 今日まで、神代にまでさかのぼる国体の本義は、万世一系の皇位継承によって、一器の水を一器に瀉すように御稜威連綿として、第１２５代今上天皇陛下に受け継がれています。 これを国体観念だともすでに申し上げました。 藤原氏に対する私的感想は別として、かのようなご発言はご自身の国体観念が問われます。くれぐれもご自重なさいますよう進言申し上げます。 | |
| 178 「日本学会」会長さん | 2013/05/28(火) 20:09:07 |
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「織田信長の皇室観には違和感を覚えるが、当時の日本にとって必要な人物であったと思う」とのご意見もいただいております。
一番重要な要素に違和感を覚えつつ、「当時」という時代的・歴史的環境と条件にとっては必要であったというご意見をそのまま承りますと、やはりお話が前後してしまうのですが、同じように明治新政府の文明開化もそのように評価できませんか？ 時折このような「その時代にとっては必要であった」という観点で、過去の様々な「歴史的事象や選択」（とりわけ武家時代や武士の事柄）を肯定的に語られる三保 平清さんですが、「近代という当時の日本にとって、文明開化に代表される近代化政策は必要なことであった」とはお考えになりませんか？ | |
| 179 三保 平清さん | 2013/05/28(火) 21:38:05 |
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「日本学会」会長さんへ
☆それではなおさら後世に続く「武家支配の世」に何らの正統性も武士道の倫理なども全くないではないですか。 ★私は「武家支配の世」が絶対的に不当とは思ってはいませんので、武家政治を否定はしません。ここが「日本学会」会長さんとは違います。私の立場としては、「国体の本義」の理念を持っていれば、必ずしも政権担当者は朝廷である必要はないと思います。誰が政権を担当しようとも、その任に当たる者には厳しい資質が問われる。中世以降の朝廷には残念ながら、その資格がありません。「国体の本義」とは、その精神を踏まえて国政の運営に当たれ・・と言う事だと解しています。朝廷と雖も、その政治の実際の運営に当たるのは、その要員である公家なのです。その公家が出鱈目な国政を行っていたのでは、朝廷と雖もそれが正当化されてよい筈はないでしょう。あの鎌倉の蒙古襲来に際し、朝廷は蒙古降伏を祈っていただけ・・。あの武家の鎌倉幕府がなかったら・・と思うとぞっとする。 | |
| 180 三保 平清さん | 2013/05/28(火) 22:15:34 |
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「日本学会」会長さんへ
☆「戦功抜群の者に褒賞を与える」という指示が出される以前に戦闘が終了していたことから、・・・・・がなければ動けないという決まりがありました。 ★しかし結果は「刀伊の入寇」に為す術を知らなかった。政治とは結果責任なのです。結局律令国家では、こういった非常時に何の対応も出来なかった。朝廷は古代までは日本の統治に成功しているが、中世以降はそうではない。朝廷政治が正統と言うよりも、天皇が統治すると言うのが正統なのでしょう。古代においては、その朝廷政治が正統ではあっても、誰がその皇位継承をするかで、皇位継承争いが激烈化している。大津の皇子・・長屋王・・多くの皇位継承者が、この争いに巻き込まれ、非業の死を遂げている。 中世以降は日本ががらりと変わっているのです。人口が増えています。その領民も黙って税を差し出すような状況ではない。一揆を起こすようになっていた。こんな時代を支配統治していくのは、古代のままの朝廷の公家では無理です。宗教戦争も始まった。「天文法華の乱」の如く・・。お公家さんが出張っていく状況ではありません。僧兵に蹴散らされて終わり・・。 | |
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| 182 三保 平清さん | 2013/05/28(火) 22:52:42 |
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「日本学会」会長さんへ
☆一番重要な要素に違和感を覚えつつ、・・・同じように明治新政府の文明開化もそのように評価できませんか？ ★私は明治維新は否定していません。しかし明治維新の肯定＝明治新政府の肯定ではありません。文明開化と言う言葉は、それまでの中世、近世は間違っていて、進歩から取り残されたので、そこから開化する為に「文明開化」が必要だったとお考えですか。日本の中世、近世は暗黒時代だったとお考えなのですか？？明治新政府のやった「文明開化」策以外には、他に方法はなかったのでしょうか・・。 ☆今日まで、神代にまでさかのぼる国体の本義は、万世一系の皇位継承によって、・・第１２５代今上天皇陛下に受け継がれています。 これを国体観念だともすでに申し上げました。 ★これを勿論否定も疑ったりもしていません。しかし国体観念と現実の政治とは別なのです。これを「日本学会」会長さんはごっちゃにしていらっしゃる。大東亜戦争敗戦後、日本国は史上初めて異民族支配を受ける・・と言う屈辱を味わいました。しかしその時でも国体観念は存在していたのです。つまり国体観念と現実の政治は別のものなのです。両者を混同すべきではありません。 | |
| 183 「日本学会」会長さん | 2013/05/28(火) 23:10:03 |
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三保 平清さんへ
『「武家支配の世」が絶対的に不当とは思ってはいないので、武家政治を否定はしない』といった点を私の違いとしてお話くださっています。一度、私がお返事申し上げた内容をお手数ですが再読していただければと存じます。 『君民一体国家は「刀伊の入寇」時には崩れ去っていた。だから・・・』と続く武家や武士へののお考えは、もはやこの国には「保守すべきものがない」という極論にも行き着く深刻な内容です。勢い余ってのことだとは思いますが、今後はご注意なさったほうがよろしいかと存じます。 | |
| 184 「日本学会」会長さん | 2013/05/28(火) 23:22:47 |
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『「国体の本義」の理念を持っていれば、必ずしも政権担当者は朝廷である必要はないと思う』とのご意見もお見受けします。
武家政治とは現実的に「武家の棟梁たる征夷大将軍が左大臣・右大臣ひいては太政大臣となることを先例とする政治」のことを意味します。つまり、幕府も朝廷もその大義は変わらないはずなのです。「政権担当者は朝廷である」という公式は変わっていないのです。それがいつの間にか「変態化」したとの結論が「国体の本義」に記述され、軍人勅諭にもお諌めを賜っているわけです。私が申し上げたいのはそのことに少し謙虚になるべきではないかということです。 蒙古襲来の時代はすでに幕府の時代ですから「左大臣・右大臣である征夷大将軍」が担当するのは当たり前です。「朝廷（この場合では禁中・公家）は蒙古降伏を祈っていただけ」とおっしゃいますが、それはもう少し丁寧な史実的記述をするべきではないでしょうか？ | |
| 185 「日本学会」会長さん | 2013/05/28(火) 23:31:20 |
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「朝廷」なり「公家」といった用語を少し使い分けたほうがお話が混雑しないかもしれませんね。
「朝廷」は古代から現代に至るまで我が国の正統（正当とも）な政府であることはいうまでもありません。征夷大将軍も武人も「官位」があります。 「公家による政治」についてのご意見はそれぞれ意見もあるでしょうし、私も万能無謬なるものであるとの発言は一度もしておりません。 「天皇が統治すると言うのが正統」とのご意見には、私も全く同じです。しかし、その考えによらない「あり方」が武家政治にあったということなのではないでしょうか。 | |
| 186 「日本学会」会長さん | 2013/05/28(火) 23:43:47 |
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「私は明治維新は否定していません。〜」とのお話、承りました。
この内容はすでにお話し合いをさせていただきましたね。 「05/28(火) 20:09:07」のお返事に対するお話だと思います。 お話が前後するのですが「それではそれ以外の選択肢と具体的な政策・外交は？」と何度もお伺いしております。 「なぜ西郷隆盛や小栗上野介が明治政府の指導者であったら、不平等条約の改正を実現し、富国強兵・殖産興業等の近代化を実現し、国の独立を実現できたのか。その具体的・現実的政策と外交等」を「当時の世界的・歴史的環境や条件等を踏まえて」と何度もお伺いしております。 当時の明治新政府も「限られた環境と条件」の中で選択し決断を下していったのでしょう。 | |
| 187 「日本学会」会長さん | 2013/05/28(火) 23:54:24 |
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「国体観念と現実の政治とは別」とのご意見もいただいております。
「05/25(土) 00:01:04」に申し上げましたお返事と重複してしまうと内容になってしまうと思うのですが、もう夜も更けてまいりましたので、あらためてこの点での整理を含めたお返事を申し上げます。 ただひとつ申し上げますと「戦後も国体観念は存在している」という内容には、別の意見を持っております。『今こそ「国体の本義」と「臣民の道」を』という主題ですが、三保 平清さんのお言葉通り『今こそ「国体の本義」と「臣民の道」をと言う表題だが、多くの国民には素直に受け入れられない人が多いのが現状だろう。』という現実に危機感をもっております。 また時間をあらためましてお返事申し上げます。駆け足のような悪文・駄文をどうぞお許し下さい。 | |
| 188 三保 平清さん | 2013/05/29(水) 07:27:40 |
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「日本学会」会長さんへ
☆「なぜ西郷隆盛や小栗上野介が明治政府の指導者であったら、・・・。 ★「日本学会」会長さんは「西郷隆盛」や「小栗上野介」が明治政府の指導者であったら、・・・は実現せず、国の独立も実現できなかった・・と言うお立場なのですね。それは何故ですか。明治新政府のやった事は事実ですが、それは歴史の中の一つの選択の結果に過ぎません。他にはあり得なかったと言う事ではありません。既定の事実として歴史として定着はしていますが・・。 ☆当時の明治新政府も「限られた環境と条件」の中で選択し決断を下していったのでしょう。 ★政権を掌握した者には、権力の行使により生じた結果には全責任を免れ得ないでしょう。私は必ずしも明治新政府が、政権運営に全知全能を傾けたとは思っていません。 「文明開化」とは、一体どう言う認識なのでしょう。西欧化を進める事情はあったにせよ、それは「和魂洋才」と言う気構えで進めなければならない。 又それだけ西欧近代化が大事なら、それを江戸時代に始めた「小栗上野介」を何故評価しなかった？？？「小栗上野介」を評価し感謝の辞を述べたのは、明治新政府ではなしに「東郷平八郎」です。 | |
| 189 三保 平清さん | 2013/05/29(水) 12:23:18 |
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「日本学会」会長さんへ
☆「朝廷」なり「公家」といった用語を少し使い分けたほうがお話が混雑しないかもしれませんね。 ★それはその通りです。私は「公家」の政治には不信感をいささか持っていますが、それは「公家」の政治＝朝廷ではありませんね。用語は慎重に選ぶべきですね。中世近世において機能不全に陥ったのは、「公家」の政治でした。しかし朝廷において、政務を司るのは結局公家です。朝廷には本来武官の官職も存在していた筈ですが・・。これがどどん無力化していった。「征夷大将軍」は朝廷の一員の筈でした・・。 「武家」は「公家」の下位にあるものとされていたが、その「武家」の武力なしには、天下が治まらなくなっていた。こんな「公家」をからかうように扱ったのが「武家」でした。バサラ大名の「佐々木道誉」がその一例・・。「佐々木道誉」は門跡寺院にも無礼を働いていますが、皇統を無用と決めつけてはいないでしょう。「佐々木道誉」は命がけの教養家でもあった。 | |
| 190 三保 平清さん | 2013/05/29(水) 12:43:52 |
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「日本学会」会長さんへ
☆『今こそ「国体の本義」と「臣民の道」をと言う表題だが、多くの国民には素直に受け入れられない人が多いのが現状だろう。』という現実に危機感をもっております。 ★これは私も同意です。では何故多くの国民が素直に受け入れないのでしょう。「大東亜戦争」の敗戦の後遺症なのでしょうか・・。「大東亜戦争」の戦争遂行に、国民は非常に協力したにも関わらず、日本は敗れてしまった。又その敗れ方がよくない。国民はそもそも国家体制が間違っていたのではないか・・と疑い始めたのでしょう・・。国家体制に疑問を持ち始めたのなら、素直に受け入れられないのは当然。こんな国民にはまず国家体制の議論から始めるべきかもしれません。それは何も明治維新を否定する事ではありません。同時にそれは明治の体制を全面肯定するものでもありません。 何よりも明治新政府自体が、公家を疑いの目で見ていました。むざむざ「楠木正成」を湊川に討ち死にさせた。それが明治の国軍の統帥にまで影響しています。それで統帥権を天皇に直結させたのでしょう。これが国軍の統帥の混乱に繋がっていった。 | |
| 191 [Delete] |
| 192 三保 平清さん | 2013/05/29(水) 13:06:13 |
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☆「武家を朝廷に対する変態と切って捨てるのは如何なものか」というご意見には、やはりその「あり方」に問題があったのだろうと察します。
★ここが私と「日本学会」会長さんとの見解の相違点のようです。「日本学会」会長さんの見方は、武家政権とは朝廷に対する変態である・・との論ですね。私は確かに朝廷に対する変態かもしれませんが、その前に当時の朝廷が政権担当能力を失っている・・と見ます。政権担当者は、国家統治をゆるがせには出来ないのですから。無能な政権担当者が政権を失うのはやむを得ない。これは中世以降の公家の政治を指して言っています。朝廷とは本来君民一体が理想の政治の筈・・。中世以降の公家の政治は君民一体を理想とはしていない。君民一体を理想とはしていない＝「国体の本義」ではない。 | |
| 193 三保 平清さん | 2013/05/31(金) 08:18:50 |
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「武家を朝廷に対する変態」と切って捨てるのは、武家の日本の歴史に果たした事を全て否定する事である。「織田信長」も「豊臣秀吉」も「徳川家康」も、その意味を認めないと言う事である。「織田信長」も「豊臣秀吉」も「徳川家康」もいなかったら、今の日本はあり得ない。「国体の本義」は重要である。しかしこれにばかり拘るばかりに、武家の日本史に果たした役割を否定するのは、日本の歴史を否定するものです。「朝廷」と「武家」は今日では右手と左手のようなものである。どちらか一方だけ認める・・と言うものではない。「北条時宗」がいなかったら、日本はどうなっていた事か・・？？明治維新を始めたのも武士の「小栗上野介」です。明治維新を命がけで遂行したのは、下級とはいえ武士であった。この武士の歴史に果たした役割も、皮肉な事に明治維新で意味が軽視される事になった。この影響が「大東亜戦争」の敗戦と言う形に表れている。
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| 194 三保 平清さん | 2013/05/31(金) 18:07:53 |
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日清日露戦争に勝利して日本は世界を驚倒させたが・・。「大東亜戦争」は白人文明そのものとの戦争であった。日本はそれを望まずして、それを強いられた。日本の、この望まずして強いられた「大東亜戦争」の戦争遂行が、全く「お役所仕事」による戦争であった。日本の、国家の、軍隊の、上部組織がお役所化、中世の公家化していた。
この「お役所仕事」的戦争とは、（戦からは逃げて武を軽視する）・・だった（むざむざ「楠木正成」を討ち死にさせた・・）。だから「大東亜戦争」にも敗戦した。 日本では中世以降、庶民は納得のいかない課税には、徹底的に武装して抗戦を始めた。庶民同士も、水争いや宗教の対立やその他の利権を巡って、武装して争うようにもなった。こんな状況下で、武力を持たない公家に庶民を治められる筈がない。だから武家による支配統治が必要になってきた。「戦は侍のやる事・・」的発想は、兵農分離が済んだ近世後の発想である。庶民も戦を闘っていた。そんな日本の中世近世において「お公家さん」による日本国の支配統治など夢物語だ。「お公家さん」による・・朝廷による支配統治が不可能になっていた。「国体の本義」は大事でも、それが現実である。 | |
| 195 「日本学会」会長さん | 2013/06/01(土) 09:15:32 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
度々遅れてのお返事となってしまい恐縮です。 05/29(水) 07:27:40より頂戴いたしましたお話へ順番にお返事を差し上げます。 「西郷隆盛や小栗上野介が明治政府の指導者であったら、は実現せず、国の独立も実現できなかったと言う立場」という私へのご感想をいただいております。 正確に申し上げます。重複致しますが「歴史にもしも・・・」といったお話は面白く、私も好きなのです。それは「今やどこまでもフィクション」ですから、だからこそ自由に想像を膨らますことができます。であるからこそ楽しいのです。 現実としてこうした思いを「現実的に論じ表す」とするとその「ステージ」は、映画や演劇、ドラマや小説、漫画やアニメといった部門になります（内容によっては「都市伝説」といったジャンルでも）。 | |
| 196 「日本学会」会長さん | 2013/06/01(土) 09:19:10 |
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申し上げております通り、私はこの手の話も大好きなのでいくらでも想像をふくらませたフリートークを楽しみます。
しかし、そうしたジャンルをそのまま現実的な歴史考証や考察、議論や言論などへ直にスライドさせるのは「ステージが違う」と思うのです。 もちろん「今振り返ればあのときこうしておれば、ああしておれば」という「悔いが残る」お話で反省点を論じ具体的かつ現実的な対案を語る点ではまだしも、その話でもってリアルな史実の糾弾や時代の断罪を論ずるのは過誤が生じると思えるのです。 楽しい「歴史にifのフィクション」としての話と、「現実論」とは違うのではということです。 私が幾度か「現実的でリアルなイメージがわかないでいる」と慎重にお伺いしたのはその点です。 | |
| 197 「日本学会」会長さん | 2013/06/01(土) 09:21:32 |
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「歴史は過去から現在、未来へと流れ、それ以外は絶対にあり得ない」
「今日は昨日へは絶対に戻らない。まさに時間の流れは絶対に後戻りしない一直線上を休む間もなく流れていく。長い時間の中の一点と一点は同じではあり得ない」 「時間の流れを無視は出来ない」 などなど・・・三保 平清さんが私にくださったお返事です。 今は平成の聖代ですが、振り返っての現実論のお話として同様に「西郷隆盛や小栗上野介が明治政府の指導者ではない事実」の上に「時間の流れ」は進んでいるわけです。 | |
| 198 「日本学会」会長さん | 2013/06/01(土) 09:25:25 |
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当時の日本がどのような「環境と条件」の下にあったのかというお話は重複する内容でございますのであえて繰り返しませんが、それは「国内の道理」が通用する時代のかということについても見つめるべきではないでしょうか？
その当時から明治新政府の最大の難点は「欧米列強」でした。「国内の道理」を優先して侵略されることがあっては元も子もないといった苦渋の選択と判断があったのだと察します。 仰る通り「政治は結果」です。結果として我が国は欧米列強から「文明国」とみなされ、植民地化は避けることができました。 もちろん個別具体的な内容への賛否両論は当然であり、私個人としても思うところがございます。 しかし、もしその成果を否定するとしたら「では現実的・具体的にどのようにすればよかったのか」という課題に取り組まなければなりません。そして、「それをどう今と未来にいかせるのか」といった「今」と「未来」への「具体的かつ現実的な提案」にも勤しまねばなりません。 | |
| 199 「日本学会」会長さん | 2013/06/01(土) 09:28:43 |
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05/29(水) 12:23:18にお答えします。
幕府政治というのは申し上げました通り「左大臣・右大臣ひいては太政大臣になれるのは、臣下においては公家に限る」とした内容から「征夷大将軍が左大臣・右大臣ひいては太政大臣を兼官兼務する」ことを先例として定着した体系です。 つまりは「朝廷において政務を司るのも武家」というわけです。これは仰る通り「武家」の武力なしには天下が治まらなくなっていた情勢を反映してのことです。 「公武合体」は別の意味で使われていますが、幕府政治はまさに「公（太政大臣・左右大臣）」と「武（征夷大将軍）」が「合体」した、いわば「両性具有」の政体と理解しています。 | |
| 200 「日本学会」会長さん | 2013/06/01(土) 09:36:21 |
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05/29(水) 12:43:52にお答えします。
まさにこれは別スレでも申し上げております「システム論」のお話なのでありまして、別して申し上げるべき内容となります。 憲法上、統帥権を陛下の大権としたのは立憲君主制では当然なのです。事実として、英国では現在も元首である女王さまが国の統治権を総攬し、軍の統帥権も女王さまに属します。デンマークやスペインなどといった他の立憲君主国でも憲法上この原理は同じです。 「憲法上、国軍の統帥権は国家元首に帰属する」というのは普遍的原理ですので「明治新政府自体が、公家を疑いの目で見て・・・」といった内容は正確ではありません。 「国軍統帥の混乱に繋がっていった」理由は、統帥権が陛下の大権であったことが原因ではなく、まさに憲法上の不完・不備なるところに起因したシステムエラーでありプログラムミスです。 関連したこのお話は、『今だからこそ向き合いたい「国体明徴声明」全文』にてお返事申し上げておりますのでご一読いただければ幸いです。 | |
| 201 「日本学会」会長さん | 2013/06/01(土) 09:38:31 |
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05/29(水) 13:01:10にお答えします。
何度もご紹介しておりますが「武家支配の世は国体の変態であった」というのは「国体の本義」に記述されており、畏くも明治天皇様におかせられましては軍人勅諭にて厳しくお諌めあそばされております。 「国体の本義」に賛同し「詔を承けては必ず謹め」との承詔必謹を大義を信じ仰ぐ者のひとりとしてご案内・ご紹介したまででありまして、決して私の個人的見解や見方というわけではありません。 | |
| 202 「日本学会」会長さん | 2013/06/01(土) 09:47:06 |
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「歴史の断絶」は国家文明の滅亡や「革命」が代表的です。
しかし「歴史を断絶」することなく、「ある一時代をなかったことにする」方法があります。それは「廃位」というものです。 その語の通り「帝位や王位を廃する」ことを原意としますが、その目的は「そもそもそんな統治者はいなかった。そんな歴史はなかった」という歴史の消去、史実の抹消を意味します。 これは古今東西様々な事象として確認されています。我が国でも郷土史家らが埋もれた歴史を発掘すると、その小さな痕跡を見つけることができると話しています。 畏れ多くも明治天皇におかせられましてはあのような厳しいお諌めを思し召され、「国体の本義」においても「変態」と総括された武家政治ですが、しかしながら国史の上で「廃位」されてはいないことに私は注目します。 いかに「変態」であろうとも「なかったこと」として国史から消去されるようなことはありませんでした。 何度も申し上げますが、私は武家時代に培われ育まれた文物一切を否定し、その世の物心両面の成果を破却すべきだとは思いません。 | |
| 203 「日本学会」会長さん | 2013/06/01(土) 09:50:53 |
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08:18:50にお答えします。
お返事が遅れてしまったために内容が重複いたしますが、「武家支配は国体の変態」と総括・記述したのは「国体の本義」です。 そして軍人勅諭にもご紹介いたしました厳しいお諫めの思し召しを拝することができます。 三保 平清さんは、陛下の御勅諭をどう拝されますか？ 私は個人的史観は様々にあってもいいと思っております。しかし、国体をテーマに論じるにあたっては私情を排して向き合う姿勢も必要であると考えますがいかがでしょうか。 | |
| 204 「日本学会」会長さん | 2013/06/01(土) 09:58:36 |
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05/31(金) 18:07:53にお答えします。
大東亜戦争敗戦に関するお考えをお見受けします。 この歴史的現実に対する問題点をどこに見出すのか・・・その違いを感じます。 私は敗戦の理由をやはり「システム」に見出します。その反省点を踏まえた改善点を論じ、同時にこの問題点を克服した新憲法の制定を主張し、手元には私擬憲法も用意しております。ネガティブな点を指摘する以上は、現実的な立論と対案を必要としますので・・・。 「心根」が原因で戦争に負けた、その「心根」がご主張なさるところの「武家」の要素であるとすれば、その「武家」を有することなき国家が「戦勝国」となっているのはなぜでしょう。 確かにご主張の内容には感じ入るところもあるのですが、昭和の大戦を振り返ると、その現実は「システムとプログラム」に起因した深刻なエラーを見出せます。いくら「心根」が素晴らしくても、その「心根」を生かす現実的なプロセスとシステムを実現するプログラムが機能していなければ、そのすべてがネガティブな結果に行き着きます。敗戦は、そのネガティブな結果としての現実です。 私はその原因は帝国憲法の未完・不備なるところにあると考えます。 | |
| 205 「日本学会」会長さん | 2013/06/01(土) 10:15:46 |
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急いでのお返事となり、文才の無さ故に乱文乱筆の悪文を長々と綴らせていただくことになりまして・・・お見苦しい点が多々ございますことをお詫び申し上げます。
三保 平清さんの切り口や視点は、自分にない部分が多いので、こうしてお話合いをさせていただきますと毎回本当に新鮮な感覚を覚えます。 お返事は明日の夜になります。 三保 平清さん、いつもありがとうございます。 | |
| 206 三保 平清さん | 2013/06/01(土) 12:56:13 |
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「日本学会」会長さんへ
☆私はその原因は帝国憲法の未完・不備なるところにあると考えます。 ★私もそれには同感です。帝国憲法は立派ですが、同時に大きな瑕疵が存在したと思っています。国家指導者の規定とその権能が実に曖昧です。これで後に日本政府と軍が混乱迷走停止した。しかし所詮は憲法も人の作ったもの、完全無欠ではあり得ません。だから改正を繰り返しながら、よりよきものに仕上げていかねばならない。ところが帝国憲法は「不磨の大定」と呼ばれ、実質的には改憲が考えられていない。 「伊藤博文」などの関係者は次世代を信頼していない。次世代を信頼していないからこそ、「不磨の大定」などとした。これでは次世代に移行した時に、大問題が生じる。次世代の問題は次世代の人間に委ねざるを得ないのに・・。単なる「システムの不備」に留まらないのでは・・と。 | |
| 207 三保 平清さん | 2013/06/01(土) 13:33:52 |
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☆「武家支配は国体の変態」と総括・記述したのは「国体の本義」です。
そして軍人勅諭にもご紹介いたしました厳しいお諫めの思し召しを拝することができます。 ★これは当然と思います。朝廷から政権を奪っていたものに、理解を示す事は出来ないでしょう。政権にあるものとしては・・。しかしそれはそれとして、存在した武家政治をなかった事には出来ません。かつ武家政治だからこそ機能したと言う事も現実にあります。「国体の本義」は内容の問題であり、それは質の問題と考えます。形式は時代によって変化する。形式が武家政治と言う形をとったのだと考えて、その武家政治の質が、「国体の本義」に言うところと比べて、どうなのかが問題と考えます。 | |
| 208 KITAさん | 2013/06/01(土) 13:50:28 |
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はじめまして。
浅学ながら保守について思うところを書かせて頂きます。 私は保守というとただ戦前に戻ろうとする傾向を感じ、 それを不満に感じることが非常に多く、特に教育について強くそれを感じます。 教育勅語を復活させようという意見がありますが、 現代版であれば親自身が子から尊敬されるよう学習努力するべきことは 最低限注釈にでも入れるべきだろうと思います。 教育の問題は左翼がはびこっているからなのか分かりませんが、 保守と言われる方の発言には不満に感じることが多々あります。 議員さんは情緒障害児短期治療施設などを視察した方がいいのではと思います。 昨年の生活保護問題において片山さつき議員が家族で支え合えばいいと おっしゃっていましたが、一方で仲が良い家族ばかりではないという 民主党の桜井充議員の指摘は理解ができていませんでした。 （桜井充議員も教育に関して話は聞いた事がなくたいがいだと思いますが。） 私は保守というものに対して特に教育の面で現実を踏まえていない、 教育も心理学も教育科学、心理科学で科学であって研究は進んでいるにも 関わらず現実問題を全く知らず過去を賞賛する姿勢に不満を感じますし 間違いであると思います。 | |
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| 210 三保 平清さん | 2013/06/01(土) 19:56:43 |
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「日本学会」会長さんへ
☆・・・ ○「文明開化を初めとした明治新政府の近代化政策は、我が国を誤った道へと歩ませた（大東亜戦争敗戦を含めて）」 ○「小栗上野介の施策が成功していれば、明治維新すら必要ではなかった」 ★この「小栗上野介」の施策が成功していれば、明治維新すら必要ではなかった」・・と言うのは、もし「小栗上野介」が仮に政権にあれば・・と言う仮定です。しかし仮定は仮定であって、現実ではなかった。私は「小栗上野介」の政治が続かなかったので、明治維新は認めない・・では決してありません。明治維新は複数の可能性の中の一つが実現したに過ぎない。そして明治維新の実現は決して唯一無二ではなかった・・と言いたいのです。維新の実現の可能性の一つに「小栗上野介」の施策も可能性があった・・と言いたいのです。「小栗上野介」の開花政策は、それを文明開化とは呼ばず、日本文明を西欧文明の下位には位置ずけなかった。あくまでも日本の主体的な開花政策です。 | |
| 211 三保 平清さん | 2013/06/01(土) 20:16:02 |
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「日本学会」会長さんへ
☆☆王政復古の大号令、そして五箇条の御誓文に始まる明治の御代は「諸事神武創業の始にもとづき」との原点回帰を説きました。 ★王政復古とはいつの王政をさすのでしょう。「建武の新制」は失敗しました。中世以降には朝廷政治は成り立たない世の中となっていました。朝廷政治では領民に課税すら不可能な状況でした。日本の本来の朝廷は決して武を卑しみません。「大化の改新」において剣をふるって「蘇我入鹿」を倒したのは後の「天智天皇」でした。「神功皇后」は身重の身で、日本軍を直卒しています。この武の精神が失われた時に、朝廷は武家に政権を奪われる運命にあったのです。武家の朝廷に対する変態と言うよりも、朝廷自体が変質しているのです。皇室の三種の神器の一つは剣です。三種の神器の一つの剣を忘れ去った、中世以降の朝廷・・武家を一方的に朝廷に対する変態呼ばわりで済む話しではないと思います。 | |
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| 214 三保 平清さん | 2013/06/02(日) 08:55:57 |
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「世阿弥」の言葉に「守、破、離」がある。日本の歴史をこの「守、破、離」と言う言葉で表すならば、古代の朝廷政治が「守」である。次の武家政権が「破」であり、現代の民主政治が「離」である。１２２１年の承久の乱がこの「破」を象徴している。このように日本の歴史は古代から現代に向かって昇華してきた。
守…ひたすら教えを守り、学ぶ 破…教えの言葉から抜け出し、真意を会得する 離…型に一切とらわれず、自在の境地に入ること ・・ とあります。「守、破、離」を貫く「君民一体国家」が重要なのではないかと・・。「君民一体国家」を別の言葉で置き換えたものが、「国体の本義」の心髄なのでしょう。 | |
| 215 「日本学会」会長さん | 2013/06/02(日) 21:39:15 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
一日遅れのお返事となってしまいましたことをお許しください。 帝国憲法に対するご考察を拝読させていただきました。 私もまったく仰る通りだと思います。 帝国憲法は本当に立派です。告文、憲法発布勅語、上諭を謹んで拝し奉ります。 憲法発布勅語に 「朕国家ノ隆昌ト臣民ノ慶福トヲ以テ中心ノ欣栄トシ朕カ祖宗ニ承クルノ大権ニ依リ現在及将来ノ臣民ニ対シ此ノ不磨ノ大典ヲ宣布ス」 とございます。 また上諭には 「将来若此ノ憲法ノ或ル条章ヲ改定スルノ必要ナル時宜ヲ見ルニ至ラハ朕及朕カ継統ノ子孫ハ発議ノ権ヲ執リ之ヲ議会ニ付シ議会ハ此ノ憲法ニ定メタル要件ニ依リ之ヲ議決スルノ外朕カ子孫及臣民ハ敢テ之カ紛更ヲ試ミルコトヲ得サルヘシ」 とございます。 | |
| 216 「日本学会」会長さん | 2013/06/02(日) 21:44:46 |
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不磨の大典とはまさにこのことをお示しあそばされたことなのであり、「揺るぎなき普遍的価値」をお示しなのであって、決して「改正をすることは永久に認められない」といったことではありませんでしたね。
事実、第７章の補則における第７３条では「将来此ノ憲法ノ条項ヲ改正スルノ必要アルトキハ勅命ヲ以テ議案ヲ帝国議会ノ議ニ付スヘシ」とあり、第２項では「此ノ場合ニ於テ両議院ハ各々其ノ総員三分ノニ以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開クコトヲ得ス出席議員三分ノ二以上ノ多数ヲ得ルニ非サレハ改正ノ議決ヲ為スコトヲ得ス」と改正に関する条項が明確に定められています。 | |
| 217 「日本学会」会長さん | 2013/06/02(日) 21:51:18 |
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「改正を繰り返しながら、よりよきものに仕上げていかねばならない」とのお考えは仰る通りです（もちろんそれは軟性憲法を意味してのことではありませんが・・・）。
個人的にも、帝国憲法の条文があまりにもシンプルすぎて後世の禍根が生じたとの意見を持っておりますので、数度の改正を経ていればと想像すると・・・ものすごく残念ですね。しかし憲法制定史や内閣制度や議会制度等の発足への過程などをよく調べてみますと、やはり苦心と苦悩、そして工夫と失敗の繰り返しをその痕跡として見つけることができます。 個人的には、伊藤博文らが「次世代を信頼していない」その「トラウマ」は「自由民権運動」や「西南戦争」があると思っています。 それが完全な史的分水嶺ではなかったかと・・・不平分子らによる国家転覆という「悪夢」にうならされた激動の時代を経由してきた運命の過酷さのようなものを察します。 | |
| 218 「日本学会」会長さん | 2013/06/02(日) 21:59:16 |
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「政権にあるものとしては・・。」とのお言葉をお見受けいたしますが・・・
幕府政治について「且は我国体に戻り且は我祖宗の御制に背き奉り浅間しき次第なりき」と仰せられ、さらに「再中世以降の如き失体なからんことを望むなり」と御誡めになっていらっしゃるのは明治天皇様であらせられます（陸海軍軍人に下し賜へる勅諭）。 もちろん私も「武家政治だからこそ機能したと言う事も現実にある」というのはわかります。 その一方で「国体の本義」では、明治天皇様の御誡めを拝し、「〜源頼朝が、平家討減後、守護・地頭の設置を奏請して全国の土地管理を行ひ、政権を掌握して幕府政治を開いたことは、まことに我が国体に反する政治の変態であつた。」という結論を導き出しているというわけです。 「存在した武家政治をなかった事には出来ない」というのは、私も先のお返事の中で申し上げております通り、国史上「廃位」されていないことを注目しています。当然のことながら、それは陛下におかせられましても、また同様に国体の本義に向き合い続けた歴史的結果としても、武家政治の時代と歴史の「廃位」は選択になかったからです。私はそこに不思議な深い感動すら覚えます。 | |
| 219 「日本学会」会長さん | 2013/06/02(日) 22:00:35 |
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『「国体の本義」は内容の問題であり、それは質の問題と考える。武家政治の質が「国体の本義」に言うところと比べて、どうなのかが問題と考える』というお話にも考えさせられます。個人的にも思いを同じくするところではあります。
しかしながら陛下におかせられましても「国体の本義」においても、「結論」はご紹介した通りなのではないかと承ります。 | |
| 220 「日本学会」会長さん | 2013/06/02(日) 22:06:30 |
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KITAさん、はじめまして。メッセージありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。 「保守」について思われるところのお話など、興味深く拝読させていただきました。 冒頭にも申し上げましたが、「保ち守る」と書いて「保守」と読みます。それでは何を「保ち守る」のか？それは「国体」である、すなわち「保守＝国体護持」であるというのが私の意見です。その一番大切なエッセンスこそ「国体の本義」であるというのも私の主張するところでもあります。 その意味でも、あくまで個人的な意見では、わが国には戦後、「保守」という存在は「不在」であったと理解しております。 それは「保守」に理論体系が存在しなかったことも大きな要因ではないかと考えます。 「保守」と「革新」の違い等についても持論とするところがありますが、お話が拡大するといけませんので、関連したお話し合いの中で私の愚考・愚見をお話しさせていただければ幸いです。 | |
| 221 「日本学会」会長さん | 2013/06/02(日) 22:08:25 |
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教育に関連したお話をしてくださっています。
私は、教育勅語は今すぐにでも復活させるべきだという考えです。 「現代版であれば親自身が子から尊敬されるよう学習努力するべきことは最低限注釈にでも入れるべきだろうと思う」とのご意見がございますが、子がやがて親となるわけですので、子（自分）が教育勅語を習熟・習得させることは、ひいては我が子から尊敬される親（自分）へと成長・成熟することにつながるのではないかと考えますが、いかがでしょうか？ | |
| 222 「日本学会」会長さん | 2013/06/02(日) 22:13:20 |
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「議員さんは情緒障害児短期治療施設などを視察した方がいいのではと思う」とのご意見ですが、その本意となさるところを十分に読み取っているかの自信がございませんもので、できましたらその詳しいお話をしてくださるとありがたいです。
生活保護に関する一連の論争に関連したお話にも考えさせられるところがございますが、「家族で支え合えばいい」というのは踏まえておきたい原理・原則を論じている内容であって、実社会では「仲が良い家族ばかりではない」といった話とは微妙な「すれ違い」を起こしているような気が致します（ちなみに片山さつき議員は保守ではありませんが・・・）。 | |
| 223 「日本学会」会長さん | 2013/06/02(日) 22:14:44 |
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「教育」は「理念（理想とも）」と「理論」が内在しますが、保守の中に教育に関連した学理を否定するような人はいるのでしょうか？
保守も革新も主に教育の「理念」を説くことが多いです。これは「理念」を実現するために現実的な「理論」が生まれるからです。 「どの理念を実現するために現実的な理論体系を確立するか」は非常に大きな要素です。 その「理念（理想）」が何であるかによって保革の分別ができるのではないでしょうか？ 「間違った理念によって間違った理論が体系的に確立し、現実の教育に過誤がみられる」というのが保守が共有する問題意識であると私は考えます。 | |
| 224 「日本学会」会長さん | 2013/06/02(日) 22:19:55 |
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「現実問題を全く知らず過去を賞賛する姿勢」を保守と印象をもっていらっしゃるようですが、私は保守とはそうではないと思っています。
持論としては、「保守」は「日本のルネサンス」を目的とします。 ご存じの通り、ルネサンスは１４〜１６世紀に、ヨーロッパで見られた大規模な文化活動で、古代ギリシャ・ローマ文化の再現をはかったので、「文芸復興」ともいいます。「ルネサンス」という単語を翻訳すると「再生」の意味です。 当時の人々は、古代ギリシャ・ローマに理想を見いだし、「近代」という新しい時代の到来を実現しました。 温故知新という言葉がありますが、保守は歴史や伝統の中から価値を見出し、同時に現在と未来への懸け橋を築こうと努力します。 その意味で「保守」とは同じく「再生」をもその意味として内包していると考えます。 長々と拙い持論を展開するのは差し控えますが、保守とはわが国におけるルネサンスを唱えるものであると思っております。 大雑把なお話に終始いたしましたが、また何かご意見等ございましたらよろしくお願いいたします。 また、長々とした悪文のお見苦しい点を何卒ご容赦いただきたく存じます。 | |
| 225 「日本学会」会長さん | 2013/06/02(日) 22:25:48 |
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三保 平清さんへのお返事です。
明治維新は「御一新」ともいいます。「維新」といい「御一新」ともいうこの「動き」を、「複数の可能性の中の一つが実現したに過ぎない」とは思えません。それは明治天皇様の大御心を謹んで仰ぎ奉るからです。 いわゆる「文明開化」は「日本文明を西欧文明の下位に位置付ける」ことを動機としたものではありません。何度も申し上げてはおりますが、不平等条約を改正し、殖産興業と富国強兵を実現して国の独立を実現するためのものでした。「鹿鳴館時代」という世の中も現出されますが、一方で「国粋主義」が勃興します。これは「現実と理想」が同居をした時代の興味深い内容です。 「日本の主体的な開化政策」とは「具体的にどのような内容」なのか、そしてそれを「当時の環境と条件」の中で実現可能だったのか、どのように実現するのか、その政策的多段階工程等をご教示願えますか？ 私たちがあの時代の当局者として「現実的な対案と施策」を体系的に説明するとしたらのお話です。 | |
| 226 「日本学会」会長さん | 2013/06/02(日) 22:27:45 |
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「武家を一方的に朝廷に対する変態呼ばわりで済む話しではないと思う」
とのご意見ですが・・・正確なお話し合いをさせていただくために申し上げますと、「国体に反する変態であった」と「国体の本義」は詳述し、畏れ多くも明治天皇様におかせられましては軍人勅諭にてご紹介のように御誡めです。 また、世阿弥の言葉を引用なさってのお話、ありがとうございます。 「国体の本義」の中にあります「第二 国史に於ける国体の顕現」の「五、国民文化」をぜひお読みになってみてください。 | |
| 227 三保 平清さん | 2013/06/03(月) 07:39:09 |
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「日本学会」会長さんへ
私は「国体の本義」は認めています。しかし現実はある一つの事だけを、唯一無二としてはあり得ません。理想と現実は常に、ぴったりと整合しないことも多い。ぴったりと整合しないからといって、その両者は互いに相反するとは必ずしも言えません。世の中に起きる事象は事象であって、物ではありませんから。日本の根本は天皇皇室です。しかしそれは日本の政体は必ず何時の時代も、朝廷の支配統治でなければならぬ・・ではありません。 「北条時宗」がいなかったら、日本は蒙古の支配下となっていたかもしれません。その時蒙古が朝廷を認めていたでしょうか・・？？仮に朝廷が存在していたとしても、その時には「国体の本義」なと゛蒙古は聞く耳を持ちません。日本は「大東亜戦争」に敗戦して、ＧＨＱの占領支配を受けました。そのＧＨＱが「国体の本義」に従いましたか？？？「国体の本義」は大事ですが、それを大事に出来るのも、日本が自立していてこそ・・。武家はその自立を守ろうしたのです・・。自立も出来なくて、他を一方的に見下し、武家の反感を買ったのが、中世の朝廷であり、公家なのです。その時においても、武家は天皇皇室は認めています。 | |
| 228 「日本学会」会長さん | 2013/06/03(月) 20:09:20 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
「06/03(月) 07:39:09」のお話を拝読させていただきました。 冒頭にお話しくださっておられる「理想と現実」に関するご考察は、私も意見を同じくするところです。故に「個人的な感情（好き嫌い）で歴史を論じ、断じてはならない」ということなのではないでしょうか？ 何度も申し上げておりますが、私は「国体の本義」に賛同し、「詔を承けては必ず謹め」との承詔必謹を信じ仰ぎ奉る者のひとりです。 | |
| 229 「日本学会」会長さん | 2013/06/03(月) 20:19:21 |
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やはりお話が前後してしまうのですが、なぜ「文明開化」や「欧化主義」に代表される明治新政府の近代化政策を、いわば包容的とも申し上げます斯様なお考えをお持ちの三保 平清さんは「歴史の否定」にも近い糾弾をなさるのでしょうか。
繰り返しとなりますが、それこそ私は同じようなご質問を差し上げます。 「当時、欧米列強の“一方的な基準”を満たさなければ、日本は列強諸国の分割統治下となっていたかもしれません。その時、欧米列強が我が国の道理を認めていたでしょうか？欧米列強が我が国の道理に従いましたか？」 と・・・。 | |
| 230 三保 平清さん | 2013/06/03(月) 23:55:14 |
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☆三保 平清さんは「歴史の否定」にも近い糾弾をなさるのでしょうか。
★私は歴史を否定しようとは思いませんが・・。歴史とは歴史として決定された事項です。それらは否定しようがしまいが、変わりません。私はその歴史的事項として固定するまでには、他の可能性も存在した・・と述べているだけです。又歴史的決定事項であっても、その評価は別です。明治新政府が「文明開化」を政策として実行した事は歴史的事実です。しかし歴史的事実であっても、それが政策として妥当だったかどうかの評価は別でしょう。武家政治が存在したのは歴史的真実でしょう。それに意味が存在したのも歴史的真実でしょう・・。 | |
| 231 三保 平清さん | 2013/06/03(月) 23:56:33 |
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☆「当時、欧米列強の“一方的な基準”を満たさなければ、日本は列強諸国の分割統治下となっていたかもしれません。その時、欧米列強が我が国の道理を認めていたでしょうか？欧米列強が我が国の道理に従いましたか？」
★おっしゃる意味がよく分からないのですが、事は日本国の内政です。当時日本は既に欧米の支配下にあり、欧米の意に従って、日本はその内政をしなければならない状況下にあったのですか？？戦後のＧＨＱのようなものが、日本を支配していたと言われますか。それが既に「自虐史観」ではありませんか？？それで欧米の風俗にあわせて「断髪令」を下した？？完全な自虐史観だ。 | |
| 232 「日本学会」会長さん | 2013/06/04(火) 00:16:32 |
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三保 平清さんへのお返事です。
幕府政治が「国体に反する変態である」と「国体の本義」で詳述され、畏くも明治天皇様におかせられましては軍人勅諭にて厳しいお諫めを思召されておられるということは何度も申し上げております。 そのことに対してあまりにも「個人的な感情（好き嫌い）」を先行とした私的史観で、一時代の「選択」を糾弾・否定なさってはいらっしゃらないですかというお問い合わせを申し上げているのです。 お話が何度も前後しますが「であるならば具体的な対案を提示なさった上での慎重なご発言をなさっては？」ということを申し上げているわけです。 | |
| 233 「日本学会」会長さん | 2013/06/04(火) 00:25:53 |
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三保 平清さんが私へのお返事の中で国体の本義が蒙古やＧＨＱといった「外的要因・要素」を引き合いに出されて仰った内容は、同時に、明治新政府の「近代化政策」にも同様のロジックは成り立つというお話をさせていただいているだけです。
私に「自虐史観」というご感想をいただいておりますが、三保 平清さんの「ロジック」は同様に、外的要因・要素が起因すれば逆説的にも同じことがいえるということを申し上げているだけです。 同様のお話は、過去何度も慎重に申し上げております。 ちなみに「事は日本の内政」ではありません。それは幕末・明治初年以降の「環境と条件」をよくご理解いただければお分かりいただけるはずです。 私は個人的な感情をできるだけ排しながら、真正面から歴史に向き合いたいだけです。 「国体の本義には賛同する」と仰る方との対話ですので、勢い余って「自虐史観」との「レッテル」を安直に用いたお話合いは避けたいところです。 | |
| 234 「日本学会」会長さん | 2013/06/04(火) 00:29:05 |
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一度、これまでのお話合いの内容をお互いがよく再読し、読み解く必要がないでしょうか？
そして一度「国体の本義」をお読みいただき、その上で三保 平清さんのご感想をお伺いしたいところです。 もう夜も更けてまいりましたので、またあらためまして。 | |
| 235 三保 平清さん | 2013/06/04(火) 08:37:12 |
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「日本学会」会長さんへ
「日本学会」会長さんは「国体の本義」とは、いつも如何なる状況でも、政体は姿を変えられぬとおっしゃっています。故に武家政権など変態であり、絶対認められぬ・・のお立場のようです。確かに「国体の本義」を、そのまま読めばそう見えます。しかし政権の形は時代によって移り変わるもの・・と私は言いたいのです。武家政権も又一つの時代を映した政体であった・・と言うのが私の主張です。つまり朝廷と武家は常に不倶戴天の対立関係ではなかった・・。朝廷と武家は初めは対立関係であっても、後には相互補完関係に移行しています。 話しはとびますが、先の大戦の敗戦により我が国は、敵の占領支配を受けると言う屈辱を味わいました。その影響は未だに大きく影を落としたままなのです。しかしこうなる事態は前の時代からずっとあった。一つは「蒙古襲来」のおり、そしてスペイン、ポルトガルが日本へやってきた時・・。この両者ともそうならないようにしたのは武家政権です。武家の断固として武力を発動しても、自国の自立自尊を守る・・とした確固たる意志が武家政権には存在した。特に後者の場合、武家政権は戦わずして、相手をひけている。 | |
| 236 三保 平清さん | 2013/06/04(火) 08:39:10 |
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「国体の本義」は大事ですが、それも単に唱えるだけで、こうした外国の侵略圧力に無能なら、全く何の為の「国体の本義」なのか？？と言う事になる。「国体の本義」は大事ですが、単に唱えるだけなら、「百の説教屁一発」・・。我が国は先の大戦の敗戦により、敵の占領支配を受けると言う屈辱を受けた・・かかる事態に何故陥ったか・・の真摯な歴史を洞察する目が必要です。
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| 237 三保 平清さん | 2013/06/04(火) 15:38:52 |
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「日本学会」会長さんへ
☆武家支配は国体の変態」と総括・記述したのは「国体の本義」です。 そして軍人勅諭にもご紹介いたしました厳しいお諫めの思し召しを拝することができます。 三保 平清さんは、陛下の御勅諭をどう拝されますか？ ★「日本学会」会長さんは、これが「明治天皇」の下された「国体の本義」と軍人勅諭にそう書いてあるのだから・・的な言い方をされています。勿論そうなのですが、それは「明治天皇」個人のご意志を表現したと言うよりも、正式な国家の文書である・・と言う意味ですね。「明治天皇」はあの時の、ご自分の役回りを実に正確に心得ておられた。 「明治維新」が成った理由の一つに、「明治天皇」の御存在が挙げられます。世の古今東西においても、「明治天皇」は実に英明な君主であられた。後に日本を真似て維新をやろうとして失敗した国々は、「明治天皇」のような存在がないのは事実です。 | |
| 238 三保 平清さん | 2013/06/04(火) 15:56:24 |
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幕末に維新がを始まった当時においては、天皇も政権を握る為の方便。所謂「玉を握って・・」。ところが「明治天皇」が英明な君主であられた為に、この考えは通らなくなった。「明治維新」が成った当時の状況は、「国体の本義」とはほど遠い。政権を握る為にあらゆる手段が弄されている。「明治天皇」は、立憲君主がどうあるべきかを、実に見事に体現してお見せになった。その「国体の本義」や「五箇条のご誓文」や「軍人勅諭」の表明においても、「明治天皇」はその意味を十分にわきまえて、御表明になられた。これらは「明治天皇」個人の、御意志の表明ではなく、それらにはそれぞれ起草者がいた。その起草者の意を汲んで、天皇の名において発表する役割を、明治天皇」は理解して完璧にこなされたのである。
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| 239 三保 平清さん | 2013/06/04(火) 18:36:24 |
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１９８でのお言葉・・
「結果として我が国は欧米列強から「文明国」とみなされ、植民地化は避けることができました。」 これは事実誤認です。日本は欧米から「文明国」とみなされた故に、植民地化を受けなかったのではありません。欧州諸国は植民地化にあたっては、各国が激烈な競争と牽制をし合っています。とても単独で我が国を侵略は出来なかったものと思われます。どこかがやろうとしたら、どこかがその対抗策として、我が国への援助を申し出たでしょう。その援助も迂闊に受け入れれば、大変な事態となったものと思われますが・・。 そしてこの時期米国はと言えば、南北戦争の最中でした。つまり明治維新はこの世界が侵略競争の休憩期間に、たまたま遭遇したのです。これは我が国にとって実に幸いでした。それに我が国は、「薩英戦争」などを通じて欧米に、侵略には徹底して対抗する国だとの印象を植え付けていました。これらの条件で欧米諸国は日本には手を出せなかったのです。決して日本が文明国で亜ある・・と認めたが故に日本に手を出さなかったのではありません。 | |
| 240 「日本学会」会長さん | 2013/06/04(火) 20:32:28 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
『「日本学会」は「国体の本義」とは、いつも如何なる状況でも、政体は姿を変えられぬといっている」とのご感想をいただいておりますが、私からのこれまでのお返事を読み返していただきたいのです。私は一度として、そう申し上げてはおりません。 「政体」の改革を否定などしていませんし、「武家政権も又一つの時代を映した政体であった」ことを否定してもおりません。「廃位」の例を引いてのお返事も差し上げたはずです。同時に、鎌倉時代以降に培われ、育まれたところの文物一切をはじめ、物心両面の成果を全否定し、破却すべきであるとの考えもないことは何度も申し上げているはずです。 あらためまして、シンプルに申し上げます。 １．私は「国体の本義」に賛同します。 ２．私は承詔必謹を信条としますので、軍人勅諭の御聖旨を謹んで奉戴申し上げます。 これ以上の他意はございません。 | |
| 241 「日本学会」会長さん | 2013/06/04(火) 20:35:25 |
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一つたとえ話を致します。
「ここにひとつのコップがあって、そのコップに半分水が入っている」とします。 Ａさんは「“半分しか”水が入っていない」と言います。 Ｂさんは「“半分も”水が入っている」と言います。 これは「認識」の違いです。どちらが１００点満点の正解かはありません。 ここに“半分しか”といい“半分も”といい、その「認識」はいかに異なろうとも、「目の前に半分水の入ったひとつのコップがある」という「事実」は「共有」できるわけです。この「事実の共有」ができているかいないかで不毛で無用な対立や摩擦は生じます。この場合では「大ジョッキの中になみなみとコーラが入っている」といえば、「その場のそもそもの認識」すら成り立たないからです。 | |
| 242 「日本学会」会長さん | 2013/06/04(火) 20:40:22 |
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国体と国史を論ずるにあたってもそれは同じで、「個人的な認識」はいかに異なろうが、「普遍的に共有できる事実」は存在するだろう、この場合における「目の前にある半分水の入ったひとつのコップ（普遍的に共有すべき事柄）」が「国体の本義」であるというのが私の主張です。
繰り返しになりますが、私はかの「国体の本義」に賛同しますし、その中でも詳述されております通り、畏くも明治天皇様の御勅諭に対し奉り承詔必謹を申し上げます。それこそが「日本」なのであり、「日本人」であると固く信じているからです。 まずはこの「共有」ができないと、「個人的な認識」を論ずるに過誤が生じると私は思います。 もちろんこの世の中には「国体の本義には賛同しない」「詔勅も奉戴しない」という意見の人もいます。 「真摯に歴史を洞察する目が必要」とのご意見は、私も同じです。 そのためにも、私ども日本人は「国体の本義」に照らし、冷静な頭と温かい心で真摯に歴史を洞察することが必要であると、私は考えます。 | |
| 243 「日本学会」会長さん | 2013/06/04(火) 20:47:21 |
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「正式な国家の文書である」としたら、御名御璽はもちろん副署もございます。
しかし「軍人勅諭」には陛下の御署名（御名）のみで「御璽」が捺されず陸海軍に直接下賜されました。 また「教育勅語」には御名御璽を拝することができますが副署がありません。 これは主に御製以外で「極めて深く陛下は大御心をお示しなられた」ということを表すことだといわれ、「軍人勅諭」は陸海軍将兵らに、そして「教育勅語」は子供らへ「直接御下賜あそばされたもの」と解されてきました。 いわば「超法規的な勅」であるというわけです。 もちろん「起草者」はいますが、御親裁・御勅裁を賜ればそれは陛下の聖旨・勅旨となります。 かような勅諭と勅語ですから、畏れ多くも陛下には、あたかもわが子に優しく語りかけるかのように直接臣下万民へ、親しく大御言を下さったということでしょう。 | |
| 244 「日本学会」会長さん | 2013/06/04(火) 20:54:25 |
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06/04(火) 18:36:24にくださったお話ですが・・・決して事実誤認ではありません。わが国が「欧米列強の“一方的な基準”」を満たした「（欧米の基準でいう）文明国」であると認められたからこそ、植民地化を避けることができたのです。それは最終的に日露戦争の勝利まで待たねばなりませんでした。
すなわち「西洋の思想・文化をモノにし、軍事力で肩を並べる」という「欧米の基準」を完全に「クリア」したからこそ、わが国は欧米列強の分割占領を免れることができたのです。今では到底考えられないことですが、それが当時の現実であったということでしょう。 その意味では「国内の道理」を優先できた時代は、ささやかにも幸せな世紀であったのかもしれません。 | |
| 245 「日本学会」会長さん | 2013/06/04(火) 20:59:17 |
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また、薩英戦争は確かに英国をはじめとする列強諸国に「対日戦略」の再考を促した画期的な出来事でした。
幕末も終局に入ったときの話になりますが、かの「国体の本義」の中で「慶喜がフランス公使より幕府を援助せんとする申出に対して、断然これを拒絶し、以て外国干渉の累を断つた例の如きも、亦見逃すことを得ない。」（「第二 国史に於ける国体の顕現」から「一、国史を一貫する精神」より）とも記述されています。 | |
| 246 「日本学会」会長さん | 2013/06/04(火) 21:06:45 |
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畏くも明治天皇は、明治１２年、教学大旨に、
教学ノ要仁義忠孝ヲ明カニシテ知識才芸ヲ究メ以テ人道ヲ尽 スハ我祖訓国典ノ大旨上下一般ノ教トスル所ナリ 然ルニ輓近専ラ智識才芸ノミヲ尚トヒ文明開化ノ末ニ馳セ品 行ヲ破り風俗ヲ傷フ者少カラス然ル所以ノ者ハ維新ノ始首ト シテ陋習ヲ破リ知識ヲ世界ニ広ムルノ卓見ヲ以テ一時西洋ノ 所長ヲ取リ日新ノ効ヲ奏スト雖モ其流弊仁義忠孝ヲ後ニシ徒 ニ洋風是競フニ於テハ将来ノ恐ルヽ所終ニ君臣父子ノ大義ヲ 知ラサルニ至ランモ測ルヘカラス是我邦教学ノ本意ニ非サル 也 と仰せられています。 「国体の本義」では「寔に今の時世に照して深く思を致さなければならぬところである。」と記しています。一応のご参考まで。 | |
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| 248 三保 平清さん | 2013/06/05(水) 09:05:17 |
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一時西洋ノ
・・所長ヲ取リ日新ノ効ヲ奏スト雖モ其流弊仁義忠孝ヲ後ニシ徒 ニ洋風是競フニ於テハ将来ノ恐ルヽ所終ニ君臣父子ノ大義ヲ 知ラサルニ至ランモ測ルヘカラス是我邦教学ノ本意ニ非サル 也 この「将来ノ恐ルヽ所・・」が現実化したのではないでしょうか・・。「西郷隆盛」は「藤田東湖」の言葉として、「南州翁遺訓」に・・ 人材を採用するに、君子小人の弁酷に過ぐる時は、却て害を引起すもの也。其その故は、開闢以来世上一般十に七八は小人なれば、能く小人の情を察し、其の長所を取り、之を小職に用い、其の材芸を尽さしむる也。東湖先生)申されしは、「小人程才芸有て用便なれば、用いざればならぬもの也。去りとて長官に居え、重職を授くれば、必ず邦家を覆すものゆえ、決して上には立てられぬものぞ」と也 そしてその後「小人」が跋扈して「邦家を覆した」のでは・・。「大東亜戦争」の敗戦。「大東亜戦争」への過程も、その戦争指導もお役所仕事・・に見えるのですが・・。 | |
| 249 三保 平清さん | 2013/06/06(木) 06:51:55 |
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私は「国体の本義」は支持します。しかし「国体の本義」と明治新政府の方針とは本来矛盾すると思っています。明治新政府の言葉は、乱暴であり粗野であり間違っている。言葉使いを間違える者の政策が正しい筈がない。まず「文明開化」と言う言葉が間違っている。これは日本には文明に値するものはなかった・・と言う思想である。次に「王政復古」と言う言葉が間違っている。先に何度も「いつの時代の王政？」と問いましたが、正確に言えば、日本には王政など存在していなかった。日本に存在したのは、天皇親政であり、朝廷による政治です。「王」と言う言葉は支那を意識して、支那の皇帝に日本の天皇をなぞらえたのでしょうが、両者は本質的に違う。「王政復古」とは倒幕を行って政権を握った明治新政府を正当化する為に使われた用語だ。
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| 250 三保 平清さん | 2013/06/06(木) 07:02:48 |
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明治新政府にとっては、言葉などそれはとるに足らぬ事だったのでしょう。明治新政府はそれまで政権を握っていた武家の存在を否定した。武家が消えれば、政権を担っていた階層が消滅する。それで自動的に朝廷が回復するのでしょうか？？？中世に朝廷（公家による政権運営）は崩壊している。朝廷は崩壊したが、皇統が崩壊消滅した訳ではない。皇統は直接は政権運営に荷担しなくなった。武家政治が否定されると、日本の政権は真空状態となった。この真空状態を埋める為に、「王政復古」などと呼ばれたが、現実にはそんな「王政」など日本に存在した事はない。
そして明治新政府には確たる国家統治の哲学がなかった。それで手っ取り早く日本を全面的に西欧化しようとした。真空状態を作り上げて、そこに何を作り上げるべきか全く考えていなかった。問答無用の全面的西欧化・・これが「国体の本義」と合致するのでしょうか・・。「国体の本義」と合致するのは「君民一体国家」である。「君民一体国家」には武家政権も含まれる。 | |
| 251 KITAさん | 2013/06/06(木) 21:07:07 |
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少なくとも反日テロリストではないでしょう。
第２次安倍政権で満足できなければ 今後満足できる政権ができることは ないのではないでしょうか？ 私はそう思って応援しています。 | |
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| 253 三保 平清さん | 2013/06/07(金) 09:09:42 |
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もし「織田信長」が現れていなければ、日本の中世は果たして終わったのだろうか・・？？「織田信長」は日本の政教分離をやってのけた人物である。そのやり方が過激に過ぎて、「本能寺」に倒れる事となったが・・。この政教分離と言う作業は、並大抵の事ではない。今日宗教的背景を持つテロリストが、世界で起こすテロを見る度に、日本は政教分離が済んでいてよかった・・つくづくと思う。
「豊臣秀吉」は天下を統一しただけではない。「豊臣秀吉」はスペイン、ポルトガルによる日本人奴隷の売買に厳しく、やめるよう通告している。南蛮人の宣教師は日本に布教に来て、日本人奴隷を乗せた船で故国へ帰還したりしている。これに激怒したのが「豊臣秀吉」である。もしこの時中世の朝廷（公家政権）が続いていたら、彼らはどうしただろう？？この時武家政権であったが故に、日本は南蛮の植民地にならずに済んだ・・。果たして武家政権は日本史における「変態」なのだろうか？？？ | |
| 254 三保 平清さん | 2013/06/07(金) 09:29:41 |
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「藤田東湖」の言葉として、「南州翁遺訓」に・・
「小人程才芸有て用便なれば、用いざればならぬもの也。去りとて長官に居え、重職を授くれば、必ず邦家を覆すものゆえ、決して上には立てられぬものぞ」 この「小人」が跳梁跋扈しはじめたのが、明治以降である。「小人」とは官僚化した役人根性を言う。「小人」とは中世以降の朝廷公家の事でもある。日本の歴史は、武家と言う「変態」が現れた為に、おかしくなったのではない。武家とは、中世以降機能不全に陥った社会に出現した。中世以降機能不全に陥った朝廷公家政治こそ、深刻に反省しなくてはならない。武家を一方的に非難するのは筋違いも甚だしい。「織田信長」も「豊臣秀吉」も武家である。この武家が日本の新しい時代を切り開いた。「国体の本義」の精神は大事。しかしそれを実現する意志と能力が当時の朝廷公家には存在したのだろうか。「王政復古」？？明治はあれでよかったか？？ 「北条時宗」が「豊臣秀吉」が、外敵の日本侵攻を許さなかった。それは武家だからこそ出来た。「豊臣秀吉」の天下統一は、単に尾張中村の百姓が天下をとったのではない。武家の「木下籐吉郎・・羽柴筑前・・」が天下を統一したのだ。 | |
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| 256 三保 平清さん | 2013/06/07(金) 10:28:28 |
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「日本学会」会長さんへ
私は「国体の本義」を支持いたします。しかし「国体の本義」を支持するからと言って、武家政権の日本史に果たした役割まで否定は出来ません。いかにその「国体の本義」に、武家政権とは「変態・・」と書いてあろうとも。要は「国体の本義」の精神を大事にする事・・。「国体の本義」は別の言葉に置き換えれば、「君民一体国家」です。古来日本では、この「君民一体国家」を理想としてきた。「民の竈」以来・・。 果たして明治新政府の「王政復古」とは何だった？？ 「木を見て森を見ず・・」と言う言葉もあります。「国体の本義」は大事ですが、その一字一句の表現に拘る余り、その精神の心髄から遠ざかったのでは元も子もありません・・。武家も又大切な日本の歴史であり、日本の大切な価値です。そして武家と皇統皇室とは、不倶戴天の敵の関係ではありません。武家とは非朝廷ではあっても、決して反朝廷ではありません。 | |
| 257 「日本学会」会長さん | 2013/06/08(土) 07:39:59 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
遅れてのお返事となってしまいました。度々のご無礼を何卒ご容赦ください。 頂戴いたしましたお話を拝読させていただきました。 どうしてもお返事が重複し、何度もその内容が前後してしまうのですが・・・。 まずはぜひとも「国体の本義」を一度お読みいただきたいのです。 冒頭部でご案内差し上げましたが、以下へ移動して閲覧くださいますようお願い申し上げます。 日本文学電子図書館http://www.j-texts.com/showa/kokutaiah.html それから「クロ」さんという方のＨＰではＨＴＭＬ文書やＰＤＦ文書でも移動閲覧することができます。 http://www.geocities.jp/sf_private/kokutai.html 先のお返事でも申し上げました通り、ここの「共有」がまずできなければ、どうしても「個人的な認識」なり「感情（好き嫌い）」が優先したやり取りに終始し、なかなか対話が進みません。 06/04(火) 20:32:28以降に申し上げました私の本意を、何卒読み解き、受け止めていただければ幸いです。 | |
| 258 「日本学会」会長さん | 2013/06/08(土) 07:43:32 |
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ご案内しました「国体の本義」は、昭和１２年に文部省が「国体を明徴にし、国民精神を涵養振作すべき刻下の急務に鑑みて編纂した。」ものであることはすでにご紹介させていただきました。
お読みいただければ、三保 平清さんの「ご認識」なり「印象」なりに、変化と申しますか、少し彩りが添えられるのではないかと思います。まずは「お互いが共有し尊重すべき普遍的価値なり事柄」をスマートに整理しませんか？そのことにつきましては、先にお答えいたしました通りです。「ふたりの目の前にある半分水の入ったひとつのコップ」はなんでしょう。私と三保 平清さんは「同じコップ」を見ているのでしょうか。 | |
| 259 「日本学会」会長さん | 2013/06/08(土) 07:48:32 |
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『私は「国体の本義」は支持する』というお言葉は、これまでのお話し合いの中で幾度か拝見させていただいております。
どうもこれまでのお話し合いですれ違いを起こしているのは、おそらく私のご紹介しております「国体の本義（昭和１２年文部省より出版）」と、三保 平清さんの仰る“国体の本義”は「別のこと」なのではないかと思えるのです。 なぜなら、ご案内申し上げております「国体の本義」を「賛同・共有」しているとしたら、およそ成立はしないであろうご主張を多々お伺いしているからです。 もちろん私は「個人的な見解なり感想、認識」といった主張を否定する者ではありませんが、このままずっと「すれ違い」を続けたままにお話が終始しても、結果過誤が生じるのではないかと思います。 私は文部省版「国体の本義」に賛同致します。 そして承詔必謹を信条とする者であり、御詔勅を謹んで奉戴申し上げます。 もちろん「三保 平清さんのお説による“国体の本義”」をご主張なさることは否定はしません。 まずはこの点が整理できれば、お話し合いがもっと先に進み、同時に前向きの生産的な対話に発展するような気がしてなりません。 | |
| 260 「日本学会」会長さん | 2013/06/08(土) 07:59:09 |
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06/05(水) 09:05:17以降にいただきました個別さまざまなお話に対しましても、以前のお話し合いですでにお返事申し上げている内容と重複いたしますので、お手数ではございますが、あらためましてこれまで私が差し上げましたお答えを再度お読み返しいただければと存じます。
ただひとつ、お話にございます『「木を見て森を見ず・・」〜その一字一句の表現に拘る余り〜』というご意見に対しては私も同意見です。かの国学では皇典に向き合うときに文・義・意を心掛けよと諭しています。すなわち、文＝書かれている文面・義＝文が意味する道理・意＝文・義の奥にある真意のことです。国体の本義を習熟会得するには、文→義→意と通じていかなくてはいけないというわけです。ただ、文面にのみとらわれて、聖上の真意を見失う読み方をしてはならないということは、私も承知しております。 | |
| 261 「日本学会」会長さん | 2013/06/08(土) 08:15:15 |
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私はこの「国体の本義」は「世紀を超えた保守の理論体系」であると確信しております。
そしてこの「国体の本義」は、社会の発展、科学の進歩などによってその内容は常に創造的に発展するとの立場をとります。 我が国の「社会科学」も、「国体の本義」の方法による社会現象の研究でなければならないという主張もしております。 これまでの“保守”は「個人的な主観」による「縦割り言論」によって、現実にコミットした実力をなかなか発揮できなかった過去を積み重ねてきました。 今こそ「平成の保守」は、この「国体の本義」に賛同しなければならないと考えます。そうすることによって初めて「保守」は「今」と「未来」に対する責任と役割を果たすことができると信じています。 お返事は明日の夜になると思います。 遅れてのお返事でありながら同時にお見苦しい乱文乱筆の悪文、誠に申し訳ありません。 | |
| 262 三保 平清さん | 2013/06/08(土) 08:53:35 |
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「日本学会」会長さんへ
・・・・ 兵制は整ひたれども、打続ける昇平に狃れて、朝廷の政務も漸文弱に流れければ、兵農おのづから二に分れ、古の徴兵はいつともなく壮兵の姿に変り、遂に武士となり、兵馬の権は、一に其武士どもの棟梁たる者に帰し、世の乱と共に政治の大権も亦其手に落ち、凡七百年の間武家の政治とはなりぬ。・・・・『軍人勅諭』より。 これは尚武の気風の失われた事への反省ともとれます。しかしそれが何時まで保持されたのでしょうか？？引き続いて・・。 ・・世の様の移り換りて斯なれるは、人力もて挽回すべきにあらづとはいひながら、且は我国体に戻り、且は我祖宗の御制に背き奉り、浅間しき次第なりき。・・・。 とあります。日本の国政は朝廷による統治が正統である・・と言う事でしょう。勿論それが正しいと私も思います。但し朝廷による統治は中世より以前の、尚武の気風を保持した正統な朝廷であるべき。世の中は既に中世以降は変質しています。人口は増え、その庶民を、天皇皇室が直接支配統治するべき世ではなくなっています。直接支配統治ではなくて、間接統治に時代が変化したのだと考えます。その間接統治を請け負ったのが武家であると考えます。 | |
| 263 三保 平清さん | 2013/06/08(土) 09:07:22 |
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「日本学会」会長さんへ
☆私はこの「国体の本義」は「世紀を超えた保守の理論体系」であると確信しております。 ★私もそれは同意です。私と「日本学会」会長さんの相違点は武家に対する視点と明治新政府に対する視点なのでしょうか・・。私は「大久保利通」は嫌いです。日本を官僚国家にしてしまった。官僚国家とは中世以降の、他を見下す無能公家による「小人政治」です。「小人政治」が昭和の日本の迷走を招いた・・と思っています。 | |
| 264 三保 平清さん | 2013/06/09(日) 10:01:56 |
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一寸しつこいようですが、日本の中世について・・。武士は平安末期に現れて中世にその覇権を握った。武士とは何かとは、日本の中世とは何か・・を考える事でもある。どうも登場したばかりの武士は、まだまだ教養も高くはなかったようです。公家の子なら完璧にこなす漢文も殆ど読める者はまだ少なかったようです。しかし武士の高くない教養が政権に近づくに連れて、高くなっていく。平氏にあらずは人にあらず・・とばかり権力の座についた平家一門の中で、「平忠度」は歌詠みでもあった。そして彼は平氏が落ち延びた後の京都にとって返し、「藤原俊成」に自分の歌を託した。「藤原俊成」は『千載和歌集』に詠み人知らずとして次の歌を採用した。
さざなみや 志賀の都は 荒れにしを 昔ながらの 山桜かな そして一ノ谷において、彼が討たれた時に鎧の下から歌が見つかった。「平忠度」、花も実もある武士です。 行くれて木の下かげをやどとせば花やこよひのあるじならまし | |
| 265 三保 平清さん | 2013/06/09(日) 10:27:46 |
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「後白河法皇」は「源頼朝」に大天狗と呼ばれた程の老獪な政治的手腕を持つ最高権力者であったが、その「後白河法皇」が、我が意のままにならぬものとして次をあげた。賽の目、加茂川の水、そして山法師・・。山法師とは比叡山延暦寺の僧兵である。この比叡山延暦寺は自らの意に染まぬ事があると、僧兵を繰り出し強訴させて、朝廷に圧力を加えたのだった。これには時の権力者「後白河法皇」も為す術がなかった。
そして中世は仏教が広く底辺の民衆にまで浸透した時期でもある。古代の朝廷貴族による「鎮護国家」の国家仏教から、一般民衆の仏教へと変わっていた。これに伴い、一般民衆が宗教で団結し、一揆集団を結成して、諸勢力に対抗する強力な集団となった。この強力な一揆集団を制御するのに、支配者は腐心した。遂には一揆集団が既成の支配者を追い出して、「加賀の国」では一国を支配するまでになった。こんな時代を「お公家」さんによる朝廷支配では到底務まる訳がない。あの「織田信長」が一向一揆・・石山本願寺を押さえるのにも相当長期の戦いを強いられた。中世とはそんな時代である。朝廷・・公家の出る幕ではない。 | |
| 266 三保 平清さん | 2013/06/09(日) 10:50:18 |
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武家政権とは変態かもしれません。しかし変態だろうが、何だろうが、国を支配する者は国を掌握しなければならない。中世の朝廷には、それが期待出来ない。中世の朝廷には尚武の気風がない。我が国は尚武の国である。日本神話にもそれは現れている。尚武の気風を失った中世の朝廷が、政権を失うのはやむを得ない。それにとって変わった武家の政権も、今日の我々には大事な価値である。
明治の「王政復古」と言うかけ声は、これを見ていない。明治の新政府は中央集権国家を目指した・・と言うが、中央集権国家には強力なリ−ダ−が必要である。明治の新政府に、ドイツの鉄血宰相「ビスマルク」のような人材が登場したでしょうか？？？明治国家は官僚国家になってしまい、「源頼朝」「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」のような政治家は現れなかった。明治新政府の「小人政治」・・文明開化で「鹿鳴館」だって？？？ | |
| 267 三保 平清さん | 2013/06/11(火) 00:15:11 |
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日本の中世に武家政権が存在していなければ、こうなった可能性もある。
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257Enippon/jogbd_h11_1/jog090.html | |
| 268 「日本学会」会長さん | 2013/06/12(水) 21:17:47 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
大変遅れてのお返事となりました。恐縮です。 いろいろなお話をしてくださってありがとうございます。 私の主張はすでに申し上げましたし、何度もお話が前後し内容が重複することを避けるため、まずは差し控えます。 やはりこうして拝読させていただきますと、私と三保 平清さんは同じ「国体の本義」を「賛同・共有」はできていないようです。少々残念なことではありますが、これで少しクリアになりました。 同じ質疑の堂々巡りである感もありましたお話し合いが続き、すれ違った対話となるのも双方ともに致し方なかったのかもしれませんね。 何度も申し上げましたが、できればご紹介しました「国体の本義」を一度読破していただいた上で、そのご感想なりご意見なりをいただきたいところなのですが、「読み終えた上での話」としてであったとしたら、やはり双方のその「違い」を痛感せざるを得ません。 ただこれも何度も申し上げておりますが、私は「個人的な感想や見解または感情（好き嫌い）」による主張を否定する者ではありません。故に個人の自由な発言を尊重する者でもあります。 | |
| 269 「日本学会」会長さん | 2013/06/12(水) 21:25:30 |
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あらためて私の主張を申し上げます。
私は個人的な思想・信条・立場などの違いを超え、「国体を護持し、平成の御世における国体の明徴を」という一点で共同することを呼びかけています。いわば「今」と「未来」のために「国体護持・国体明徴運動の大きな連帯へ」というわけです。 「国体護持という一点で手をつなぎ」、「一人ひとりができる、あらゆる努力を」との呼びかけをさせていただいているというわけです。それは同時に国体の変革に反対する大きなネットワークをつくる必要があると強く意識していることもあってのことです。その上で、「国体の本義」や「臣民の道」をご紹介し、これに名を連ねるかのごとく賛同し、共有する必要性を強調しています。 なぜなら「国体の本義」は「主観」と「客観」の融和的バランスが見事に完成した普遍的な理論体系であると確信しているからです。 その内容は自己中心的ともいえる「手前勝手な自説や極論の強弁・強調」などでは全くないのです。 | |
| 270 「日本学会」会長さん | 2013/06/12(水) 21:28:11 |
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現在、日本と世界はともに「価値観の多極化」を現出させ、まさに「国体の本義」の「緒言」に記されている通りの世の中となっています。
故に私たち日本人は、己がためのみならず、今こそ日本を愛する世界の国民や民族と手をつなぐためにも、国体の本義を激動する世界に輝かせたいと考えます。 | |
| 271 「日本学会」会長さん | 2013/06/12(水) 21:35:48 |
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人気教育番組「GHQ焚書図書開封」の中で西尾幹二博士が軍神・杉本五郎中佐の遺書『大義』を紹介・解説していましたが、この杉本中佐の著作「大義」はまさに日本を主体・主語とした「究極の主観」であり「主観の極致」ともいえる感があります。
杉本中佐の例を引くまでもなくいわゆる“保守派”は「主観」を軸とした「縦割り言論」に終始してきた過去を積み重ねてきました。そのことに全く価値や意味がないとはいいません。しかし、同時にそこがひとつの“限界”ともなり、それは結果として実社会にコミットした成果を生み出せずに来てしまったという反省すべき点があります。それは「弱点」ともいえます。 振り返れば戦後日本の「体制」と「権力」の当事者であるマルクス・レーニン主義諸派は、こうしたいわゆる“保守派”の「弱み」を巧みに「利用」してきたようにも思えます（戦後日本論は別の機会にお話しさせていただければ幸いです）。 | |
| 272 「日本学会」会長さん | 2013/06/12(水) 21:38:08 |
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結局、個人的な認識や感情（好き嫌い）を優先した主張に終始すると“その人にとってはそう”というだけの結果になりがちです。事実、世の中には「保守」として様々な自身の考えを発信している人々がいますが、受け手の反応が「あ、そう」で終わってしまう例が多々あります。私は「普遍的価値（または価値観）の賛同・共有」がなければ、前向きで、建設的で、生産的な対話も対論もできないと思います。
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| 273 「日本学会」会長さん | 2013/06/12(水) 21:41:40 |
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私は「日本と世界の美しい未来のために、国体を護持し、平成の御世における国体の明徴を実現するという一点で手をつなぎ、『国体の変革』のくわだてを阻むため、一人ひとりができる、あらゆる努力をいますぐはじめること」を一人の日本人として呼びかけます。
個々人がそれぞれの感情なり意見なり考えなりがあろうとも最低限一致できるのではないかと考えるのが「国体の本義」であり「臣民の道」です。 平成の御世という現代と新時代における「国体の本義」の真の継承・発展たる学説、その誕生と成熟を切に望みます。 | |
| 274 三保 平清さん | 2013/06/13(木) 11:52:44 |
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「日本学会」会長さんへ
私と「日本学会」会長さんとの違いは歴史をどう見るの違いだと思います。「国体の本義」と「臣民の道」、その精神が何故見失われていたか・・を見直す事が重要・・と思うものです。私は「国体の本義」と「臣民の道」は大事ですが、軽視見失われるに至った事情の、原因追及がまず必要だと思います。それがなければ・・砂上楼閣ではないでしょうか・・。「建武の新政」が何故失敗したかの答えは、どこにあるのでしょう？？「国体の本義」と「臣民の道」の精神が重要ですが、その実現には現実を直視が必要です。「建武の新政」の政権がもし続いていたとしたら、それは蒙古襲来に耐えられたでしょうか？？武家政権だからこそ、蒙古襲来を跳ね返せたのではないでしょうか？？「明治新政府」は官僚政府になってしまった。官僚政府とは中世の「お公家さん政府」だ。だから日清日露戦争には勝っても、「大東亜戦争」には敗北した。「大東亜戦争」時（その前）には、「国体の本義」と「臣民の道」は表では叫ばれたが、その精神の心髄は無視されている。それが天皇陛下の大命降下を、帝国陸軍が拒否した事に明らかです。 | |
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| 276 三保 平清さん | 2013/06/13(木) 12:32:55 |
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「楠木正成」は武士です。武士で「後醍醐天皇」に従った。その「後醍醐天皇」への提言を非難し、「足利尊氏」から敗北させたのは、「後醍醐天皇」の朝廷にいた公家です。その公家は、いかにも朝廷の側でありながら、現実は違った。「後醍醐天皇」に、「北畠親房」が、討ち死にを前にして奏上進言している。「今や武士の存在を無視しては政権運営は成り立たない・・」。
「大東亜戦争」において当時の日本国の中枢は、中世の「お公家さん政府」のような官僚的発想で戦争を遂行した。線戦の将兵は鬼神を泣かせる猛烈な戦いをしたのに・・。如何に線戦の将兵が猛烈な死闘をやろうとも、その彼らを使う用兵・・国家の中枢にいる者が意志決定をが間違えれば、戦勝はありえない。「大東亜戦争」においても又「楠木正成」が討ち死にしたようなものでしょう。最終的に責任を逃れようとするだけの、官僚政治には国家の意志決定を任せられない。「大本営発表」はこの無責任官僚体質の最たるものです。「楠木正成」を討ち死にさせて、恬として恥じない・・無能無責任公家・・のよう。彼らは「国体の本義」と「臣民の道」を心底から信奉していたでしょうか？？ | |
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| 278 三保 平清さん | 2013/06/13(木) 12:57:52 |
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「日本学会」会長さんへ
☆あらためて私の主張を申し上げます。 私は個人的な思想・信条・立場などの違いを超え、「国体を護持し、平成の御世における国体の明徴を」という一点で共同することを呼びかけています。いわば「今」と「未来」のために「国体護持・国体明徴運動の大きな連帯へ」というわけです。 「国体護持という一点で手をつなぎ」、「一人ひとりができる、あらゆる努力を」との呼びかけをさせていただいているというわけです。それは同時に国体の変革に反対する大きなネットワークをつくる必要があると強く意識していることもあってのことです。その上で、「国体の本義」や「臣民の道」をご紹介し、これに名を連ねるかのごとく賛同し、共有する必要性を強調しています。 なぜなら「国体の本義」は「主観」と「客観」の融和的バランスが見事に完成した普遍的な理論体系であると確信しているからです。 ・・・。 ★これには同意ですが、世間は右よりの人が何か言っている・・で済まされるのでは・・。発信の内容は重大ですが、その発信の仕方も重要です。「武家政権は変態・・」では「源頼朝」や「織田信長」やその他の武士を尊敬する人達の同意は得られないのでは・・。 | |
| 279 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 21:15:30 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
お見苦しい長々としたお返事となりますことを何卒ご容赦ください。 『私と「学会」との違いは「歴史をどう見るの違い」』とのご感想をいただきました。 私はその「違い」の生じる根本的な理由が、「国体の本義」を賛同・共有し合っていないからだと前回お答え致しました。 申し上げました通り「国体の本義」は日本を主体・主語としながらも「主観」と「客観」とのバランスが見事に結合融和した素晴らしい理論体系を確立しています。「尚武や武徳」はもちろんのこと、仰るところの『「国体の本義」と「臣民の道」、その精神が何故見失われていたかを見直す事の重要性』も、真摯な反省とともに詳述されています。故に私は、かの「国体の本義」に賛同するのです。 『「国体の本義」と「臣民の道」は大事だが、軽視見失われる（※「軽視見失われつつある現状」）に至った事情の原因追及がまず必要』とのご意見はその通りで、故に昭和１２年に「国体の本義」が出されたのです。お読みいただければおわかりになるはずです。 | |
| 280 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 21:17:22 |
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昭和１７年には文芸誌『文学界』の９月・１０月号での特集記事で、１３名の著名な知識人によるシンポジウム「近代の超克」が掲載されたりもしました。「国体の本義」や「臣民の道」が出された後のことで、その内容をうけて「明治以降の日本文化に多大な影響を与えてきた西洋文化の総括と超克」をテーマに極めて知的な議論が展開されています。時局はまさに対米英開戦という時代でした。
「国体の本義」といい「臣民の道」といい、そしてこの「近代の超克」といい、そのいずれも今こそ「保守」のみならず現代日本人が真正面から向き合うべきであると考えます。 | |
| 281 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 21:20:27 |
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「官僚政府は中世のお公家さん政府」
「無責任官僚体質による政治」 とのご意見もいただいております。 私はこの事についても他に関連したお返事を差し上げたこともございますが、「心根」の問題よりはむしろ「憲法」にその現実的過誤があったのではないかと考えます。その改善点についての考察と対案はすでに申し上げておりますので一度お目を通していただければと思います。 私は「国内の道理」や「お約束」が優先できた幸福の世紀は、黒船来航によって終結したと考えます。 幕末以来、わが国は「国際社会の一員」として生きていく、または生きていかざるを得なくなりました。 それは今に至ってもそうです。もはや鎖国はできません。 国際社会の一員として生きていきながらも、同時に主体性を保持していかなくてはならないという難しい選択を、その時代と世紀の環境と条件という葛藤の中で、慎重に判断し、決断を下していかねばならないのだと考えます。やはりいつの世も過酷な運命の中にいるのだということを認識する必要があるように思えます。 | |
| 282 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 21:25:14 |
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ある種の歴史的ノスタルジーといいますか、文明と戦争に対する「世紀のノスタルジア」を見事な表現で明らかにした人物がいます。
サー・ウィンストン・レナード・スペンサー・チャーチル氏です。 人類初の多国間大広域戦争である第一次世界大戦当時、彼は英国の海軍大臣を務めていました。 第一次世界大戦は、戦車・マシンガン・毒ガス・飛行機による空爆などといった大量破壊・殺傷を可能とする「新兵器」を駆使する現代戦争の原型を形成した戦争です。 チャーチルはトラクターを改造した「マーク１」という戦車を製造・量産し、実戦に投入することを決定・実現した人物でもあります。 直接的当事者として二度の世界大戦に臨んだチャーチルですが、彼は著書「世界の危機」の中で第一次世界大戦を次のように振り返ります。 | |
| 283 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 21:28:12 |
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「戦争から煌きと魔術的な美がついに奪い取られてしまった。アレキサンダーやシーザーやナポレオンが兵士達と共に危険を分かち合い、馬で戦場を駆け巡り、帝国の運命を決する。そんなことは、もうなくなった。これからの英雄は、安全で静かで、物憂い事務室にいて、書記官達に取り囲まれて座る。一方何千という兵士達が、電話一本で機械の力によって殺され、息の根を止められる。これから先に起こる戦争は、女性や子供や一般市民全体を殺すことになるだろう。やがてそれぞれの国には、大規模で、限界のない、一度発動されたら制御不可能となるような破壊の為のシステムを生み出すことになる。人類は初めて自分達を絶滅させることのできる道具を手に入れた。これこそが、人類の栄光と苦労の全てが最後に到達した運命である」
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| 284 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 21:35:32 |
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私が深い感銘を受けた一節でもあります。
第二次世界大戦後である現在、彼のいう「人類の栄光と苦労の全てが最後の到達した運命」の果てをまだ誰も見ていません。 遠き、あるいは近き人類がその果てを見るときがきたならば・・・。 半世紀以上を越える前の西洋人でもこのような「ノスタルジア」を感じていたわけです。 畏くも昭和天皇様におかせられましては「終戦の詔書」において 「敵ハ新ニ残虐ナル爆弾ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ惨害ノ及フ所真ニ測ルヘカラサルニ至ル而モ尚交戦ヲ継続セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招来スルノミナラス延テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ斯ノ如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子ヲ保シ皇祖皇宗ノ神霊ニ謝セムヤ」 と仰せられています。畏れ多くも陛下には、まさに透徹の御聖慮によって「人類の栄光と苦労の全てが最後に到達した運命の果て」を思し召されたのではないかと謹んで奉戴申し上げます。 | |
| 285 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 21:38:35 |
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大東亜戦争では、「騎士」を相手に戦争していたわけではありません。
対戦相手国の欧米も発達した「官僚政治（日本での意味合いとは異なるのですが）」の国々です。 わが国の「武士道」と欧州の「騎士道」とが一戦を交えた戦争でもありませんでした。 欧米には「武士」も「武士道」もありません。 そんな欧米に昭和２０年、わが国は敗北しました。 そのことにどう向き合い、「今」と「未来」へどう「リアル」に生かしていくのか・・・。 「今」を生きる私たちに問われる重要なテーマである気が致します。 | |
| 286 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 21:44:54 |
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「06/13(木) 12:57:52」のお話へのお返事となります。
「これには同意」との嬉しいお言葉をいただいてはおりますが・・・これまでのお話し合いを通じて感ずるところとしては、残念ながら、おそらくその「同意」も違う意味合いなのではないかと思えるのです。 また「世間は右よりの人が何か言っているで済まされるのでは」というのはこれに限らず、いわゆる「保守的アピール」に対してはみんな同じことではないでしょうか。それが「個人的な感情（好き嫌い）や我意・我見」にのみ終始している内容であればなおさらです。 「武家政権は変態」というのは、畏くも明治天皇様の御勅諭にお諫めであり、「国体の本義」の中にも詳細に記述されています。これに「個人的な感情」をもって「同意できない」となるとそれこそ「全く別のモノ」として判ずるしかありません。なぜならそこに日本の「普遍性」は生じないからです。 | |
| 287 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 21:52:16 |
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『「源頼朝」や「織田信長」やその他の武士を個人的には尊敬する』ということを一切否定しませんし、むしろファン心理のようなものを肯定します。申し上げております通り「廃位（とある時代・歴史の消去・抹消）」という選択をわが国はしていません。
私個人としても、尊敬する歴史上の人物に武将・武士が全くいないということはありません。 しかしそれはあくまで「私の感情（好き嫌い）や趣味・趣向」という域を出ないのです。それにのみ終始した個人の「思い」をいくら強調しようとも「あなたにとってはそうなのね」や「あ、そう」で片づけられてしまうのです。仰る通り「世間は侍好きの人が何か言っている」で済ましてしまうことでしょう。 いくら「ファン同士」の会話は盛り上がっても、現実的な一般論や言論としては「今」と「未来」に貢献できるかどうかが問われます。現在のところそのリアルなイメージがどうしてもわかないのです。それも対話のすれ違いを生む大きな要素になりかねないような気がしてなりません。ご指摘の「世間」は「リアル」を希求する群集心理が内在していることを踏まえて考えるとなおさらのような気が致します。 | |
| 288 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 21:54:31 |
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もちろんそれは「帝国陸軍ファン」や「帝国海軍ファン」の同人サークルでも同様です。その場で盛り上がる会話がそのままわが国のリアルな国防論や国家安全保障論へ直にスライドできるかどうかは別だとも思います。
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| 289 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 21:58:18 |
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例えるならば、富士山はこの世に一山しかありません。
その富士山には「１合目」も「１０合目」もあります。何合目にいるかによって空気も景色も違うものです。 しかし何合目にいようがそれはすべて「富士山」なのです。 その富士山にも雷様を下に聞く一点の頂上があり、そこから天下大地に広大な裾野を広げています。 宏大深遠なる我が国体もこの富士山に例えますと、頂上の話も裾野の話もそれぞれが「国体の本義」のお話になります。なぜなら「何合目」の話をしようが、それは同じ富士山の話（この場合、国体対話）に他ならないからです。 この両者の富士山は「同じ富士山」を語り合っています。であるからこそ対話のすれ違いや過誤は生じません。 | |
| 290 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 22:01:01 |
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しかし中には別の山を指し「これぞ日本一の山だ」という「思い（個人的な感情）」をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
「そもそも富士という語源をさかのぼれば・・・」といった自説をお持ちの方の中には「実はこれが本当の富士山だ」と別の山を指摘する人もいます。 私はこうした発言を否定はしません。しかしそれはあくまで「個人的な感情なり我見」であって「普遍的な定説」なり「常識や価値観」とはなり得ないのだと申し上げているのです。 自分がどんな感情や感想などを持っていようが、富士山はあの一山しかないのです。誰も覆すことはできません。 このそもそもの認識に根本的な違いがあれば、どこまでもすれ違ったままではないでしょうか？ | |
| 291 「日本学会」会長さん | 2013/06/13(木) 22:05:15 |
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私は「同じあの一つの富士山を」と申し上げています。それを踏まえた上でのお話であればそれは「何合目のお話」や「広い裾野のお話」として個別具体的な対話が成り立つだろうと思いますが、先にご紹介した通り「日本一の山は他にある！」とか「本当の富士山はこの山だ！」といった個人的な感情や思いを優先する人との対話となると、双方共にただすれ違いの徒労に終わるのではないかと思えます。もちろん茶飲み話や居酒屋トークでは盛り上がると思いますけど・・・。
「国体の本義」に関する対論でも同じことです。あたかも一つの山の頂上を目指す際に西口から登山するのか東口から登山をするのかといった議論に似ています。しかし、目指すのが同じ山の頂上であれば意見が異なれど双方噛み合った議論ができます。しかし別の山の話をされると、そもそもの議論が成り立たないというわけです。 本当に長々と悪文を綴らせていただきましたが・・・ ただ「異なる立場とその主張」を双方が交わすことにも意義はあると思っています。 | |
| 292 三保 平清さん | 2013/06/15(土) 08:41:12 |
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「日本学会」会長さんへ
「国体の本義」と「臣民の道」は保守の王道であり、その心髄と思います。今後ともこの敷延に尽力をお願い致します。これが昭和１２年の・・とは遅きに失した・・の感を持ちますが、これからの敷延が大事と思います。私個人としては、これが遅くとも大正の世であれば・・その後の日本は違っていたのでは・・と思うものです。本来は明治の末には、こんな真摯な歴史文明の見直しが必要だった・・。それをやらずにひたすら「文明開化」路線を突き進んだ明治新政府には、違和感を覚えます。歴史の変態は、武家政権ではなくて、明治新政府ではないでしょうか・・。明治維新は肯定しますが、その維新のやり方は明治新政府のやり方が唯一無二ではない・・。明治新政府がこの「国体の本義」と「臣民の道」の路線上にある・・とは決して思いませんので・・。 | |
| 293 三保 平清さん | 2013/06/15(土) 23:36:58 |
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「日本学会」会長さんへ
☆「武家政権は変態」というのは、畏くも明治天皇様の御勅諭にお諫めであり、「国体の本義」の中にも詳細に記述されています。 ★これは明治天皇個人の意志と言うよりも、明治国家の君主としての公式な見解でしょう。勿論君主としての公式な見解であるのですから、当然尊重されるべきではあります。しかし政治的状況はその時とは現在激変しております。それに倣うなら、戦前の天皇の発言はどうなのでしょうか・・。戦前の天皇は天皇として、その時そのお立場にそった発言をなされていました。それをもって現在とは違う・・と誰に責める資格がありましょう・・。戦前の天皇は天皇として、その時置かれた立場上、出来る最高の努めを果たされていたのです。それを明治天皇はこの時こう言う発言をされていたから・・的な発言は畏くも、明治天皇個人にその全責任を押しつけるものです。よくよくお考えの上ご発言を・・。 | |
| 294 三保 平清さん | 2013/06/15(土) 23:40:22 |
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「国体の本義」と「臣民の道」はあくまでもその精神が大事・・。国政とはその時代により移り変わるものです。「国体の本義」と「臣民の道」の精神に反しない限り、武家政権も又日本の大切な価値・・。これを無視するが如きは厳に控えられたほうがよいかと・・。武家政権は決して天皇皇室を、権威としては蔑ろにしてはいません。そう見えるが如き振る舞いは、あくまでも権力としての朝廷に対してです。それは権力としては統治能力を失った存在に対しての・・。
「国体の本義」と「臣民の道」を広められるのは私も賛成しますし、是非そうして頂きたい。しかし勢い余って、武家政権と武士の存在を無価値なものとし、軽視するが如きであれば同意出来ません。「日本学会」会長さんはそうではない・・とおっしゃってはいますが・・。武家政権とは中世以降の、朝廷の機能不全を補う為に現れた政体です。そして明治新政府は、その「国体の本義」と「臣民の道」の路線上には決してありません。「文明開化」が「君民一体国家」である筈がない。 | |
| 295 「日本学会」会長さん | 2013/06/16(日) 19:06:54 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
また長々とした悪文でのお返事となります。よろしくご容赦願います。 まずは「基本的な前提」をお互いきちんと整理・確認しておきましょう。 三保 平清さんは １．「国体の本義」や「臣民の道」を読んではいない。 ２．「国体の本義」や「臣民の道」を読んだが、賛同できない。 どちらですか？ また、私は畏れ多くも御詔勅には「個人的な思想・信条・政治的立場」などによって「左右」してはいけないと理解します。 もちろん「個人的な感情や我意・我見」に「利用」するなんてこともとんでもないことではないかと謹みます。 以前のお返事で国体観念について申し上げましたが、畏くも皇祖皇宗におかせられましては、その御身こそ違えど万世一系の御皇統によって大御心や御聖徳、御稜威や御聖旨は御代々の陛下に継承されています。「一器の水を一器に瀉ぐがごとく」というお話はさせていただきましたね。時代によって「御公務」は異なれど、御詔勅の大御心や御聖旨は皇位を御継承あそばされる皇男子孫さまに永遠と相伝されるというわけです。御詔勅はただただ伏して奉戴申し上げるだけでいいのです。 | |
| 296 「日本学会」会長さん | 2013/06/16(日) 19:08:41 |
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まずは「１」「２」のいずれでいらっしゃるのかをシンプルにお答えいただきまして、双方のすれ違いを修正しましょう。
「前提」を異にするためにすれ違いが生じているのは明らかなように思えますので、まずはここをすっきりクリアにしておきましょう。 | |
| 297 「日本学会」会長さん | 2013/06/16(日) 19:15:19 |
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「06/15(土) 23:36:58」にいただいたお話ですが・・・06/04(火) 20:47:21に差し上げたお返事をお読みいただいておりますか？
御詔勅、そして承詔必謹。まずはそのことをよくご理解いただければと存じます。 何度も申し上げておりますが、私は個人的な感情（好き嫌い）や我意・我見が先行した意見や主張を決して否定する者ではありませんが、その前に慎重かつ正確なコミュニケーションを双方ともに心がけようではありませんか。 | |
| 298 「日本学会」会長さん | 2013/06/16(日) 19:18:57 |
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ちなみに三保 平清さんのお考えをそのまま承るとすると、軍人勅諭は明治天皇様の大御心でも御聖慮でもなくあくまで「いわば当時の政府談話のようなもの」との見解も成り立ちます。すでに申し上げましたが、「軍人勅諭」も「教育勅語」も「公式」ではないのです。それは、この上もなく有難き「御璽なき御勅諭」であり「副署なき勅語」であらせられて、すでにそこに甚深な正義が顕されています。
時の政府や国政に左右されない「普遍的な大御心」を御勅諭・御勅語にて親しく御下賜あそばされたわけです。 畏れ多くも陛下には御宸襟深く、極めて親しく大御心をお顕しあそばされ、お恵み下さったということです。 そこに「やれ責任」云々といったことは一切介在の余地等なく、ただただ一点の曇りなき大御心・御聖旨を仰ぎ奉るだけでいいのです。 | |
| 299 「日本学会」会長さん | 2013/06/16(日) 19:20:24 |
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もちろん「起草者」もおりましょう。しかしすでに申し上げました通り御親裁・御勅裁を賜れば、それは御聖旨・御勅旨であるのです。
あらためまして承詔必謹を申し上げます（※「その全責任を押しつけるもの」とのお言葉をお見受けいたしますが、「全責任」は私ども臣下万民が負わせていただくのです。その事につきましても以前にお返事申し上げているはずです）。 | |
| 300 「日本学会」会長さん | 2013/06/16(日) 19:24:15 |
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個人がどのような感情（好き嫌い）でもって歴史を認識しようとも、それは個人の自由です。
しかしそれはその人物のパーソナルの域を出ることはありません。そこに終始したお話にのみ帰着すると、結局は「個人の趣味・趣向」だけの「世界観」になります。私はそれを否定しません。しかし申し上げております通りそれは「ステージが違う」ということです。 私はいまだ「国体の本義」を超える普遍的な理論体系を「保守」の側から提示された例を知りません。 そして「軍人勅諭」は決して明治天皇様の御聖慮でもなければ真の大御心ではない、あくまで時の政府による国政上の談話のようなものであるということの歴史的証明がなされている例も存在していないと理解しております。 | |
| 301 「日本学会」会長さん | 2013/06/16(日) 19:29:05 |
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「勢い余って〜」とのお言葉をお見受けしますが、あたかも武家政権と武士の存在を至上の価値なるものとし、他の歴史的選択や判断、並びにその時代と世紀を軽視するが如きであれば、それこそ「同じ趣味・趣向」の人間以外は誰もが同意出来ないこととなるでしょう。好む好まざるといった個人の感情は結果として個人の内なるもののみに終始するので、それは「私的内心」でありどこまでも個人の自由であると申し上げております。しかしそれを超えたところに「大義」というものが普遍的価値として存在し、歴史の続く限り、時代と世紀を超えて輝き続けるのです。それであるからこそ「国体の本義」も「臣民の道」も「普遍的価値ないし価値観」に他ならないからだと申し上げているわけです。この事につきましては先にお返事を差し上げておりますので、お目を通していただければと存じます。
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| 302 「日本学会」会長さん | 2013/06/16(日) 19:33:34 |
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明治の新体制に移行してより、将軍家以下多くの大名らも「華族」に列せられました。いかに幕府政治が国体に反する変態であろうとも「廃位」もせずに斯様なお恵みやご褒美があることも見逃せない史実です。
また、かの大東亜戦争ではこれら「華族」の皆様も、「公家華族」であろうが「武家華族」であろうが戦死された方も少なくありません。『明治以来の日本は「国体の本義」と「臣民の道」の路線上には決してない』とのお考えでいらっしゃるようですが、今一度よく歴史に向き合い、見つめるべきではないでしょうか？ | |
| 303 「日本学会」会長さん | 2013/06/16(日) 19:39:08 |
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6/15(土) 08:41:12に頂戴いたしましたお話には深く考えさせられました。
「敷延」とのお言葉をお見受け致します。 何卒、三保 平清さんにおかれましても、「国体の本義」の趣旨に賛同していただき、思想、信条、立場の違いを超えてこの敷延、すなわち「平成の御世における国体明徴」へ共に手をつないで歩んでいただければ幸いです。心よりお願い申し上げます。 国体護持・国体明徴という数多くの運動が集まってくる大きなネットワークも必要とされる時代にようやく入りつつあるのではないでしょうか。「考え方や動きが、まとまってある点になる」といいましょうか。国体を護持し、「今」と「未来」へ明徴するという様々な人々のタイプの声が動いていく間に重なっていくあるエッセンス、そういういわば『萃点』の一つになるような、この「国体の本義」や「臣民の道」がそういう「古典」として諸人が普遍的に尊重・共有できたらどんなにいいだろうかというのが一つの希望です。「国体の本義」に賛同し、個人的な思想・信条・政治的立場などの違いを超えた、本当に広範な人びとが普遍的に「共有」すれば、日本の再生は可能であると私は信じます。 | |
| 304 「日本学会」会長さん | 2013/06/16(日) 19:48:40 |
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三保 平清さんのお考えにあります、いわば「史的タイミングのズレ」に関しては私も全く同じ意見です。
国体明徴声明は最低でも大正の御世に出されるべきでした（関東大震災前にはという思いです）。 『〜それをやらず（※国体明徴）にひたすら「文明開化」路線を突き進んだ明治新政府には、違和感を覚える』とのお気持ちを伺っております。 私はあの当時いわば「発展途上国」のような段階だったのだと理解しています。わが国が名実ともに「先進主要国」となれたのは第一世界大戦の勝利があってからでした。それまではまだまだ「追いつけ追いつけ」といった状況がありました。「追い越せ」となったのは大正の御世以降で、第一世界大戦の戦勝国となって初めて日本は「欧米を追い越した」といった状況が訪れ、その実感のようなものが出てきたのではないかと思えます。しかし、世はまさに・・・「歴史の皮肉」といいますか、「世の不条理」のようなものを感じます。 | |
| 305 「日本学会」会長さん | 2013/06/16(日) 19:53:41 |
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まとまりのない拙い悪文による精彩を欠いたお答えが長々と続きましたが・・・。
まずは双方の「基本的な前提」をクリアにした上で、あらためましてお話合いをさせていただければ幸いです。 | |
| 306 三保 平清さん | 2013/06/17(月) 20:32:29 |
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「日本学会」会長さんへ
２８７への回答です。 ☆源頼朝」や「織田信長」やその他の武士を個人的には尊敬する』ということを一切否定しませんし、むしろファン心理のようなものを肯定します。 ★私の武家への考察をファン心理のようなものとお考えなのですか・・。 295への回答です。 ☆ １．「国体の本義」や「臣民の道」を読んではいない。 ・・２．「国体の本義」や「臣民の道」を読んだが、賛同できない。 どちらですか？ ★２、ですが、出来れば３、にしてほしい・・。３、は「国体の本義」や「臣民の道」を読んだが、それを字句道理になぞるのは間違いだ・・。字句道理になぞるのではなく、その精神を尊重すべき・・。３、は私の付け加えです。 、 | |
| 307 三保 平清さん | 2013/06/17(月) 20:49:33 |
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303
☆国体護持・国体明徴という数多くの運動が集まってくる大きなネットワークも必要とされる・・・・「国体の本義」に賛同し、個人的な思想・信条・政治的立場などの違いを超えた、本当に広範な人びとが普遍的に「共有」すれば、日本の再生は可能であると私は信じます。 ★「日本学会」会長さんのこの行動が広がる事を望みます。 304 ☆三保 平清さんのお考えにあります、いわば「史的タイミングのズレ」に関しては私も全く同じ意見です。 国体明徴声明は最低でも大正の御世に出されるべきでした（関東大震災前にはという思いです）。 ★御同意頂き有り難うございます。 | |
| 308 三保 平清さん | 2013/06/17(月) 21:22:25 |
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「国体の本義」は天皇機関説に対抗して、文部省がそれへの理論的反証とすべく発表されたものですね。「国体の本義」を議論する事は大事ですが、その反対側にある天皇機関説を議論する事も大事と思います。天皇機関説は議会制民主主義の延長線上に、何時かは現れるべきものだった・・と考えます。天皇機関説とは議会制民主主義の上からは必然的・・。議会制民主主義は、西欧近代の政治の欠くべからざる枢要・・。その西欧近代の政治の欠くべからざる枢要を取り入れて、日本の政治の何たるかを考えなかった明治新政府・・。
明治新政府は西欧的価値を、日本的価値の上に置いた。議会制民主主義は西欧的価値です。明治新政府の立場からは、絶対的である議会制民主主義の発展上に、天皇機関説は出現した。この天皇機関説に危機感を覚えた明治新政府の後継者が、「国体の本義」を発表したとも言える。私個人は天皇機関説には違和感を覚えるのですが・・。私には天皇機関説もその反証としての「国体の本義」にも、素直にはなれません。矢張り「国体の本義」は、天皇機関説なんぞとは無関係に保守の心髄であってほしい。 | |
| 309 「日本学会」会長さん | 2013/06/17(月) 21:59:07 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
まずはお問い合わせの件にお答えくださったことに深く御礼申し上げます。 ですが、『「国体の本義」や「臣民の道」を読んだが、それを字句道理になぞるのは間違い。その精神を尊重すべき』との“３”という設問以外のお答えをいただきました。 これまでのやり取りから感ずるに、このお答えの本意は「賛同はできない」ことと概ね相違なきように理解してもよろしいかと存じます。 複雑な心境です。私はこのお答えの基調に「個人的な感情」がいわば「動機」のように内在していると、非常に難しいお話合いになるような気がしてなりません。 私はすでにこれまでのお返事の中で拙くとも「基本的な前提」等のお話をさせていただいておりますので、重複するご返答は差し控えさせていただきますが、まずはお互いの「違い」を双方が理解することで、すれ違った対話に終始しないよう心掛けたいと思います。 | |
| 310 「日本学会」会長さん | 2013/06/17(月) 22:01:33 |
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「私の武家への考察をファン心理のようなものと考えているのか」とのご質問をいただきました。
正確に申し上げますと「一般論として」と付け加えることもできましょう。 そうしましたら、私の本意をご理解いただけるのではないか存じます。 | |
| 311 「日本学会」会長さん | 2013/06/17(月) 22:05:45 |
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幕末以来の悲願であった名実ともに欧米列強を「追い越した」時期、すなわち第一世界大戦の勝利直後に、少なくとも「国体明徴声明」は出されておくべきだったというのはかねてからの持論です。
私はこの「史的タイミングのズレ」に、複雑な思いが込み上げてなりません。 | |
| 312 「日本学会」会長さん | 2013/06/17(月) 22:16:14 |
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正確に申し上げますと、いわゆる「天皇機関説」に対抗して発表されたのは、昭和１０年の８月３日と１０月１５日に二度発表された「国体明徴に関する政府声明」となります。
「大正デモクラシー」以降、「憲政の常道」への裏付けとしての学説や理論の必要性が論じられ続け、結果としてかの「機関説」なる不穏な謀りが有力学説として定着しつつありました。 これも帝国憲法の未完・不備なるところに起因した「エラー」のひとつであるのですが・・・。 『矢張り「国体の本義」は、天皇機関説なんぞとは無関係に保守の心髄であってほしい』というお気持ちは私も同じです。ただ、「国体の本義」はいわゆる「機関説」とはその脈絡を異にして出された史実を踏まえますと、フラットに向き合うこともできるのではないでしょうか？ | |
| 313 三保 平清さん | 2013/06/18(火) 18:30:18 |
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ずっと以前の話しで申し訳ないですが・・。
☆一番重要な要素に違和感を覚えつつ、「当時」という時代的・歴史的環境と条件にとっては必要であったというご意見をそのまま承りますと、やはりお話が前後してしまうのですが、同じように明治新政府の文明開化もそのように評価できませんか？ ★・・と疑問をお持ちのようなので、敢えてここで取り上げます。「織田信長」と言う個性は、彼に換わりうる個性の持ち主など存在しません。反対に明治維新には色々な形が考えられます。つまり薩長のあの「文明開化」が唯一無二で他にはない・・のではありません。 明治新政府の文明開化には、非常に胡散臭さを感じます。まず尊皇攘夷を掲げながら、明治維新後にはそれらを取り下げてしれっとしている。百歩譲って、攘夷はならぬ事と誰もが思っていたから・・とも言えますが、尊皇の方は明治新政府が果たして心から尊皇であったかは疑わしい。明治天皇替え玉説など、政府が尊皇であれば巷間に流布する筈がない。加えて「西南戦争」による「西郷隆盛」を消し去った件・・。明治新政府とは何を哲学としていたのか？？ | |
| 314 三保 平清さん | 2013/06/18(火) 18:35:32 |
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「日本学会」会長さんと私とでは明治維新への見方に違いがあるようです。その明治新政府による維新の有り様は、まるで唯物史観のような感すら受けます。精神文明にその比重がない。「国体の本義」と「臣民の道」とは、我が国のかけがえのない精神的価値なのではありませんか？？日本の精神文明に理解のない明治新政府と、「国体の本義」と「臣民の道」を同列に並べられるものなのでしょうか？？
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| 315 「日本学会」会長さん | 2013/06/18(火) 20:01:07 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
気持ち新たに、あらためましてよろしくお願い申し上げます。 『「織田信長」と言う個性に換わりうる人物など存在しない』とのご意見をいただいております。 まずは「基本的な前提と認識等を異にする」ところからあらためてお話し合いをさせていただきますので、個人的なご意見としてお伺いしておきます。史的事象としての論で申し上げるとすれば、それは「他の選択肢はなかった」というご意見をお持ちの方でいらっしゃると理解します。 とりあえずは前向きな生産的対話・本論を意識して申し上げますと、お話の中で「明治維新には色々な形が考えられる」「つまり薩長のあの文明開化が唯一無二で他にはない」とのご意見をいただいております。以前にも幾度もいただいているお話ですね。 これも何度もお伺いしておりますが、 「それではどのような近代化が考えられるのでしょうか？」 「具体的にどのような施政外交をすればよかったのでしょうか？」 「現実的な対案と政策的多段階工程等のご提案・ご提言をお願いいたします」 あくまで 「当時の歴史的環境と条件を前提として」 ご教示願います。 | |
| 316 「日本学会」会長さん | 2013/06/18(火) 20:04:13 |
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「明治新政府の文明開化には、〜明治新政府とは何を哲学としていたのか？？」
とのお話に対しましては、以前にもお返事を差し上げたかと存じます。お手数ですがあらためてお目を通していただければ幸いです。 | |
| 317 「日本学会」会長さん | 2013/06/18(火) 20:10:35 |
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私は、「第一次世界大戦勝利までがひとつの史的分水嶺」であると考えます。
すでに申し上げました通り、わが国は「欧米に追いつけ追いつけ」から明治の御世という「近代」を迎えました。 以来、日露戦争の勝利でようやく「欧米に追いついた」わけです。結果としてわが国は幕末以来悲願の「一等国」となりました。 第一次世界大戦の勝利はまさにわが国が「欧米を追い越した」という歴史的な出来事ではないでしょうか。 それまでは「振り返る余裕」は全くなかったと察します。 ただ懸命に、必死に、がむしゃらに国際社会の一員として、同時に欧米列強に肩を並べ、一目置かれる大国へと高度成長していく間には「ゆっくりと振り返り、見つめ、向き合う余裕」は全くなかったと察します。 これは「公害」を生んだ「高度経済成長期」の様相とどこか相通ずるような気が致します。 | |
| 318 三保 平清さん | 2013/06/18(火) 23:05:50 |
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「日本学会」会長さんへ
☆わが国は「欧米に追いつけ追いつけ」から明治の御世という「近代」を迎えました。 以来、日露戦争の勝利でようやく「欧米に追いついた」わけです。結果としてわが国は幕末以来悲願の「一等国」となりました。 第一次世界大戦の勝利はまさにわが国が「欧米を追い越した」という歴史的な出来事ではないでしょうか。 ★以前は私もそのように考えていました。しかし今はそうではありません。この考えは間違っていた・・と考えるに至ったのです。「欧米に追いつけ追いつけ」路線は、欧米をその標準としています。この標準と言う考えこそが間違いだと・・。標準ではなく、目標とすべきだったと・・。標準も目標も一緒だろう・・。←全く違います。標準とは欧米が正しく、過去の日本は間違っていたとの日本否定なのです。これこそが明治維新における「文明開化」路線です。つまり過去の日本は遅れたとるに足らない存在に過ぎない・・。ここに日本の自虐路線が始まっている。日本は欧米に倣って近代化すべきですが、それは自虐路線であってはならない。「和魂洋才」は精神文明では負けていない・・の自負がなければならない。 | |
| 319 「日本学会」会長さん | 2013/06/18(火) 23:21:17 |
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三保 平清さんへのお返事です。
「感情」や「お気持ち」は分からないでもありません。 しかし、三保 平清さんも「政治の良し悪しは結果。その時代と歴史において国政の是非は問われるべき」とのご意見をお持ちの方でいらっしゃるように承っております。 いわゆる「文明開化」は、何度も申し上げております通り「幕末に締結された不平等条約の改正」を目標にした政策です。「文明開化」の「動機」は、決して「日本は遅れたとるに足らない存在に過ぎない」ことではないのです。これも何度もお返事申し上げました。 まずはお問い合わせ致しました質問へ具体的なご返答をいただきまして、それを踏まえた上での生産的な対話をお願い申し上げます。 | |
| 320 三保 平清さん | 2013/06/18(火) 23:23:12 |
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「国体の本義」には賛同いたしますが、自虐路線には賛同出来ません。自虐路線上の「国体の本義」であれば、外国には卑屈に屈従するが、日本国内では内弁慶で上から目線の「国体の本義」・・。これはまさに「楠木正成」を湊川に一方的に敗北死させた公家だ・・と。これは今日の問題でもあります。日本はもはや経済力の活発な国々の勢いを取り込んでいかなければ生きてはいけない・・。即ちＴＰＰに入らなければ繁栄は望めない・・と言う考えに通じるものです。もし自虐路線の「国体の本義」であれば、それは「国体の本義」の精神とは全く逆です。「楠木正成」を湊川に一方的に敗北死させた公家になってはいけない。「楠木正成」は武士です。武士とは自立武装開拓民・・の延長にあります。即ち武家政権を変態などと見下し侮ってはならない・・。「国体の本義」にもある尚武の気風が絶対に必要なのです。
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| 321 「日本学会」会長さん | 2013/06/18(火) 23:35:11 |
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少し往還が乱れた模様ですが、頂戴いたしました「個人的な感情や我見」の前に、私よりお伺いした設問への具体的かつ建設的なお返事を何卒よろしくお願いいたします。
そうでなければ、なかなか対話が進みませんもので・・・。 | |
| 322 三保 平清さん | 2013/06/18(火) 23:41:33 |
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続き
よく日米修好通商条約とは不平等条約であった・・と言われますが、この見方に最近異論が出てきています。日米修好通商条約とは必ずしも不平等条約とは言えない・・。これは幕府を倒した明治政府が自己正当化の為に宣伝したものだ・・との論が現れて来ています。 日米修好通商条約第4条に「阿片の輸入は禁止する。」とあります。幕府は支那の情勢に鑑みて日本の独立を大事にしている。日米修好通商条そのものが不平等だったのではなく、それを意に反して結ばざるを得なかった事が日本の不利であった。これを 盾にとって 、薩長が反幕府の宣伝に利用したので、日米修好通商条約は不平等条約と呼ばれるに至ったのではないか・・が最近とみに有力となってきています。 | |
| 323 三保 平清さん | 2013/06/18(火) 23:49:30 |
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「日本学会」会長さんへ
「個人的な感情や我見」・・と決めつけるのは止めて下さい。 | |
| 324 「日本学会」会長さん | 2013/06/18(火) 23:53:05 |
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少々往還にズレがあるようで・・・恐縮です。
日米和親条約で開国に踏み切った幕府が、アメリカ総領事ハリスとの間に調印したものが「日米修好通商条約」でしたね。内容は、外交代表の交換、下田・箱館（函館）のほか新たに神奈川・長崎・新潟・兵庫の開港、外国人居留地の設定、領事裁判権の承認、関税自主権の否定などが主になります。その後、引き続きオランダ・ロシア・イギリス・フランスとの間にも、同じような通商条約が結ばれました。内容からフェアに考えても十分に「不平等条約」です。 ちなみに御裁可を待たずに幕府が調印したため、この条約は「安政の仮条約」と呼ばれます。 | |
| 325 「日本学会」会長さん | 2013/06/19(水) 00:02:32 |
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『「個人的な感情や我見」と決めつけるのは止めよ』とのお言葉を頂戴いたしました。
「決めつけ」と仰いますが、お伺いしております内容は「あくまで個人の自説」の域をまだ出ていないと拝察いたします。 何度も申し上げておりますが、私はそのような意見や主張を決して否定する者ではありません。 しかし、もしこれを「言論」という「ステージ」でご主張なら、その義に質疑を求める他ありません。私はこの「ステージ」で「フィクション」を論ずることに終始したくないのです。 もう何度も関連したお返事は差し上げておりますので、あらためてお目を通していただければ幸いです。 まずは、お話を生産的な対話とするためにも、お伺いした設問にはお答えください。 夜も更けてまいりましたので、本日はこの辺で失礼いたします。 | |
| 326 三保 平清さん | 2013/06/19(水) 00:12:38 |
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☆まずはお問い合わせ致しました質問へ具体的なご返答をいただきまして、・・
★明治維新はあれ以外にはやり方が存在したのか・・と言う事なのでしょうか。明治維新は多くの維新の可能性の中の、一つの答えに過ぎない・・と思うものです。それ以外にはあり得ないと思うから、「文明開化」などと言い出す。白人国は文明国であり、日本は野蛮国である・・が根本的に間違っている。日本は野蛮国ではないし、白人国に劣るものではないが、科学や産業技術で遅れたので、そこは彼らに学ぶ・・が正しいあるべき態度だったと考えます。 科学技術で遅れた・・即ち野蛮国である・・は大間違いです。科学技術で遅れた・・も当時の産業革命の波が日本にはなかった・・からなのです。その白人国の産業革命も植民地あってこその産業革命でありました。日本に産業革命はなかったが、植民地もありません。発達した産業技術を有していても、植民地を必要とする文明と、植民地など考えもしなかった文明とはどっちが高度な文明なのでしょうか。植民地を必要とする文明を標準とした「文明開化」は間違っていた。その「文明開化」路線上の「国体の本義」と「臣民の道」なのですか？？ | |
| 327 EASTEYEさん | 2013/06/19(水) 00:28:30 |
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このスレッドに初めて投稿させていただきます。今もって解らないことがあります。何故薩長だけが突出して、倒幕へあれほどの決意を持って行動したのか。当時の幕藩体制は国土を疲弊させるほどの悪政だったのか。私にはその後の明治政府の行動を見ると、確かに欧米帝国主義に対処するために必要な政変だったのかもしれませんが、薩長が天皇を担ぎ出して起こした権力闘争にしか思えません。それから何故皇居を東京に移したのか。そんなに東北地方が脅威だったのか。靖国神社では東北の民は逆賊です。戦った相手を敬う心は、薩長には無かったのか。明治政府は日本の国体として東北以北と沖縄南西諸島をどう考えていたのか。私にはわかりません。
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| 328 三保 平清さん | 2013/06/19(水) 13:09:59 |
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「日本学会」会長さんへ
☆これも何度もお伺いしておりますが、 「それではどのような近代化が考えられるのでしょうか？」 「具体的にどのような施政外交をすればよかったのでしょうか？」 「現実的な対案と政策的多段階工程等のご提案・ご提言をお願いいたします」 あくまで 「当時の歴史的環境と条件を前提として」 ご教示願います。 ★あくまでも私個人の思いなのでしょうが、前にも申し上げました通り、近代化政策は幕府の「小栗上野介」が既に始めています。だからそれで明治維新は必要なかった・・などとはもうしません。「小栗上野介」の近代化はあくまでも幕府内改革で、年貢税制などの農業を基盤とした中での政策でしたから・・。しかしこの「小栗上野介」の近代化が、事実上明治維新の基本方針となっています。「東郷平八郎の小栗上野介への謝辞」にある通り・・。 | |
| 329 三保 平清さん | 2013/06/19(水) 13:11:52 |
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続き
そして更に時間を遡れば、幕政改革を唱えた「島津斉彬」などが、薩摩藩内において近代化施策を開始しています。もし「島津斉彬」が急逝しなければ、これは幕府の施策として実行される事となったでしょう。そして明治維新は決して、明治新政府によってのみ実行されたものではありません。明治新政府の外にあって、民間の立場からこれを唱道した人に、「福沢諭吉」がいます。明治維新には色々な方面からの働きかけや、そのやり方があったからこそ成功したのです。明治維新とは色々な可能性の中の一つの方法論でした。唯一無二ではありません。 | |
| 330 三保 平清さん | 2013/06/19(水) 13:33:59 |
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EASTEYEさん、今日は
EASTEYEさんの文で思い出したのですが、明治新政府とは本当に尊皇だったのか・・。 ☆「・・薩長が天皇を担ぎ出して起こした権力闘争にしか思えません。それから何故皇居を東京に移したのか。」 ★私にも、天皇を玉として利用して政権を奪取して、薩長が明治新政府となった・・と見えるのですが・・。勿論維新を日本はその時必要としていたと思いますが・・。 もし薩長が本当に尊皇であれば、何故都を東京へ移したのでしょう。東京（江戸）は武家の都です。武家政権は変態と言うなら、何故その変態の武家の都を天皇の都にしたのでしょう？？薩長（明治新政府）は、天皇を政治的に利用しただけではないのでしょうか？？ | |
| 331 「日本学会」会長さん | 2013/06/19(水) 19:56:43 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
昨晩は往還のタイミングにズレが生じました。お話の途中に申し訳ありませんでした。 長々とした悪文でのお返事となりますことを何卒ご容赦ください。 「06/19(水) 00:12:38」のお話へお答え申し上げます。 まずは、お伺いしました設問へのご返答ありがとうございます。 拝読させていただき、やはりその「思い」は私も同じくするところもあり、心中複雑なるものがございます。 生産的な対話を意識したいものですから、双方が抽象的な論に分散する前に、整理をしておきましょう。 | |
| 332 「日本学会」会長さん | 2013/06/19(水) 20:02:21 |
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三保 平清さんは
「明治維新には色々な形が考えられる」 「つまり薩長のあの文明開化が唯一無二で他にはないわけではない」 故に 「個人的には明治以降の正統性（正当性とも）は認めない（認めたくない）」 との含意を込めたお話をこれまでなさっておいでです。 そこで私がお伺いしましたのは 「当時の歴史的環境と条件を前提として」 「それではどのような近代化が考えられるのでしょうか？」 「具体的にどのような施政外交をすればよかったのでしょうか？」 「現実的な対案と政策的多段階工程等のご提案・ご提言をお願いいたします」 すなわち「明治新政府の選択肢と政策」に代わる具体的な「対案」なり「提言・提案」をご披露していただきたく申し上げました。 「文明開化」は社会現象であると同時に政策でもあります。 お話しくださった対話の論題はまさに具体的な「政策論」であり「政策批判」でございますので、それに代わる具体的な政策論・政策案を提示していただかなくてはなりません。そうでなければなかなか前向きで生産的なお話にはならないのではないでしょうか。 | |
| 333 「日本学会」会長さん | 2013/06/19(水) 20:07:38 |
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「白人国は文明国であり、日本は野蛮国である。が根本的に間違っている」とのご意見をいただきました。
その「根本的に間違っていた」のが当時の欧米列強です。その列強諸国との攻防戦が我が国の「近代」という時代であったのです。 私は昭和２０年までの我が国を全面的に「弁護」する立場です。先人たちのあらゆる選択と決断には「情状酌量する余地がある」と申し上げます。それは同時に「できるだけ慎重に向き合わねばならない」という自戒を込めた意味も含めてです。と申しますのも、まさに今、「後からだったらいくらでも好きなことをいえる」という立場にいる私たち現代人は、過去の歴史を見つめ、向き合う時に「その時代の人々と対面している」ことを意識すべきではないかと思うからです。今を生きる私どもは、過去の先人から「振り返っては勝手気ままに好きなことばかり言いおって、何とも卑怯な奴らじゃ」とは言われたくないものです。 | |
| 334 「日本学会」会長さん | 2013/06/19(水) 20:11:36 |
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「発達した産業技術を有していても、植民地を必要とする文明と、植民地など考えもしなかった文明とはどっちが高度な文明なのだろうか」とのお言葉には粛然たる想いが込み上げてくるのを抑えることができません。私は三保 平清さんのその思いを終生共に致します。
『植民地を必要とする文明を標準とした「文明開化」は間違っていた。その「文明開化」路線上の「国体の本義」と「臣民の道」なのか』とのお言葉にも感じ入るところがございます。この場合『その「文明開化」路線上の「日本の近代」なのか』というのが脈絡としては正確ではないかと思いますが、私もそう思います。しかしその路線も多くの各駅に停車しながら、そして様々に別れながら、進んでいったのではないでしょうか。たった一本の路線の、ただ同一線上を盲目的に暴走していたわけではないことは間違いないでしょう。 | |
| 335 「日本学会」会長さん | 2013/06/19(水) 20:26:28 |
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「今を生きる時代と歴史」という「環境と条件」の中でしか、人は判断し行動することができないものです。
当時はまさに仰る通り「植民地を必要とする文明」が幅を利かせるという「不幸の時代」でした。 その時代には、自国の運命は「宗主国」と「植民地」の選択肢に委ねられていたと申し上げることもできましょう。 我が国はそんな「不幸な時代」の残酷な選択を決断せざるを得なかったわけです。 「文明開化」に代表される近代化政策は、そんな時代の選択肢のひとつです。 今では書面上でしか窺い知ることのできない当時を「今」として生きていた人々には、現代の私たちには知ることも感じることもできない「時と空気」に包まれていたはずです。私どもはそのことにもささやかな「気配り」や「思いやり」も同様に持ち合わせながら、過去の歴史を見つめ、向き合うべきではないでしょうか？ | |
| 336 「日本学会」会長さん | 2013/06/19(水) 20:31:46 |
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EASTEYEさん、はじめまして。メッセージありがとうございます。
何やら薩摩や長州は、関ヶ原の決戦以来から続く徳川幕府への「因縁」のような気概がずっとあったようです。 江戸時代には藩政改革を成功させた藩を治める英明な外様大名も存在しますが、その筆頭格が薩長プラス土佐だったそうです。後に倒幕の主役となった各藩なだけに、何か歴史的な運命のようなものも感じます。また長州藩出身の吉田松陰先生が幕府によって処刑されたことを考えますとなおさらな思いも致します。地理的にも「外様」であったということが功を奏したようにも思えます。それだけに「独自路線の開明的な動き」も可能だったのでしょう。また「遠き江戸より近くの京」といったことも、尊皇攘夷の機運高まる時代と相まって、ますます世界を相手に見越した「新政府」や「新体制」といった未来への展望を抱かせる大きなエッセンスになったのではないかと考えます。「国学」も大きなキーワードだと思います。 | |
| 337 「日本学会」会長さん | 2013/06/19(水) 20:35:45 |
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明治神宮における「明治天皇百年祭記念展」にも、東京奠都に関する内容もありました。
徳川将軍なき後、混乱をきたしていた東京は、畏くも明治天皇様の御到着によって元の治安と活気を取り戻し、市中には山車や屋台が繰り出しました。近代化へ向け、国内の統一を保持し安定と秩序を構築するためにも東京奠都は必要だという現実的判断があったのではないかと考えます。 もちろん現在でも「日本の首都は東京か京都か」といった文芸的議論もございます。 いずれにせよ、陛下の御親裁に基づく大義をいつまでも忘れてはならないと思っております。 | |
| 338 「日本学会」会長さん | 2013/06/19(水) 20:40:29 |
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旧来の「天下人の殿様」といった考えを前提としたら維新は成功しなかったことでしょう。
それこそ「倒幕の手柄」を巡って薩摩・長州・土佐各藩の「天下争い」で国は分裂し、欧米列強の武力侵略を誘引したはずです。やはり、国体の正常化すなわち天皇陛下の御統治を実現するという「諸事神武創業之始ニ原キ」との普遍的な原点回帰であったからこそ、バラバラであった国内も団結し「おらが殿様を」といった「武家ムラ」の旧弊を超えた「国家」が実現できたと理解しています。その意味で、畏れ多くも陛下の御君臨を仰ぎ奉ることを「普遍的価値と原則」にした開明的な薩長の歴史的先見性と先駆的なプレゼンスは、こうして振り返ってみましても見事なものだと思います。 | |
| 339 「日本学会」会長さん | 2013/06/19(水) 20:46:23 |
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個人的には、共有された伝統といった「道理」ですとか、先例や慣習といういわば「お約束」といった「国内の良識」でうまくまとまった時代は、かの「黒船来航」によって終焉したと理解しています。ご存じの通り、幕府は列強諸国に不平等条約を結ばされますが、すでに幕府による統治機能は外国を相手にした状況に対応できなくなっていたことを端的に表す出来事となりました。黒船（アメリカ）が来航する以前に、対日侵略を前提としたロシアの軍事力による威嚇と行使によって日本は被害を受けていますが、幕府は何もしませんでした。支那大陸での状況、とりわけアヘン戦争の終始は早々に知らされていたのにもかかわらず、幕府は何もしていません。マシュー・クレメンス・ペリー率いる黒船の件にしても、幕府はこれが来航することを前年に知っていながら何もしていません。こうした「列強諸国を相手にした幕府の実態」が倒幕の大きな動機であることは疑いようもありません。
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| 340 「日本学会」会長さん | 2013/06/19(水) 20:53:15 |
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「東北」に対するご感想に対しては、私も複雑な思いが致します。
お話が拡散するのはいけませんが、東北道につながるすべてのトンネル内には一定区間に爆破機能を備えているという都市伝説を聞いたことがあります。 何やら旧ソ連軍が侵攻してきたときを想定したもので、ここを爆破して「足止め」にする目的があるんだとか。 我が国では「北より西、東日本防衛より西日本防衛を優先する」というのが常道としてあったとも・・・。 東北地方から徴兵された兵士を優先的に激戦地へ派兵させたという実しやかな話も聞いたことがあります。 何やら「東北は鬼門」だとか「蝦夷」といった偏見も生きているのでしょうか・・・まさに「旧来の陋習」ですね。 EASTEYEさん、本当にありがとうございます。 どうぞこれからもよろしくお願い致します。 | |
| 341 三保 平清さん | 2013/06/20(木) 21:33:16 |
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☆ちなみに御裁可を待たずに幕府が調印したため、この条約は「安政の仮条約」と呼ばれます。
★あの時に勅許はおりる状況でしたか？？？ 幕府は勅許を得ようとしたが、叶わない為にやむなく幕府の一存で米国との間に条約を結んだのではなかったでしょうか・・？？幕府はそうしたくてしたのではないでしょう？？幕府の肩を持つのではありませんが・・。それに幕政のそれまでの慣行からは勅許は不可欠・・ではありませんでした・・それまでは・・。国家統治の全権は幕府が持っていた訳ですから・・。それを認めるか否かは別として。条約を結ぶのに勅許が必要・・と言う考えは天皇の直接統治する国家と言う概念の下のものです。 | |
| 342 「日本学会」会長さん | 2013/06/20(木) 21:48:17 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
原理原則は当時それが律令以来の慣習やそれ以後の先例等を含めましても「大義名分」という慣習法体系が確立されていました。 御裁可、すなわち御勅許無きものに「大義名分」は認められません。それは当時もそうです。 この点には異議の争点は有しないはずです。 「国家統治の全権は幕府が持っていた」とおっしゃいますが、正確には「国家統治の“実権”は幕府が持っていた」と申し上げるべきです。 「条約を結ぶのに勅許が必要」という認識は当時からそうです。 | |
| 343 三保 平清さん | 2013/06/20(木) 22:58:12 |
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「日本学会」会長さんへ
☆畏れ多くも陛下の御君臨を仰ぎ奉ることを「普遍的価値と原則」にした開明的な薩長の歴史的先見性と先駆的なプレゼンスは、こうして振り返ってみましても見事なものだと思います。 ★それで本当に明治新政府はそれをやったのでしょうか・・。天皇の権威を利用して、政権を私したが如き振る舞いはなかったでしょうか・・。「廷臣二十二卿列参事件」とは何ですか・・。明らかに「孝明天皇」への反逆だ。 「第2次長州征伐」時、「大久保利通」が「非義勅命ハ勅命ニ有ラス候」と公言・・とありますが・・。あなたは盛んに「明治天皇は・・」と言われるが、薩長は「孝明天皇」には従っていない。あなたの「国体の本義」とは、臣下が自らの都合のいい天皇だけに忠誠を尽くす「国体の本義」なのですか？？ これはとるに足らない噂話の類なのですか・・。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1213052217 | |
| 344 「日本学会」会長さん | 2013/06/20(木) 23:23:24 |
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三保 平清さんへのお返事です。
まさに「歴史に向き合う姿勢」に関する議論になるのではないでしょうか？ そもそも「国体の本義」には賛同されない方からのお話となりますと、斯様なご指摘は内容が成熟した論旨に発展しなくはないでしょうか？ そのようなご指摘は「基本的な前提」を共有することであれば生産的なお話合いと思うのですが・・・。 『学会の「国体の本義」』というお言葉をお見受けいたしますが、私は本論に対して「個人的な感情や我見」ではない、ご紹介通りの「国体の本義」を賛同しています。そのような基本的な前提をまず踏まえた上でのお話合いをお願いいたします。 | |
| 345 「日本学会」会長さん | 2013/06/20(木) 23:31:29 |
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北畠親房の言葉をご紹介いたしますと、「凡そ王土にはらまれて、忠をいたし命を拾つるは人臣の道なり。必ずこれを身の高名と思ふべきにあらず。しかれども、後の人をはげまし、其の跡をあはれみて賞せらるゝは、君の御政なり。下として競ひ諍ひ申すべきにはあらぬにや。まして、させる功なくして過分の望をいたす事、みづからあやぶむるはしなれど、前車の轍をみることは、実に有りがたき召なりけむかし」
また太平記に見えている後醍醐天皇の御遣詔には、 「只、生々世々の妄念とも成べきは、朝敵を悉く亡ぼして、四海を泰平ならしめんと思ふ計りなり。朕即ち早世の後は第八ノ宮を天子の位に即け奉り、賢士忠臣事を図り、義助が忠功を賞して、子孫不義の行なくば、股肱の臣として、天下を鎮むべし」 と仰せられてあります。 国史論としての基本的な前提として一応ご紹介させていただきます。 | |
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| 347 三保 平清さん | 2013/06/20(木) 23:45:28 |
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「日本学会」会長さんへ
☆そもそも「国体の本義」には賛同されない方からのお話となりますと、・・ そのようなご指摘は「基本的な前提」を共有することであれば生産的なお話合いと思うのですが・・・。 『学会の「国体の本義」』というお言葉をお見受けいたしますが、私は本論に対して「個人的な感情や我見」ではない、ご紹介通りの「国体の本義」を賛同しています。そのような基本的な前提をまず踏まえた上でのお話合いをお願いいたします。 ★話しをずらすのは止めて下さい・・！！ 薩長は「孝明天皇」には従わなかった・・。←事実としてお認めになりますか？？？ 「孝明天皇」に反逆しておいて「国体の本義」？？？ ☆国史論としての基本的な前提として一応ご紹介させていただきます。 ★国史論としての基本的な前提としてのご紹介の前に、前記の質問に是非お答えいただきたい！！！薩長は「孝明天皇」には従わなかった・・。←事実としてお認めになりますか？？？それとも否定されますか？？？ | |
| 348 「日本学会」会長さん | 2013/06/20(木) 23:51:08 |
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三保 平清さんへのお返事です。
仰っておられる内容が少々混雑してしまっているのです。 私がこれまで何度もお伺いしている事に明確なお返事をなさっておられない方が、そのような言動をなさることはお控えください。 「反逆」というお言葉を使っておいでですが、いわば陛下への「御内奏・御諫言」というべき事柄を、斯様なご理解をなさっている「動機」が「個人的な感情や我見」を前提としていると、落ち着いたお話合いが困難になります。 | |
| 349 EASTEYEさん | 2013/06/20(木) 23:53:55 |
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「日本学会」会長さん、三保平清さんお二人のご意見、無学な私には大変勉強になってます。ありがとうございます。三保さんの”薩長は「孝明天皇」には従ってない。”とのお考えに従えば、この時点で薩長は「武士」であることを捨てたのでしょう。確かに西欧国家に太刀打ちするためには絶対君主が必要であり、そのことが日本を資本主義国家に向かわせることになったのでしょうが、ついこの間まで幕府に忠誠を誓っていた薩長両藩が、藩の存亡を賭けてでも武士であることを貫いた会津藩に対し、末代まで逆賊の汚名を着せることがなぜできたのか。少なくとも明治新政府が出来た時点では、薩長は未来永劫日本を支配しようと考えていたのではないでしょうか。尾崎行雄が現れるまでは。
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| 350 三保 平清さん | 2013/06/20(木) 23:54:34 |
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「日本学会」会長さんへ
薩長は「孝明天皇」には従わなかった・・。←事実としてお認めになりますか？？？それとも否定されますか？？？ | |
| 351 「日本学会」会長さん | 2013/06/20(木) 23:58:09 |
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「藩閥政治」とも評される旧弊、すなわち「武家ムラの手柄意識」による政権運営が、倒幕後の「近代」という時代にも因習として続いた事実も承知しておりますが、私は「言論」という「ステージ」で発言する者であるのなら、「それでは具体的なビジョンとアイデアを提示してみよ」との先人の「言い分」も貴殿に求めます。
「臨時の御錯誤」という事象も、それは「後から振り返れば」いろいろと好きなことを申し上げることもできましょう。しかしそれならば、そのことに「今」と「未来」にどのようにして生かすことができるのかということを提示すべきです。好む好まざるといった私的感情を優先とした論に有益性を見出せません。もちろんそれは「ステージ」を変えれば話は別ですが。 | |
| 352 三保 平清さん | 2013/06/21(金) 00:05:13 |
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「日本学会」会長さんへ
☆「それでは具体的なビジョンとアイデアを提示してみよ」との先人の「言い分」も貴殿に求めます。 ★その前に前記の質問に答えていただきたい・・。さあてさて・・具体的なビジョンとアイデアを提示せよと言われても、仮に私にがそんな物を提示したとしても歴史は変わりませんし、私にその資格があるのでしょうか・・。前記の質問のお答えの後に考えましょう。 | |
| 353 「日本学会」会長さん | 2013/06/21(金) 00:08:35 |
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EASTEYEさん、メッセージありがとうございます。
私も文盲無学の者でございますので、EASTEYEさんより頂戴しておりますお話には、大変勉強させていただいております。 尾崎行雄氏を出していただいたお話を拝読させていただきますと、EASTEYEさんのご慧眼鋭きことを深く感じ入ります。 「憲政」や「統治システム」といったお話にも発展する内容でございますので、是非とも引き続きのお話合いをお願い申し上げる次第です。 今度ともよろしくお願いいたします。 | |
| 354 「日本学会」会長さん | 2013/06/21(金) 00:17:25 |
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三保 平清さんへのお答えです。
「何度も問うている質問に答えていただきたい」とはそのままお返し申し上げたいところでございますが、「お問い合わせ」とのことですので申し上げます。 と申しましても、「06/20(木) 23:51:08」と「06/20(木) 23:58:09」、そして「06/19(水) 20:02:21」以降に差し上げましたお返事に、私の本意は尽きているのですが・・・。 「臨時の御錯誤」であれ、「御内奏や御諫言の上奏」であれ、そのことに私が「自説や感情・感想」を述べたところで、仰るように「仮に私にがそんな物を提示したとしても歴史は変わりませんし、私にその資格があるのでしょうか」ということになるでしょう。 | |
| 355 「日本学会」会長さん | 2013/06/21(金) 00:41:56 |
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三保 平清さん、EASTEYEさんへの引き続いてのお返事は、また日をあらためまして後日、できれば日曜日の夜にできましたらと・・・お許しいただければと存じます。
私事で大変恐縮です。 三保 平清さん、EASTEYEさん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。 | |
| 356 三保 平清さん | 2013/06/21(金) 11:39:41 |
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明治新政府については重大な疑惑が存在する。明治新政府は薩長が母体となって成立した。その薩長が政権を掴んだ過程において、初めは「孝明天皇」を利用しようとした。しかし「孝明天皇」は公武合体派であり、彼らの思惑通りにならないと知り、「孝明天皇」をなきものとしたのではないか・・と言う重大な疑惑である。そしてその「孝明天皇」に代え、「明治天皇」を立てて、彼らの思い通りに操ろうとした。ところが「明治天皇」は名君主となり、とても薩長には操れなくなった。この過程で世間に流布したのが、「明治天皇」替え玉説である。とても「明治天皇」が替え玉であった・・などとは信じないが、薩長が政権を維持する手段として、「明治天皇」を利用しようとしていた事は明らかだ。
その「明治天皇」を利用しようとしていた、薩長の後継により発表された「国体の本義」ならば、賛同する訳にはいかない・・。明治国家とは官僚国家であった。「国体の本義」とは、その官僚のただの作文に過ぎないならば問題だ。「国体の本義」の主張する精神は大事である。しかし「武家は変態・・」に至っては、まさに官僚の作文である・・。国家に官僚は必要であるが・・。 | |
| 357 EASTEYEさん | 2013/06/21(金) 23:46:28 |
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「日本学会」会長さん、私にとって大変為になる寄稿またお待ちしてます。奥州鎮撫総督府の存在と、長州藩は禁門の変で御所に発砲したのになぜ朝敵にならなかったのか、これらについての所感を是非伺いたいと思っております。
なぜ今の日本は、天気予報士が平気で「今日は北海道、東北を除いて全国的に秋晴れでしょう！」と言えるのか。私は「今日は関西、四国、九州を除いて全国的に秋晴れでしょう！」とは一度も聞いたことはありません。これが今の日本の国体です。 お忙しいところくだらないお話をしてしましました。またの投稿お待ちしております。ありがとうございました。 | |
| 358 「日本学会」会長さん | 2013/06/23(日) 23:17:25 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
またしても長々とした悪文でのお返事となります。何卒ご容赦いただければと存じます。 「04/17(水) 23:55:08」のお返事でも申し上げました。その内容を長々と重複してお返事することは差し控えます。 「清く・正しく・美しく」というのは決して宝塚のスローガンだけでなく、わが国を普遍的に彩る「テーマ」です。 私がご紹介しております「国体の本義」や「臣民の道」は「清く・正しく・美しい日本の理論体系」そのものです。 この「清く・正しく・美しく」というのは、もちろん「理想」です。 この「理想」へいかに「現実を適応させるのか」または「応用するのか」ということに、人は時代時代に苦悩するのです。 「理想と現実」との葛藤は、いつの世も圧し掛かる歴史的・時代的重圧といえます。 我が国の歴史は、振り返れば「清濁併せのむ大河ドラマ」のようなものです。 「清く・正しく・美しい事」もあるでしょうし、その対極にある事象もございましょう。 それらを個別煩瑣に選り好みして教条主義的・公式主義的に強弁することもよろしくありません（「04/18(木) 00:12:16」に申し上げたお返事です）。 | |
| 359 「日本学会」会長さん | 2013/06/23(日) 23:21:11 |
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それぞれの時代の事象に、それは様々な「清」や「濁」も、「玉」や「石」もございましょう。
しかし「06/19(水) 20:07:38」にもお返事いたしました通り、私ども子孫は祖先の選択や決断を振り返って見つめ、向き合う時には「本質的要素」と「総体的理解」だけは持ち合わせておかなくてはなりません。なぜなら単なる「好き嫌い」の感情論に終始すると、言論としては生産的な有益性は生じないからです。 私は何度も「個人的な感情（好き嫌い）や我意我見、趣味趣向」を優先した主張を否定しないと申し上げてまいりました。 「あんな悪いこともあった、こんなひどいこともあった」「自分は嫌だ、嫌いだ、気に食わない」といったお話も決して否定はしません。 | |
| 360 「日本学会」会長さん | 2013/06/23(日) 23:24:01 |
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しかし私は、「あの戦争とは何だったのか」をテーマに対論したとき相手側がかのように「しかし日本軍にはこんな悪いこともあったしこんなひどいこともあった」と感情的にあれこれとネガティブな印象を引いて反発してきたことを思い出すのです。ご想像の通り、もはや「議論」にはなりませんでした。「感情」を優先させられてしまうと、史的な全体像としても本質論を語り合えなくなるのです。
これは「ある食材が食べられる食べられない」といった話に似ています。「嫌なもんは嫌だ」となってはどうしようもありません。 | |
| 361 「日本学会」会長さん | 2013/06/23(日) 23:30:26 |
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『薩長は「孝明天皇」には従わなかった。これを事実として認めるか？否定するか？』とのお問い合わせに始まり、「薩長は反逆を犯した逆徒である」としての史観を展開なさっておいでですが、先のご質問においても「認める」という返答をご希望だとは存じますが、私は「史的結果論」として「御勅裁・御勅断がなければどちらともいえない」としか申し上げようがありません。もちろん私にも「感情的には言いたい」ということもあるのですが。
「薩長嫌い」は今も昔も同様に存在し、当時すでに「藩閥政治」に対する批判もあったわけですから、私は粛々とその歴史的潮流を見つめることしかできません。 聖上に対し奉る反逆ともなれば、それが後の世においても陛下より「逆賊」との御勅裁・御勅断があろうかと存じます。 藩閥解消の世にあって、そのような御勅断や御勅答があったとすれば、私はその大御心を謹んで奉戴申し上げます。 | |
| 362 「日本学会」会長さん | 2013/06/23(日) 23:35:49 |
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「〜さあてさて〜仮に私にがそんな物を提示したとしても〜私にその資格があるのでしょうか〜お答えの後にでも考えましょう」とのお返事をいただいたりもしました。それでは何のために「発言」をしているのか、ひとつの時代と歴史における先人の判断と決断を否定することの意味はあるのかという感想を抱きます。「歴史は変わりませんし」とのお言葉も見受けられますが、そもそも「今」を生きる者が過去を見つめ、向き合うことは「歴史を変える」ことを意味していません。歴史に向き合うことは「今」と「未来」に「過去の成功と失敗」を「生かしていく」にはどうすればいいか、そして「どう生かすのか」に取り組むことに意味があるのです。温故知新という言葉もありますが、ある特定の時代にネガティブなエッセンスを見出し批判する場合、そのネガティブなエッセンスが「今」にどう影響を与え、これがこれからの「未来」にどのような悪影響を与え続けるのかといった考察も同様に必要であり、これを「改善・是正」するためにはどうすればよいかという「具体的な対案・提案・アイデア・提言」等を持ち合わせ発信することも要求されます。
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| 363 [Delete] |
| 364 「日本学会」会長さん | 2013/06/23(日) 23:40:36 |
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もちろん「ステージ」ごとにその条件は異なります。あくまで「言論」という「ステージ」での条件をこれまでずっと終始お話してまいりました。
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| 365 「日本学会」会長さん | 2013/06/23(日) 23:47:28 |
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EASTEYEさん、メッセージありがとうございます。
長々とした悪文でのお返事となりますことを、何卒ご容赦いただければと存じます。 お返事といたしましては、06/20(木) 23:53:55に頂戴したお話も含めまして考えさせられる点がございますので、あらためまして愚考・愚見を申し上げます。 「藩の存亡を賭けてでも武士であることを貫いた会津藩に対し、末代まで逆賊の汚名を着せることがなぜできたのか」とのお言葉には、深く感じ入るところがございます。会津藩は間違いなく尊皇の藩であり、屈指の「模範的勤皇藩」でもありました。「どこが天下を任じるか」といった薩長両藩による「武家ムラ根性」によって会津藩は不当な名誉毀損を負うことになります。 「時代と世紀の転換」というものは、まさにこのような「濁」なる事象も多々見受けられます。 「目的のためには手段を選ばず」という言葉がありますが、幕末の動乱は戦国時代のそれと同じく、様々な陰謀なり謀略なりが跳梁跋扈した世の中であったのでしょう。一方で薩長が「幕藩」を超えた「国家」というものを意識したことはそれなりに評価できると考えます。 | |
| 366 「日本学会」会長さん | 2013/06/23(日) 23:49:35 |
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『薩長は「武士」であることを捨てたのだろう』とのご考察には考えさせられます。
旧来の陋習でもある「武家ムラ」の因習を併せ呑んだ薩摩や長州はその一方で確かに「武士」であることを捨てたのかもしれません。それは「職業」としてか「身分」としてかは歴史の捉え方によって様々でしょうし、「精神としての武士」を「捨てた」という見方をする人もいるかもしれません。 | |
| 367 三保 平清さん | 2013/06/23(日) 23:53:21 |
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「日本学会」会長さんへ
☆。ご想像の通り、もはや「議論」にはなりませんでした。 ★こう言った抽象的なお話ではぐらかすのはお止めになったほうが・・。議論とは相手の質問には的確に答える事です。それでは議論が成り立ちません。「・・もはや「議論」にはなりませんでした。」はないのではと・・。 「ネガティブな」などのお言葉もあなたの一方的決めつけではありませんか・・。 ☆そのような御勅断や御勅答があったとすれば、私はその大御心を謹んで奉戴申し上げます。 ★「孝明天皇」のその御勅断や御勅答はどうなりましたか？？？ ☆私は何度も「個人的な感情（好き嫌い）や我意我見、趣味趣向」を優先した主張を否定しないと申し上げてまいりました。 「あんな悪いこともあった、こんなひどいこともあった」「自分は嫌だ、嫌いだ、気に食わない」といったお話も決して否定はしません。 ★一方的に個人的感情に過ぎないとあなたが決めつけておられます。私に勿論好き嫌いはありますが、それはそれとして、・・はおかしいのでは・・と言う論理で、発言しているつもりなのですが・・。それが個人的感情に過ぎない・・のならば、もはや「日本学会」会長さんとは議論は出来ません。 | |
| 368 「日本学会」会長さん | 2013/06/23(日) 23:56:29 |
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話があちらこちらに拡散して恐縮ですが、以前、大久保利通研究をライフワークとしている方とお話をしたことがありました。ご存知と通り大久保は「内務卿」という現在の首相・財務大臣・経済産業大臣・国土交通大臣・厚生労働大臣・環境大臣・内閣官房長官等、主要閣僚の職権をほとんど兼ねた重臣として政府の最高実力者を務めましたが、これほどの権力を握ってさぞ悦に浸っていただろうと思いきや、「これでいつ何時どこからでも命を狙われる身になった」と内々の者に語っていたといいます。そして大久保のノートには、様々な書き込みで埋め尽くされている中「Nation-state」という英字があるそうです。おそらくは岩倉使節団を前後して、あるいはその後かに記したのではないかとのことですが、当時、彼の頭の中には「国民国家」という構想があったのではないかといいます。
大久保が欧米の「国民国家」という理念に賛同したのかどうかはわかりませんが、おそらくはその「システム」や「プログラム」に強い関心を示したのではないかというのが私の考えです。近代国家のモデルを英国に見出していたのではとも思えます。 | |
| 369 「日本学会」会長さん | 2013/06/23(日) 23:59:22 |
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自身で覚悟をしていた通り大久保は不平士族らによって暗殺されます。これも何か大久保の運命を象徴付ける結末ともいえる見方をする人もいるでしょうが、私は複雑な心境です。
「旧時代と新時代が混在し、世の中が複雑化して不穏な勢力も暗闘している」という当時、「責任ある当事者」が何を選択し、決断をするか。そしてそれがために無念の思いをする者も出てくるという葛藤と重圧で、時に成功や失敗を繰り返しながら歴史を紡いでいく・・・何かそんな時代と運命の過酷さのようなものも感じさせられるような気も致します。 | |
| 370 「日本学会」会長さん | 2013/06/24(月) 00:02:31 |
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「藩閥政治」は以外に早くも「自由民権運動」の段階で次第に衰えを見せ始め、「藩閥」そのものも大正の御世に起こされた「護憲運動（憲政擁護運動）」で完全に解消されます。お話に出してくださった尾崎行雄への歴史的評価へとつながってまいります（もちろん共に護憲運動・普選運動の先頭に立った犬養毅も忘れることはできませんが・・・）。
このトピックスに関しましてはEASTEYEさんのお考えを伺いながら、引き続きのお話し合いをさせていただければ幸いです。このトピックスはその後の日本の運命、ひいては今の現代社会にもつながる重要なテーマとなります。まさに「今」と「未来」に生かせる有意義なお話し合いとなるのではないかと・・・何卒よろしくお願い申し上げます。 | |
| 371 「日本学会」会長さん | 2013/06/24(月) 00:07:48 |
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「奥州鎮撫総督府の存在」と「禁門の変」についてのお話を頂戴いたしました。
「奥州鎮撫総督府の存在」についての所感についてでございますが、おそらく「奥羽越列藩同盟」に関するお話と承ってもよろしいでしょうか？ 「現代の日本武尊」とも仰がれる北白川宮能久親王殿下の御事績にも触れる大きなお話でもございますし、私も習熟していないところでございますので、あまり軽率なお返事を差し上げるわけにはまいりませんが、殿下には、当時「東武皇帝」または「東武天皇」として御践祚あそばされた、少なくともその計画があったのではという一説を読んだことがございます。しかし学術研究の水準では「推測の域を出ていない」との評価を超えておらず、あくまで「異説の一」という中での話に終始していると理解しております。 | |
| 372 「日本学会」会長さん | 2013/06/24(月) 00:10:51 |
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御践祚には、神器継承はもちろん践祚の神祇等を経なければならず、このお話におきましても、しかるべき御皇統の御遺伝・御皇位の御継承という普遍的正統性（正当性とも）があるのか否かが枢要な大義なのではないかと拝します。ちなみに天皇陛下の御践祚につきましては「未だ公開されざる深淵神秘の御事」があるそうです。天照大御神様・皇祖皇宗・天地の神々と御践祚あそばされる天皇陛下のみの「秘伝・秘事」のであり、それはあくまで「御皇室の極めて秘したる御事」ですのでおよそ知り得ようはずがございませんが、このような甚深な義における御事・秘祭も含めまして、私どもは有難くもただただ謹み伏して聖上の御君臨を仰ぎ奉るだけが万機の礎であると信じます。
お話の趣旨をもれなく汲み取っているかの自信がございませんもので、ご本意でないようでしたらご指摘いただきたく存じます。 もしよろしかったら、EASTEYEさんのご意見・ご考察などをよろしくご教示ください。勉強させていただきます。 | |
| 373 「日本学会」会長さん | 2013/06/24(月) 00:15:15 |
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「禁門の変」についてのお尋ねがございます。
私は「複雑怪奇な時代の様相」を強く感じます。「長州出兵」も絡んだ内容なだけに、EASTEYEさんのご思慮深きところを強く感じます。 あくまで表層的な理解で申し訳ないのですが、やはり長州藩が当時「急進勢力」として勃興したことにも起因しているのではないかと思っております。この蛤御門の変は急進的な長州藩の勇み足と申し上げることもできるかもしれません。この前年に京を追われた長州藩士が、勢力を回復するために上京したという事情も当事者の立場に立てば理解できないこともありませんが、結果として薩摩藩・会津藩などの兵と衝突して敗れていることを考えますとやはり厳しい判断も成り立ちましょう。 長州藩が朝廷に兵を向けたため、幕府は朝敵を追討するとの名目で、二度にわたって長州出兵を行うことになりますが失敗します。 皇宮に発砲し奉った長州藩を討つ名目で幕府は出兵しましたね。この時点では長州藩は「朝敵」に違いないと思います。事実、長州藩が謝罪して幕命に服したので撤兵しておりますし、どちらに「義」や「理」があるのかの議論になりますと長州は厳しい評価を免れないのではないかとも思えます。 | |
| 374 「日本学会」会長さん | 2013/06/24(月) 00:18:11 |
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「薩長同盟」という歴史的展開によって、その後の「ムラ社会」を大きく変革させた端緒にもなったことを考えますと、歴史と時代の動乱期はオセロのように「白が黒に、黒が白に」といった目まぐるしい情勢や形勢の展開もよく見られます。倒幕闘争そのものはまさに戦国時代よろしく陰謀と謀略がうごめく激動の史的事象でもあります。もう少し、専門的に深く研究しないと軽率なことを申し上げられませんが、今のところでは、ああいう時代のことですから感情論を抜きにした「白か黒か」といった判断はなかなか難しいという思いが致します。このトピックにつきましても、何かお考えなりご意見などございましたら是非ともよろしくご教示のほどをお願い申し上げます。
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| 375 「日本学会」会長さん | 2013/06/24(月) 00:21:12 |
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「これが今の日本の国体だ」とのお言葉に結ばれたEASTEYEさんの「想い」を拝見し、考えさせられました。
私は「国体の本義」に賛同する者のひとりとして、いわば「東北差別」かのような話には憤りを覚えます。EASTEYEさんのお言葉に内包されている「愛」と申し上げますか「思いやり」といった温かいお気持ちを強く感じさせていただきました。それだけに私も深く感じ入るところがあり、そのようなEASTEYEさんに「これが今の日本の国体だ」と言わせるところの日本の現実にあらためて向き合うことの重要さを教えていただいたような気が強く致します。EASTEYEさん、素敵なお話を本当にありがとうございます。 精彩を欠いた長々とした悪文で本当に恐縮です。 お見苦しい乱文乱筆にて大変申し訳ありません。これからも何卒よろしくお願い申し上げます。 | |
| 376 「日本学会」会長さん | 2013/06/24(月) 00:31:11 |
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三保 平清さんへのお返事です。
「06/23(日) 23:53:21」に頂戴いたしましたお話を拝読させていただきました。 「抽象的なお話ではぐらかす」 「議論とは相手の質問には的確に答える事」 「それでは議論が成り立たない」 仰る通りです。私がずっと申し上げていることです。 ただ三保 平清さんはこの常識を私に向けて仰っておられるようですね。 これまでの双方の対話を拝読される閲覧者諸賢に是非ともそのご判断とご評価をいただきたいものです。 私の申し上げた内容は本意は、これまで差し上げました私からのお返事に込めておりますので、冷静にお読み解きいただければ幸いです。 | |
| 377 「日本学会」会長さん | 2013/06/24(月) 00:34:33 |
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『「ネガティブな」などのお言葉も学会の一方的決めつけではないか』とのご指摘も頂戴しております。私は「一方的な押し付け」を三保 平清さんにはしないように慎重な対話を心掛けてまいったつもりでおります。それも双方の発言の終始を通読していただければお分かりいただけるはずです。
私は三保 平清さんより頂戴したお話を遮ったことも否定したこともございません。 むしろ様々なご意見を頂戴した上で質疑をさせていただきました。そのことも振り返ってお読み返していただければお分かりになるはずです。 | |
| 378 「日本学会」会長さん | 2013/06/24(月) 00:44:04 |
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『「孝明天皇」のその御勅断や御勅答はどうなったか？』
とのご質問を頂戴いたしました。私個人としましては「その御聖旨を明治・大正・昭和の御歴代聖上陛下はどう御聖断あそばされたのか、今上天皇陛下はどのような思召しか」ということに拙き己が判断を決する基準と致します。 「一方的に個人的感情に過ぎないと学会が決めつけている」とのお言葉も頂戴いたしました。 「個人的感情」と超えたところに「大義」があると以前にお答えいたしました。それは「過去の歴史を見つめる、向き合う姿勢」に関連してこれまで幾度もお返事申し上げております。 今回お返事致しました内容にも私の本意は込めているつもりです。 「具体的かつ現実的な提案なり対案なり、アイデアなり提言なり」といった「今」と「未来」に生かせるエッセンスを「今」と「未来」に提示し披露してこそ初めて「個人的感情」という垣根を越えた「言論」を披露できるのです。 | |
| 379 「日本学会」会長さん | 2013/06/24(月) 00:54:13 |
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私はこれまで一度も三保 平清さんの「ご発言」を否定も中傷もしておりません。
ですからどうかもう一度すべての対話の内容を通読していただいた上で、ご理解とご同情をいただきたく存じます。 「個人的感情に過ぎない」と世の中に判断されないためには・・というお話も含意に含めてお話させていただいたこともございます。 何卒よろしくお汲み取り頂ければと存じます。 私はたとえ「立場」と「認識」を異なる人間が相手であっても、相手の「発言」そのものを否定・中傷などしなければ決して「もはやあなたとは議論は出来ない」とは言いません。 きっとこの先も三保 平清さんと「立場」も「認識」も異なる人と意見を交わすこともあるでしょう。しかしその時には相手が自分の発言を許しそれを尊重してくれる人物であったのなら、ご自身から席を立つようなことだけはどうぞなさらないでください。 | |
| 380 「日本学会」会長さん | 2013/06/24(月) 01:00:31 |
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三保 平清さん、そしてEASTEYEさん、今回も長々としたお見苦しい悪文の綴りに終始しまして・・・大変申し訳ございません。
もうすっかり夜も更けてまいりましたので、今晩のところはこれで失礼致します。 至らない点は多々ございますが、どうぞこれからもよろしくお願い致します。 | |
| 381 三保 平清さん | 2013/06/25(火) 11:29:45 |
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「福沢諭吉」が「帝室論」を発表している。「国体の本義」に目を通す場合は、この「帝室論」にも是非目を通すべきだ。「福沢諭吉」は「帝室論」において、天皇は「万機を統べるが、それは万機に当たる・・ではない」と述べている。
「武家は変態・・」などとは、まさに万機に当たる・・ものでしょう。 「福沢諭吉」の「帝室論」・・。 http://www.youtube.com/watch?v=PyVfFy-VC3w | |
| 382 「日本学会」会長さん | 2013/06/25(火) 20:32:29 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
またしても長々とお見苦しいお返事となりますが、何卒ご容赦いただきたく存じます。 私も福沢諭吉の「帝室論」、そしてその後に続く「尊王論」も読んでおくといいと思います。 まさに「明治リベラルの最高傑作」であり「名著」です。 その両論も「国体の本義」の内容に深刻な矛盾はございません。例え話として申し上げた「富士山の何合目かのお話」でして、その内容は「帝室論」「尊王論」、そして「国体の本義」も「全く同じひとつの富士山」を論じています。 | |
| 383 「日本学会」会長さん | 2013/06/25(火) 20:35:53 |
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畏くも明治天皇様におかせられましては明治１４年、国会開設の詔を御下賜あそばされました。
そのお恵みを賜った当時、わが国では「自由党」や「立憲改進党」など様々な「政党」が誕生します。その中で、福地源一郎らが中心となって結成した「立憲帝政党」という政府系政党も誕生し、自由・改進両党のような、いわば「民党」と帝政党のようないわば「官党」との小競り合いも生じます。その際、みだりに御皇室のことを楯にとって政敵を論難するような事態が生じたので、この風潮を憂えて福沢は「帝室論」を発表するのです。つまり「政党間の紛争ごときに御皇室を利用するな」という道理と良識が込められているわけです。 大変興味深いことに、政府首脳部と協議のうえ、その後援を受けて結成したはずの立憲帝政党も結党の翌年に解党しています。 | |
| 384 「日本学会」会長さん | 2013/06/25(火) 20:41:31 |
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お引きの「万機を統べるが、それは万機に当たる〜ではない」の一節は、「御皇室におかせられては政治上の重要事全体を包括的・融和的にお治めあそばされるもの（君臨・統治）であられて、個々の別しての問題処理に当たるものではない」ことを意味しています。
「広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ」との五箇条の御誓文の御聖旨にもございますように、個々の問題処理に当たるのは臣下、すなわちこの場合では議会や国務各大臣、宮務の廷臣であることを意味しています。福沢の「御宸襟を悩まし奉るようなことはするな」という尊皇心もあらわれていると見ていいのではないでしょうか。 帝国憲法ができ、帝国議会、国務大臣・枢密顧問、裁判所という翼賛体制がようやく制度的に確立してこうした問題は一応の解決を見ました。 | |
| 385 「日本学会」会長さん | 2013/06/25(火) 20:46:52 |
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そんな福沢の論をもってしても「軍人勅諭」を否定することはできません。
福沢が「帝室論」にて著述した斯様な趣旨は、御詔勅（とりわけ御璽なき御勅諭や副署なき御勅語）をも否定することを本意としていないことは明らかです。福沢自身も「軍人勅諭」を否定するつもりはないでしょう。 「軍人勅諭」の起草に輔翼した西周は、福沢諭吉、森有礼らと明六社を結成した人物としても知られています。 当時もそして現在に至るまで、「軍人勅諭は正当性（正統性とも）がない」という合理的な疑いを差し挟む余地のない程度の立証あるいは合理的な疑いを超える証明がなされたという事実はないと理解しております。 | |
| 386 「日本学会」会長さん | 2013/06/25(火) 20:51:21 |
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『「武家は変態〜」などとは、まさに万機に当たるものだろう』とのご感想をいただいております。
何度も申し上げましたが「軍人勅諭」は「御璽なき御勅諭」です。 またその内容は畏れ多くも明治天皇様の御勅裁・御勅断でもあらせられます。 畏くも天皇陛下には、他の機関の参与を待たれず、直接に御裁決あそばされることを御勅裁と申し上げます。法的には主に勅命の裁決をなさることを申し上げますが、この「他の機関の参与を待たず、御自ら御裁断なさる」ことは、古来からの伝統であり、帝国憲法下でも陛下のいわば君臨統治の慣習としての「自然権的大権」とされています。 また、畏れ多くも天皇陛下には理非・善悪などを区別されお定めあそばされることは、特に御勅断とも申し上げます。すなわち陛下の行なわせ給う御裁断です。 | |
| 387 「日本学会」会長さん | 2013/06/25(火) 20:55:17 |
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私は「これは陛下の親しき仰せであり、御璽なき御勅諭であることの義を拝しても、ただただ謹んで奉戴申し上げる」という立場です。
承詔必謹ということをこれまでもお話させていただきました通りです。 御聖旨や大御言の「撤回」なり「修正」等は、上御一人様にあられられる天皇陛下しかお出来になりませんので、陛下より御聖断を賜るよりほかないのではないでしょうか？ | |
| 388 三保 平清さん | 2013/06/26(水) 10:34:27 |
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「日本学会」会長さんへ
私は「軍人勅諭」自体は否定していません。陛下の御聖断・・などと言われますが、誰もその御聖断自体は否定していないでしょう・・。ただその一字一句をどう解釈するかの問題・・。現在の我々を律するのは、今上陛下の御聖断と考えます。そして今上陛下は現在「軍人勅諭」を説かれる立場にはありません。 | |
| 389 EASTEYEさん | 2013/06/27(木) 18:39:45 |
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幕末の仙台藩に玉虫佐太夫なる人物がおりました。彼は日本正使の付き人として日米修好通商条約の批准書の交換のためアメリカに向かいました。彼はアメリカ滞在中に、幕藩体制はいずれ立ち行かなくなり、身分制度を無くし自由な言論が許される社会を確立しなければならないと考えておりました。彼は帰国後、奥羽越列藩同盟のリーダー的存在になります。この同盟は、独立国家を樹立することが目的であるとされてますが、当初は同じく倒幕を志向する薩長新政府と協調体制をとろうとしてました。折りしも松平容保が失意のまま会津に戻った際、孝明天皇に最も信頼された容保に対し、会津藩として赦免嘆願を鎮撫総督に提出しました。その結果はご存知のとうりです。その後新政府が発足しますが、会津藩をはじめとする旧東北諸藩は、執拗に辛酸をなめさせられることになりました。「尾去沢鉱山事件」はご存知だと思います。
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| 390 EASTEYEさん | 2013/06/27(木) 19:05:14 |
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思えば、奥州越列藩同盟が作られた時点で、もし薩長両藩が懐柔な姿勢を示し、一体となって幕藩体制から新政府に移行していれば、現在の日本の様相はかなり変わっていたのではないでしょうか。東北の民は、時に「耐える民」と称されますが、それは自然災害にだけではないのです。現在でも、とりあえず時の政府の施策に従いますが、実際は政府の方針を100%信用していません。現政権でも、どうせ経済が上向きになって、忘れた頃になってから復興うんぬんと言い出すのだろうと思っています。東北地方は「保守王国」と思われている方が多いと思いますが、実際はそうでもないのです。遡れば坂上田村麻呂の時代から東北の民は、この土地で生き抜くための、他の地方ではあり得ない「処世術」を否が応でも身に着けてゆかなければならなかったのです。最後は愚痴っぽくなって申し訳ありませんでした。
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| 391 三保 平清さん | 2013/06/28(金) 23:54:17 |
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EASTEYEさんさんの東北への思い、よく伝わります。私はこの東北が伝統的日本だと思います。薩長は官軍の威を借りて、東北を徹底的に軽視した。「白河以北是一山百文」・・。薩長は東北をではなくて、伝統的日本を敵視した。その政権をとるにあたっては、即位前の「明治天皇」を玉として利用した。「明治天皇」をロボットの如く操って、自らの政権を正当化する為に。明治天皇が希に見る名君で、そうはならなかったが。これは日本の歴史上しばしば見られる現象ではあるが・・。しかし「明治天皇」をロボットの如く操ろうとした政権が尊皇である筈がない。明治新政府とは尊皇でもなく、伝統的日本に敵対した日本史にも異質の存在だ。当時西欧化は避けられぬ情勢ではあったが・。西欧化なら徳川幕府が既に舵を切っている。「桜田門外の変」はそれに反発して起きた事件である。西欧化なら、明治新政府ならずともやったであろう事だ。明治新政府は過大評価されている。
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| 392 EASTEYEさん | 2013/06/29(土) 19:18:42 |
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三保平清さん、いつもの熱いメッセージありがとうございます。散々薩長の悪口を述べたようですが、私は伊藤博文を大変評価してます。彼がヨーロッパ憲法思想をこの時代に、しかも短期間に理解したことは評価されてよいのではないでしょうか。それによって日本は伝統主義から資本主義国家へ向かうことができたのだと思います。マッカーサーが何故天皇を否定出来なかったのか。それは天皇を否定すると、日本が資本主義ではない政治体制に向かう危険があることを見抜いたからではないでしょうか。
しかしながら、明治〜現在に至るまでまともに議会制民主主義が機能したのは、尾崎行雄が登場してから世界恐慌が起きるまでだったと思うのです。東北出身の原敬が総理になったのもこの期間でした。 | |
| 393 EASTEYEさん | 2013/06/29(土) 19:37:36 |
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例えば司法について我々がどれほど理解しているのか。マスコミで誰々が逮捕されたというと、逮捕された人はイコール犯罪者のレッテルを貼ってしまいます。誰が考えても死刑だと思っても、死刑以外の判決が出ると裁判官や弁護士を徹底的に非難します。別に裁判官や弁護士の資質を言ってるのではなく、我々は未だに司法に「大岡越前」や「遠山の金さん」のような人情判決を求めているのではないのでしょうか。立法と行政についても、立法、行政をまとめて１つにして将軍様が決めればよい。将軍様は選挙で決める。政党なんて煩わしい。悪いことをする役人がいたら「水戸黄門」に監視してもらう。どうしても立ち行かなくなったら、天皇陛下に勅令を発していただく。未だに日本人はこのような世の中をもとめているのではないでしょうか。結局日本人の精神性は、江戸時代以前と変わってないと思うのです。
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| 394 EASTEYEさん | 2013/06/29(土) 19:55:36 |
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我々日本人は、共通の絶対的な価値観を共有しています。西欧諸国がいくら民主主義というものを編み出しても、社会主義という実験をしても叶わない価値観を日本人は持っています。明治新政府が発足した当初はその価値観を否定することから始まったのではないのでしょうか。けれども否定することが出来なかった。私も含めて、やっと今になってそのことを多くの日本人が知り始めたのだと思います。
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| 395 やすひろさん | 2013/06/29(土) 20:56:07 |
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個人的に思うのは、天皇陛下御自身が、国民に対して勅令を下したいとは思ってないでしょう。
ただでさえ生まれの為に幾つかの基本的人権が損なわれているのに、今更さらに重荷は背負いたく無いと思うけど・・・ | |
| 396 EASTEYEさん | 2013/06/29(土) 22:34:34 |
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やすひろさんそうですよね。天皇陛下が勅令を出すようでは日本はおしまいです。「年長者の言うことを聞かなければなりません」「年長者にはお辞儀をしなけれはなりません」「嘘を言ってはいけません」「卑怯な振る舞いをしてはいけません」「弱い者をいじめてはいけません」「困った人がいたら助けなさい」「同じ歳の仲間は呼び捨てして良いが、年上の方には敬語を使わなければなりません」会津藩は子供にこのような教育をしてました。東北人なので会津贔屓してしまいましたが、全国どこの藩でも当時子供にこのような躾をしていたのでしょう。これが日本人の日本人たる所以なんです。日本に住んでいる我々には当たり前のことだと思いますが、これは世界でも日本人にしかない絶対的な価値なんです。タイム・スリップ出来るのであれば、幕末の長州藩の方々に会津藩のこの躾、是非教えてあげたかったです。皆さんも同じでしょって。
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| 397 やすひろさん | 2013/06/29(土) 23:08:20 |
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EASTEYE様
この世界で一目置かれる日本の文化の根幹は、犬公方が行った行政の賜物って事をNHKの番組で見てNHKと犬公方を見直しました。 結局行き過ぎた動物保護は、今のシロアリ官僚みたいな役人が昔も居て上に媚びた悪法をつくったのが原因とか・・・ 今も昔も愚かな官僚は存在したってことですね。 | |
| 398 EASTEYEさん | 2013/06/30(日) 00:50:13 |
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やすひろ様、私たちは最近になって、日本という国が出来て以来、日本人がずっと持ち続けたもの、道徳とか倫理とか哲学とかそんな難しいことではない事、でも我々には当たり前すぎて改めて考えることがなかった事に気づかされたのです。私は震災で被災しましたが、恥ずかしながら、このことがきっかけで考えるようになったのかもしれないし、もしかしたら皮肉にも民主党政権がそれに気づかせてくれたのかもしれません。中国や韓国の最近の動向を見て下さい。これが１０年位前でしたら日本はとんでもない大騒ぎになってたと思いますよ。これからの日本の在り方を検討するのであれは、第２次大戦後からではなく、幕末から明治に至る過程、更に言えば日本建国からもう一度再検討されるべきだと思うのです。
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| 399 三保 平清さん | 2013/06/30(日) 06:49:24 |
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EASTEYEさんへ
☆これからの日本の在り方を検討するのであれは、第２次大戦後からではなく、幕末から明治に至る過程、更に言えば日本建国からもう一度再検討されるべきだと思うのです。 ★全く同感です。「明治維新」は世界に大きな影響を与えた出来事ですが、「明治維新」後に日本が出来た訳ではない。日本は「明治維新」によって近代国家となった・・と言う理解だと思いますが、それは「明治維新」後に日本が出来た・・を意味しない。「聖徳太子」も「豊臣秀吉」も、我々の現実世界とは違うお伽噺の如く考えていたのでは、日本民族が日本民族ではなくなる。更に「世界に冠たる縄文時代」を、今の日本にどう位置づけるのでしょう。「縄文時代」はお伽噺ではなく、遺跡が現存しているのに・・。 | |
| 400 やすひろさん | 2013/06/30(日) 07:35:14 |
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日本人の意識は、江戸時代前と江戸時代以後では大きく変わるようです。
戦国時代の武将は泥水啜ってでも生き延びて再起しようと言う強かな意識があったようです。 だから結構主家を変える人が多く、竹中半兵衛や山中鹿之助？とか直江兼続の様な人は少数だったから、後年武士の鑑として引き合いに出される様になったとか。。。 | |
| 401 EASTEYEさん | 2013/06/30(日) 15:19:13 |
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例えば、歴代天皇と時の権力者との関わりについては、教科書で習う範囲でしたら理解できますが、それでは一般の人々はその昔、皇室の存在をどこまで知っていたのか。何かよく分かりません。
先日日本の東西文化比較について著わした本を読みました。大変興味ある内容だったのですが、あとがきになって「もし戦後東北以北がソ連領になっていたら東日本の様相は〜」と平気で記してしまう・・・こうゆう本を書く歴史家は、なぜか左向きの方々が多くて困るのですが、ではイデオロギーに関係なく、史実として日本は本当に単一民族なのか、他民族国家でしたら「民族紛争」や「民族浄化」というのが過去にあったのか。もし無かったとしたら（これも世界的に見れば奇跡的なことですが）何故他民族国家なのに紛争がなかったのか。これは単に宗教だけの問題だけでは無いと思いますが。もうひとつ、東北人にはピンとこないのですが、部落差別って何なのでしょうか。それはいつ頃からあったのでしょうか。世界に誇る絶対的な価値を持つ日本人ですが、実はいろいろ解らないことだらけです。 | |
| 402 やすひろさん | 2013/06/30(日) 18:30:43 |
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EASTEYE様
日本の分割統治は、ドイツや韓国を見れば可能性があったので、左翼とは余り関係ないと思います。 日本でも民族紛争は過去に有りましたよ？ 熊野征伐や大和武の蝦夷征伐がそれです。 歴史番組で見た受け売りですが、当時の東北（蝦夷）や熊野には現在のアイヌ人と同じ南方系の人種の方が住んでおり、後か流入してきた大陸系の人種による民族弾圧との見方があります。 また部落の事ですが、東北の感覚だと部落＝集落か村と言った感覚のようですが、関東や関西での部落は被差別部落の事で、詳しくは同和で検索すれば詳しく記載があると思います。 まあ歴史の勉強で言えば、士農工商の階級の下に設けられたエタ非人の集落がこれにあたります。 関東であまり問題にならないのは、多摩川を越えた川崎市に設置されていた事に起因するようです。 戦国の古い時代から税金の徴収の為、現在の戸籍に当たる過去長と言う奴がお寺などで管理されました。 税逃れの為に、この縛りから逸脱した人間の子孫が行政の取締りで集められた集落が被差別部落になります。 士農工商は家康公が決めた政策なので、問題の被差別部落は江戸時代からと思います。 | |
| 403 三保 平清さん | 2013/07/01(月) 17:31:27 |
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「国体の本義」から話しは、いよいよ佳境に入ってきたかの如くです。日本とは何か・・を語る時に、「明治維新」とは何か・・を語らざるを得ない。しかしこの「明治維新」が、日本が近代化を始めた時代です・・などの薄っぺらな説明で逃げている。「明治維新」とは簡単に説明できるような事象ではない。それを日清日露の戦争に勝ち、日本が「大東亜戦争」に何故負けたかも総括せずに、見かけの繁栄に国民が酔いしれた。「明治維新」とは長州が、「徳川家に対する関が原以来の恨みから、強引に政権を奪ったもの」と言う人もいる。「早乙女貢」・・「会津氏魂」。なるほど「徳川」が大政奉還したのだから、「戊辰戦争」は本来は必要なかったのに・・。考えても見なかったが・・。しかし薩長には政権を手にする義がない。それで「王政復古」をプロパガンダにした。実際は天皇は利用するだけのつもりしかない。そして本当に尊皇である「会津」を、徹底的に痛めつけた・・。
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| 404 三保 平清さん | 2013/07/01(月) 17:33:51 |
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続き
しかし薩長と「会津」のこの構図が、時を経て日本に「大東亜戦争」としてのしかかる。今度は薩長役に英米が、日本が「会津」の立場に置かれた。「明治新政府」のやった事を、無批判に全て礼賛していた咎である。維新は必要ではあったが、官軍の威光を着て、「文明開化」などとそれまでの日本を蛮族扱いした「明治新政府」が真っ当な筈がない。結果「大東亜戦争」の敗戦・・。「大東亜戦争」開戦時、東北出身の海軍将官に、明治以降の日本政府の、東北への扱いに憤懣を持っていたのは、宜なるかな・・の思いを持つ。「大東亜戦争」前の米英の裏での対日行動に憤りを覚える如く・・。 | |
| 405 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 20:11:45 |
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三保 平清さん、EASTEYEさん、そして、はじめましてのやすひろさん。
なかなか自由な時間が取れずにおりまして、少々タイムラグのあるお返事となってしまいました。遅ればせながら申し訳ありません。 色々面白いお話が飛び交っていたのですね。 やすひろさんの話も、大変興味深いですね。「社会論」にまで論旨が広がりそうな内容なだけに・・・ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願い致します。 とりあえずは私にお話を下さった三保 平清さん、EASTEYEさんへのお返事をさせていただきます。 遅れての返答となってしまいましたこと、また相変わらずの長々とした悪文によるお見苦しいところをお詫び申し上げます。 | |
| 406 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 20:17:06 |
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三保 平清さんへのお返事です。
「06/26(水) 10:34:27」に頂戴いたしましたお話 まさに仰るとおりでして、何人たりとも御聖断を否定も拒否もできませんし、否定できる資格も立場にもありません。 畏くも明治天皇様におかせられましては「軍人勅諭」にて、幕府政治について「且は我国体に戻り且は我祖宗の御制に背き奉り浅間しき次第なりき」と仰せられ、更に「再中世以降の如き失体なからんことを望むなり」と御誡めになっていらっしゃいます。 これまでの対話で多少の混雑や渋滞が見受けられたのはこの一点です。 『私は「軍人勅諭」自体は否定していない』とのお言葉をお見受けしますが、まさにここが双方の大きな争点でもありました。 「その一字一句をどう解釈するかの問題」とのことですが、その「解釈」というのも私どもが勝手にできるものなのでしょうか？ その「解釈」が正しいかどうかを判断する方途はあるのでしょうか？ 何者かが己の私的動機なりに「曲解」して「私用」「悪用」することはないでしょうか？ 私はこの御文に他の解釈がどう成り立つのかもよくわかりません。 やはり承詔必謹こそ、普遍的価値観であり道理であり大義であると信じますが、いかがでしょうか？ | |
| 407 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 20:20:18 |
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「現在の我々を律するのは、今上陛下の御聖断と考える」という三保 平清さんのお考えですが、私も全く同じです。
『そして今上陛下は現在「軍人勅諭」を説かれるお立場にはない』とのお言葉もお見受けします。 確かに戦後体制（現行制度）であると「国務」という御聖断では“違憲”とされるでしょうが、それはあくまで府中ベースでの論であって、宮中においては全く関係ありません。 もし三保 平清さんの「思い」が現実的に成就するとしたら、それは宮中祭祀にて実現されるのではないかと畏れながら申し上げます。 （※こんなお話をすること事態、不敬なのかもしれませんが・・・） | |
| 408 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 20:23:15 |
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EASTEYEさんへのお返事です。
「06/27(木) 18:39:45」と「19:05:14」に頂戴いたしましたお話、大変興味深く拝読させていただきました。 「時代と世紀の転換」という歴史的激動の世というのは、かくも過酷な運命と重圧をその世に生きる者たちに訪れるものなのだということをあらためて思い知らされる気が致します。 お話しくださった内容には考えさせられました。 歴史的に東北へのいわば「不当な差別待遇」として指摘される様々な史的事象に対しては、私も憤りを覚えることも多く、EASTEYEさんのお話より伝わるお気持ちには感じ入るところもございます。それは沖縄に対してもそうです。 | |
| 409 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 20:26:27 |
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個人的な考えで恐縮なのですが、私は「薩長両藩が懐柔な姿勢を示し、一体となって幕藩体制から新政府に移行していた」としても後々まで「深刻な問題」が解消されないまま内在し、やはり「結果としては内戦が起きてしまったのではないか」と思えるのですがいかがでしょうか？
いわゆる「南北朝時代」のような論争や対立が勃発してしまうのではないかという懸念です。もちろん御践祚の正統性（正当性とも）は申し上げるまでもありませんが、何かしらの重大な政争が勃発した際に「北側」と「西側」といった深刻な紛争に発展するようなことはなかったのかとも思えてしまうのです。 以前に藩閥政治について申し上げました。ご存じの通り維新は薩摩・長州・土佐・肥前の四藩を中心に成し遂げられたため、当初はこの四藩の出身者が政治の実権を握っていたものの、結果としては征韓論を巡って分裂しています。施政外交をめぐる単なる政策論での対立でも「西南戦争」という最悪の事態にまで発展しておりますから、それと比べてもその「万が一」という深刻さは計り知れないものがあるように思えます。 | |
| 410 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 20:29:39 |
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アメリカは奥羽越列藩同盟を当時「日本の分裂」として認識し、北部政権側（奥羽越列藩同盟）が現在優勢であるという現状分析をしており、いわば「隙を突く」絶好のタイミングを計っているような動きも見せます。それはアメリカだけでなく対日関係諸国も同様に注視していました。
「歴史が答えを出している」ということも含めて考えてみますと、歴史的結末としての「史的選択肢」としては「やむを得なかった」のかもしれません。 本当はみんなが仲良くできれば一番いいのですが・・・。 「日本人」「日本国民（日本臣民）」が「誕生」する過渡期での過酷な事象には粛然たる思いが込み上げてまいります。 多くの人々の無念と涙、そして血や汗といったものも国史の礎を固めているのだということに思いを致さねばならないのだと強く感じました。 | |
| 411 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 20:34:14 |
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またしてもお話が拡大して恐縮なのですが、大和朝廷にとっては「まつろわぬ賊」という思いもあってか、古くから東北は「鬼門」であり「蝦夷」という考えが根強く残ってきたことはご存じの通りです。
古く東北の民は高度に発達した製鉄技術を持った人々で大和朝廷の臣下になることに抵抗し続けたことが知られています。 「鬼」というイメージは「角が生えてトラの毛皮をはき、金棒をもつ」ビジュアルをほとんどの人が思い浮かべると思いますが、この「鬼門」というのは方位で「東北」「丑寅」を示します。「丑（牛）の角が生え、寅（トラ）の毛皮をはき、金棒（高度な製鉄技術）を持った恐ろしい存在」はすなわち「丑寅の民」たる「東北の民」をモデルにしているという話を聞いたことがあります。その丑寅の方角である東北を「鬼門」としたのもそうした古代からの事情があってのことなのではないかともいいます。太古からの何やら深き因縁をも感じるような気も致します。 | |
| 412 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 20:37:24 |
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激情的なお話を避けるため、クールダウンも含めて申し上げますと・・・
「日本にはユダヤ人やクルド人、チベット人やウイグル人などのような存在はない」と私は言い切っています。 しかし現在、『「琉球人」や「アイヌ人」はそもそも「日本人」ではない』といった不気味な言動が一部見受けられます。沖縄では「琉球民族独立研究」を掲げた学匪のセクトも発足しています。これもすべてわが国を分断・解体する邪な策動そのものであり、国体の変革を目的とした邪悪な言動です。 | |
| 413 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 20:42:34 |
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我が国は長い歴史を通じて「日本」という「緩やかな統一と融合」を実現させてきました。その中心にはいつも一天万乗の大君が御君臨あそばされます。日本が日本である限り、この基本的大義は永遠に不変です。
「日本人」「日本国民（日本臣民）」は天皇陛下の御君臨あってこそ誕生しました。 急進的・感情的な論は、突き詰めていけばこうした「日本人」「日本国民（日本臣民）」の「消滅」を招来することに帰着することでしょう。 私はこういう一切の動きを否定する立場の人間であり、「国体の本義」に賛同する者のひとりでもありますから、歴史に向き合いつつ、それでもすべての日本人がその長い歴史と伝統による努力によって実現できた「日本人」「日本国民（日本臣民）」を子々孫々の末代まで繁栄させていかねばならないと思っております。 | |
| 414 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 20:47:14 |
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お話を伺っていると、EASTEYEさんは東北の方でいらっしゃるようで、なるほどそのお話から伝わるその誠実なお気持ちとお言葉には、熱い郷土愛が深く込められているのだということを気づかされました。私は郷土を愛するEASTEYEさんのそのお気持ちに深く敬意を表します。
ここは個人のブログやサイトでもなく、フリーの某大型掲示板でもない、れっきとした「チャンネル桜」さんの公式掲示板ですし、こうしてお邪魔させていただきながら対話をさせていただいているというご縁もあることですから、その性格上、終始「言論」を意識したお話し合いをさせていただければ幸いです。 「東北から眺める日本の国体」をテーマとしたEASTEYEさんのお話はとても興味深く、勉強させていただいております。 全国にはその歴史から「薩長嫌い」という地方も多く、それはやはりあの激動の幕末に思いを馳せる方やお土地柄も見受けられます。 しかし、他の国が抱える「民族問題」のように、国内で不和と反目を感情的に扇動するかのような大きな現象がないこともまたこの国の美しき要素のひとつに思えます。 | |
| 415 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 20:50:28 |
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東日本大震災では、東北の皆様は世界を感動させる美しき姿を当たり前のように見せてくださいました。
あの「３・１１」は、東北を軸に、日本はひとつになり、そして日本を愛する世界の国民・民族は、東北への想いを共にし、人間の善意がひとつになって、何とも言葉に形容し難い「紐帯」を現出させたことに、胸が熱くなる思いが致します。 06/29(土) 19:37:36では「司法論」にも触れられ、同時に19:55:36では「価値観」にも広げたお話を下さいました。 おそらくEASTEYEさんとのお話し合いではきっと大きなテーマとあるであろう「東北から眺める日本の国体」はもちろんのこと、他の歴史的・政治的・社会的諸要素等も絡めた包括的かつ建設的対話を意識しながらお話合いをさせていただければと存じます。これからもよろしくお付き合いいただければ幸いです。 何卒よろしくご意見・ご教示等お願い申し上げます。 | |
| 416 三保 平清さん | 2013/07/01(月) 20:59:28 |
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「日本学会」会長さんへ
Re:407・・ ☆確かに戦後体制（現行制度）であると「国務」という御聖断では“違憲”とされるでしょうが、それはあくまで府中ベースでの論であって、宮中においては全く関係ありません。 ★その府中の問題こそが今問題して話し合われているのです。 私は宮中の事ととして話しはしていないつもりなのですが・・？？？ Ｒｅ４０９ ☆個人的な考えで恐縮なのですが、私は「薩長両藩が懐柔な姿勢を示し、一体となって幕藩体制から新政府に移行していた」としても後々まで「深刻な問題」が解消されないまま内在し、やはり「結果としては内戦が起きてしまったのではないか」と思えるのですがいかがでしょうか？ ★薩長両藩両藩は、政権掌握に正当性を主張出来なかった。だから武力で有無を言わせず、奪い取る必要があった。それが「戊辰戦争」・・。薩長両藩が懐柔な姿勢を示し、一体となって幕藩体制から新政府に移行・・などあり得なかった。薩長が内戦を必要とした。 | |
| 417 三保 平清さん | 2013/07/01(月) 21:05:26 |
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「日本学会」会長さんへ・・Re:413
☆急進的・感情的な論は、突き詰めていけばこうした「日本人」「日本国民（日本臣民）」の「消滅」を招来することに帰着することでしょう。 ★だれがその急進的・感情的な論なのですか？？？私には明治新政府こそ、その急進的・感情的な論であり、政策であったと思うのですが・・。 私は奥歯に物の挟まった言い方は嫌いなもので・・。 | |
| 418 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 21:15:58 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
倒幕闘争はまさに戦国時代よろしく様々な陰謀や謀略が跳梁跋扈した激動の世であったことはすでに申し上げました。そうした過酷な時代を背景とした事象に単純に「白か黒か」を付けることは難しいということを申し上げています。 「後からだからこそ自由気ままに過去を語れる現代人」だからこそ、そして日本人であるからこそ、その姿勢は慎重で敬虔でなければならないのではないかということです。 「戦前・戦中の日本人」と「戦後の日本人」との「断絶」と、過去との「差別化」を己が信奉するイデオロギーのために策謀をめぐらしたのがいわゆる「左翼」です。 私たちはそうした同じ轍を踏まぬようにせねばなりません。 | |
| 419 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 21:19:43 |
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「だれがその急進的・感情的な論なのか」というご質問をいただきました。
このお話はEASTEYEさんへのお返事の中で申し上げておりますので、お読み解きいただければと存じます。 私は明治新政府の近代化政策が急進的であったことを必ずしも否定する立場ではございません。しかし、その「歴史的環境と条件」なるがために「情状酌量の余地はある」と申し上げております。 | |
| 420 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 22:30:10 |
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三保 平清さんへ。
申し訳ありません、見落としておりました。 「その府中の問題こそが今問題して話し合われているのだ。私は宮中の事ととして話しはしていないつもりなのだが」とのお言葉に対して申し上げます。 双方のお話合いの中では「御勅諭、とりわけ御璽なき御勅諭に対しては、今では今上天皇陛下ににしかその内容に物申すことはできず、万が一にでもその内容の訂正なり修正なりが行われるとしたら、現行制度においては、それは国務における御聖断ではなくして、宮中祭祀にて行われることになるのではないか」ということを不敬を覚悟で申し上げました。 先のお返事をお読みいただければお分かりいただけるかと思いますが、あらためましてお返事申し上げます。 | |
| 421 三保 平清さん | 2013/07/01(月) 22:41:24 |
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「日本学会」会長さんへ
☆双方のお話合いの中では「御勅諭、とりわけ御璽なき御勅諭に対しては、今では今上天皇陛下ににしかその内容に物申すことはできず、万が一にでもその内容の訂正なり修正なりが行われるとしたら、現行制度においては、それは国務における御聖断ではなくして、宮中祭祀にて行われることになるのではないか」ということを不敬を覚悟で申し上げました。 ★私の言おうとしたのはそんな意味ではないのですが・・。ところで私は天皇になる以前の「明治天皇」の立場と、その明治天皇が、自ら意欲的にとりくまれたのは「教育勅語」であった。これについて愚見を少々述べたいと思うのでよろしく・・。 | |
| 422 「日本学会」会長さん | 2013/07/01(月) 23:26:34 |
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三保 平清さんへ。
大変失礼致しました。 「私の言おうとしたのはそんな意味ではないのだが」とのお返事を頂戴いたしました。 お手数ですが、仰っておられる趣旨はどのようなことだったのでしょうか？ 『今上陛下は現在「軍人勅諭」を説かれるお立場にはない』とのお言葉は、「現行制度のスキームでは国務としてはそれは叶わない」ことを前提とした内容ではないのですか？ 三保 平清さんのご持論は軍人勅諭の御誡めを否定なさっておられるので、その「思い」を実現できるとしたら現実的には・・・という点でお返事申し上げました。 ご本意でないとすれば、私の理解不足ですのであらためましてお答えを頂戴いたしまして、それにお返事を差し上げることができればと思います。 本日はこの辺で失礼致します。 もしかしたらまた遅れてお返事差し上げることがあろうかと思いますが、何卒ご容赦いただければと存じます。 | |
| 423 やすひろさん | 2013/07/02(火) 03:10:17 |
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「日本学会」会長様
ご丁寧な歓迎のコメントを有難う御座います。 気が付いたときには大変スレッドがボリュウムがあって全部には目を通せてませんので混ぜ返すような投稿になってしまったら申し訳ありません。 基本的に私は論点を作ったり議論を別の方向から意見したりして議論が深まるか、議論が広がり過ぎて収拾がつかなくなる場合がありますので予めお詫びしておきます。 個人的な見方ですが、鬼門は風水由来だったと認識している事と、当時の都から見て蝦夷は東北方向では無いので、ちょっと御提示頂いた説には懐疑的です。 風水に則って蝦夷が東北に位置する関東に行政の中心地を移動したって方が、現実的な見方だと思います。 また明治維新の人事に関して、日本人の得意な論功行賞人事で、能力不足な人が重要ポストに就いたと認識しています。 情報の出先がテレビの歴史番組なので正確性がどれだけあるか判りませんが、坂本竜馬にはより公平な人事案を持っていて、それが明治維新で実行されていたらもっと違った国になっていたかもしれません。 | |
| 424 三保 平清さん | 2013/07/02(火) 07:24:30 |
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「日本学会」会長さんへ
☆三保 平清さんのご持論は軍人勅諭の御誡めを否定なさっておられるので、 ★私には軍人勅諭の御誡めを否定していると言う意識はないのですが・・。軍人勅諭とは当時それが出されるべき社会状況があって、出されたものでしょう。現在とその社会状況は全く違います。現在軍人が正式に法的に存在しますか。「日本学会」会長さんはこれを無視した短絡的な結論になっています。軍人勅諭は軍人がいてこそ、発せられたものです。現在大事にされるべきは、軍人勅諭の一字一句ではなく、その精神です。現在軍人勅諭の一字一句は、社会において法的には影響力を持ちません。軍人勅諭の一字一句には、現在の社会にはそぐわないものもあるでしょう。軍人勅諭が大事ならば、その精神でしょう。あなたが私に、軍人勅諭の御誡めを否定していると言うのなら、あなたは今日と言う時代を否定しています。我々は今と言う時代に生きている事を確認した上で、時代を生き抜いていかねばなりません。軍人勅諭をどう評価されようとも、それは手段であって目的ではありません。我々は軍人勅諭を目的にして生きていくのではありません。軍人勅諭も時代を生き抜いていく手段です。 | |
| 425 [Delete] |
| 426 三保 平清さん | 2013/07/02(火) 07:45:02 |
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「日本学会」会長さんへ・・Re:418
☆「戦前・戦中の日本人」と「戦後の日本人」との「断絶」と、過去との「差別化」を・・ ★その断絶は大きいが、断絶はそれだけではありません。「明治維新」前とその後の断絶は桁違いに大きい。そしてそれは過去の日本を否定しようとした・・これはあってはならぬ事です。維新は必要だったが、それは過去の日本の全面否定であってはならない。 「武家政権は変態・・」などは、過去の日本の全面否定の、その最たるものです。日本の守るべき最高の価値はその国体・・ところが国体の守り方に、考え方の違いが出て来る。天皇皇室を守る・・と言いながら、それを利用しようと言う者も出て来る。「藤原氏」や「楠木正成」を湊川に討ち死にさせた公家のように・・。 | |
| 427 三保 平清さん | 2013/07/02(火) 21:56:18 |
| 428 三保 平清さん | 2013/07/02(火) 22:06:11 |
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「日本学会」会長さんへ・・Re:301
☆あたかも武家政権と武士の存在を至上の価値なるものとし、他の歴史的選択や判断、並びにその時代と世紀を軽視するが如きであれば、それこそ「同じ趣味・趣向」の人間以外は誰もが同意出来ないこととなるでしょう。 ★私は武家政権と武士の存在を至上の価値なるものとした事はありませんが・・あくまでも七百年の政権とその武士の持つ倫理観と歴史に残した影響は無視出来ない・・と言った意味で述べたのですが・・。 | |
| 429 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 22:32:03 |
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やすひろ様、メッセージありがとうございます。
こちらこそご丁寧なお言葉を頂戴いたしまして大変恐縮です。素敵なお話、誠にありがとうございます。 ご覧の通り、拙い文才なるが故に大変お見苦しい乱文乱筆の悪文を綴らせていただいておりますが、何卒ご容赦いただきまして、お付き合いくだされば幸いです。 EASTEYEさんとのお話し合いも興味深く拝読させていただいております。生産的・建設的なお話をいただきましたことに心より御礼申し上げます。 「鬼門・丑寅」に関するご見解を頂戴いたしました。もちろんあのお話は定説ではなく、あくまでも興味深い一説のご紹介です（都市伝説的な語りのようなものなのかもしれませんね）。 本件に関するやすひろ様のご意見はそのまま承ります。誠にありがとうございます。 | |
| 430 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 22:35:12 |
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「明治維新の人事」に関するご意見も頂戴しております。
「日本人得意の論功行賞人事」と仰る内容に、やすひろ様のご見識の鋭さを強く感じました。 私も仰る通りだと思います。作家の今東光氏は自著の中で「すでに優秀な人間はみんな死んじまってて、つくづく惜しいもんだよ」といった内容の感想を述べています。 大久保利通も今でいう「過渡的な開発独裁」のような意識を持っていたようにも思えます。彼の未来予想図には英国をモデルにした「議会政治を中心とする立憲君主制の国民国家」が描かれていたのではないかとも思えてなりません。 近代的立憲君主国家の建設といった歴史的過程と政策的多段階工程等を注意深く見つめてみますと、明治の元勲らは必ずしも無能な人物ではなかったようにも思えます。 | |
| 431 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 22:38:18 |
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とりわけ「政府首脳部人事」に関しては「意識改革」も非常に重要だったのかもしれません。
旧来の意識では「誰が天下人か」といった狭量な感覚で政権を掌握することも現代人よりは違和感なかったのではないかとも思えます。 「武家ムラ」からは「国家」も「国民」も誕生しないことから「幕藩」から「国家・社会」へ、「版籍」から「国土・国民（臣民）」へといった大きな転換がなされたものの、「意識改革」は時を待たねばならなかったということでしょうか。 やすひろ様、私は明治以降の様々な諸問題は結果論として「帝国憲法の未完・不備」なるところに帰結・帰着するのではないかという考えをもっております。 こうしたお話も含めた包括的な言論対話をぜひお願いしたいところでもありますので、何卒ご意見・ご教示等よろしくお願い致します。 | |
| 432 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 22:40:21 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
長々とした悪文でのお返事となりますことを何卒ご容赦ください。 ご自身のこれまでのご発言を今一度よく振り返って見てください。 その内容として「軍人勅諭の御誡めを否定している」ことはありませんか？ 「No.426」にもすでに「過去の日本の全面否定のその最たるものだ」と軍人勅諭の御誡めを否定なさっておいでではありませんか。 | |
| 433 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 22:42:11 |
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軍人勅諭は「御璽なき御勅諭」でありそれは「公式」ではないことのお話は以前にも申し上げました。
「公式の御詔勅」には「御名御璽と副署」はセットであることも以前に申し上げました。 この古来からの君臨統治の慣習である原理原則は普遍的なもので、後の帝国憲法第４章第５５条第２項においても「凡テ法律勅令其ノ他国務ニ関ル詔勅ハ国務大臣ノ副署ヲ要ス」と成文化されています。 軍人勅諭は「公式」ではありませんから法理的には当時も「法的拘束力はない」と原理主義的に指摘することだってできます。 | |
| 434 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 22:45:18 |
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しかし昭和２０年まで、その大御心は日本人のエッセンスとなってきました。
国務の府中ベースでの話では、昭和２３年６月１９日に教育勅語などと共に衆議院の「教育勅語等排除に関する決議」と参議院の「教育勅語等の失効確認に関する決議」によってその失効が確認され「現在に至る」というわけです。 時まさにこれは占領政策の所産です。ちなみに本来国務として「公式」でない御詔勅を、府中たる立法府の議決で「排除」や「失効確認」がなされるそもそもの必要もなければ、その法理的整合性も存在しません。 「軍人勅諭は軍人がいてこそ、発せられたもの」とのご認識も見受けられますが、「今は帝国陸海軍人は存在しないのだから軍人勅諭は否定してもいい」という話にはなりません。それこそ過去の御詔勅一切も「その時代での話でしょ？」と言えるわけもありません。 | |
| 435 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 22:48:19 |
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仰るところの「軍人」とはそもそも誰なのでしょう？
国民皆兵の世である当時、「軍人」とは「国民（臣民）」とイコールではないですか。後の帝国憲法第２章第２０条でも「日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ兵役ノ義務ヲ有ス」と成文化もされています。 「軍人」も「学校に通う者」も等しく「「国民（臣民）」の意義です。その「軍人（国民）」に親しく御下賜あそばされたのが「軍人勅諭」であり、「学校に通う者（国民）」に親しく御下賜あそばされたのが「教育勅語」です。 時の政府や権力に左右されない御璽なき御勅諭や副署なき御勅語であることの義に斯様なご指摘は当たりません。 「現在軍人勅諭の一字一句は、社会において法的には影響力を持たない」というお言葉をお見受けいたしますが、本論はそもそも現行制度の下で、軍人勅諭に法的拘束力があるかないかの議論ではないのです。 社会状況に対する考察はもちろん必要ですが、それがために「軍人勅諭の一字一句」に物申すことに正当性はあるのかどうかが問われます。 | |
| 436 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 22:51:16 |
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「あくまでそれは“社会状況”が動機として出されたもので、現在の社会にはそぐわないものもあるだろう」という理由に正当性が認められれば、それこそ歴史上すべての御詔勅も同様の理由で「その“精神”は認めても御文は今に合わなきゃ認めない」ということになるのでしょうか？
私はそこに「普遍的価値観も正統性（正当性）」をも見出すことはできませんし、国体観念も否定している論だとも解します。 「大事にされるべきは、御詔勅の一字一句ではなく、その精神」というお話は幾度か頂戴いたしますが「御文とは別にしたその“精神”」は誰がどのようにして「分別」できるのですか？そしてそれに普遍的正当性（正統性とも）はどう付与されるのですか？そもそもそんなことを私どもができるのでしょうか？ ご懸念のように「国体の守り方に考え方の違いが出て来て、天皇皇室を守ると言いながら、それを利用しようと言う者」が、身勝手にも「その“精神”」なるものを強調して動く可能性はないのでしょうか？またそのことをどう防ぐことができるのでしょうか？ | |
| 437 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 22:54:23 |
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国体観念のお話を思い出してください。今上天皇陛下におかせられましては皇祖皇宗そのものでいらっしゃいます。
つまり、今上陛下には明治天皇様そのものでもいらっしゃるのです。明治天皇様の大御心は今上陛下の大御心でもあらせられるのです。 これが国体観念です。 そこでお話はまた戻ります。 「軍人勅諭の一字一句」に対して斯様に物申すことがお出来になるのは上御一人の天皇陛下にあらせられます。 三保 平清さんのご主張にもし普遍的な大義があれば、今では宮中祭祀にて陛下の「御親裁・御聖断」があるはずであると不敬を覚悟で申し上げているのです。 | |
| 438 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 22:56:20 |
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私は承詔必謹を日本人の基本的な「モラル」の礎でもあると申し上げております。
「軍人勅諭をどう評価しようとも、それは手段であって目的ではない」というお言葉も見受けられますが、私どもはあろうことか「一切の御詔勅を“評価”」できる立場にはなく、その資格すらありません。 そして仰るところの「手段」は「御勅諭」ではなく「政策」です。「時代を生き抜いていく手段」こそ「政治」であり「政策」なのです。 ちなみに「我々は軍人勅諭を目的にして生きていくのではない」というのはあくまで「三保 平清さんご個人の人生観」として承っておくことに致します。 | |
| 439 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 22:59:20 |
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「学会は今日と言う時代を否定している」とのご感想をいただきました。
驚きました。私はこれまで「今という時代を否定した空想」を一度もしてはおりません。 私は「言論」としての「ステージ」では、「今」と「未来」に生かす、また生かすことができることは何かを意識して発言し、三保 平清さんにも同様のことを求めてきたはずです。 そのことについては以前に何度も申し上げておりますので、重複する内容は差し控えます。 仰るように「今日と言う時代を否定することなく、今と言う時代に生きている事を確認した上で、時代を生き抜いていくため」にもこの姿勢は不可欠です。 | |
| 440 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 23:03:44 |
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「No.426」のお話ですが、また同じお返事を差し上げなければなりません。
我が国の近代化政策は決して「過去の日本を否定しようとした」ことを「動機」としたものではありません。 「過去の日本の全面否定」が動機ではなく、「当時の時代背景及び歴史的環境と条件」の中での現実的な「日本の独立」が動機でした。 もちろん私は個別具体的な政策のひとつひとつに批判をすることに異議はありません。 そうであれば、是非ともその「明治政府の近代化政策」ではない「別の具体的な政策案等」をお述べいただきますと、もっと内容が重層的で生産的になるのではないでしょうか？ 例えて言うなら「野党」です。対案なく与党を批判するだけといった「野党」は信任されません。 | |
| 441 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 23:06:11 |
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同じように、私たちも明治政府の近代化政策を批判する場合、その施政外交に具体的かつ史的実現性のある対案やアイデア、ビジョンなどを提案・提言・披露してこそ初めて言論としての立論や反駁は成り立つのです。そしてそれをどう「今」に生かし「未来」へと生かしていくべきなのか、そのために「今」抱えている問題・課題・障害は何かということに向き合わねばなりません。それを克服するための誠実な努力もまた言論に求められているのです。
もちろん三保 平清さんの「お気持ち」もきちんと察して差し上げねばならないと思います。 『「藤原氏」や「楠木正成」を湊川に討ち死にさせた』というお気持ちも含めてです。 | |
| 442 「日本学会」会長さん | 2013/07/02(火) 23:15:45 |
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07/02(火) 22:06:11に頂戴した「Ｎｏ．428」へのお返事となりますが、やはりこれも同じお返事となってしまいますが、「廃位」を例にしたお話を差し上げたはずです。
何卒また振り返っていただければと存じます。 また徳川宗家をはじめ各大名も多く「華族」に列せられたというお話も差し上げたはずです。 かの大東亜戦争では「公家華族」にも「武家華族」にも、多くの御英霊がましますことをお話致しました。 こうした事にも想いを馳せながら、過去の歴史に向き合うことが現代人の姿勢として問われるのではないでしょうか。 | |
| 443 やすひろさん | 2013/07/03(水) 00:08:23 |
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私自身漢文読みが苦手なので、帝国憲法は読んだことがありません。
ただ「日本学会」会長さん様の御主張である「帝国憲法の未完・不備」があるならば、個人的には非常に日本文化的なモノを感じます。 まず未完・不備を問題視するのは、戦後の価値基準が前提にある為感じる可能性が否定できません。 それとは別に、未完・不備は其処に余裕が出来て解釈の拡大が出来る事になります。 それって日本文化と思いませんか？ さらに言えば天皇陛下の鶴の一声で全てをひっくり返せた戦前の日本では、帝国憲法を完成させる事に余り意味が無かった事が要因であると推察も出来ます。 如何でしょうか？ | |
| 444 三保 平清さん | 2013/07/03(水) 07:57:14 |
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あなたの理想とするものは「軍人勅諭」が全てなのですね・・。よく分かりました。あの帝国憲法ですら、一部に瑕疵があって、改正をしておけば・・と言う議論なのに・・。「軍人勅諭」を今の時代にそのままの形で、維持されるべきとおおせですか・・。ご意見として伺っておきます。水掛け論なのでこれ以上は踏み込みません。「軍人勅諭」命・・ですか。他に大事な論点があると思うのですが・・。
さて明治と言う時代には色々と不可解な事が巷で言われています。密かな噂話と言うもので、確証はありませんが・・。それにしてもその中身が重大事なのです。まず「孝明天皇」の死について・・。「孝明天皇」は毒殺された・・との噂が密かにですが、半ば公然とささやかれてきました。公式には否定されていますが・・。私も無条件にそんな話しを信じる訳ではありません。しかしこんな噂話が流れる事自体が問題なのです。そしてその犯人は明治新政府のある高官だとか・・。「安重根」は「伊藤博文」がやったと言っております。これには信憑性を全く感じませんが・・。又別の人を犯人と言う人もあります。 | |
| 445 三保 平清さん | 2013/07/03(水) 08:06:48 |
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私としてはまさか天皇を暗殺するなどと・・。信じられませんが、当時では明治新政府ならやりかねない・・の思いを巷では持っていたのでしょう・・。明治新政府とはそう言った存在でありました・・。
これは「孝明天皇」と明治新政府の関係をよく表しています。明治新政府とは「孝明天皇」には反天皇の立場で、天皇の行動を妨害していました。その明治新政府が帝国憲法も「軍人勅諭」も出したのです。内容にはとやかく言いませんが、明治新政府にその資格があったのでしょうか？？その前に「孝明天皇」に何故従わなかった？？？ | |
| 446 「日本学会」会長さん | 2013/07/03(水) 21:47:28 |
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やすひろ様、メッセージありがとうございます。
長々とした悪文でのお返事となります。お見苦しい点を最初にお詫び申し上げます。 生まれながらにして口語体で育った私たちには、文語体は確かに難しいですよね。 このスレッドや『今だからこそ向き合いたい「国体明徴声明」全文』というスレッドでも憲法について愚考・愚見を述べさせていただいておりますので、是非とも一度お目を通していただきまして、ご意見・ご教示等いただければ幸いです。 | |
| 447 「日本学会」会長さん | 2013/07/03(水) 21:50:08 |
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帝国憲法に「日本文化、日本文化的なモノを感じる」とのお言葉をお見受け致します。
私も「日本らしい」と思います。伝統や慣習、先例等に則って「ゆとり」のある条規とすることで弾力的な運用を可能とする「知恵」のようなものも感じます。こういったテーマでは「憲法はシンプルであればあるほどよい」といった話も多く聞かれます。 しかし歴史を振り返ってみますと、残念ながらその点が「長所」として生かされることなく、逆にネガティブなエラーを起こし、プログラムのミスを誘発してしまいました。その究極の結果として「大東亜戦争の敗戦」に帰結してしまったのではないかと思えるのです。 | |
| 448 「日本学会」会長さん | 2013/07/03(水) 21:53:12 |
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帝国憲法を読み、戦前・戦中の「翼賛体系」に注目してみますと、歴史上その「結果」として帝国憲法が「未完」で「不備」であった例が多々見られます。いわゆる「統帥権干犯問題」や「統帥権の独立」、「軍部の暴走」や「軍国主義の弊」などと批判される内容は代表的ですが、これらもすべて帝国憲法の「システム」や「プログラム」のミスに起因した深刻なネガティブエラーであると考えます。
それも帝国憲法の条文があまりにもシンプル過ぎたがために「拡大解釈」を容易にし、結果として「権力・実力・実権を握る者の恣意的解釈と運用」をもたらせてしまったのではないかと理解しています。先の事例としては軍部がまさにその例に当たります。 「立案・決定・執行」にはその機能を統合的に果たす「センター」が必要不可欠ですが、帝国憲法下における「タテ割り翼賛体制」ともいうべきシステムによって、国務の施政外交はもちろんのこと、戦時や国家事変に必要な政策の統合、政府各機関の活動と関連政策の統合調整機能といったプログラムが一切不全の状態であったことは大変悔やまれます。 | |
| 449 「日本学会」会長さん | 2013/07/03(水) 21:58:36 |
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帝国憲法は７章７６条で構成されています。
「憲法」そのものをどう定義するかについては多くのテーマが成り立ちますが、様々な歴史的反省点を踏まえて総括しましても、やはり「国の根本法に関する事項をすべて規定する」という方針をとらざるを得ず、各条文の規定の仕方も詳細になされるべき必要性を痛感致しますがいかがでしょうか？。私の申し上げております「帝国憲法の未完・不備」なる指摘はここにございます。 大権事項につきましても、帝国議会の協賛が及ばないとされていましたが、帝国憲法の条規を見てその内容から「内閣総理大臣の輔弼による大権事項」と「帝国議会の協賛による大権事項」とに大別できると考えます。 | |
| 450 「日本学会」会長さん | 2013/07/03(水) 22:04:19 |
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例えば、帝国憲法第１１条には「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」第１２条では「天皇ハ陸海軍ノ編制及常備兵額ヲ定ム」とだけ定められておりますが、これが「天皇ハ内閣総理大臣ノ輔弼ヲ以テ陸海軍ヲ統帥ス」「天皇ハ帝国議会ノ協賛ヲ以テ陸海軍ノ編制及常備兵額ヲ定ム」と詳細に明記されていれば、シビリアンコントロールシステムによるポリティカルリーダーシッププログラムが機能し、結果として「軍国主義」と非難され後世大きな禍根を残すようなことにはならなかったのではないでしょうか？
他にも第１０条の「天皇ハ行政各部ノ官制及文武官ノ俸給ヲ定メ及文武官ヲ任免ス但シ此ノ憲法又ハ他ノ法律ニ特例ヲ掲ケタルモノハ各々其ノ条項ニ依ル」という条規も、「天皇ハ帝国議会ノ協賛ヲ以テ行政各部ノ官制及文武官ノ俸給ヲ定メ及内閣総理大臣ノ輔弼ヲ以テ文武官ヲ任免ス但シ此ノ憲法又ハ他ノ法律ニ特例ヲ掲ケタルモノハ各々其ノ条項ニ依ル」とさえしていれば、内閣も議会もしっかり機能し、政治も法制も成熟したはずだと考えますが、いかがでしょうか？ | |
| 451 「日本学会」会長さん | 2013/07/03(水) 22:08:29 |
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現在、世の中では憲法論議もなされていますが、しかるべき新憲法ではこうした反省点を踏まえた詳細な条文の規定に努めるべきであると考えます。ちなみに私は「新憲法は帝国憲法の全面的修正であるべき」という立場です。
「天皇陛下の鶴の一声で全てをひっくり返せた」というのは「天皇主権」という言葉と相まってそのような印象が根強くありますが、正確に申し上げますと決してそのようなことはありませんでした。 とりわけ帝国憲法制定後の御世ともなりますとなおさらでして、第４条に「天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リ之ヲ行フ」と定められていますが、「統治権を総攬する国家元首であったとしても、その大権の行使は憲法に定めた条規によるもの」と定められています。つまり何事も憲法に基づくことが明記されているというわけです。 「天皇主権」という言葉が独り歩きし、不正確なイメージが膨らんでしまったことも戦後のネガティブな問題だとも思えます。 | |
| 452 「日本学会」会長さん | 2013/07/03(水) 22:11:01 |
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やすひろ様
冗長で精彩を欠いたお返事となってしまい、誠に申し訳ありません。 至らない点は多々ございますが、何卒これからも宜しくお願い申し上げます。 そして引き続きのご意見・ご教示等いただけましたら幸いです。 | |
| 453 「日本学会」会長さん | 2013/07/03(水) 22:17:33 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
三保 平清さん、まずは「誠実かつ正確な対話」をしましょう。 『学会の理想とするものは「軍人勅諭」が全てなのだな。よく分かった』『「軍人勅諭」命か』と仰いますが・・・どこをどうお読みいただければそのような読解となるのでしょう？きちんと内容をお読みいただいていますか？これが「意図的なご発言」であるとするとご自身の姿勢が厳しく問われます。双方「大人の対話」を心掛けましょう。 これまでの双方の対話内容に関しては、それこそ閲覧者諸賢のご評価にお委ね致しまして、ご判断をお願いすることと致しましょう。 そもそも「帝国憲法一般に関する議論」と「承詔必謹を含む一切の御詔勅に対する内容」とはその論旨も趣旨も異なる内容です。これを混同しては本質的議論にならず過誤が生じますので、基本的一般論としてまずはこの点を十分に整理なさってください。 | |
| 454 「日本学会」会長さん | 2013/07/03(水) 22:21:02 |
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「都市伝説」は大好きなので、その手のお話もよく存じ上げておりますが、あくまで「都市伝説」ですから、「スティーブン・セキルバーグ」こと、ハロバイの関さんよろしく「信じるか信じないかはアナタ次第です」といったところでしょう。カルトな「都市伝説」のステージではテッパンの「ネタ」ではありますが、学術研究のレベルでは完全に否定されています。
「明治新政府はフリーメイソンの日本支部だった」という「都市伝説」もあります。 面白い「ネタ」ではありますが、言論という「ステージ」ではなかなかトピックにはできない内容です。 ちなみに私は「風評」「噂話」「流言飛語」といった内容にも社会学的研究素材として注目すべきところがあることを否定する者ではありません。 | |
| 455 三保 平清さん | 2013/07/03(水) 22:45:45 |
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「日本学会」会長さんへ
453も454も全く中身のない投稿ですが、投稿の為の投稿ですか？？？明治新政府の政策には実に重大な疑惑があります。明治新政府は皇室を軽視した・・と言うよりも反皇室の反逆である・・「孝明天皇」への問題提起はその端緒に過ぎない。あなたは明治新政府のそれを支持されている。申し訳ないがこれから徹底的にやらせて頂く。あなたは都合の悪い事には、はぐらかす。このように中身のにない投稿をするなら、こちらも腹を括ってやりますので、お覚悟の程を・・。 | |
| 456 「日本学会」会長さん | 2013/07/03(水) 23:30:40 |
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三保 平清さんへのお返事です。
随分なお返事をいただきました。 さて 「全く中身のない投稿」 「投稿の為の投稿」 「都合の悪い事には、はぐらかす」 「中身のにない投稿をする」 これまでの双方の往還文章をご覧になった方はどちらにそのご感想を抱かれることでしょう。 遡って謀反大逆か否かを私たちが断ずる資格も義もありませんし、その大義における極理においては法で判ずることが叶わない以上、陛下の御勅断を仰ぐことしかありません。 明治・大正・昭和の御歴代聖上陛下におかせられましてはどのような御親裁・御勅断をなさり、今上天皇陛下におかせられましてはどのような思し召しでいらっしゃるのかがすべてです。 個人が感情的に息んでも意味がありません。 「お覚悟の程を」とのお言葉を頂戴いたしましたが、お気持ちはいくらでも伺います。 今日はこの辺で失礼致します。 やすひろ様、そして三保 平清さん、本日もありがとうございました。 | |
| 457 三保 平清さん | 2013/07/04(木) 08:34:44 |
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「日本学会」会長さんへ
☆遡って謀反大逆か否かを私たちが断ずる資格も義もありませんし、その大義における極理においては法で判ずることが叶わない以上、陛下の御勅断を仰ぐことしかありません。 ★それを今上陛下が判断されるべき・・とのご意見なのですか？？？今上陛下は現在そのような役割を担っておいでではありません。現在の憲法法律のどこに、そのような事が書かれていますか？？？それをやるのは我々臣民の努めです。我々は現代と言う時代に生きているのです。 | |
| 458 「日本学会」会長さん | 2013/07/04(木) 21:17:51 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
相変わらずの乱文乱筆の長文でお返事申し上げます。誤解を避けるためかなり長々とした悪文となりますこと、そのお見苦しい点を先にお詫び申し上げます。 単純にお答えすれば「過去の歴史上の人物や団体を逆賊として断じ、ある一時代の不義なるものを法で判ずることができない以上は、私たちがどれだけ感情的に息んでも意味がない。すなわちこの場合における善悪の普遍的裁決などできず意味がない。例え、個人の判断でこれを断じたとしても普遍的価値や意義は生じない」ということを申し上げています。 これらの試みが激情的に扇動されても、その結果としては「いたずらに国内に不和と反目をもたらすだけ」です。何も生み出されないのではないでしょうか？ | |
| 459 「日本学会」会長さん | 2013/07/04(木) 21:20:22 |
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普遍的大義の有無はもちろん法律で断ずることすらもできない以上は「我々臣民の努め」であるわけがありません。
もちろん「言論の自由」の範囲内ですから、個人が自分の考えや気持ちを自由に発表することを否定などしませんが、それこそ「我々は現代と言う時代に生きているのです」から「個人が過去の歴史上の人物や団体を逆賊として断じ、ある一時代を不義と判ずる」ことに「今」と「未来」に一体全体どういう価値と意味があるのでしょうか？ 「遡って臣下の謀反大逆か否かを今上陛下が判断されるべきとの意見なのか」とのご質問をいただきました。 「“その大義における極理”においては“法で判ずることが叶わない”以上、陛下の御勅断を仰ぐことしかない」というお返事を差し上げております。つまり「法で判ずること以外に普遍的価値や大義が伴って理非・善悪などを区別し定めることは御勅断以外ありえない」のです。 | |
| 460 「日本学会」会長さん | 2013/07/04(木) 21:24:01 |
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「今上陛下は現在そのような役割を担っておいでではない。現在の憲法法律のどこにそのような事が書かれているか」とのご質問もいただいています。これには興味深い事実がございます。
ひとつ視野を広げてお話をしますと、例えば「大師号」というものがございます。 申し上げるまでもなく陛下より高僧へ賜る称号です。伝教大師や弘法大師なんかは有名です。 歴史上このような「大師」は、檀信徒がどれだけ熱狂的に尊崇しようとも、その僧侶が勝手に自称することはできません。古来からの陛下の御大権であり、ひとえに御勅裁・御勅断あってこそ叶うのです。 ポピュラーな僧侶に浄土宗の開祖である法然という人物がいます。彼にはいくつかの「大師号」があるのですが、たとえば「明照大師」という大師号を７００回忌に明治天皇様の御勅断により賜っております。帝国憲法の御世でございますからさすがにそれ故叶ったことなのだろうと思いきや実はそうではないのです。 | |
| 461 「日本学会」会長さん | 2013/07/04(木) 21:29:54 |
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７５０回忌を迎えた昭和３６年には、昭和天皇様より「和順大師」を、平成２３年の８００回忌には、今上天皇陛下より「法爾大師」との大師号を賜っています。両例ともに戦後の“日本国憲法”の御世での御勅断です。
さて、この古来からの大権のひとつである「大師号賜与」に関し、「憲法違反だ」とか「国事行為の範囲を超えている」とかいった話が紛糾したということを一切聞いたことがありません。「公的行為」なのか「私的行為」なのかといった議論が出たという話も一切聞いたことがありません。陛下の御公務としても「現在の憲法法律のどこにもそのような事が書かれていない」のです。 しかし、「天皇陛下におかせられては理非・善悪などを区別されお定めになること」であり「天皇陛下の行なわせ給う御裁断」である御勅断・御勅裁の大権は現在も古来より変わらず御継承あそばされているというわけです。 | |
| 462 「日本学会」会長さん | 2013/07/04(木) 21:32:17 |
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一例として申し上げました法然はその功績の「理」と「善」なることが御親裁により勅断され、戦後にも大師号を賜ることが叶っているわけですから、同じように時と歴史を後にしても、「逆賊である」と御勅裁・御勅断あそばされることはひとえに陛下の御大権・御権能でございますから、それがいわゆる「公的行為」か「私的行為」かの議論は無く、今からでも御裁決・御裁断を賜ってもいいのです。実現にはもちろん義における「普遍的なコンセンサス」があればの話になるでしょうけども。
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| 463 「日本学会」会長さん | 2013/07/04(木) 21:35:17 |
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シンプルにお伺い致します。
「三保 平清さんの従来のご発言なり、仰るところの“我々臣民の努め”のその先には何があるのですか？現代に価値や義として何が生まれ、それが未来にどう生きていくというのですか？過去・現在・未来へと続く日本にどのような意義と有益性があるのですか？」 EASTEYEさんへのお返事の中でも申し上げましたが、我が国は長い歴史を通じて「日本」という「緩やかな統一と融合」を時代と世紀の積み重ねにより実現させてきました。 三保 平清さんのご主張に、もし普遍的大義があるとしたら、かの御勅断は斯様に賜ることもできましょう。すでに大正・昭和の御世になされていてもいいはずです。大正の御世で藩閥はとっくに解消されているのですから。それこそ敗戦直後の昭和２１年にかの御勅断があってもおかしくありません。 | |
| 464 「日本学会」会長さん | 2013/07/04(木) 21:40:37 |
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明治・大正・昭和へと御世は進み、現在は平成の聖代です。明治・大正・昭和の御歴代聖上陛下にはそのような御勅断をなさっておられないわけですから、今上天皇陛下にその御勅断を賜るほかありません。
三保 平清さんのご主張に、もし普遍的悠久の大義があるとしたら、それこそ「講書始の儀」において「薩長は不忠不義なる逆臣であり、その逆賊による明治新政府は正当性を有せず、よって明治以降の日本には国体の正統性は存しません。肇国有史以来最悪の事態であり、お急ぎ義の御勅裁を賜りますよう」と御進講が必ずあるはずです。事は国体の存亡そのものに関わる内容です。 しかし今の今に至るまでそのような御進講はありません。講書始では人文・社会・自然の三科学分野における学問の権威者が御前講義を致しますが、その中にはそれこそ過去「薩長に苦しめされた祖先と故郷を持つ人」もいることでしょう。 しかしそのような御進講も御勅断・御勅裁はないわけです。 私はおそらく日本の危機ともいえるような国体の本義の棄損はないからだろうと思います。 | |
| 465 「日本学会」会長さん | 2013/07/04(木) 21:42:48 |
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長々とお返事を差し上げましたが、私の本意は伝わりましたでしょうか。
天よりも高く海よりも深き大御心を拝してお察し申し上げ、時の清濁併せのんで一億臣民共に手を携えて生きていくことにこそ我が「日本」の「今」と「未来」があるのではないでしょうか。 | |
| 466 三保 平清さん | 2013/07/04(木) 22:03:29 |
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465 「日本学会」会長さんへ
☆長々とお返事を差し上げましたが、私の本意は伝わりましたでしょうか。 ★少なくとも私には全く伝わりません！！「孝明天皇」には伝わりますかねえっ！！「孝明天皇」からはあなたも逆賊の一味かもしれませんよっ！！ ☆天よりも高く海よりも深き大御心を拝してお察し申し上げ、時の清濁併せのんで一億臣民共に手を携えて生きていくことにこそ我が「日本」の「今」と「未来」があるのではないでしょうか。 ★白白しいねえっ！！恥を知らぬとはこの事か？？？長州は「大室虎之助」の「大室一族」を、政権奪取の口実に、３００年も藩内に抱えていたようですが・・。私自身は「大室虎之助」の、明治天皇すり替わり説は信じませんが・・（方言から無理・・・・長く慣れた方言は隠せない）。しかし長州が、「大室一族」を政権奪取の口実にする為に、３００年も藩内に抱えていた・・のは事実だ。しかも長州は、御所に鉄砲を撃ちかけた・・どこが官軍なのか。さて次は薩長による「昭和天皇」への反逆を取り上げますか・・。 | |
| 467 「日本学会」会長さん | 2013/07/04(木) 22:54:37 |
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三保 平清さんへのお返事です。
ため息が出ますね。本当に残念です。三保 平清さんの頭の中だけで展開される「世界観」をいくら強弁されても、「言論」としては無意味で無価値なのです。ここは貴殿のブログやサイトではないのですよ？ 対話すらご希望でないのなら、貴重なプライベートの時間を使う意味がありません。 「全く中身のない投稿」 「投稿の為の投稿」 「都合の悪い事には、はぐらかす」 「中身のにない投稿をする」 興味深いものですね、こんなことを仰るような方がこのようなお返事ですか。 「少なくとも私には全く伝わりません！！」 そうでしょうね。正直申し上げればかなり前からその様には思っておりました。 ご自分のブログやサイトにその「三保 平清ワールド」を表現なさってください。 | |
| 468 三保 平清さん | 2013/07/05(金) 00:51:05 |
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467 「日本学会」会長さんへ
私の主張が間違っているならば、「・・は事実と違う」と言えばいいのです。簡単です。ため息をつく必要はありません。 | |
| 469 三保 平清さん | 2013/07/05(金) 21:16:09 |
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「日本学会」会長さんへ・・350
★しつこいようですが・・。 ☆☆薩長は「孝明天皇」には従わなかった・・。←事実としてお認めになりますか？？？ ★「孝明天皇」には反逆しておきながら、「軍人勅諭」？？？ 「軍人勅諭」の精神には賛成ですが、それを言う資格が明治新政府にはあったのですかねえぇぇ！！ | |
| 470 三保 平清さん | 2013/07/06(土) 07:24:55 |
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続けます。
明治新政府を組織した薩長（山県有朋）は、「昭和天皇」の御婚儀にも介入しています。臣下の身でありながら許される事ではありません。宮中某重大事件 ・・。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E4%B8%AD%E6%9F%90%E9%87%8D%E5%A4%A7%E4%BA%8B%E4%BB%B6 | |
| 471 三保 平清さん | 2013/07/07(日) 16:59:26 |
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もうここへの投稿は控えようと思っていましたが、最後に一言私は「国体の本義」には賛同です。その精神には・・。特に「緒言」には何故「国体の本義」が書かれたかが的確に説明されています。これは日本の保守のまさに王道です。
「・・夙に支那・印度に由来する東洋文化は、我が国に輸入せられて、惟神（かむながら）の国体に醇化せられ、更に明治・大正以来、欧米近代文化の輸入によつて諸種の文物は顕著な発達を遂げた。文物・制度の整備せる、学術の一大進歩をなせる、思想・文化の多彩を極むる・・明治維新の鴻業により、旧来の陋習を破り、封建的束縛を去つて、国民はよくその志を途げ、その分を竭くし、爾来七十年、以て今日の盛事を見るに至つた。」 とある。これは明治維新の肯定である。しかしこれが「国体の本義」の言わんとするところではない。「国体の本義」とはこれに続く「明治維新」の負の側面への憂慮である。まことに問題を鋭く指摘した文章と思えるが、意味の曖昧さもある。「旧来の陋習」とは何かが明確でない。何を肯定し、何を否定するかが問題なのに・・。明治維新とは何かの哲学が問われるのにそれへの回答になりきれていない。 | |
| 472 三保 平清さん | 2013/07/07(日) 17:16:14 |
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続き
これに続けて 「・・即ち国体の本義は、動もすれば透徹せず、学問・教育・政治・経済その他国民生活の各方面に幾多の欠陥を有し、伸びんとする力と混乱の因とは錯綜表裏し、燦然たる文化は内に薫蕕を併せつゝみ、こゝに種々の困難な問題を生じてゐる。今や我が国は、一大躍進をなさんとするに際して、生彩と陰影相共に現れた感がある。」 まさに今の日本と世界の現状を指して言っているが如きである。 「現今我が国の思想上・社会上の諸弊は、明治以降余りにも急激に多種多様な欧米の文物・制度・学術を輸入したために、動もすれば、本を忘れて末に趨り、厳正な批判を欠き、徹底した醇化をなし得なかつた結果である。・・・蓋し極端な欧化は、我が国の伝統を傷つけ、歴史の内面を流れる国民的精神を萎靡せしめる惧れがあつたからである。かくて欧化主義と国粋保存主義との対立を来し、思想は昏迷に陥り、国民は、内、伝統に従ふべきか、外、新思想に就くべきかに悩んだ。」 これが「国体の本義」の胆の言葉であり、極端な欧化主義絶対への正直な反省である。 | |
| 473 三保 平清さん | 2013/07/07(日) 17:47:06 |
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続き
納得出来ないのは、後段の「第二 国史に於ける国体の顕現」である。 「・・源頼朝が、平家討減後、守護・地頭の設置を奏請して全国の土地管理を行ひ、政権を掌握して幕府政治を開いたことは、まことに我が国体に反する政治の変態であつた。・・源氏の滅後、執権北条氏屡々天皇の命に従はず、義時に至つては益々不遜となつた。依つて後鳥羽上皇・土御門上皇・順徳上皇は、御親政の古に復さんとして北条氏討滅を企て給うた。これ、肇国の宏謨を継ぎ給ふ王政復古の大精神に出でさせられたのである。然るにこの間に於ける北条氏の悪逆は、まことに倶に天を戴くべからざるものであつた。・・」 これは武士とは何であったかの、科学的分析を欠いた一方的結論である。これだけの長文は文部省の官僚の手になるものであろう。その執筆した文部官僚が、正しい日本の歴史観を持っていたかが問われる。皇統とは日本の核である・・を言う為に、武士を必要以上に貶めている。歴史とは科学でなければならない。ある物差しによる善悪の決めつけであってはならない。歴史とは現実世界に如何にリアリズムで対応したかの記録である。（誤解なきように・・「マルクス」は科学ではないっ！！） | |
| 474 三保 平清さん | 2013/07/07(日) 18:12:42 |
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続き
侍を別の言葉で、「もののふ」と言う。「もののふ」の語源は「物部氏」から発した言葉である。「物部氏」とは「大和の国」建国以来の古い氏族である。「物部氏対蘇我氏」の戦争以来の・・。「物部氏」とは、そんな古い時代から天皇の側にあって、天皇を支える存在であった。その「物部氏」に由来するのが、「もののふ」と言う言葉である。武士を日本史に突然現れた異物のように扱うべきではない。武士とは日本史における必然である。皇統の「三種の神器」の一つは剣である。その剣の精神を象徴するのが、中世以降は武士となった。 中世とは朝廷による直接の、国家支配がきかなくなった時代であり、日本が国家支配を、権威と権力の分化補完によって行うようになった時代である。これは歴史の進歩である。これを「第二 国史に於ける国体の顕現」は無視しているか理解していない。 以上・・「国体の本義」の精神を支持するが、その表現には誤りもある・・が私の結論です。 | |
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| 476 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 19:35:03 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
なかなか時間ができず、お返事が遅れてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。 頂戴したお話の内容がそれぞれが本質的に異なり別して回答するべき事柄であるため、私からのお返事としては、07/05(金) 00:51:05以降に頂戴した「468」〜07/06(土) 07:24:55「470」への「回答その１」と、「471」〜「474」への「回答その２」をそれぞれ分けて申し上げます。と申しましても、限られた時間の中でございますから、一気にお答えすることができるかどうかはわかりませんが、まず「回答その１」からです。しばらくのお時間をいただければと存じます。 | |
| 477 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 19:38:18 |
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「私の主張が間違っているならば〜」とのお言葉をお見受けします。
その後に続くお言葉は、前提として「言論」としての「ステージ」に共に立っていればの話です。 誠実な「会話」すら成り立たない相手とプライベートの貴重な時間を割いて正面から向き合い、拙くとも懸命に返答することに、空しさ（虚しさとも）を覚えては、ただただ無益な深い疲労を感じるのみです。必要の有無も何もない、ただため息が出るばかりです。 それは三保 平清さんも同じだと思います。 友人同士のつまらない喧嘩をしているわけでもなければ、双方の前提としてもともと対論をしているというわけでもありませんから、まずは落ち着いた正確なコミュニケーションと誠実な対話に双方とも心掛けなければなりません。むき出しの感情を相手にぶつける必要も、そもそも必要ないはずです。 | |
| 478 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 19:41:32 |
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「469」のご質問に対しても、すでにお返事差し上げております。ご関心がおありなら過去レスを振り返ってご覧ください（「432」以降のお返事はもちろん、さかのぼって類似のお返事はこれまで幾度か申し上げておりますので）。
一応お返事致しますと「その事に対して明治天皇・大正天皇・昭和天皇、今上天皇陛下のどのような御勅断が下ったのか。一臣民としてその御聖断を謹んで拝する」とだけお答えしておきましょう。 そして、前にも申し上げましたが軍人勅諭は「明治新政府」が出した「政府談話」ではありません。「精神は賛成だが聖文には反対」ということも全く筋が通りません。 | |
| 479 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 19:44:09 |
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また、「宮中某重大事件」も引いておられますが・・・
そもそも『明治新政府を組織した薩長（山県有朋）が御婚儀に介入』したから「重大事件」なのではありません。 「宮中での薩長両派の勢力争い」などということは全くの「都市伝説」で、事実は生物学的基礎研究としても当時先端の分野であった優生学的議論が前提でありこれが本件の本質的内容となります。山県個人の陰謀や謀略ではありません。結局、中村雄次郎宮内大臣は責任を負って辞任することになりますし、また思いもよらない「事件化」に深い責任を感じた山県も一切の官職栄典の返上を申し出ます。しかし却下されました。それは必ずしも山県の言動が「人倫に反し、皇室の御慶事に干渉し奉ったことではない」と解されたからです。 | |
| 480 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 19:46:05 |
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三保 平清さんのおそらく「ご希望とするであろうストーリー」が史実であったとしたら、事と義の別なくまずは皇太子裕仁親王殿下より山県へ大変厳しい御令旨が当時お下りになるはずです。
畏くも大正天皇様におかせられましても、まさに事と義の別なく山県へ厳しい賜誄や御沙汰を当時御勅断あそばされたはずです。 今の今に至るまで「しかるべき御勅断も御進講も、秘すべし御内奏の事実もない」その事実をどう承りますか？ | |
| 481 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 19:48:19 |
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そもそもは「明治新政府の文明開化は欧米の文明より日本の文明を下位に位置付けた邪な策動であり、その結果として大東亜戦争の敗戦へと帰結した」という内容から今では「薩長は逆臣逆賊であって明治以降の日本に正統性（正当性とも）はない」という内容へ大きく話の幅が出てしまっていますが、この三保 平清さんのご主張通りにしかるべき御勅断をなさっておいでではない明治・大正・昭和の御歴代聖上陛下、今上天皇陛下の御聖慮は間違っているというお考えなのでしょうか。「明治からの聖上陛下には孝明天皇をそしり、国体の本義をないがしろにし続けている」ということになるのですか？
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| 482 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 19:51:22 |
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三保 平清さんの「世界観」の全容も「ご主張」なさる「目的や動機」もいまだに承知しておりませんが、これまで頂戴したお話を突き詰めていけば「明治以降の日本は正統性（正当性とも）もなければ、保守すべき大義などもない。明治以降の日本は逆臣逆賊の薩長が作り上げたものなのであり、明治以降の聖上はその誑惑不浄の上に君臨し続けている」という極論・暴論へと行き着きかねないのです（すでにそのような片鱗の一語もちらほらと見え隠れしています）。
もちろん個人がそのようなご主張をなさることは否定しません。しかし「もしそうであるのなら、今、何をすべきなのか。未来に向けて、今なにをどうするべきなのか」ということも併せて仰ってくださらないと「言論」にはなりません。 「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉もありますが、転じて「薩長憎けりゃ日本（明治・大正・昭和・平成）まで憎い」となってはどうしようもありません。 | |
| 483 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 19:54:37 |
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前にも申し上げましたが、私どもには係る重大な事柄に大上段に構えて「白黒つける」権限も資格もないのです。
個人が感情論でいかに息んで気張ろうとも、何らの普遍的悠久の大義が付与されることも、「今」と「未来」に生きる有益な意味も価値も全く生じないのです。 「〜さあてさて〜仮に私にがそんな物を提示したとしても歴史は変わりませんし、私にその資格があるのでしょうか」 これは三保 平清さんご自身のお言葉です。 私は身の程をわきまえ、分相応の誠実な姿勢と言動あってこそ「言論」であると考えます。 「身の程知らずの分不相応」な姿勢や言動が過激化すると、クーデターやテロリズムが発生するのです。 しかしわが国では近代以降クーデターやテロも結果としては体制転覆に至らずすべて失敗しています。 かの「５・１５」も「２・２６」も結果としては不成功に終わりました。 例え言葉や文章を使った行為でも、それは同じことになると思えてなりません。 | |
| 484 三保 平清さん | 2013/07/08(月) 19:56:35 |
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「日本学会」会長さんへ
☆「明治からの聖上陛下には孝明天皇をそしり、国体の本義をないがしろにし続けている」ということになるのですか？ ★それはないでしょう・・。私は明治新政府がおかしい・・とは言っていますが、「明治天皇」への疑問など書いた覚えはありませんが・・。「明治天皇」を利用しようとした明治新政府がおかしい・・と言ってはいますが・・。「明治天皇」は天皇としての役割を果たされています。 | |
| 485 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 19:57:14 |
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何度も申し上げておりますが、個人が「感情」なり「我意・我見」を優先して考えを発表することに否定はしません。
個人的な思想・信条・立場などの違いは当然ですし、その点を交えた議論は有益でかつ生産的である場合、「言論」として十分な「ステージ」を共に立てているものと理解します。それは建設的提案や対案かつ生産的提言や創造的アイデア等を提示する言論としての対話なり対論となるため「今」に生き、「未来」に生かすことができるからです。 しかし、個人的思想・信条・政治的立場などの違いどころか、こうした「基本的なステージ」すら共に立っていなければどこまでもすれ違ったままに終始し、結局むき出しの感情を相手にぶつけるだけの結果に終わります。 | |
| 486 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 19:59:38 |
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三保 平清さんへ。
大変恐縮です。まずはきちんとすべてのお話への答弁を済まさせてください。 後々、時間が許す限りにお話合いを致しましょう。 何卒よろしくお取り計らい願います。 | |
| 487 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:02:13 |
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続きです。
例えれば「球技をしよう」というときに、サッカーのグラウンドへ野球の格好をしてきてもプレイは成り立ちませんし、その逆もまたしかりです。それを「球技をしようっていったじゃないか！野球（またはサッカー）だって球技だろうが！」と凄んでも始まりません。双方「ステージ」が違うのです。 これは「表現」の世界でも同じです。「言論」というのは「表現」という「ステージ」のひとつです。 | |
| 488 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:05:08 |
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同じくその「表現」の世界には「言論」以外にも様々な「ステージ」が存在します。
例え話のように「球技」には「サッカー」もあれば「野球」もある、間違いなくそれは等しく「球技」ではあるが、それぞれ「ステージが異なる」というわけです。 内容によっては「言論というステージでないからこそできる表現」というものだってあるのです。 しかしここは個人ブログやサイトではなく、「言論機関」である「日本文化チャンネル桜」さんのれっきとした公式掲示板であり、私たちは「チャンネル桜」さんのご厚意に甘え、こうして「お邪魔」させていただきながら「草の根言論」の端くれを担わせていただいているわけですから、双方共にこうした意義をわきまえながらの発言を意識したいものです。 | |
| 489 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:08:23 |
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長々とお見苦しい拙い悪文を綴らせていただくのは恐縮ですが、こうして時間を割いて真正面から丁寧にお答えするのは大変なのです。
くれぐれも「466」のような内容は私へだけに留め、他の方には仰らない方がいいですよ。人によっては三保 平清さんへの格好の攻撃材料にする場合もあるでしょうし、せっかく三保 平清さんのお話に関心と共感をもってくださっておられる方をも失望しかねません。あくまで感情が先走ったものの決して悪意なきものであると前向きに解することにしておきます。 「三保 平清さんの“日本”」また「三保 平清さんの理想とする“日本”」を多くの皆様が「リアルにイメージできる」ような、「今」と「未来」への生ける提言と対案も伴ったような、そんなご発言も同時に期待しております。 以上ここまでが「三保 平清さんへの回答その１」です。 | |
| 490 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:13:19 |
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「三保 平清さんへの回答その２」です。
こちらもしばらくのお時間をいただければと存じます。 「国体の本義」に対する読書感想を述べてくださっております。是非ともこのようなご感想をいただきたかったのです。そうすれば、終始すれ違いや混雑、渋滞は、ある程度避けられたはずなのですが・・・。 『私は「国体の本義」には賛同です。その精神には』 御詔勅にもこのような言い分をお持ちのようですが、これまでの内容から私はどうもその点が未だに判然と、釈然としないでおります。 しかし「日本の保守のまさに王道」とのご感想を持っていただけたようで、それは本当に何よりです。嬉しい限りです。 | |
| 491 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:16:07 |
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「旧来の陋習」とは何かという点については、きっと「幕末」という時代と空気の残り香をもリアルに体感できたであろう最後の世代であるからこそ、記述をせずともその本意を読み解くことができたのではないかと考えます。こうして振り返ってみますと、その意味するところは「前近代的な閉鎖性や反動的逆進性及び蔓延る迷信等」が主な意味合いで、当初はこれに「攘夷」も込められていたことは理解できます。
「明治維新の肯定〜明治維新とは何かの哲学」とのご感想ですが、その点については「第一 大日本国体」と「第二 国史に於ける国体の顕現」の中で総別両論詳述されています。「471」のお話では、その他のご意見は私も概ね同じ考えです。 | |
| 492 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:19:14 |
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ご指摘の通り「国体の本義」では、わが国は西洋の文化・思想等を機械的に移植・移入するのではなく「国体へ摂取醇化する」ことの重要性と必然性、その大義を説いています。これは西洋的要素を完全に否定・排斥することが理にも義にもならない昨今においても、永遠不変の基本原則として社会・生活一般に包容されるべきであると考えます。
我が国においてこうした取り組みは、継続的に取り組まねばならない基本的姿勢と一般的努力であるのですが、敗戦により中断されたままとなっています。私が日本の普遍的な理論体系であると解する「国体の本義」への賛同を呼びかけているのも、こうした姿勢と努力を、今の平成の聖代にこそ再開するべき必要性を強く感じているからです。 | |
| 493 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:22:37 |
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あらためてご紹介いたしますと
畏くも明治天皇様におかせられましては、明治１２年、教学大旨に、 教学ノ要仁義忠孝ヲ明カニシテ知識才芸ヲ究メ以テ人道ヲ尽 スハ我祖訓国典ノ大旨上下一般ノ教トスル所ナリ 然ルニ輓近専ラ智識才芸ノミヲ尚トヒ文明開化ノ末ニ馳セ品 行ヲ破り風俗ヲ傷フ者少カラス然ル所以ノ者ハ維新ノ始首ト シテ陋習ヲ破リ知識ヲ世界ニ広ムルノ卓見ヲ以テ一時西洋ノ 所長ヲ取リ日新ノ効ヲ奏スト雖モ其流弊仁義忠孝ヲ後ニシ徒 ニ洋風是競フニ於テハ将来ノ恐ルヽ所終ニ君臣父子ノ大義ヲ 知ラサルニ至ランモ測ルヘカラス是我邦教学ノ本意ニ非サル 也 と仰せられています。 「国体の本義」でも「寔に今の時世に照して深く思を致さなければならぬところである。」と教学大旨を謹掲の上このように記しているということにも現代人は注目せねばなりません。 | |
| 494 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:24:11 |
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「文部省の官僚の手になるものだろう」とのご感想ですが、「国体の本義」は官僚作文ではなく、当時の当代一流の学者・文化人らが執筆・編集したものです。
そしてこの点でも幾度となく申し上げなければならないのは、軍人勅諭の御聖旨です。かの内容は何処の学者・官僚らによる、あくまで「個人の私的感情による歴史認識」を一方的に論述したものではなく、大御心におかせられましてもその「御璽なき御勅諭」という極めて深い御聖慮をお恵み下されたことへの承詔必謹による帰結であるというわけです。 | |
| 495 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:26:37 |
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幕府政治の時代は源頼朝以来実に７００年に及びました。
「武士」という「一般的概念」もこうした長い時代の中で、徐々に形成され、江戸時代の天下体制の世になってしばらくしてようやく「武士道」という思想や哲学も生み出されていきます。私はこうした歴史的所産を破却するべきだという考えは一切ないことをこれまで何度も申し上げております。そして「武士の存在的価値」もこれまで決して否定していません。 「文明開化によって打ち崩された」というのも個人的なご意見としては尊重しますが、決して「武士」というのはそんなに薄弱なものであったとは思えないのです。 | |
| 496 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:30:14 |
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太陽暦を採用した途端に武士も尚武も武徳も消滅したというのでしょうか？
１日２４時間制や七曜制を実施した途端に武士も尚武も武徳も消滅したというのでしょうか？ 断髪令が出されて、ちょんまげ頭がザンギリ頭に変わった途端に武士も尚武も武徳も消滅したというのでしょうか？ レンガ造りの洋風建築が立ち並び、舗装された道路を、鉄道馬車や人力車が走るようになった途端に武士も尚武も武徳も消滅したというのでしょうか？ ガス灯やランプが使われ、洋服を着て帽子をかぶり，靴を履いた途端に武士も尚武も武徳も消滅したというのでしょうか？ 懐中時計やこうもり傘を持った途端に武士も尚武も武徳も消滅したというのでしょうか？ 牛肉・牛乳・パン・西洋料理などの食生活になった途端に武士も尚武も武徳も消滅したというのでしょうか？ 決してそんなことはないはずです。 | |
| 497 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:32:19 |
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確かに明治の御世に「身分」や「職業」としての「武士」は制度上その役割を終えました（もちろん士族の件は別です）。
それこそ注目すべきは「制度」ではなく仰るところでもある「精神」ではないのですか？ 近代化政策は「欧米より日本を下位に位置付ける」ことを目的としたのではなく、事実としてはその逆を目指したのであって、「国体の本義」にも説かれるところの「武士の尚武、武徳」はそんな「吹けば飛ぶような」ものではないと理解しています。 | |
| 498 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:35:17 |
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すっかり天下泰平の世を満喫していた江戸時代では、戦国時代には大変な重職であった「槍奉行」もすっかり「窓際族」となっていましたし、また黒船来航時には質屋に駆け込む一般武士も数多くいたといいます。それは「槍奉行」の閑職化と同じく、合戦武具の必要がない世の中が長く続いていたため、趣味や生活のために刀と並ぶ武士の象徴である武具をも質に入れていたからです。中にはその刀すら質に入れていた武士もいます。それまではお公家さんよろしく和歌や俳句、花や植木、お香や書画などの趣味を楽しむ武士が一般的となったのどかな時代であったわけです。これらのことをもってしても私は「それでも武士か！」とバカにするようなことはしません。
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| 499 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:38:06 |
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明治の御世は「諸事神武創業之始ニ原キ」という原点回帰から始まりました。
「武士」もまさに、旧来の「武家ムラ」から「解放」され、「幕藩」から「国家社会」への発展の中で名実ともに一天万乗の大君にお仕えするという「さぶらう」「もののふ」へと原点回帰したと私は解します。 私は昭和２０年まできちんと「武士」も「侍」も「もののふ」も姿かたちこそ異なれど、明治以降も確かに実在し、御稜威の御下で大いにその歴史的役割を果たしたと思います。故に日清・日露戦争、第一世界大戦、そして大東亜戦争と、忠勇無双にして壮烈無比なる奮戦と散華玉砕を果たされたのではという感慨が胸に迫ってくる想いが致します。 | |
| 500 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:42:15 |
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何度も例として申し上げた「廃位」という御勅断は下っておりません。
徳川宗家をはじめ、多くの大名が新体制後「華族」に列せられてもおります。 大東亜戦争では公家も武家もその別なく「華族」で御英霊となられた方も少なくありません。 「明治新政府によって国体の正統性は断絶した」ということはないと断言致します。 また大東亜戦争では、「騎士」を相手に戦争していたわけではありません。 わが国の「武士道」と欧州の「騎士道」とが一戦を交えた戦争でもありませんでした。 欧米には「武士」も「武士道」もありません。 そんな欧米に昭和２０年、わが国は敗北しました。 そのことにどう向き合い、「今」と「未来」へどう「リアル」に生かしていくのか・・・。 「今」を生きる私たちに問われる重要なテーマではないかと、以前にも申し上げております。 | |
| 501 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:44:33 |
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軍人勅諭にしても「政府談話」ではなく、明治天皇様の「御璽なき御勅諭」である。
そして最近まで武士であった当時「すべての前武士」らも承詔必謹の純忠を貫いた。 これらの事実にフラットでフェアに向き合っても、後世何らの疑難の生じる余地はないものであると考えます。 時間をかけまして大変長くなりましたが、 以上ここまでが「三保 平清さんへの回答その２」です。 | |
| 502 「日本学会」会長さん | 2013/07/08(月) 20:54:41 |
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三保 平清さん、大変失礼致しました。
長くなりましたが、頂戴致しましたお話へのお返事をさせていただきました。 また途中頂戴いたしましたお話へ、お返事申し上げます。 「それはないでしょう」とのお返事を頂戴いたしましたが、突き詰めていきますとそのような暴論へと発展する危険性を申し上げております。「明治新政府」は「明治天皇様の政府」です。 「書いた覚えはないが」と仰いますが、仰るところの「明治新政府」と陛下は別という義も論は成り立たず、やはり仰る内容を突き詰めれば・・・という危惧を持ちますがいかがでしょうか？ 明治天皇様におかせられましては君主としてのお役割を果たされたということを否定する人間はいないでしょうし、私もそうです。 | |
| 503 三保 平清さん | 2013/07/08(月) 23:49:05 |
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「日本学会」会長さんへ
☆「明治新政府」と陛下は別という義も論は成り立たず、やはり仰る内容を突き詰めれば・・・という危惧を持ちますがいかがでしょうか？ ★「明治新政府」と陛下は別ではなくて、陛下と薩長は別・・ですね。恐れ多くも臣下の身で、天皇をすげ替えたり、利用したりなどしてはなりません。「明治天皇替え玉説」もそんなところから発しています。私は勿論信じませんが・・。長州が長い間、自らの政権奪取に利用しようと、「大室寅之祐」に連なる家系を抱え込んでいたのは事実です。この計画は結局失敗した・・と見ていますが・・。天皇を玉として利用しようとしていた。 明治維新が成功したのは、明治天皇が実に偉大な君主であったから・・とも言えます。この偉大な君主と、その利用をもくろんでいた薩長とは勿論別であります。 | |
| 504 三保 平清さん | 2013/07/09(火) 14:28:57 |
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「国体の本義」とは何か・・これはそれまでの西欧化絶対主義の行き詰まりを指摘したものです。明治維新が始まって以来、日本国は活況を呈したのか・・。現実はその反対だった。日本はその国民の道徳的倫理的根幹を見失い、世の中には不安と退廃が進んでいた。まさに日本文明も終末か・・と思われた時に、「教育勅語」が明治天皇により発せられた。これにより日本国は立ち直っていった。もし「教育勅語」なくして「日露戦争」に突入していたら、我が国はロシアに間違いなく敗れていただろう。そして明治天皇はこの「教育勅語」に積極的にとりくまれた。それまで天皇としての責務としての取り組みだったのとは違って・・。
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| 505 三保 平清さん | 2013/07/09(火) 14:34:25 |
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「大日本帝国は、万世一系の天皇皇祖の神勅を奉じて永遠にこれを統治し給ふ。これ、我が万古不易の国体である。」 これは外国から移入した共産主義や無政府主義を否定している。同時に民主主義や自由主義をも、国体にそぐわないものとしている。しかし日本は立憲君主制の民主主義国となった筈なのだが・・。一方で「欧米文化の摂取・醇化」が必要であるとも述べており、排外主義とも言えない。ここらが明治維新同様煮え切らない。煮え切らない明治維新が帝国憲法の不完全さ（軍の統帥権や国家指導者が誰なのか又その権能は・・などなど）となり、外国から何を移入し、何を受け入れないのかが明確でない。これこそが明治新政府の限界だった。明治新政府の欧米化絶対主義が、明治維新を煮え切らないものにした。欧米化絶対主義とは日本否定である。明治維新とは新しい日本を創る為に始められた筈であるが・・。 | |
| 506 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 20:32:32 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
またお返事を区分けして申し上げます。 「503」へのお返事を「回答その１」 以降に頂戴いたしましたお話へは「回答その２」とさせていただきます。 まずは「三保 平清さんへの回答その１」です。 しばらくの間、お時間をいただければと存じます。 | |
| 507 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 20:35:38 |
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『明治新政府と陛下は別ではなくて、陛下と薩長は別なのだ』というお返事を頂戴いたしましたが、その薩長と明治新政府は別であるということでないのなら、やはり論理は成り立たないと存じますが、いかがでしょうか？
整理致しますと、これまでのご主張では明治新政府は「孝明天皇への逆臣逆賊であるところの薩長が作った。文明開化の名のもとに日本を狂わせ、結果として大東亜戦争敗北へと帰結した」「明治以降の日本・国体には正統性（正当性とも）がない」というところまで来ていました。 「��469」では「薩長は孝明天皇には従わなかった」「孝明天皇には反逆しておきながら、軍人勅諭？」「それを言う資格が明治新政府にはあったのか」というご主張もなさっておいでです。もちろん軍人勅諭は「政府の談話」ではありませんので正確ではないのですが、これまでのご主張の要は「明治新政府は孝明天皇への反逆を基礎としている」ということを仰りたいのではと解します。 | |
| 508 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 20:37:11 |
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そのまま承るとすれば明治天皇様は、孝明天皇様には従わず反逆した薩長に逆臣逆賊たるの御勅断をお下しになっておられないわけですから「孝明天皇からは明治天皇も逆賊の一味（※ここでは親玉）かもしれないぞ」（��466）ということになってしまいます。
普遍的な悠久の大義においても、それこそ「明治以降の聖上はその誑惑不浄の上に君臨し続けている」のであって「明治以降、現在に至るまで穢れた御世なのである」という道理になってしまうのです。もちろん私はそんな恐ろしい不敬な考えは全く微塵もありません。 | |
| 509 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 20:40:05 |
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繰り返しになりますが、明治・大正・昭和の御歴代聖上陛下、今上天皇陛下におかせられましても、事の義の別なく御勅断・御聖断をなさっておられないわけです。
推古天皇様の御世にはすでに、聖上に対し奉る反逆は現当二世にわたる大罪であるとされています。 逆臣逆賊たる薩長の輔弼によっても皇国を統治あそばされた明治天皇様におかせられましては、その大罪を御自ら犯しあそばされ、薩長に対するそれと同じくこれを「善しとされた」ということになるのでしょうか。 天皇陛下には、そのような過ちを犯しあそばされておられるというのでしょうか。 | |
| 510 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 20:43:31 |
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いわゆる「替え玉説」のお話も頂戴しております。
「��454」に対して「全く中身のない投稿ですが、投稿の為の投稿ですか」（��455）とお怒りを露わにされましたが、内容は「全く同じステージの話」なのです。 「明治維新はロスチャイルド家が仕組んだ」とか「明治政府はフリーメイソンリー日本支部（本部という話も）だ」とか、「グラバー邸に出入りしていた志士はみんなフリーメイソンになった。事実グラバー自身がそうだったから」などなど・・・ 陰謀論ネタは取り上げればキリがありません。しかし「替え玉説」も「孝明天皇暗殺説」もみんな「同じステージの話」なのです。 個人的には好きなジャンルなのですが、やはり「言論」というステージでは語れません。 | |
| 511 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 20:46:18 |
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すでに申し上げましたが、結論は単なる「都市伝説」です。
「カルト系都市伝説」のジャンルではテッパンの「ネタ」で今も根強い人気のある話なのですが、学術研究のレベルでは完全に否定されています。「大室寅之祐」と「替え玉」はこの「ネタ」には絶対に欠かせない２大キーワードです。「フルベッキ写真」についても出回っている「ネタ」の内容とは無関係だと証明されています。 | |
| 512 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 20:49:49 |
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いわゆる「孝明天皇暗殺説」というのも同じジャンルで人気のある「ネタ」なのですが、そもそもは「岩倉具視が犯人だ」という話でした。それが学術研究のレベルで完全に否定されて以来、現在では「実は伊藤博文が犯人だった」という内容に変わっています。このように「都市伝説」はいろいろとテイストを変えながらその「ネタ」の鮮度を保とうとするのです。
「伊藤博文犯人説」の鮮度が落ちれば、今度はきっと「大久保利通犯人説」になると思います。「この真実を明らかにしようとしたから暗殺されたのだ」と盛り上げながら・・・。 | |
| 513 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 20:54:10 |
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敗戦直後に熊沢寛道という人物が「自分は南朝正統の天皇たる身である」と言い出し、あろうことか「熊沢天皇」という言葉も出ましたが、当人や支持者がそれらしい話をいくらしようとも、結局はただのデマでした。もしかしたら将来この話が同じジャンルの「ネタ」になる日もくるかもしれませんね。不敬な話なので絶対に許しませんが。
このように「都市伝説」はいつの世も様々な内容で出回り、また焼き直ししてささやかれます。 仰るお話がもし事実なら、とっくに共産党やかつての社会党などが思想・政治利用しているはずです。 現在では東京大学の小森陽一のようなマルクス学者も、己の反日活動で大いに利用することでしょう。 しかしこれら反日勢力が、現実的な言論レベルでこれらの話を持ち出したりするようなことはしていません。 それはなぜか。 簡単です。 「学術研究レベルでは完全に否定されている単なる都市伝説のネタに過ぎない」と知っているからです。 「都市伝説」は「都市伝説」として楽しみながらも、ステージを変えて「言論」をする場合には、双方共に注意を致しましょう。 以上ここまでが「三保 平清さんへの回答その１」です。 | |
| 514 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 20:59:18 |
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ここから「三保 平清さんへの回答その２」です。
もうしばらくお時間をいただきたく存じます。 「��504」に頂戴いたしましたお話に関しては、私も概ね同じ考えです。 教育勅語はまさに、日本人が祖先から受け継いできた豊かな感性と美徳が簡潔に顕されています。 畏くも明治天皇様には、道徳教育が軽視される風潮を憂慮され、わが国の普遍的教育方針を明らかにするために御渙発あそばされました。 明治天皇様におかせられましては、御製にて 世の中の まことの道の ひとすぢに わが國民を をしへてしがな と大御心をお詠みあそばされておられます。 以前にも申し上げましたが、この教育勅語には副署がございません。すなわち「副署なき御勅語」というわけでして、まさに御製にお詠みあそばされた大御心を御勅語においてもお恵み下さったということになります。 これは時の政府や国政はもちろん、歴史や時代に左右されない普遍的悠久の大義を顕されたことであり、まさに陛下御自ら親しく御下賜あそばされた御勅語です。その義は軍人勅諭でも同じです。 | |
| 515 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 21:02:47 |
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「��505」に頂戴したお話、拝読させていただきまして胸高鳴るような思いが致します。まさにこのようなお話し合いを切に望んでおりました。
共産主義や無政府主義は問題外ですが、注目すべきは「民主主義」や「自由主義」「個人主義」に対する批判です。 「国体の本義」には明確に記述されていますね。 「国体の本義」は、「日本と日本人のエッセンス」を国史を振り返り、文化や芸術、学問、「道」などといった中からも紐解きながら再確認する意味合いも込められていました。「民主主義」や「自由主義・個人主義」に対する批判も、仰る通り「欧米型の近代原理主義」を「機械的に日本に移植・移入すること」も含めた包括的批判と私は受け止めています。 「民主主義」という言葉は「民が主であること」を意味しており、その史的前提として革命の産物としての原理的基調を有してきました。 | |
| 516 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 21:04:42 |
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一方かの大正デモクラシーの理論的指導者であった吉野作造博士が「デモクラシー」を「民が本である」ことを意味する「民本主義」と訳したことは、まさに国体に則った世紀の名訳であったろうと思います。
このお話は罵愚さんへのお返事としてお話をさせていただいておりますので「��5」以降をぜひお目を通していただければ幸いです。 | |
| 517 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 21:06:14 |
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「帝国憲法の不完全さ」に関するご考察を拝読させていただきました。
中核的・核心的テーマにもなる重要問題であると痛感しております。他も含め、引き続きのお話し合いをお願い申し上げます。 ボリュームと時間の関係から、とりあえず一応ここで「三保 平清さんへの回答その２」を終わらせていただきます。 長々と失礼致しました。 | |
| 518 三保 平清さん | 2013/07/09(火) 21:23:27 |
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「日本学会」会長さんへ
☆「学術研究レベルでは完全に否定されている単なる都市伝説のネタに過ぎない」と知っているからです。 ★私はその都市伝説とやらを信じているわけではありません。あなたは今何を言っているのですか。長州が「大室寅之祐 」一族をかかえこんでいたのは事実であり、都市伝説ではありませんよ・・。私はその「大室寅之祐 」明治天皇替え玉説を信じませんが・・。あなたの「国体の本義」の主張の思想的背景は都市伝説うんぬん・・のレベルなのですか？？？「大室寅之祐 」一族の出身は吉野の山中です。南朝ですから・・。都市とは全く関係ありません。 | |
| 519 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 21:37:08 |
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三保 平清さんへのお返事です。
全体像と総論的要素をよくお読み解きください。 「私はその「大室寅之祐 」明治天皇替え玉説を信じない」と仰るのなら、あえて何らの有益的価値のない内容を披露なさる必要などないではありませんか。 係る御勅断がないのなら、本質的要素としては意味のない事柄と解するほうがよろしいのではないでしょうか。 「大室寅之祐一族の出身は吉野の山中。南朝だ」というご認識自体もまさにこそ「ネタ」のキモなのです。 ちなみに「都市」というのは「シティ」という意味もありますが「都市伝説」というのは、近代化の進んだ現代において噂されている話のことです。出所が明確でなく、多くの人に広まっている噂話もこれに含まれます。 | |
| 520 「日本学会」会長さん | 2013/07/09(火) 21:42:28 |
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『学会の「国体の本義」の主張の思想的背景は都市伝説うんぬんのレベルなのか』
というお言葉をお見受けしますが、よく脈絡をお読み解きください。私は本論とは別してお話しています。 三保 平清さんも少し別しての整理をなさってお話しになられたほうがよろしいのではないでしょうか。 | |
| 521 三保 平清さん | 2013/07/10(水) 08:28:00 |
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「日本学会」会長さんへ
☆ちなみに「都市」というのは「シティ」という意味もありますが「都市伝説」というのは、近代化の進んだ現代において噂されている話のことです。出所が明確でなく、多くの人に広まっている噂話もこれに含まれます。 ★そのような都市伝説レベルの「大室寅之祐一族」を利用しようとしたのは長州ではありませんか・・・？都市伝説が問題ではなく、そのいい加減な話しを利用しようとした長州が問題だと申し上げている。話しをすり替えられませんように・・。 | |
| 522 「日本学会」会長さん | 2013/07/10(水) 20:07:24 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
話のすり替えでも何でもありません。 その話の前提となっている「ストーリー」そのものが例の「替え玉説」は「事実だ」と主張する側の内容だということを申し上げているわけです。 そのような長州に対し、逆臣逆賊であるとの御勅断が下っていないのは「すり替えられていたからだ」という話にもなるのでしょうか。 『「大室寅之祐一族」を利用しようとしたのは長州』とのお話を信じていらっしゃるようですが、その話の前提となる「替え玉説」をも含め学理的に必要な裏付け研究がなく、その内容を真実だと信じる理由もないと、右や左の立場も無く「言論」をしている誰もが異口同音に言います。 | |
| 523 「日本学会」会長さん | 2013/07/10(水) 20:09:08 |
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「いい加減な話しを利用しようとした長州」ともなれば、それこそ当時、政争の格好の材料となることでしょう。
合理的な考えを持つ薩摩もそんな長州と一緒にいると将来不利だと考えたことでしょうし、結果として藩閥政治も当初から成立しなかったはずですし、全国あまねく不平士族がいるような世の中ですから、永遠に長州が強請られ続けているはずなのですが・・・。 | |
| 524 「日本学会」会長さん | 2013/07/10(水) 20:12:11 |
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三保 平清さんは「私はその替え玉説を信じない」（��518）と仰いますが、事実「すり替えられなかった」ことの結果として長州はその「大室寅之祐一族」をどうしたのですか？一族はすり替えられなかったことに不満をもって危うい話を暴露するかもしれません。長州は口封じに一族皆殺しにでもしてしまったのですか？
事実であれば“本物の”明治天皇様はそんな誑惑と謀りの長州になぜ厳しい御勅断をお下しにならなかったのですか？ それこそ幾度か申し上げているように、天皇陛下には誑惑不浄の上に御君臨あそばされ、明治から平成の聖代にかけて穢れの御世となるのでしょうか？ | |
| 525 「日本学会」会長さん | 2013/07/10(水) 20:17:00 |
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このような話題の中では、「替え玉説は信じない」のに「長州は大室寅之祐一族を利用しようとした」というのは前提の立論としてもそもそも成り立たないのです。「大室寅之祐」というキーワードを出す以上「替え玉説」を支持しないと全体論としても意味がないからです。
「アダムスキー自身は宇宙人と会ったのだが、彼のＵＦＯ写真はトリックだ」という話は成立しないのと同じです。 「大室寅之祐一族の出身は吉野の山中。南朝だ」（��518）という話も信じておられるようですが、ならば熊沢寛道の主張もお認めになるというお考えですか？ | |
| 526 三保 平清さん | 2013/07/10(水) 22:28:53 |
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「日本学会」会長さんへ524
☆一族はすり替えられなかったことに不満をもって危うい話を暴露するかもしれません。長州は口封じに一族皆殺しにでもしてしまったのですか？ ★長州に聞いて下さい。ただ長州は、一族を抱え込んでいた・・。玉を握る為に・・。否定する根拠はありますか？？ ☆事実であれば“本物の”明治天皇様はそんな誑惑と謀りの長州になぜ厳しい御勅断をお下しにならなかったのですか？ ★長州は天皇の後見と言う立場なのですから、それは無理でしょう。この時期の明治天皇に後見の長州を見限れ・・はないでしょう・・。平安時代の天皇に外戚の立場の「藤原氏」を無視せよ・・と言うようなもの・・。非現実的な発言・・。 ☆事実であれば“本物の”明治天皇様はそんな誑惑と謀りの長州になぜ厳しい御勅断をお下しにならなかったのですか？ ★天皇ならば何時でも、完全な権力を保持している訳ではありませんよ・・。天皇であっても、藤原氏に遠慮して、とうとう自分の息子への譲位を言い出せない天皇もいました。平安時代の話ですが・・。 | |
| 527 「日本学会」会長さん | 2013/07/10(水) 22:59:41 |
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三保 平清さんへのお返事です。
私が申し上げたわけではありません。それこそ三保 平清さんが学理的に立証なさって仰ってください。 筋違いです。 「それは無理だろう」とのことですが、ということは、三保 平清さんのお考えでは明治天皇様は誑惑不浄の上に御君臨あそばされ、明治から平成の聖代における現代においても穢れの御世となるのですね？ およそ「非現実的な発言」なのはどちらでしょう？ 御勅断をお下しではない明治・大正・昭和の御歴代聖上陛下、そして今上天皇陛下に対し奉る三保 平清さんの基本的姿勢が厳しく問われます。 「薩長憎けりゃ○○まで憎い」となってはいけません。 | |
| 528 三保 平清さん | 2013/07/11(木) 08:10:04 |
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「日本学会」会長さんへ
どこまで言っても話しは食い違うようですね。「日本学会」会長さんの賛同（とまではいかなくてもよいが・・）は期待出来ないので、もう少し私の考えを述べさせて貰って引き上げましょう。「日本学会」会長さんは極めて偏狭な一方的な見方の世界にいる。 「明治天皇」は非常な名君主でした。その後方にあって、天皇皇室を操ろうとしていたのは政権を奪取した薩長だった。その余りにも急進的な路線に、危機感を覚えたのが「西郷隆盛」だった。日本の国語を英語に変えようとしたのが「森有礼」である。日本の国語を英語に変えると言うのは、日本を日本でなくす・・と言う事である。時に維新はあらぬ方へ暴走し、日本の倫理道徳は地に落ちていた。そんな日本を救うために要請されたのが、「教育勅語」である。これに「明治天皇」は非常な意欲を持って、積極的に取り組まれた。 「教育勅語」あって日本は復活した・・が当時の流れなのでは・・。 | |
| 529 「日本学会」会長さん | 2013/07/11(木) 19:45:06 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
仰るところのこうした話の食い違いは、「つかみどころのない抽象的なお話」だからでしょう。 「��504・505」のようなお話では食い違いやすれ違いを見せることなく、双方共に有意義な対話ができるではないですか。 私は「賛同するところは賛同し、質疑を有するところは質疑を行う」という当たり前のことに努めているだけです。 何でもかんでも「ああそうですね」と「聞き流す」ようなことはこういったステージでは逆に相手に対する非礼にあたると思うからです。 正確性と中身を煮詰めた対話になると・・・といった感じでしょうか。 「学会は極めて偏狭な一方的な見方の世界にいる」 三保 平清さんからは時折こうしたお言葉を頂戴致します。しかし双方の往還文章をご覧いただいている閲覧者諸賢には、どちらの話にそのようなご感想をもたれることでしょう。私は閲覧者諸賢にそのご判断を委ねます。 | |
| 530 「日本学会」会長さん | 2013/07/11(木) 19:48:12 |
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急進的な近代化政策に関するお考えには私も同じ意見です。
ローマ字と英語の公用化というとんでもない案があったことは大変恐ろしいことです。 「日本の国語を英語に変えると言うのは、日本を日本でなくすと言う事」とはまさに仰るとおりでして、結果としてそのようなことにならなかったことは誠に幸いで、何の因果か帝国憲法発布の当日朝、宮中における式典に参列すべく麹町永田町の官邸を出ようとした文部大臣森有礼は、山口県士族で内務省吏員であった西野文太郎に玄関内で襲撃され、翌日死去しています。 興味深いところでは戦後、かのＧＨＱも教育改革として「ローマ字と英語の公用化」を実施するために、日本人の言語能力調査と識字率調査を行います。アメリカは「ひらがな、カタカナ、漢字」に対する怪奇な偏見があり、同時に識字率の低さを見込んでいたのです。しかし結局はやはり望んだような結果とならず、この計画は頓挫します。 「日本は言霊の国」といいますが、やはり「ことば」と「文字」も日本人の大切な魂であり命なのだなと思い知らされるような気が致します。 | |
| 531 「日本学会」会長さん | 2013/07/11(木) 19:50:19 |
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西郷派と大久保派の対立を決定づけたのは「征韓論」だと理解しますが、個人的には心中複雑なる思いが致します。
西郷隆盛、大久保利通。 共に、畳の上で死ぬことができませんでした。安らかな最後を迎えることができなかったこの両雄は、まさに激動の時代に殉じた運命を、どこかで共有していたようにも思えます。私は個人的にも両者に手を合わせたい思いが致します。 『「教育勅語」あって日本は復活した』というご考察はごもっともで、何らの拙いお返事も必要ありませんよね。全く仰る通りです。 | |
| 532 三保 平清さん | 2013/07/12(金) 01:17:46 |
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「日本学会」会長さんへ
☆西郷派と大久保派の対立を決定づけたのは「征韓論」だと理解しますが、・・ ★「征韓論」をそのまま信じていらっしゃる・・？？「西郷隆盛」は明治維新後急に、明治維新について行けぬアホになったと言う「征韓論」をそのまま信じていらっしゃる・・？？？ | |
| 533 「日本学会」会長さん | 2013/07/12(金) 19:45:05 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
申し訳ありません。 「征韓論をそのまま信じている？」 「西郷隆盛は明治維新後、急に明治維新について行けぬアホになったと言う征韓論をそのまま信じている？ 」 ご質問の趣旨を十分に把握できている自信はないのですが・・・ あくまで表層的な個人的理解を申し上げますと・・・ 「朝鮮に開国を求めて拒絶されたので、明治6年に参議西郷隆盛らは征韓論（武力を用いて朝鮮を開国させようとした主張）を唱え、同時に不平士族の目を外に向けようとしたが、国内の改革を優先すべきだとする大久保利通らの反対にあい、敗れた西郷派は政府を去った。以後、征韓論争に敗れた人々は政府と対立し、各地に士族の反乱を起こしたり、自由民権運動を指導したりした」 と理解しているのですが・・・。 西郷隆盛が「急に明治維新について行けぬアホになった」という話は承知しておりません。 | |
| 534 駿河山人さん | 2013/07/13(土) 19:41:00 |
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日本が朝鮮を警戒したのはなぜか。ロシアが朝鮮兵を使って日本攻撃をする可能性があったからだ。元寇の二の舞である。大陸国家は従属民族を使って攻撃するのだ。
清朝がロシアの言うなりになったので、清朝から朝鮮を切り離すために日清戦争を戦い独立させた。しかし今度はロシアが朝鮮を占領した。そこで日本はロシアは満州、日本は朝鮮の勢力協定を提案したが、拒否された。ロシアは日本を占領するつもりだった。そこで日露戦争を戦った。 経済植民地を争って超大国と本国の生存を賭けて戦う国はない。 日本にとって朝鮮はロシアの手先だったのだ。 なお朝鮮人はロシアと戦ったことはない。従って日本の朝鮮併合は正当だった。 | |
| 535 三保 平清さん | 2013/07/15(月) 17:36:19 |
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「日本学会」会長さんへRe:531
☆西郷派と大久保派の対立を決定づけたのは「征韓論」だと理解しますが、・・ ★「西郷隆盛」＝「征韓論」・・と短絡的に決めつけない方が良いと考えます。「征韓」なら当時の政府関係者は全員がそうです。問題はどのような形の「征韓」であったかなのでしょう・・。「板垣退助」などが真っ先に「征韓論」だと言うのは理解しますが・・。「西郷隆盛」＝「征韓論」・・と簡単には決めつけられない。同時に「西郷隆盛」は旧体制の守旧派でもない。「西郷隆盛」は「福沢諭吉」の『西洋事情』、『文明論の概略』を読んでおり、近代化の何たるかを理解していた。「西郷隆盛」＝「征韓論」・・と簡単に結びつけて理解すべきではないと考えます。「西郷隆盛」は時代から疎外される武士に同情的ではありましたが・・。 | |
| 536 「日本学会」会長さん | 2013/07/16(火) 19:46:34 |
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駿河山人さん、はじめまして。メッセージありがとうございます。
遅れてのお返事となってしまいましたことをお詫び申し上げます。 「日本が朝鮮を警戒したのはなぜか。ロシアが朝鮮兵を使って日本攻撃をする可能性があったからだ」とのお言葉、全く仰る通りです。 以前にイギリス人留学生と会話した際に、日本の地政学的条件について話し合ったことがありますが、その時にも朝鮮半島情勢は日本にとって幸か不幸かのファクターになると理解しあいました。 「日本はかわいそうですね。チャイナ（支那）とコリア（南北朝鮮）がすぐ近くだものね」 と言われたりもしました。 「もしイギリスの隣国が支那や朝鮮だったら？」 と聞いたら 「想像もしたくない」 だそうです。 これは在日フランス人やドイツ人、スペイン人やデンマーク人もみんな同じようなことを言っていました。 ともあれわが国は北はロシア、西は支那・朝鮮という致命的なリスクを常に背負い続けるという現実に悩まされ続けるわけです。 駿河山人さん、どうぞこれからもよろしくお願い致します。 | |
| 537 「日本学会」会長さん | 2013/07/16(火) 19:51:49 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
遅れてのお返事となってしまいましたことをお詫び申し上げます。 「西郷隆盛」＝「征韓論」と申しますか、横行的な内外路線の差や人脈派閥が結合した権力闘争的側面が問題だと思っておりまして。 仰る通り、大久保利通らも西郷やいわゆる「征韓論」と積極的に対立していたわけではありません。欧米事情を直接思い知らされた大久保らの考えとしては「今は新体制の安定化が重要で、同時に殖産興業と富国強兵を実現するための国内諸改革を最優先すべきだ」という現実的判断と認識が本件の大きな要素で、隣国へ積極的にコミットするのは時期尚早という政策論での対立でもありました。 平和的道義的交渉による日鮮国交正常化を求め、朝鮮使節を切望していた西郷隆盛ですが、いわゆる「征韓論」に伴う論争と政局に巻き込まれたのも、彼が維新の三傑の1人であり、すぐれた指導力で明治維新を成功させた代表的人物でもあるがために、ある種シンボリックな存在として語られることとなります。 | |
| 538 「日本学会」会長さん | 2013/07/16(火) 19:54:16 |
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もしもあの当時が議会政治の世であったとしたら、例え西郷派が下野しても、不平士族ら以外の支持も集める西郷派は総選挙で勝利し結果「西郷内閣」が成立していたかもしれません。「時代に恵まれなかった悲劇の英雄」ということもいえましょう。
明治22年2月11日、西郷は大日本帝国憲法発布に伴う大赦で赦され、正三位を追贈されたことで何とか報われたのではないかと、私たちはこうして振り返り今やささやかな想いを馳せることしかできません。 | |
| 539 三保 平清さん | 2013/07/17(水) 09:55:06 |
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「日本学会」会長さんへ
☆（「西郷隆盛」は）「時代に恵まれなかった悲劇の英雄」ということもいえましょう。 ★まさにその通りで「西郷隆盛」は「時代に恵まれなかった悲劇の英雄」です。しかしこれは「西郷隆盛」個人の問題ではなく、現代の我々の問題なのです。我々は「西郷隆盛」を悲劇の英雄として、傍観は出来ません。「西郷隆盛」に降りかかった状況は、現代の我々にも同じように降りそそぐのですから・・。 ☆明治22年2月11日、西郷は大日本帝国憲法発布に伴う大赦で赦され、正三位を追贈されたことで何とか報われたのではないかと、 ★それは「西郷隆盛」個人に聞いて見なければ分かりませんが、「西郷隆盛」個人を計画的に追い込んで行った状況を、現代の我々が徹底的に再検証する必要があります。「西郷隆盛」は急激に没落していく武士に同情的でありました。しかしそれが守旧派と言う事にはならない。あくまでも「西郷隆盛」は開明派でした。 | |
| 540 三保 平清さん | 2013/07/17(水) 10:11:41 |
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続き
明治維新とは何か・・が非常に複雑で分かりにくい。同時に維新の一番の功労者の「西郷隆盛」が非常に分かりにくく見える。よく「西郷隆盛」は、明治維新を機に変貌してしまった・・それも悪い方へ・・と言われる。←この見方は誤っています。この訂正が必要です。それが明治維新を理解する一つの方法でもある。そして何とその明治維新においては、維新一番の功労者の「西郷隆盛」が、他の勢力によって追い落とされ、遂には自刃させられた。これは勝利者の中の権力争いの所為なのか・・。もしそうなら、明治維新とは結局「徳川にあらざる者の権力奪取運動」に過ぎなくなってしまう・・。もし明治維新が「徳川にあらざる者の権力奪取運動」でないのならば、「西郷隆盛」追い落としには大義が必要である。ところがその大義が全く語られない。それが明治維新の理解を困難にしている。 | |
| 541 「日本学会」会長さん | 2013/07/17(水) 20:11:31 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
またしても長々としたお返事となりますことをお許しください。 「現代の我々の問題」 「西郷隆盛個人を計画的に追い込んで行った状況を、現代の我々が徹底的に再検証する必要がある」 とのお言葉をお見受けします。 仰るその意味するところ、ご本意は何かということを十分に把握できているかの自信はないのですが、「決断と選択」というものの難しさ、厳しさのようなものを感じます。 個人的にも西郷隆盛は尊敬する人物のひとりでもあるので、複雑な心境ではあります。 | |
| 542 「日本学会」会長さん | 2013/07/17(水) 20:13:42 |
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本件に関する私個人の理解としては「内政か外政か」。かの対立の軸はまさにこれであったのではないでしょうか？
西郷隆盛による「対朝鮮外交」が成功しても、私は当時の列強諸国がどのように動いたのかがポイントになると考えます。 振り返れば明治28年、ロシア・ドイツ・フランスが、日清戦争で日本が領有した遼東半島を清に返せと要求しました。世にいう三国干渉です。 武力の劣る日本は約4500万円で清に返還しました。 三国干渉は、ロシアがドイツ・フランスを誘って起こしたため、以後、日本のロシアに対する敵意が強くなったわけですが・・・。 | |
| 543 「日本学会」会長さん | 2013/07/17(水) 20:18:15 |
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私はこの三国干渉の事例は本件にも当てはまるようにも思えるのです。
西郷による「朝鮮の開国・独立近代化・日本との国交正常化」がセットで合意する直前になって、それを望まぬロシア・清が列強諸国を誘い対日強硬策に出た可能性が極めて高いと考えます。そうなったときの日本の致命的損失は計り知れないものがあるでしょう。 新体制の安定化も過渡的で、殖産興業も富国強兵も実現していなかった当時の日本にはバーゲニングパワーがありませんから、干渉諸国の言いなりになってしまった可能性もあります。当の朝鮮は間違いなく干渉諸国側に寝返ったことでしょう。 「積極的に隣国へコミットするべきなのか」それとも「国内の諸改革を優先し、国力の成熟を果たすべきなのか」という「現実的選択肢」をフェアに見て考えると、大久保派にも理があるように思えます。 | |
| 544 「日本学会」会長さん | 2013/07/17(水) 20:21:13 |
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正論が正論として通らない不当で理不尽な現実の残酷さに苦悩していたのが当時の日本です。
西郷の気持ちとしては「薩長同盟」の成立や、戊辰戦争における政府軍の総参謀として江戸城の無血開城を実現させた成功体験があったために、朝鮮を相手にしても、また列強諸国や清を相手にしても成功するという自信のようなものもあったのでしょう。 しかし坂本龍馬らの仲介もなければ、交渉相手は勝海舟でもありませんから、朝鮮・清・欧米列強を相手に果たしてその結果はどうであったか・・・まさにその答えは神のみぞ知るといったところでしょう。 | |
| 545 「日本学会」会長さん | 2013/07/17(水) 20:23:55 |
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官位褫奪および賊軍の将として遇された西郷も、陛下の御勅断による大赦で赦され、正三位を追贈されたことは西郷にとって何よりの救いとなったであろう、そうであってほしいという思いがあります。
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| 546 「日本学会」会長さん | 2013/07/17(水) 20:28:37 |
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明治維新そのものに対する内容というよりは、明治６年の政変は施政外交に関する政策論の対立ではないかと理解しています。
大久保利通らはあくまで内政優先路線を主張しただけであり、決して「西郷隆盛の追い落とし」を画策してはいなかったと理解しています。西郷は一連の出来事に対し抗議の辞表を出し、続いて板垣退助、後藤象二郎、江藤新平、副島種臣の各参議も抗議辞職しますが、あくまでこれは依願退官であって政府による西郷派への弾劾や罷免によるものではありません。 当の大久保らも西郷の辞任・引退までは望んでいなかったはずです。なぜなら、大久保らの希望する内政を優先するとしても、不平士族らの動向に代表される不穏な国内情勢が現実問題として深刻な不安定要素としてありましたから、官民共に人望と信頼のあつい西郷の協力が是が非でも必要であったからです。 おそらく西郷自身も辞表を突き返され、自分の要求を汲み取ってくれるのではという一縷の望みも託していたかもしれません。 | |
| 547 「日本学会」会長さん | 2013/07/17(水) 20:31:24 |
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政治家を辞めると教育家としての人生を歩み始めたところから、西郷の余生への想いを窺い知ることができるような気がします。
九州には不平士族たちがたくさんおり、いつ政府に対して反乱を起こしてもおかしくない状況の中、鹿児島の旧士族だった人たちを集めて私学校を作った西郷の思いには胸が熱くなる思いがします。旧近衛兵の銃隊学校、砲兵出身者の砲隊学校、それぞれの生徒が中心でしたから軍事教育はもちろんのこと、『春秋左氏伝』なども教えています。おそらく反乱を起こさないために、と思っていたのでしょう。同時に次代を担う人材を育成して国の未来に希望を託そうとしたとも考えられます。 | |
| 548 「日本学会」会長さん | 2013/07/17(水) 20:34:33 |
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西南戦争は西郷隆盛の望むところではありませんでしたよね。
それこそ私の個人的感情で申し上げれば、反乱に立ちあがった私学校の生徒らに対しては呵責したい思いがあります。西郷は止めることができなかったばかりか、気がつくと、反乱軍のリーダーにされていました。 「親の心子知らず」といいますが、西郷の心を私学校の生徒たちは知らなかった、むしろ知ろうとしなかった向きもあったのではないかとも思えてなりません。 やはり「時代に恵まれなかった悲劇の英雄」であったという思いを強くします。 | |
| 549 「日本学会」会長さん | 2013/07/17(水) 20:36:30 |
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ここでお恥ずかしながら、少しセンチメンタルでメルヘンチックのようなことを申し上げますが・・・
三保 平清さん、私は「西郷星」を信じます。 | |
| 550 三保 平清さん | 2013/07/18(木) 07:59:32 |
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「日本学会」会長さんへ・・Re:531
私は明治新政府とは倒幕に成功して、その後の国家作りに失敗した・・と考えています。ところがその失敗が、日清日露の戦争の勝利に目が眩んで、その国家作りがなおざりにされてしまった。薩長は明治維新の勝ち残りです。倒幕まではそれを唱える勢力に、意見の違いはあろうとも、倒幕で共同行動が可能です。しかしいざ幕府が倒れて、政権が転がり込んできたら、その後の話しは全く別です。政権運営には、国家体制の創造には、確固とした政治哲学が必要です。薩長にはそれがなかった。だから明治維新が始まったと思ったら、その最大の功労者「西郷隆盛」を屠ったりする。薩長に政治哲学がなかった事は、後に明治維新があらぬ方へ暴走し、「森有礼」が現れた事ではっきりしている。更に戊辰戦争における官軍の蛮行・・。 | |
| 551 三保 平清さん | 2013/07/18(木) 08:02:59 |
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続き
「大久保利通」が創ったのは官僚国家だった。それまで政治は武士が担当していた。認めようが認めまいが・・。その武士を廃止するのなら、代わりの政治を担う階層が必要なのに、そんな事は誰も考えていない。官僚とは国家の意志決定をする人達ではない。その後政治不在となった日本は、国際社会の荒波に翻弄され転覆する結果となった。国家的意志決断に失敗している。当時新日本が必要としていたのは、「大久保利通」の官僚国家ではなく、「西郷隆盛」の政治国家日本であったと考えます。 | |
| 552 「日本学会」会長さん | 2013/07/18(木) 20:17:19 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
また長々と失礼致します。 「明治新政府とは倒幕に成功して、その後の国家作りに失敗したと考えている」とのご意見をいただきました。 内容からは主に「薩長批判」を基軸とするお話と解しますが、「明治維新」と以後の近代化政策を含む国務上「個別の政策」とは総じて論ずるよりは、別して論ずるほうが、内容が正確で、過誤が生じないのではないでしょうか。 私は必ずしも「国家作りがなおざりにされてしまった」というお考えに全面的な否定を論ずる立場の人間ではありませんが、「政治哲学がなかった」というご意見には懐疑的です。王政復古の大号令から始まり五箇条の御誓文へ、その後の大日本帝国憲法の御欽定へと熟成していく一連の過程は、まさにその背景にひとつの政治哲学があってこそだと考えます。 | |
| 553 「日本学会」会長さん | 2013/07/18(木) 20:20:18 |
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王政復古の大号令には「諸事神武創業ノ始ニ原キ」とあり、五箇条の御誓文には
我国未曽有ノ変革ヲ為サントシ 朕躬ヲ以テ衆ニ先ンジ 天地神明ニ誓ヒ 大ニ斯国是ヲ定メ万民保全ノ道ヲ立ントス 衆亦此旨趣ニ基キ協力努力セヨ との告諭（宸翰）を拝することができます。 御誓文はまさに明治維新の指導精神であり政治哲学であって、近代国家建設のさまざまな施策に受け継がれました。 | |
| 554 「日本学会」会長さん | 2013/07/18(木) 20:24:03 |
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畏くも昭和天皇様におかせられましては昭和２１年元日の「新日本建設ニ関スル詔書」において、五箇條の御誓文をお引きあそばされ
「叡旨公明正大、又何ヲカ加ヘン。朕ハ茲ニ誓ヲ新ニシテ国運ヲ開カント欲ス」 「国民ガ朕ト其ノ心ヲ一ニシテ、自ラ奮ヒ自ラ励マシ、以テ此ノ大業ヲ成就センコトヲ庶幾フ」 と、御誓文の精神に立ち返り国づくりに努める御決意をなされました。 すなわち我が国の基本と、普遍的な理念が示されているというわけです。 故に平成の聖代に生きる私ども現代人でもかの明治維新の尊い精神を継承し、その心を現代に生かすことができるのであり、同時にそれこそが肝要であるとのエッセンスにもなるのです。 | |
| 555 「日本学会」会長さん | 2013/07/18(木) 20:26:13 |
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先に申し上げました通り、かの明治６年の政変は、政府による弾劾・罷免ではなくあくまで西郷らの「依願退職」ですから「屠った」わけではありません。大久保利通らも西郷の退官・引退までは望んでいなかったでしょう。
自分が誰よりも必要とされていることをよく知っていた西郷自身は、辞表を突き返され、自分の主張が採用されるという望みもおそらくはあったのではないかと思います。 | |
| 556 「日本学会」会長さん | 2013/07/18(木) 20:29:49 |
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我が国の近代化政策はまさに試行錯誤の繰り返しでした。
井上馨の「鹿鳴館」もそうです。その動機はもちろん不平等条約の改正ですが、そんな井上もほぼ毎年遺言書をあらためる「覚悟」も兼ね備えていました。森有礼に関しても、「ひとつの政策案」としての評価こそしようとも、森自身が維新の体現者でもなければ一身に象徴する人物でもありませんので、森の教育改革を見て維新を観ずるようなことは正確ではないように思えます。 戊辰戦争に関しても、西郷隆盛の活躍ぶりもあります。 歴史と世紀の転換という激動の時代でのこともありますから、単純に白か黒かという判断は難しいものがございます。 | |
| 557 「日本学会」会長さん | 2013/07/18(木) 20:35:07 |
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「政治不在となった日本は、〜国家的意志決断に失敗している」とのご指摘はまさに仰る通りですが、私はこれも何度も主張しておりますが、やはり帝国憲法の未完・不備なるところに起因するものであると考えます。
大久保利通が近代官僚制の父であるというのはご承知の通りです。 私はこの大久保の官僚制の整備は高く評価しています。国家経営のスペシャリスト集団を育成し、施政外交の専門家として国務に任ずるといった構想は現代国家でも基本です。EASTEYEさんへのお返事（��368）でもお話をしておりますが、大久保の構想として「議会政治を基調とする立憲君主制の国民国家の実現」があったのだろうと理解しています。それまではいわば「開発独裁」を選択したのでしょう。しかし、そんな大久保も暗殺されてしまいます。もし、大久保が倒れずにいたらと思うと、心中複雑な思いがします。 仰るところの「西郷隆盛の政治国家日本」 というのはどういう国家なのかというイメージがわかないのですが、あの当時はまさに大久保が経済、木戸が政治、西郷が軍事にと、それぞれが分相応の歴史的役割を担ったのだと理解しています。 | |
| 558 三保 平清さん | 2013/07/18(木) 22:17:44 |
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「日本学会」会長さんへ
☆私はこの大久保の官僚制の整備は高く評価しています。 ★近代国家に近代的官僚制は必要ですが、国家としての意思決定は官僚が行うのではありません。国家としての意思決定は政治家が行わねばなりません。官僚はその政治家が下した意志決定を形にするのが役目です。如何に優秀な官僚制が存在しようとも、その上で彼らに指示する政治が貧弱であれば、国家は動きません。政治が健全であれば、「森有礼」など現れようがなかったのです。更に「支那事変」「大東亜戦争」と向かう過程での「幣原喜重郎」などが、日本の命運を暗くした。 | |
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| 560 三保 平清さん | 2013/07/18(木) 22:30:03 |
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続き
如何に優秀な官僚制が存在しようとも、それは明らかな手本が存在していてこそ機能する。官僚とは決まり切った事をこなすには優秀でも、全く手本のない前例のない事態には向かない。明治の優秀な官僚制も、海外の手本に従う・・と言う状況では機能しましたが、何が問題かが決定していなかった状況で機能したと言えるでしょうか。それは何が問題かを決める政治が機能していると言う前提での話です。政治家あっての官僚なのです。 「大久保利通」は政治家を育成する事には貢献していません。「大久保利通」が原型を作った「官僚国家」は「大東亜戦争」で敗戦を迎えるに至った。「大久保利通」は政治家を育成する事には貢献していません。「大久保利通」の「官僚国家」を讃えるばかりに、政治制度に重大な空白があった事を見逃す訳にはいきません。 | |
| 561 「日本学会」会長さん | 2013/07/19(金) 20:07:19 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
頂戴致しました「��558」と「��560」のお話に関しては、その「ほとんどの内容」と考えを同じくするところであり、全くの異論・反論はございません。仰る通りです。支那事変・大東亜戦争へとご考察を広げられた内容には、まさに考えと意見を同じくするところがございます。 もちろん、その現実は「帝国憲法の未完・不備なるところに帰着する」という持論も含めてです。 「そのほとんどの内容」と申し上げましたのは、その内容の中で私見を申し上げたい事柄があるからです。 | |
| 562 「日本学会」会長さん | 2013/07/19(金) 20:10:37 |
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「国家としての意思決定は政治家が行わねばならない」というお話ですが、仰る内容は全くその通りなのです。
それでは「政治家」というのは具体的に何者かということになるのですが、西暦１９世紀当時の常識で申し上げても「立法を担う議員」と「法律を執行する行政を担う大臣」の二者に概ね大別されます。 かの時代を振り返りますと、時は「元勲政治」の世です。「議会」が存在していない当時、すなわち実質上、元勲らが立法府と行政府の役割も担っていたことになります。 元勲の政治を支える「官僚」の存在を近代的に整備することは、先にも申し上げました通り「議会政治を基調とする立憲君主制による国民国家」を実現するための布石と大久保は考えていたと理解しています。 しかしながら開国まもない当時の日本の世情は依然混沌としており、国際的にも多くの問題を抱えていた情勢下では、「議会政治」を実現できる状況ではない、しかし、いつでも「議会政治」に移行しても、議員が立法した法律を誠実に執行する大臣を支える能力と人材だけは今のうちに制度として整備しておこうという大久保の考えも察することができます。 | |
| 563 「日本学会」会長さん | 2013/07/19(金) 20:14:23 |
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個人的な考えですが大久保の構想の中には「法の支配による立憲主義」はもちろん、想定としても「憲法」「議会」「内閣」「裁判所」はあったとも思います。
これらの制度をシステムとして担う「官僚」をいつでも実効性を有する存在としてまず育成し、制度上有効に定着させることを優先させたのではないかと考えます。私はその大久保の判断は、必ずしも否定できないのではないかと思います。※皮肉なことに大久保の構築した「官僚システム」は良かれ悪しかれ今も機能しています。 「その先（憲法制定・議会政治・内閣制度・裁判所構成）」を構築する前に、大久保が暗殺されたということではないでしょうか。 つまり大久保は「政治家を育成する前に暗殺された」ともいえるのではないかと思えるのです。 もちろん「政治家の育成は木戸孝允に」「軍人の育成は西郷隆盛に」という考えもあったかもしれません。 こうして振り返りますと、どうも致命的な「史的タイミングのズレ」を散見します。 本件においてもそうですし、第一世界大戦勝利直後に「国体明徴声明」を出すべきであったことについてもです。 | |
| 564 三保 平清さん | 2013/07/20(土) 00:37:09 |
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「日本学会」会長さんへ Re:543
☆「積極的に隣国へコミットするべきなのか」それとも「国内の諸改革を優先し、国力の成熟を果たすべきなのか」という「現実的選択肢」をフェアに見て考えると、大久保派にも理があるように思えます。 ★「大久保利通」は内政充実を主張して「征韓論」ではなかった・・と現在は理解されていますが、これには再検証が必要です。何故「大久保利通」が「西郷隆盛」と衝突したのか？？「西郷隆盛」が朝鮮即武力攻撃を主張した・・との確証はありません。「西郷隆盛」・・「征韓論」は、反西郷派により後につくりあげられた可能性もある。「西郷隆盛」は朝鮮に対し、即武力発動などの主張はしていません。「征韓論」が非難されながら、その後に「台湾征討」が行われたのか？？同じ武力発動なのに、何故台湾ならよいのでしょうか？？「国内の諸改革を優先し、国力の成熟を果たすべき・・なら「征台論」も許されない筈です。「西郷隆盛」・・「征韓論」は、「西郷隆盛」を失脚に追い込む為の口実では・・。 | |
| 565 三保 平清さん | 2013/07/20(土) 08:02:11 |
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上記で「西郷隆盛」を失脚に追い込む為の口実では・・。と書きましたが、反西郷派は「西郷隆盛」を追い落として、国賊にまでしてしまった・・。その維新第一の功労者を・・。その言い訳の為に、「西郷隆盛」は「征韓論」で国内を充実すべき・・と相容れなかった・・と捏造されてはいないでしょうか・・。そうでなければ、突然「西郷隆盛」が国家を危うくするような国策を強引に主導し始めた・・は不自然です。あれほど兄の「西郷隆盛」を敬愛していた弟の「西郷従道」が、「西郷隆盛」とは道を異にしている。しかし「西郷従道」は兄の「西郷隆盛」と道は違ったが、決して「西郷隆盛」を否定してはいない。その直後の「台湾征討」を「西郷従道」が主張している事からみても。「西郷隆盛」・・「征韓論」には注意する必要もある。「西郷隆盛」は没落していく武士に同情的ではありましたが・・。
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| 567 三保 平清さん | 2013/07/20(土) 23:15:40 |
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明治維新とは何か・・は簡単に一言では言い表せない。同様にその維新の最大の功労者「西��隆盛」と言う人物も、分かりにくいと思われている。よく世間では「西��隆盛」は維新の前と後では別人のように変わった・・と思われている。それも悪い方へ変わったと思われている。本当にそんな事があるのか？？私に言わせれば、「西��隆盛」は、維新の前と後でも、何も変わってはいない。「西��隆盛」は「義の人」である。維新の前も後も。この維新の最大の功労者「西��隆盛」を理解する事が、明治維新を理解する事でもあると思う。
「西��隆盛」が活動を始めて、城山に自刃するまで、四つの期間に分けてみると、その「西��隆盛」の思いを理解出来るのではないかと思う。 | |
| 568 三保 平清さん | 2013/07/20(土) 23:41:45 |
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「西��隆盛」の活動第一期とは・・彼が主君「島津斉彬」に仕えた時期である。彼は「島津斉彬」を心から尊敬していた。形ばかりの主従関係ではなかった。この「島津斉彬」の下で「西��隆盛」の器量が磨かれた。「島津斉彬」の考えは倒幕ではなかった。あくまでも幕政改革であった。おそらく島津の力をもって、幕府を換骨奪胎してしまう位の覚悟ではなかっただろうか・・。この「島津斉彬」の薫陶を受けた「西��隆盛」だったからこそ、 江戸城の無血開城も成ったのではないかと・・。
しかしこの英明な「島津斉彬」が急死してしまった。それまで「島津斉彬」の命のままに動いていればよかった「西��隆盛」が、以後自分自身の判断で決断を下さなければならなくなった。しかもその彼の決断がそのまま薩摩藩に重大な影響を与える・・。「島津斉彬」なき後の幕末が「西��隆盛」の第二期である。第二期の「西��隆盛」は幕政改革から倒幕へと考えを変えている。これは重大な路線変更である。こんな重大な路線変更はアホには出来ない。「西��隆盛」の器量の程を彷彿とさせる。 | |
| 569 三保 平清さん | 2013/07/21(日) 00:09:26 |
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「西��隆盛」の第三期は倒幕維新が成って、明治新政府の留守政府を預かっての「西��隆盛」である。そして第四期が鹿児島に下野して後、西南戦争で倒れるまでである。この第一、第二、第三、第四期を通じて、彼は新生日本にひたすら思いを致している。行動の形は変わっても、彼は全くブレていない。「西��隆盛」が維新の前と後では別人のように変わった・・は誤った見解である。この「西��隆盛」をそのように決めつけるのには思惑があるのだ・・。
「西��隆盛」を西南戦争で屠ったのには、重大な疑念が生じる・・と言うものだろう。第一「西��隆盛」は、本気で新政府を武力で倒そうとはしていない。「政府に問いただした義があり・・」は本当だろう。それを武力で潰した新政府に過ちがあったのではないか・・。勿論そうしなければ、新政府は倒されていたろうが・・。「西��隆盛」は何故九州から、街道経由で東京へ向かったのか？？それはその途上で、世論を味方に付けるつもりだったのだろう。世論が「西��隆盛」に附くのが怖くて、明治新政府は武力で強引に潰した・・のが西南戦争なのだろう。「西��隆盛」は新政府と戦争をするのは本意ではなかったのに・・。 | |
| 570 三保 平清さん | 2013/07/21(日) 10:06:34 |
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よく明治期には「不平士族の反乱」と言う言葉が使われる。この言葉は非常に偏った見方の用語である。この言葉には、武士とは本来存在すべきでないものだ・・のニュアンスを含んでいる。歴史を公平に見る者は、「不平士族・・」なる言葉を軽軽に使うべきではない。「西��隆盛」と新政府の戦は「西南戦争」と呼ばれる。その前の「江藤新平」と新政府の戦は「佐賀の乱」と呼ばれている。「佐賀の乱」と言う呼び方は、明治新政府が正統であり、「江藤新平」はそれへの反逆者である・・と言う意味である。これは明治新政府から見た史観である。さすがに「西��隆盛」に対しては、「・・の乱」とは呼べず、「西南戦争」となっているが・・。「佐賀の乱」を含めて、「不平士族の反乱」の言葉で済ませる事自体が、非常に偏った見方の史観である。
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| 571 バンパーさん | 2013/07/21(日) 15:55:47 |
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チャンネル桜の昨日の収録分をちょっと見てみたんですが、あまりにもひどい偏向報道で、おべんちゃらをいってなれあいをしている最悪の内容でした。見ると頭が悪くなると思い、十分も見たあたりでやめました。
水島社長、 あなたがやりたかった番組はこんなおべんちゃら番組なんですか？ 選挙前のネタのない時間つぶしと思って見逃しますが、あまりにもひどい凋落ぶりに見るに耐えません。 もう一度、番組の組立に土台を一から作り直すことをおすすめします。 勝って兜の緒をしめよ、ともいいます。予定通り、安倍政権が順調にいっているので、内容のない空っぽな報道でごまかしているようですが、とても保守本流とは思えない単なる阿呆の集まりと化していますよ。 自民党政権ができたら、それで終わりなんですか、水島社長？ | |
| 572 バンパーさん | 2013/07/21(日) 16:00:53 |
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今の状況を見ますに、水島社長は日本を憂いていたのではなく、
ただ、政治宣伝がしたかっただけの政治屋にしか見えません。 次々と目まぐるしく変わる世界経済。 頼めば、さまざまな分野の専門家をお招きすることもできるでしょう。 わたしが今、判断するには、水島社長は、ただの一自民党支持者であったのだと。 ただそれだけであり、そこから先は何も考えてないとしか思えない。 そこから先を考える努力をしているようにも思えません。 | |
| 573 バンパーさん | 2013/07/21(日) 16:35:31 |
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スレチガイの発言を書きこみまして申し訳ございません。
スレにそった話をするならば、 「賢者はみずからを主として精神をよく鎮め、執着をなくしているものだ」のようなことを 釈尊がおっしゃっております。中村元訳「ブッダ真理のことば 感興のことば」に書いてあります。仏教に従うなら、民主主義が正しいのであり、近代民主思想と同じく、民主主義こそ推進すべき思想です。 金髪碧眼のゲルマン民族は、ほとんどがキリスト教徒ですが、彼らは、中央アジアから５０００年前に発生し広まった種族です。とりあえず、わたしは、これを「イエスは黒髪黒眼のセム系ユダヤ人であり、ゲルマン民族ではない」と攻撃しています。同じように、天皇家には、古代出雲こそ日本の最古都であり、縁結びの神を祭る「出雲大社」こそが天皇より古い王家であると攻撃しています。 | |
| 574 「日本学会」会長さん | 2013/07/21(日) 19:00:49 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
遅れてのお返事となってしまいましたことを深くお詫び申し上げます。 先にも申し上げておりますが、本件はまさに「内政か外政か」の優先路線対立、政策論の対立であると見て間違いないでしょう。 大久保利通はいわゆる征韓論にも理解を示していたとは思います。しかし「今は時期尚早である」との現実的判断があったわけです。 それは国内外情勢の客観的分析と評価を総合的に判断した結果であると振り返れば、大久保らの主張にも十分な理があると考えます。 西郷自身はあくまで道義的・平和的交渉を主張としていましたが、もしこれが失敗したら武力行使もやむを得ないという考えももっていておかしくありません。江戸城無血開城の事例では「明け渡しか、さもなくば江戸総攻撃か」の交渉をした人物ですから、「交渉第一、進軍第二」という考えもあったのではないでしょうか。 | |
| 575 「日本学会」会長さん | 2013/07/21(日) 19:03:14 |
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台湾に関しては、朝鮮とは決定的に異なる条件がありました。
それは朝鮮に比べて、清はもちろん欧米列強諸国の関心とコミットがほとんどなかったという点です。 朝鮮には清とロシアが深く介入し、いずれも「朝鮮の独立近代化」を望んではいませんでした（当の朝鮮もそうです）。清にとっては歴代王朝の完全な属領・属国であり、ロシアは自国の展開する広域的対アジア軍事戦略の侵出的重点という朝鮮の地政学的意味を理解していました。どちらにしても双方の思惑があるというわけです。三国干渉の例を出してお話しましたのはその点です。 しかし、当時から台湾は清にとって「化外の地」でしたし、ロシアを含む列強諸国も積極的な関心や戦略的コミットを図っていないことから、これら諸条件とタイミングから国内の諸改革と同時並行して展開できるという判断があり、結果としては成功したというわけです。同時に台湾への出兵には相当の理由もありましたから、いずれにせよ対朝鮮と対台湾とは根本的条件が異なっており、故にその判断が分かれたとみるのが学理的にも正確だと考えます。 | |
| 576 「日本学会」会長さん | 2013/07/21(日) 19:05:33 |
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「��565」以降のお話に関してですが・・・
先に申し上げましたが、大久保らにとっても、官民ともに人望と信頼を集める西郷の協力は必要不可欠であったので、西郷が政府を去ることを誰もが望んではいなかったはずです。事実、西郷らは政府による弾劾罷免で下野したのではなく、抗議のためとはいえあくまで「依願退職」なのです。 逆に私は反大久保派や不平士族らに西郷は「神輿の上に乗せられ“利用”されたのではないか」とも思えてしまいます。 その後の西郷は巻き込まれるように西南戦争への運命を歩んでいくのです。 | |
| 577 「日本学会」会長さん | 2013/07/21(日) 19:10:22 |
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以前にも申し上げておりますが、明治維新は原点回帰を根本理念としています。
同時に武士らもその存在の原点へと回帰していくのです。すなわち「一天万乗の大君にお仕えする（さぶらう・もののふ）」という原点にです。 「幕藩から国家へ」「版籍から国民社会へ」と発展していく中で旧来の四民は「国民（臣民）」へと成長していくことになります。 そうして「国家と国民」が再認識され、名実ともに進化していったというわけです。 こうした進歩の過程で旧来の「身分としての“武士”」「特権としての“武士”」に執着したのが不平士族だと理解します。 もちろん、その「感情」には理解を示す人も数多くいたことも事実ですし、私も同情する部分もあります。しかし当時においても、もはや「時代遅れ」といえました。なぜなら武士の原点たる義ではなく「身分」と「特権」にこだわり続けたからです。ある意味で彼らは「国民」となることを拒絶した人々ともいえます。 | |
| 578 「日本学会」会長さん | 2013/07/21(日) 19:12:16 |
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しかし、一部の不平士族以外では原点回帰した武士の義を自覚した数多くの「前武士」が存在したことも事実です。彼らは「身分」や「特権」ではない「精神」や「大義」としての「武士」をよく理解したからです。
もちろん葛藤に苦しんだ「前武士」もいたことでしょう。しかし己が心中の葛藤と向き合い、克服した「前 武士」が、新時代と新体制を担っていったのです。「己に克つ」武士の本懐たる姿を見せつけられるような気がしてなりません。 | |
| 579 「日本学会」会長さん | 2013/07/21(日) 19:15:18 |
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畏くも明治天皇様におかせられましては「幕府政治は我が国体に反する政治の変態であった」と仰せられました。
「御璽なき御勅諭」たるこの「軍人勅諭」のお話ではいろいろと意見を交わしたことがありましたね。 事実として当時、つい最近まで「武士」であり、祖先と家名を通じても武士であることに己が死生の本懐たらんとしたすべての人々も、「西南戦争」の記憶も生々しい御世にあって、軍人勅諭に「我慢ならん」と抵抗し反乱を起こしたという事実はありませんし、みな伏して拝し奉ったのです。今の私共では知り得ようもない、感じ得ようもない「前武士」らのこれら「義」としても、承詔必謹を貫いたその純忠至誠なる生き様に、後世の私たちはただ敬意を表することしかできません。 | |
| 580 「日本学会」会長さん | 2013/07/21(日) 19:18:36 |
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古今東西、偉業を成し遂げた不世出の英雄や偉人と呼ばれる歴史上の人物も、１００点満点中、「７０点」が最高点といわれています。
つまり振り返って学理的考証と評価をすれば大体「３０点分の失点・減点される部分がある」というわけです。 時に「あの偉人には実はこんな素顔が・・・」といったエピソードもありますが、これは「３０点分」の部分であり、これがために「７０点」の功績や評価を０点にすることはできません。 「７割の功績のみ」を教条主義的・公式主義的に強調して３割の罪過を無視することも、同時に「３割の罪過のみ」を教条主義的・公式主義的に強調して「７割の功績」を無視することも、そのどちらも正確ではありません。 | |
| 581 「日本学会」会長さん | 2013/07/21(日) 19:25:26 |
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「７割の功績も３割の罪過もフェアに見つめつつ、その当時の歴史的環境等の直接的原因と時代という間接的条件とを鑑み、考証や検証等に努める」ことしか、後世の私どもにはできないように思えます。
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| 582 「日本学会」会長さん | 2013/07/21(日) 19:36:15 |
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バンパーさん、はじめまして。メッセージありがとうございます。
「メディアリテラシー」という言葉がありますが、それは対境の言論機関がなんであれ購読者・聴取者・視聴者が最低限持ち合わせておかねばならない基本的な姿勢だと思います。 私は現在「保守政党」は不在であると理解しています。 自由民主党は「守旧政党」です。しかし、一般の有権者にとってはまさに「選択肢」の話になりますから、消去法でいっても結局「自民党」しか残らないというのは、現実の政界・政情・政局上、致し方ないような気も致します。それだけ、この国は政治も政党も成熟していないのです。 私はゴータマ・ブッダをリスペクトしている人間ですから、大変興味深いお話をしてくださったことに心より御礼申し上げます。 どうぞこれからもよろしくお願い致します。 大いにお話合いをさせていただければ幸いです。 | |
| 583 バンパーさん | 2013/07/21(日) 23:56:03 |
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ご返事ありがとございます。
チャンネル桜さん、今日の選挙特番は面白かったです。 では、がんばってください。 | |
| 584 三保 平清さん | 2013/07/22(月) 18:25:52 |
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「日本学会」会長さんへ・・481
一つ申し上げておきます。 ☆「明治からの聖上陛下には孝明天皇をそしり、国体の本義をないがしろにし続けている」ということになるのですか？ ★私はそんな事を言った覚えはありません。私は天皇皇室に疑問を呈した事はありません。天皇皇室を利用した薩長に疑問を覚えているのです。聖上陛下・・とありますが、「孝明天皇」も聖上陛下ではないのですか・・？？ | |
| 585 「日本学会」会長さん | 2013/07/22(月) 19:30:58 |
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三保 平清さん、メッセージありがとうございます。
さかのぼるお話の内容となりますので、繰り返しのお返事を差し上げます。 「私はそんな事を言った覚えはない」 「私は天皇皇室に疑問を呈した事はない」 とのお言葉をお見受け致しますが、「仰っておられる内容を突き詰めればそういう主張に行き着いてしまう」ということを申し上げているのです。 もちろん孝明天皇様におかせられましても聖上陛下にあらせられます。 | |
| 586 「日本学会」会長さん | 2013/07/22(月) 19:33:12 |
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これまでの対話の中で、時に「“薩長は逆臣逆賊である”と糾弾しない学会も、孝明天皇様にとっては逆賊の一味となるかもしれないぞ」（��466）というお言葉もいただいたりもしました。私は「それではそのような御勅断をお下しではいらっしゃらない明治天皇様も、孝明天皇様におかせられましては“逆賊の親分”ということになってしまうではないか。大正天皇様、昭和天皇様、今上天皇陛下もそのようなことになってしまうではないか」と申し上げております。それを突き詰めれば「誑惑と謀りの薩長による輔弼の上にも御君臨あそばされた明治天皇様におかせられましては、皇考に対し奉る大逆不敬なる誑惑不浄の上にましまして、それこそ明治から平成の聖代にかけては全く穢れの御世ということになってしまうではないか」と問うていたのです。
「大師号」を例に出し、今も昔も変わりなく陛下は義の御勅断をお下しになることは可能だというお話も差し上げたのもご覧いただいているはずです。 | |
| 587 「日本学会」会長さん | 2013/07/22(月) 19:38:07 |
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かつてのお話とお考えを以てすれば「明治以降、もはやわが国には保守すべき国体も悠久の大義もなく、大日本の正統性（正当性とも）は断絶している。それは薩長のせいであり、何よりもこの薩長に御勅断をお下しではない明治・大正・昭和の御歴代聖上陛下の御責任であり、今上天皇陛下の御責任だ」という暴論・極論になってしまうのでは？と申し上げているのです。
「薩長憎けりゃ○○まで憎い」というようなことであると、転じてこのような思いもよらぬ方向へと帰結してしまうということを申し上げておりました。 | |
| 588 三保 平清さん | 2013/07/23(火) 00:00:28 |
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「日本学会」会長さんへ・・587
☆「明治以降、もはやわが国には保守すべき国体も悠久の大義もなく、大日本の正統性（正当性とも）は断絶している。それは薩長のせいであり、何よりもこの薩長に御勅断をお下しではない明治・大正・昭和の御歴代聖上陛下の御責任であり、今上天皇陛下の御責任だ」という暴論・極論になってしまうのでは？ ★どこからそんな結論になりますか？？？こじつけも甚だしい。私は陛下の責任だ・・などとは全く述べていません。あなたはどうしてもそう言う結論に持っていきたい？？？ いいですか天皇は天皇の役割を果たしているだけですよ。私はそれを批判した事は一度もありません。天皇にその役割を割り振った明治政府の責任を問うているのです。他人の意見を勝手にねじ曲げるのは止めて頂きたいっ！！ 暴論・極論はあなたです。まともに議論は不可能なのですねっ！！ | |
| 589 「日本学会」会長さん | 2013/07/23(火) 00:24:31 |
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三保 平清さんへのお返事です。
ここいくつかのお話は極めて中身を煮詰めた対話ができたというのに・・・どうしてそのようにぶち壊しのような仰り方をなさるのですか？およそ同一人の方とのお話合いとは思えないような困惑を禁じえません。 これまでのご自身の発言内容を振り返り、真正面から向き合って復習なさってみてください。 誰もがそのような感想と読解に行き着くことは道理において必定であると申し上げているのです。 私は仰るような「そんな結論」も「そう言う結論に持っていくこと」も望んでいません。 簡単に申し上げれば「矛盾」と「整合性」を問うているのです。 「明治政府」は「明治天皇様の政府」であり「明治皇朝」なのですよ？ その道理をよくご理解ください。 「暴論・極論」はどちらなのか。 「真正面からのまともな議論」を忌避しているのはどちらなのか。 双方の往還文章をご覧の方には一目瞭然ではないかと思います。 | |
| 590 三保 平清さん | 2013/07/30(火) 10:27:27 |
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「国体の本義」の精神は日本の保守の本道だ。しかし「臣民の道」は、現代の表現としてはそぐわない。現代の日本は、否世界が、民主主義には背を向けられない時代だ。「臣民の道」に変わる表現法が必要だ。「君民一体国家」がよい。古来日本では天皇も臣下の民も、それを理想としていた伝統が存在する。国外に「臣民の道」は、日本は民主主義ではないと、誤解を生じさせる可能性がある。民主主義にも限界はあるが・・それに換わるものはないので・・。明治維新の目的の一つは民主主義の実現ではなかったか・・。
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| 591 「日本学会」会長さん | 2013/07/30(火) 19:54:48 |
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三保 平清さんへのお返事です。
すでに申し上げております通り、私は「国体の本義」にせよ「臣民の道」にせよ、社会の発展、科学の進歩などによってその内容は常に創造的に発展するとの立場をとります。 これらを平成に適用した学説や思想なりを学理的に確立することの必要性もすでにお話しております。 「臣民の道」も平成の現実に創造的に適用するよう努めていけばいいのです。それこそが我が国における学術研究の大きな命題であるし、そのような教育の正常化にも努めなければならないという主張をしております。 | |
| 592 「日本学会」会長さん | 2013/07/30(火) 19:59:59 |
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「デモクラシー」にはイデオロギー解釈として様々な内容が存在していますが、歴史・国・地域によって千差万別です。
しかし、その解釈がいかに煩瑣膨大に存在しようとも「多数の国民が政治に参加し、国や社会の秩序と安定をつくろうとする原理」であるという根本は変わりません。 すなわち「できるだけ多数の国民が政治に参加して、国や社会の秩序と安定をつくりだそうとする政治上の原理」さえ確立させ保証・機能させさえすれば一般に「民主主義国」だと言えるのです。 この原理に基づいて行われる政治の仕組みを「民主制」と呼ぶことにも違いはありません。 我が国ではこの原理を「翼賛」といいます。あるべき「日本のデモクラシー」として意識すればいいだけの話です。 「臣民の道」という語も決して「デモクラシー」とは矛盾しません。 外国を例にすれば、イギリス国民の正式な公称は「女王殿下の臣民」です。 | |
| 593 「日本学会」会長さん | 2013/07/30(火) 20:03:21 |
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すでに多極化の様相を見せ始めている国際社会は「同一の印象で世界を画一化させる」という試みが、やがて明らかな失敗をすることを実感するでしょう。
その際にも「国の数ほど価値観があり、同時に国の数ほどデモクラシーのあり方がある」という「価値観の多様性」を認識し、これを尊重する必要性も痛感するはずです。 それは同時に「価値観の相違」を認識し、理解し合うことも意味します。 「日本には日本の価値観がある」そして「日本には日本のデモクラシーがある」ということをまず日本人自身が認識し、同時に世界にも理解を求める努力が必要です。 | |
| 594 「日本学会」会長さん | 2013/08/08(木) 20:56:28 |
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一通りの質疑が一段落したところで、「国体の本義」や「臣民の道」へのご賛同はもちろんのこと、今一度「御詔勅」を謹んで奉戴する必要性を皆様に呼びかけます。
「教育勅語」や「軍人勅諭」そして「終戦の詔書」などは有名ですが、近代以降の御代における御詔勅にも現代人が奉戴すべき日本と日本人のエッセンスが輝いています。 機会あるごとにこちらでこうした有難い御詔勅もご紹介させていただきます。 私たち日本人はもちろんのこと、日本を愛してくださる世界の国民・民族の皆様と共に承詔必謹を自覚させていただきましょう。 | |
| 595 「日本学会」会長さん | 2013/08/15(木) 06:00:00 |
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大東亜戦争終結ノ詔書
朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク 朕ハ帝国政府ヲシテ米英支蘇四国ニ対シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ | |
| 596 「日本学会」会長さん | 2013/08/15(木) 06:01:49 |
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抑々帝国臣民ノ康寧ヲ図リ万邦共栄ノ楽ヲ偕ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々措カサル所曩ニ米英二国ニ宣戦セル所以モ亦実ニ帝国ノ自存ト東亜ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ他国ノ主権ヲ排シ領土ヲ侵スカ如キハ固ヨリ朕カ志ニアラス然ルニ交戦已ニ四歳ヲ閲シ朕カ陸海将兵ノ勇戦朕カ百僚有司ノ励精朕カ一億衆庶ノ奉公各々最善ヲ尽セルニ拘ラス戦局必スシモ好転セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス加之敵ハ新ニ残虐ナル爆弾ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ惨害ノ及フ所真ニ測ルヘカラサルニ至ル而モ尚交戦ヲ継続セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招来スルノミナラス延テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ斯ノ如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子ヲ保シ皇祖皇宗ノ神霊ニ謝セムヤ是レ朕カ帝国政府ヲシテ共同宣言ニ応セシムルニ至レル所以ナリ
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| 597 「日本学会」会長さん | 2013/08/15(木) 06:03:12 |
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朕ハ帝国ト共ニ終始東亜ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ対シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス帝国臣民ニシテ戦陣ニ死シ職域ニ殉シ非命ニ斃レタル者及其ノ遺族ニ想ヲ致セハ五内為ニ裂ク且戦傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ朕ノ深ク軫念スル所ナリ惟フニ今後帝国ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨ク所堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス
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| 598 「日本学会」会長さん | 2013/08/15(木) 06:04:50 |
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朕ハ茲ニ国体ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ若シ夫レ情ノ激スル所濫ニ事端ヲ滋クシ或ハ同胞排擠互ニ時局ヲ乱リ為ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム宜シク挙国一家子孫相伝ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ体セヨ
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| 599 「日本学会」会長さん | 2013/09/27(金) 06:15:18 |
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戊申詔書(明治41年10月13日)
朕惟フニ方今人文日ニ就リ月ニ将ミ東西相倚リ彼此相済シ以テ其ノ福利ヲ共ニス朕ハ爰ニ益々国交ヲ修メ友義ヲ惇シ列国ト与ニ永ク其ノ慶ニ頼ラムコトヲ期ス顧ミルニ日進ノ大勢ニ伴ヒ文明ノ恵沢ヲ共ニセムトスル固ヨリ内国運ノ発展ニ須ツ戦後日尚浅ク庶政益々更張ヲ要ス宜ク上下心ヲ一ニシ忠実業ニ服シ勤倹産ヲ治メ惟レ信惟レ義醇厚俗ヲ成シ華ヲ去リ実ニ就キ荒怠相誡メ自彊息マサルヘシ 抑我カ神聖ナル祖宗ノ遺訓ト我カ光輝アル国史ノ成跡トハ炳トシテ日星ノ如シ寔ニ克ク恪守シ淬砺ノ誠ヲ輸サハ国運発展ノ本近ク斯ニ在リ朕ハ方今ノ世局ニ処シ我カ忠良ナル臣民ノ協翼ニ倚藉シテ維新ノ皇猷ヲ恢弘シ祖宗ノ威徳ヲ対揚セムコトヲ庶幾フ爾臣民其レ克ク朕カ旨ヲ体セヨ | |
| 600 「日本学会」会長さん | 2013/09/27(金) 06:17:02 |
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国民精神作興ノ詔書(大正12年11月10日)
朕惟フニ国家興隆ノ本ハ国民精神ノ剛健ニ在リ之ヲ涵養シ之ヲ振作シテ以テ国本ヲ固クサセルヘカラス是ヲ以テ先帝意ヲ教育ニ留メサセラレ国体ニ基キ淵源ニ遡リ皇祖皇宗ノ遺訓ヲ掲ケテ其ノ大綱ヲ昭示シタマヒ後又臣民ニ詔シテ忠実勤倹ヲ勧メ信義ノ訓ヲ申ネテ荒怠ノ誡ヲ垂レタマヘリ是レ皆道徳ヲ尊重シテ国民精神ヲ涵養振作スル所以ノ洪謨ニ非サルナシ爾来趨向一定シテ効果大ニ著レ以テ国家ノ興隆ヲ致セリ朕即位以來夙夜兢兢トシテ常ニ紹述ヲ思ヒシニ俄ニ災変ニ遭ヒテ憂悚交々至レリ | |
| 601 「日本学会」会長さん | 2013/09/27(金) 06:20:03 |
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輓近学術益々開ケ人智日ニ進ム然レトモ浮華放縦ノ習漸ク萌シ軽佻詭激ノ風モ亦生ス今ニ及ヒテ時弊ヲ革メスムハ或ハ前緒ヲ失墜セムコトヲ恐ル況ヤ今次ノ災禍甚大ニシテ文化ノ紹復国力ノ振興ハ皆国民ノ精神ニ待ツヲヤ是レ実ニ上下協戮振作更張ノ時ナリ振作更張ノ道ハ他ナシ先帝ノ聖訓ニ恪遵シテ其ノ実効ヲ挙クルニ在ルノミ宜ク教育ノ淵源ヲ祟ヒテ智徳ノ並進ヲ努メ綱紀ヲ粛正シ風俗ヲ匡励シ浮華放縦ヲ斥ケテ質実剛健ニ趨キ軽佻詭激ヲ矯メテ醇厚中正ニ帰シ人倫ヲ明ニシテ親和ヲ致シ公徳ヲ守リテ秩序ヲ保チ責任ヲ重シ節制ヲ尚ヒ忠孝義勇ノ美ヲ揚ケ博愛共存ノ誼ヲ篤クシ入リテハ恭倹勤敏業ニ服シ産ヲ治メ出テテハ一己ノ利害ニ偏セスシテ力ヲ公益世務ニ竭シ以テ国家ノ興隆ト民族ノ安栄社会ノ福祉トヲ図ルヘシ朕ハ臣民ノ協翼ニ頼リテ彌々国本ヲ固クシ以テ大業ヲ恢弘セムコトヲ冀フ爾臣民其レ之ヲ勉メヨ
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| 602 「日本学会」会長さん | 2013/10/31(木) 20:06:10 |
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国威宣布ノ宸翰(明治元年3月14日)
朕幼弱を以て猝かに大統を紹き爾来何を以て万国に対立し列祖に事へ奉らんかと朝夕恐懼に堪えざるなり窃に考るに中葉朝政衰へてより武家権を専らにし表には朝廷を推尊して実は敬して是を遠け億兆の父母として絶て赤子の情を知ること能はざる様計りなし遂に億兆の君たるも唯名のみに成り果て其が為に今日朝廷の尊重は古に倍せしが如くにて朝威は倍ます衰へ上下相離るること霄壌の如し斯る形勢にて何を以て天下に君臨せんや今般朝政一新の時膺りて天下億兆一人も其所を得ざるときは皆朕が罪なれば今日の事朕躬ら身骨を労し心志を苦め艱難の先に立ち列祖の尽させ給ひし蹤を履み治績を勤めてこそ始めて天職を奉して億兆の君たるところに背かざるべし | |
| 603 「日本学会」会長さん | 2013/10/31(木) 20:07:33 |
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往昔列祖万機を親らし不臣の者あれば自ら将として之れを征し給ひ朝廷の政総て簡易にして此の如く尊重ならざる故君臣相親み上下相愛し徳沢天下に普く国威海外に輝きしなり然るに近来宇内大に開け各国四方に相雄飛するの時に当り独り我国のみ世界の形勢に疎く旧習を固守し一新の効をはからず朕徒らに九重の中に安居し一日の安きを偸み百年の憂を忘るる時は遂に各国の凌悔を受け上は列聖を辱しめ奉り下は億兆を苦めんことを恐る故に朕ここに百官諸侯と広く相誓ひ列祖の御偉業を継述し一身の艱難辛苦を問はず親ら四方を経営し汝億兆を安撫し遂には万里の波涛を拓開し国威を四方に宣布し天下を富岳の安きに置かんことを欲す汝億兆旧来の陋習に慣れ尊重のみを朝廷の事と為し神州の危急を知らず朕一度足を挙げれば非常に驚き種々の疑惑を生じ万口紛紜として朕が志を為さざらしむる時は是朕をして君たるの道を失はしむるのみならず従て列祖の天下を失はしむるなり汝億兆能能朕が志を体認し相率ゐて私見を去り公儀を採り朕が業を助けて神州を保全し列聖の神霊を慰め奉らしめば生前の幸甚ならん
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| 604 「日本学会」会長さん | 2013/10/31(木) 20:09:55 |
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御即位ノ宣命(明治元年8月27日)
現つ御神と大八洲国知ろしめす天皇か詔旨のらまくと宣給ふ勅命を親王諸臣百官人等天下公民衆聞召と宣る 掛巻も畏き平安の宮に御宇しめす倭根子天皇か宣給ふ此天日嗣高御座の業を掛巻も畏き近江の大津の宮に御宇しろしめしし天皇の初給ひ定賜へる御代々々の御定有が上に方今天下の大政古へに復し賜ひて橿原の宮に御宇しろしめしし天皇の御創業の古に基き大御世を弥益々に吉き御代と固め成し賜はむ其大御位に即せ賜ひて進も不知に退も不知に恐み座さくと宣給ふ大命を衆聞食と宣給ふ 然るに天下治賜へる君は良弼を得て平らけく安らけく治賜ふ物に在となむ所聞食爰に朕雖浅劣親王諸臣等の相穴なひ扶け奉らむ事に依て仰賜ひ授賜へる食国の天下の政は平らけく安らけく仕奉るべしと所念行す是を以て弥益正直の心以て 天皇が朝廷を衆助仕奉れと宣給ふ 天皇が勅命を衆聞食と宣る | |
| 605 「日本学会」会長さん | 2013/12/08(日) 21:25:01 |
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米英両国ニ対スル宣戦ノ詔書(昭和16年12月8日)
天佑ヲ保有シ万世一系ノ皇祚ヲ践メル大日本帝国天皇ハ昭ニ忠誠勇武ナル汝有衆ニ示ス | |
| 606 「日本学会」会長さん | 2013/12/08(日) 21:26:07 |
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朕茲ニ米国及英国ニ対シテ戦ヲ宣ス朕カ陸海将兵ハ全力ヲ奮テ交戦ニ従事シ朕カ百僚有司ハ励精職務ヲ奉行シ朕カ衆庶ハ各々其ノ本分ヲ尽シ億兆一心国家ノ総力ヲ挙ケテ征戦ノ目的ヲ達成スルニ遺算ナカラムコトヲ期セヨ
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| 607 「日本学会」会長さん | 2013/12/08(日) 21:29:40 |
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抑々東亜ノ安定ヲ確保シ以テ世界ノ平和ニ寄与スルハ丕顕ナル皇祖考丕承ナル皇考ノ作述セル遠猷ニシテ朕カ拳々措カサル所而シテ列国トノ交誼ヲ篤クシ万邦共栄ノ楽ヲ偕ニスルハ之亦帝国カ常ニ国交ノ要義ト為ス所ナリ今ヤ不幸ニシテ米英両国ト釁端ヲ開クニ至ル洵ニ已ムヲ得サルモノアリ豈朕カ志ナラムヤ中華民国政府曩ニ帝国ノ真意ヲ解セス濫ニ事ヲ構ヘテ東亜ノ平和ヲ攪乱シ遂ニ帝国ヲシテ干戈ヲ執ルニ至ラシメ茲ニ四年有余ヲ経タリ幸ニ国民政府更新スルアリ帝国ハ之ト善隣ノ誼ヲ結ヒ相提携スルニ至レルモ重慶ニ残存スル政権ハ米英ノ庇蔭ヲ恃ミテ兄弟尚未タ牆ニ相鬩クヲ悛メス米英両国ハ残存政権ヲ支援シテ東亜ノ禍乱ヲ助長シ平和ノ美名ニ匿レテ東洋制覇ノ非望ヲ逞ウセムトス剰ヘ与国ヲ誘ヒ帝国ノ周辺ニ於テ武備ヲ増強シテ我ニ挑戦シ更ニ帝国ノ平和的通商ニ有ラユル妨害ヲ与ヘ遂ニ経済断交ヲ敢テシ帝国ノ生存ニ重大ナル脅威ヲ加フ朕ハ政府ヲシテ事態ヲ平和ノ裡ニ回復セシメムトシ隠忍久シキニ弥リタルモ彼ハ毫モ交譲ノ精神ナク徒ニ時局ノ解決ヲ遷延セシメテ此ノ間却ツテ益々経済上軍事上ノ脅威ヲ増大シ以テ我ヲ屈従セシメムトス
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| 608 「日本学会」会長さん | 2013/12/08(日) 21:31:50 |
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斯ノ如クニシテ推移セムカ東亜安定ニ関スル帝国積年ノ努力ハ悉ク水泡ニ帰シ帝国ノ存立亦正ニ危殆ニ瀕セリ事既ニ此ニ至ル帝国ハ今ヤ自存自衛ノ為蹶然起ツテ一切ノ障礙ヲ破砕スルノ外ナキナリ
皇祖皇宗ノ神霊上ニ在リ朕ハ汝有衆ノ忠誠勇武ニ信倚シ祖宗ノ遺業ヲ恢弘シ速ニ禍根ヲ芟除シテ東亜永遠ノ平和ヲ確立シ以テ帝国ノ光栄ヲ保全セムコトヲ期ス | |
| 609 「日本学会」会長さん | 2014/03/11(火) 21:51:27 |
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東日本大震災追悼式の勅語（平成２６年３月１１日）
本日、東日本大震災から３周年を迎え、ここに一同と共に、震災によって失われた人々とその遺族に対し、改めて深く哀悼の意を表します。 | |
| 610 「日本学会」会長さん | 2014/03/11(火) 21:52:34 |
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３年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う津波は、２万人を超す死者、行方不明者を生じました。今なお多くの被災者が、被災地で、また、避難先で、困難な暮らしを続けています。さらにこの震災により、原子力発電所の事故が発生し、放射能汚染地域の立ち入りが制限されているため、多くの人々が住み慣れた地域から離れることを余儀なくされています。いまだに自らの家に帰還する見通しが立っていない人々が多いことを思うと心が痛みます。
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| 611 「日本学会」会長さん | 2014/03/11(火) 21:53:40 |
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この３年間、被災地においては、人々が厳しい状況の中、お互いの絆を大切にしつつ、幾多の困難を乗り越え、復興に向けて懸命に努力を続けてきました。また、国内外の人々がこうした努力を支援するため、引き続き様々な形で尽力していることを心強く思っています。
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| 612 「日本学会」会長さん | 2014/03/11(火) 21:55:10 |
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被災した人々の上には、今も様々な苦労があることと察しています。この人々の健康が守られ、どうか希望を失うことなくこれからを過ごしていかれるよう、長きにわたって国民皆が心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います。そして、この大震災の記憶を決して忘れることなく子孫に伝え、防災に対する心掛けを育み、安全な国土を築くことを目指して進んでいくことを期待しています。
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| 613 「日本学会」会長さん | 2014/03/11(火) 21:56:52 |
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被災地に一日も早く安らかな日々の戻ることを一同と共に願い、御霊への追悼の言葉といたします。
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